2007/04/29 - 2007/05/09
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mayumstarさん
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上海で留学時代に同じクラスだった友達のルーちゃん家族がスリランカに駐在になってから早3年。もうすぐパキスタンに引越しになると聞き、慌てて遊びに行く事に。
でも!今回の旅行は行きのフライトからハプニング!スリランカは内戦のある国だと、出発間近になって知ったんだけど、友達もいるし大丈夫だろう〜なんて気軽に思っていた私達。でも、今回はキャセイで行ったので、まず上海から香港に飛んで、キャセイのカウンターで、「スリランカで内戦テロがあったので、キャセイはコロンボ行きのフライトをキャンセルしました。」と、あっさり言われちゃったのです。「え??じゃあ、私達はもうコロンボに行けないの?」と、何度も訴えて、結局、キャセイのお膳立てでバンコクからタイ航空に乗せてもらえる手筈を整えてもらい、ひとまずバンコクまではキャセイで飛ぶことに。
でも、バンコクに着いたら、タイ航空は満席で私達の席はないとの事。「え〜〜〜〜!!でも、香港でタイ航空に乗せてもらえるって聞いてたし。」、、、と、結局1時間半、すったもんだの粘り勝ちで、何とかタイ航空のコロンボ行きの席をゲット!
でも、キャセイのカウンターで粘れるだけ粘りましたよ。だって、タイ航空はコロンボまで毎日飛んでいないので、この日の便を逃すと3日後までコロンボまで飛ばないので、「これは私達のホリデーだから、今日飛べなくなったら、3日分のホテルはキャセイに全て払ってもらう!」とか、「ここまでしか飛べないんだったら、旅費を全額返金しろ!」とか、考え付く理屈を全部言って、一歩も譲らなかったので、向こうも何とかするしかなかったみたい。(笑)
でも、上海の家を出たのが朝の9時半、コロンボに着いたのが夜中の1時、、、で、本当になが〜い道のりだったよ。 空港まで迎えに来てくれたルーちゃんには本当に申し訳ないぐらいで、そこからまた車に揺られて45分掛かったので、本当に1日目はハードな一日となりました。
週末なので、折角だからと、皆でスリランカの南西のBentotaというビーチまで週末旅行に出掛けました。こっちは運転手付きのタクシーを使うのが一般ですが、タクシーと言ってもライトバンのような車で8人乗りでゆったり乗れました。
スリランカでは、ホテルや観光名所を現地に住む人が訪れる時は、外国人でさえ、特別料金があるらしく、旅行者の約半額で泊まれるのです。なので今回は、ルーちゃん一家と一緒にホテルに滞在したので、私達も特別料金で一泊3食ブッフェ付きで一部屋$60で泊まれました。(ラッキー!) 3食3人分の食費を考えただけでも、本当に元が取れたかも。。。(スリランカは外食が意外と高いので。)
(でも現地に住む友達がいなかったら実際幾らなのかは知らないので、ごめんなさい。あんまり役に立たないですね。。。)
ビーチで3日過ごしてからは、ルーちゃん達と一緒にコロンボから車で2時間ぐらい北東のPinnawalaという所にあるElephant Orphangeに行きました。野生の象を殺す事は禁じられていますが、象牙を取るために未だに象を殺す人が絶えないらしく、親を失った象を養っている場所です。
なるべく自然の中で育つようにしているので、お昼には2度、このように自然の川に連れてきてもらい、水遊びを楽しんでいます。ちゃんと飼育をしてくれている人の支持は分かるようで、ジャングルの方にお散歩に行ってしまい、かなり川から離れると、飼育係の人に、「オイ!」と言われ、慌てて戻ってきます。でも、こんな大きな象が慌てて戻ってくる姿って、可愛いんだよね〜。
今までに象を間近に見たことはあっても、60頭もの象を一度に見たことはないので、圧巻でした。しかも象と自然が一体化しているような場面にはあったことがないので、本当に印象に残る場面となりました。
Elephant Orphangeからは、ルーちゃん一家はコロンボに帰り、ここからは私達3人でライトバンタクシーでHabaranaという所に向かいました。
途中、世界遺産の一つ、Dambullaの石窟寺院を訪れました。Dambullaの石窟寺院はそれほど大きくないが、天井画が素晴らしいと言われています。この寺院の成り立ちは、紀元前1世紀にさかのぼり、当時の首都アヌラーダプラへのタミル人の侵入により、Dambullaに逃れていたシンハラ王が、後にアヌラーダプラを奪還したときにそれを記念してDambullaに寺院を築いたと言われています。
