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昨年の震災でボランティアとして被害の大きかった輪島市門前地区を訪れていたので、まずそこに行きたいと思いました。<br />能登半島は車で訪れるのがよいと聞いてはいましたが、九州からの一人旅ではやはり公共交通機関がベストと考え、金沢より特急バスで能登へ向かいました。<br />金沢〜門前、金沢〜輪島はどちらもバスで2時間くらいの行程で本数もそれなりにあり、途中の海や山の景色に心洗われる道中となりました。1年前あちこち迂回していた道はすでに復旧されており、一安心。<br />門前に着くとバス停の前の宿をとっていたので、10歩で到着。実はこの宿、輪島市の観光課に問い合わせて紹介してもらったところでした。ネット上では門前地区の旅館はあまりのっておらず、バス停が近くにあるかも決めるポイントだったので、思い切って観光課にメールしてみたのです。とても丁寧な回答をいただき、今回の旅をとても有意義にすることができました。<br /> <br />門前では地区名の由来といわれる『総持寺』を訪ねました。大きな門に圧倒されながら中にはいると、本堂には山岡鉄舟の襖文字など文化財と指定されているものも多くあり、興味深く見学することができました。<br /> <br />門前から輪島は路線バスで1時間くらい。バス停の名前が「輪島駅」 「ふらっと訪夢(ホーム)」だったので驚きましたが、以前は鉄道駅だったのが廃線でバスに切り替わったそうです。ここでは観光課おすすめの『ふらっとパス』という1000円こみこみチケットをゲット。市内循環バス「のらんけバス」乗り放題と美術館等の4施設の入場券などがセットになっているもので、海も山も宿までもこのバスで行き、3施設にも行きました。特に海辺の「鴨ヶ浦」の切りだった崖の景色と『石川県輪島漆芸美術館』は圧巻でした。有効期限の2日間でこれだけ活用できれば、元値以上にとってもお得なチケットでした。ついでに観光課自体がこの「ふらっと訪夢」という駅舎(?)のなかにあるので、いろいろ聞けて便利でした。<br /> <br />美術館で輪島塗に触発されたので、体験工房にも足を運びました。それまでは知りませんでしたが、絵付けには「沈金(ちんきん)」「蒔絵(まきえ)」の2つの手法があるようです。沈金は彫ってそこに金箔を貼り付ける手法で、蒔絵はうるしをのり代わりにして金粉などの色粉をふんわりとくっつける。素人のわたしはこんな感じに理解しました。どちらの手法も興味深かったので、両方することにしました。工房の方には「2種類したいという人は珍しい」と言われ驚かれましたが、気ままな一人旅で時間制限もなっかたので、強行に体験(笑) どうも蒔絵のほうが色をいろいろと自分で使えるので、体験では人気があるようです。沈金の方は「本うるし」を仕上げの金箔をはるときに使うので、自分は彫るだけであとは本職の方におまかせになりました。実は本うるしでは「肌がかぶれる」人が多く、そのため蒔絵体験でのうるしは「合成うるし」を利用しているそうです。ただ、沈金の貼り付けは合成うるしではうまくいかないので本職さんの出番になるようです。およそ2時間くらいかけてお椀に蒔絵、菓子皿に沈金をほどこしました。工房の方やほかの体験の方々にほめられる満足いく素敵なものに仕上がりました。<br /> <br />今回、能登半島は門前・輪島と回りましたが、この地域の特性なのかとても人が温かく、いろいろな親切や気遣いを受けました。<br />東京からは能登空港経由のお得なツアーが多くあるようですが、レンタカーがなくとも十分楽しめます。<br /> <br /> <br />輪島市観光課HP↓<br /> http://www.city.wajima.ishikawa.jp/kankou/index.htm<br /> <br />ふらっとパス↓  <br />http://www.wajimaonsen.com/miru/050/post_26.html<br /> <br />体験工房・塗太郎↓<br />http://www.nuritaro.ne.jp/<br /> <br />門前バス停前の旅館「夕月荘」TEL 0768-42-0054 <br />おしゃべり好きなおかあさんがとてもよくしてくださいました。震災では半壊だったそうですがリフォームされていました。昭和初期風の階段が趣がありました。お風呂は新しかったです(^^)<br /> <br />輪島市街地の民宿「わじま」↓<br />http://www.wajima.cc/<br />個室ごとに鍵がかかるようになってました。ホテル以外ではめずらしいのでは?女性の旅におすすめです。<br />

