2008/04/29 - 2008/04/29
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GOTOCHANさん
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兵庫県には妙見山という名の山が私が知っている範囲で5つあります。そのうち大阪府との県境にある能勢妙見山と但馬妙見山がふるさと兵庫50山の選定されています。そして但馬妙見山はザゼンソウの自生地があることで知られており、4月下旬を逃せば1年待たなければなりません。というわけで2日前にも奈良の山に登っているというのに出かけてしまいました。
妙見山データ:標高1135.1m(四等三角点、点名:妙見山)、ふるさと兵庫50山(14座目)、近畿100名山
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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まずは妙見山中腹にある名草神社に向かいました。
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駐車場から参道を上がっていくと朱色の三重塔が目を引きます。この三重塔は国指定重要文化財で、17世紀に出雲大社から贈られたものです。これは出雲大社の本殿の柱に当地の妙見杉を提供したお返しとして船で運ばれ、この地に移築されました。三重塔としては日本で最高所にあります。
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三重塔の奥には石段を上がったところに鳥居があります。
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鳥居をくぐると拝殿が見えてきます。拝殿というより門のようです。
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拝殿の奥に本殿があります。まだ桜が満開でした。
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名草神社本殿は珍しい彫刻が施されています。
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一通り名草神社の見物を終え、登山に取り掛かります。登山口を探して境内をウロウロしているといろんな花が目に入りました。これは最も数多く咲いていたミヤマカタバミです。
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ピンク色のミヤマカタバミも見ることができます。
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ショウジョウバカマ。
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シハイスミレ。少し花が大きめのスミレです。しかし、肝心のザゼンソウが見つかりません。境内に群生地があると聞いていたのですが。山頂付近の群生地に期待するとしましょう。
登山口を探しますが、案内もありません。本殿左から山中に入っていく山道があったのでそちらに進みました。しかし、歩けども歩けども登りになりません。しかも、右側の下のほうに立派な林道があります。どうも様子がおかしい。結局間違っていたようで、林道まで下りて引き返しました。1時間ほどロスしました。 -
気を取り直して、車で大ナル登山口まで戻りました。ここにはこのような立派な案内板があります。
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大ナル登山口の駐車場からしばらくは林道を歩きます。キブシが咲いていました。
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林道を10分ほど歩くとキャンプ場の管理棟があります。この先から本格的に山道になります。
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登山道は木の階段となっています。この登山道は『植物歳時記の道』と呼ばれ、木々にはその木の名前の表示があったり、「この木は何でしょう?」などの質問が書かれた板がかけられていたりします。
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タムシバが咲いています。コブシに似た花です。
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標高が上がるに従いブナが増えます。まだようやく芽吹き始めたばかりです。これだけブナの木があると紅葉の季節は綺麗でしょう。
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登山道はほとんど樹林帯にあり展望はほとんどありません。一瞬展望が開け、北にある蘇武岳の姿が見えました。
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頂上近くまで来るとまだ残雪があります。
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妙見山山頂に到着。展望はほとんどありません。氷ノ山の方角が開けていますが、残念ながら霞がかかってその姿は見えませんでした。
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三角点がないものと思っていた山頂には真新しい四等三角点がありました。ガイドブック等では妙見山の標高は1139mですが、山頂の標識には1142mとあります。名草神社の妙見山に関する案内板にも1142mとあります。そして四等三角点の標高は1135.1m。実際三角点はもっとも高いところに設置されているようで、この7mの差はどこにあるのかわかりません。
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20分ほど休んで下山。妙見新道から妙見峠を経由しスギ自然歩道から名草神社へのルートで下山します。登山口の見つからなかった名草神社のどこに下山するのか楽しみです。その前に、山頂付近にあるというザゼンソウの群生地を探しましたが見つかりませんでした。これでは何のために来たのか、その目的の大部分が達成できないことになります。
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妙見新道と並行するように林道があります。北斜面のため林道には積雪があります。
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妙見新道は途中登りがあり、小ピークを通過します。この小ピークは大谷の頭と言うそうです。
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妙見峠に到着。村岡町作山からの旧妙見参道との出合です。ここからスギ自然歩道で名草神社に向かいます。この登山道は丁石地蔵が並んでいます。ここ妙見峠は名草神社から十三丁になります。地蔵が一丁になったところがゴールの名草神社のはずです。
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その名の通り杉並木です。かなりの大スギもあります。妙見山のスギは天然スギもかなりあるということです。
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一丁地蔵で名草神社のゴールです。鳥居をくぐって本殿に行ったのが失敗だったようです。登山口は鳥居の左に向かう林道の先にありました。
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そして、一丁地蔵の先にザゼンソウの群生地がありました。
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それほどたくさんは咲いていませんが、確かにありました。
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同じ場所にキクザキイチゲがありました。日当たりが悪く、あまり開いていません。
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再び三重塔。
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三重塔の三層目の軒にサルの彫刻があります。これは『思わざる』。
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三重塔のそばには樹齢1500年とされる大きな夫婦杉がありましたが、1991年の台風19号で根元から倒壊してしまいました。その根株が保存されています。この建物は三重塔との景観を考えて切妻造りの神社建築で建てられています。
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名草神社からは舗装林道を歩いて大ナル登山口の駐車場に向かいます。
林道脇にはいろいろな花が咲いています。これはヤマルリソウですが、少しピンクがかっています。 -
これは??
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キクザキイチゲ。こちらは日当たりのよい場所に咲いており、花が開いていました。
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標高800mの妙見山中腹ではまだまだ山桜が見頃でした。新緑と桜と青空のコントラストが綺麗です。
1時間のロスがありましたが、なんとかザゼンソウを見ることができました。陽の高いうちに次の目的地に向かいましょう。
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