第二窟のマハー・ラージャ・ヴィハーラ (偉大な王の寺) は、Dambullaの5つの洞窟の中で一番大きく、多数の仏像が安置されていて、壁や天井一面に仏や歴史に関する絵が描かれています。そして、この洞窟内には、天井からしたたり落ちる水があり、水のわき出る岩という意味のDambullaはここに由来するらしい。
石窟寺院に辿り着くまでの長い階段と坂道。本当によくこんなところに寺院を作ったものだと感心するぐらい不便なところにありました。
この後は、Habaranaのシナモンロッジという、ルーちゃんお勧めのホテルへ。本当にお勧めだけあって、部屋も綺麗だし、中庭も広いし、プールも広くて、もう最高!今まで泊まったことのあるホテルの中で、3本の指には確実に入っちゃうぐらい素敵なホテルでした。ここのお料理も美味しくて、今日の長旅の疲れも吹き飛んじゃいました。
次の日は、シギリヤ観光。世界遺産にも指定されている「シギリヤロック」は、ジャングルの中に突如現われる巨大な岩です。シギリヤはスリランカの仏教王国の王、カッサパ王が建てた岩の上の城らしいです。
でも、この岩山は下から見ると、どうすれば上に上れるのか見当もつかないほど切り立っており、登るだけならば、ともかく、さらに資材を運んで宮殿を造ったんだから、本当にすごく大変な作業だったんだろうな、、、と思うぐらい急になっています。
ここは岩の切り立った部分で、本当に急な階段になっていて、風もビュンビュン吹いていて、高所恐怖症の人だったら確実に足がすくんでる場所でした。
その急な階段を上り詰めると、昔宮殿のあった頂上へ。ここからの眺めは、遮るものが何一つなくて、見渡す限りジャングルで、本当に壮大な眺めでした。
シギリヤから車で1時間半ぐらいの場所にある世界遺産の古代都市ポロンナルワへ。ポロンナルワは、西暦10-12世紀にシンハラ王朝の首都が置かれ、仏教都市として、多くの寺院が作られ、今もその遺跡が残っている場所です。
ここはあんまり興味がなかったんだけど、ロンリープラネットの写真を見て、主人が来たいと言ったので来た ガル・ヴィハーラ 。自然石から掘り出された立仏、座仏、涅槃仏の三体の大仏像ガルビハラが有名です。
この立仏の上の部分がどうやら窪みになっていて水が溜まっているらしく、野生のサルがたくさん、水浴びをしてバシャバシャと水音を立てていました。仏像の上で何て失礼な、、、なんて思わず思っちゃったけど、自然と文化が一体化されている姿なんですね、きっと。
スリランカ旅行7日目は、2泊泊まったHabaranaからKandyに向かい、週末なのでルーちゃん一家と列車の駅で合流です。
Kandyまで車で1時間半ほどの道のりなのに私達の出発時間を「8時にしましょう。」としきりに昨日行っていたので、「?」と思っていたのだけど、ホテルから出て少し行ったところで、運転手さんが、しきりに、「Elephant Safariに興味はないか?」と聞くのです。見ると、道ばたに「Elephant Safari」と書かれた看板がひたすら並んでいる。どうやら、運転手さんは、お客さんを連れて行く事でお小遣い稼ぎをしているようです。それは分かってはいたけど、息子も喜ぶし、内戦で旅行客が減っているスリランカの現地に人にとっては、数少ない旅行者からの収入で生活も成り立っているので、お互いにとってハッピーなんだからしようよ!という話になって、結局、Elephant Safari をする事にしました。一人1000ルピー(約10ドル)は、タイよりも高い気がしたけど、象にイスを取り付けるのに大人3人がかりだし、象もちゃんと調教されているので、今までの労力にお金を払っていると思って納得する事に。
ほら、ちゃんと「オイ!」とおっちゃんが言うと、写真のためのポーズに、鼻を上げて、前足をちょっと曲げてくれています。
スリランカの第2番目の町、Kandyです。スリランカには何故か日本の車が多く、「○○運送」などの、日本語の書かれた中古車も多かったです。雰囲気的にはインドの小さな町に似てるような気がします。
Kandyから15分ぐらい行ったPeradeniyaという列車の駅で、コロンボから列車で来るルーちゃん一家と合流です。
一応時刻表はあるみたいですが、時刻表通りには列車が来る事はあまりないらしく、ここで結局50分遅れになっていると駅員さんに言われて待つことに。結局来るはずのルーちゃん達を乗せた列車はなかなか来ず、ようやく来た時には既にお疲れモード。ルーちゃん達はコロンボからPeradeniyaに来るまでに既に3時間も列車に乗っていたらしい。でも、ここからもっと高地に向かって列車は走るので、かなりのスロースピードで目的地のNuwara Eliya に向かいます。列車の窓からの景色は電線もなくて、本当に素晴らしい!