九州より・石川へ(^^

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2008/04/02 - 2008/04/06

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junko

junkoさん

昨年の震災でボランティアとして被害の大きかった輪島市門前地区を訪れていたので、まずそこに行きたいと思いました。
能登半島は車で訪れるのがよいと聞いてはいましたが、九州からの一人旅ではやはり公共交通機関がベストと考え、金沢より特急バスで能登へ向かいました。
金沢〜門前、金沢〜輪島はどちらもバスで2時間くらいの行程で本数もそれなりにあり、途中の海や山の景色に心洗われる道中となりました。1年前あちこち迂回していた道はすでに復旧されており、一安心。
門前に着くとバス停の前の宿をとっていたので、10歩で到着。実はこの宿、輪島市の観光課に問い合わせて紹介してもらったところでした。ネット上では門前地区の旅館はあまりのっておらず、バス停が近くにあるかも決めるポイントだったので、思い切って観光課にメールしてみたのです。とても丁寧な回答をいただき、今回の旅をとても有意義にすることができました。

門前では地区名の由来といわれる『総持寺』を訪ねました。大きな門に圧倒されながら中にはいると、本堂には山岡鉄舟の襖文字など文化財と指定されているものも多くあり、興味深く見学することができました。

門前から輪島は路線バスで1時間くらい。バス停の名前が「輪島駅」 「ふらっと訪夢(ホーム)」だったので驚きましたが、以前は鉄道駅だったのが廃線でバスに切り替わったそうです。ここでは観光課おすすめの『ふらっとパス』という1000円こみこみチケットをゲット。市内循環バス「のらんけバス」乗り放題と美術館等の4施設の入場券などがセットになっているもので、海も山も宿までもこのバスで行き、3施設にも行きました。特に海辺の「鴨ヶ浦」の切りだった崖の景色と『石川県輪島漆芸美術館』は圧巻でした。有効期限の2日間でこれだけ活用できれば、元値以上にとってもお得なチケットでした。ついでに観光課自体がこの「ふらっと訪夢」という駅舎(?)のなかにあるので、いろいろ聞けて便利でした。

美術館で輪島塗に触発されたので、体験工房にも足を運びました。それまでは知りませんでしたが、絵付けには「沈金(ちんきん)」「蒔絵(まきえ)」の2つの手法があるようです。沈金は彫ってそこに金箔を貼り付ける手法で、蒔絵はうるしをのり代わりにして金粉などの色粉をふんわりとくっつける。素人のわたしはこんな感じに理解しました。どちらの手法も興味深かったので、両方することにしました。工房の方には「2種類したいという人は珍しい」と言われ驚かれましたが、気ままな一人旅で時間制限もなっかたので、強行に体験(笑) どうも蒔絵のほうが色をいろいろと自分で使えるので、体験では人気があるようです。沈金の方は「本うるし」を仕上げの金箔をはるときに使うので、自分は彫るだけであとは本職の方におまかせになりました。実は本うるしでは「肌がかぶれる」人が多く、そのため蒔絵体験でのうるしは「合成うるし」を利用しているそうです。ただ、沈金の貼り付けは合成うるしではうまくいかないので本職さんの出番になるようです。およそ2時間くらいかけてお椀に蒔絵、菓子皿に沈金をほどこしました。工房の方やほかの体験の方々にほめられる満足いく素敵なものに仕上がりました。

今回、能登半島は門前・輪島と回りましたが、この地域の特性なのかとても人が温かく、いろいろな親切や気遣いを受けました。
東京からは能登空港経由のお得なツアーが多くあるようですが、レンタカーがなくとも十分楽しめます。


輪島市観光課HP↓
http://www.city.wajima.ishikawa.jp/kankou/index.htm

ふらっとパス↓
http://www.wajimaonsen.com/miru/050/post_26.html

体験工房・塗太郎↓
http://www.nuritaro.ne.jp/

門前バス停前の旅館「夕月荘」TEL 0768-42-0054 
おしゃべり好きなおかあさんがとてもよくしてくださいました。震災では半壊だったそうですがリフォームされていました。昭和初期風の階段が趣がありました。お風呂は新しかったです(^^)

輪島市街地の民宿「わじま」↓
http://www.wajima.cc/
個室ごとに鍵がかかるようになってました。ホテル以外ではめずらしいのでは?女性の旅におすすめです。

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル
  • 総持寺の山岡鉄舟の襖文字

    総持寺の山岡鉄舟の襖文字

  • 『総持寺』

    『総持寺』

  • 輪島塗の体験・蒔絵編

    輪島塗の体験・蒔絵編

  • 輪島塗の旅館

    輪島塗の旅館

  • 周遊バスで行っちゃった♪

    周遊バスで行っちゃった♪

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