Nuwara Eliya は、スリランカがイギリス支配下だった時のイギリス人の避暑地だったらしく、「ここがスリランカ?」と思うぐらい、イギリス風の建物がたくさん建っていて、庭も整備されていました。
私達が泊まったホテル「St. Andrew's Hotel」も、そのうちの一つで、ホテルに入るとバトラーさんがいて、何だか昔のイギリスに来たような錯覚に陥りました。
スリランカ8日目は、朝からまず、ホテルから山道を20分ぐらい車で走ったところにあるティー工場に見学に行きました。スリランカは言わずと知れた紅茶で有名なところ。このNuwara Eliya一体は、見渡す限りの茶畑になっています。幾つも工場があり、運転手さんのお勧めのティー工場に行く事にしました。「Mackwoods」という創業1841年の老舗のお店です。係りの人がお茶の葉の作り方などを丁寧に説明してくれて、その後、茶畑を眺められるテラスでお茶を飲ませてくれました。お茶がとても美味しかったので、お土産のお茶をここで買って大満足。
その後、車で30分ぐらいのところにある植物園に行きました。
植物園と言っても、山の中にあって自然と調和された植物園なので、花や木がイキイキとしている感じがして、広い植物園の中を歩いていると自然の中を散歩しているような気分でした。
一番印象に残ったのは、この大きな大きな木。幾つもの幹が一緒になったように生えていて、本当〜に大きい!皆で大きさを測ってみようと手をつないでみましたが、大人5人、子供3人ではとても囲みきれないぐらいの大きさです。
名残美味しいけど、Nuwara Eliya を後にして、皆でコロンボへ車で戻る事に。
これは、途中何度も見る、警察のチェックポイント。私達、外国人は車を止められることはないけれど、地元の人達は、車を止められてチェック。公共バスに乗っている人は皆、このポイントの前で一旦バスを降り、ゲートを歩いて通ってチェックを受け、その後バスに乗っていました。でも、こんな警察のチェックポイントのゲートに、電話会社の広告があるのが、ちょっと不思議でしたが、、、
スリランカを発つ日。
コロンボの空港に着いて、やっぱりキャセイはコロンボからのフライトをキャンセルしていたので、シンガポール空港でひとまずシンガポールまで飛ぶ事に。シンガポールには夕方6時半頃に到着したけれど、その後、シンガポール空港で、上海までのフライトを巡って、またまたすったもんだ。結局おととがカウンターで1時間ぐらいすったもんだして、やっと決まった事は、夜中12時半にウェイティングの人に席が回ってくるかどうか分かるので、それまで待って、もし乗れない場合は、シンガポールで一晩して明日の朝6時の東方航空のフライトで上海に帰るという事。でも、もし1席だけ取れた場合は、主人は明日から仕事なので、主人だけ先に帰って、私と息子は一晩泊まるっていう選択をする事に。
子連れなのに夜中12時半になってようやく結果が分かるなんて、最低!と思ったけど、仕方ないので、空港で5時間近く時間を潰しました。こういう時間が一番疲れるのよね〜。で、結局ラッキーな事に、12時半の時点でシンガポール航空に空きが出来たので、3人揃って帰る事が出来ました〜。あ〜、よかった。でも、家に辿り着いた時には、朝の8時。もうヘトヘトでした。。。やっぱり、子連れ旅行は体力がいるよね。。。
飛行機は色々と問題があったけど、それ以外は本当にいい旅でした。
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