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この日最後の滝は日本の滝100選に選定されている大山滝です。その名の通り、中国地方最高峰にして、唯一の百名山でもある大山の東麓、地獄谷にかかる滝です。船上山から大山滝へは行先表示も完備されており、迷わず辿り着きました。車では大山滝へのトレッキングのスタート地点となる一向平(いっこうがなる)まで行くことができます。一向平野営場はまだオープンしておらず、ひっそりとしていました。ここから大山滝までは2km弱のトレッキングです。

滝めぐりシリーズ57 大山滝・日本の滝100選 鳥取県東伯郡琴浦町

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2008/04/05 - 2008/04/05

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2

19

GOTOCHAN

GOTOCHANさん

この日最後の滝は日本の滝100選に選定されている大山滝です。その名の通り、中国地方最高峰にして、唯一の百名山でもある大山の東麓、地獄谷にかかる滝です。船上山から大山滝へは行先表示も完備されており、迷わず辿り着きました。車では大山滝へのトレッキングのスタート地点となる一向平(いっこうがなる)まで行くことができます。一向平野営場はまだオープンしておらず、ひっそりとしていました。ここから大山滝までは2km弱のトレッキングです。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車

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  • 一向平野営場の管理事務所で入山の届けを出します。この日は私の前に4組だけが大山滝へ向かったようです(あくまで届けが出ているものだけ)。うち2組はまだ下山していません。

    一向平野営場の管理事務所で入山の届けを出します。この日は私の前に4組だけが大山滝へ向かったようです(あくまで届けが出ているものだけ)。うち2組はまだ下山していません。

  • 大山滝への登山道は、従来の登山道が崩落を繰り返し通行禁止になっていましたが、昨年新たなコースが完成したようです。ところが、そのコースも雪崩のため一部崩落しているようで、通行するのは自己責任でということです(というかやはり通行止めのようでした)。<br /><br />登山道も最初のうちは林道のような広い未舗装道路です。しばらくすると家族連れが戻ってこられたので様子を聞くと、すごい雪ですぐに引き返したとのこと。軽装ですし仕方ないでしょう。とりあえず行けるところまで行ってみることにしました。やがて道は写真のような状態になりました。そのうち森林帯に入り、踏み跡だけが頼りになります。

    大山滝への登山道は、従来の登山道が崩落を繰り返し通行禁止になっていましたが、昨年新たなコースが完成したようです。ところが、そのコースも雪崩のため一部崩落しているようで、通行するのは自己責任でということです(というかやはり通行止めのようでした)。

    登山道も最初のうちは林道のような広い未舗装道路です。しばらくすると家族連れが戻ってこられたので様子を聞くと、すごい雪ですぐに引き返したとのこと。軽装ですし仕方ないでしょう。とりあえず行けるところまで行ってみることにしました。やがて道は写真のような状態になりました。そのうち森林帯に入り、踏み跡だけが頼りになります。

  • 森林帯を抜けるとしっかりした登山道になり、積雪もなくなりました。すぐに犬を連れた女性がおられ、状況を聞くと、ご主人と子どもさんが向かったとのこと。その先はこの急な階段を下りていきました。この階段はいかにも真新しく、昨年完成したばかりというのも頷けます。しかし、帰りにこの階段を登るのかと思うとちょっと憂鬱になりました。<br />階段を下りていくうちに子ども2人が必死で登ってきました。話しかけましたが、しゃべるのもつらいようで…お父さんだけが滝に向かったようです。

    森林帯を抜けるとしっかりした登山道になり、積雪もなくなりました。すぐに犬を連れた女性がおられ、状況を聞くと、ご主人と子どもさんが向かったとのこと。その先はこの急な階段を下りていきました。この階段はいかにも真新しく、昨年完成したばかりというのも頷けます。しかし、帰りにこの階段を登るのかと思うとちょっと憂鬱になりました。
    階段を下りていくうちに子ども2人が必死で登ってきました。話しかけましたが、しゃべるのもつらいようで…お父さんだけが滝に向かったようです。

  • すぐにこの雪崩で新しい登山道が崩落している地点に出ました。結果的には危険な箇所はここだけでしたが、ここをクリアした後も不安いっぱいで、もし大山滝に辿り着けなかったらどんな旅行記にするか悩んでました。

    すぐにこの雪崩で新しい登山道が崩落している地点に出ました。結果的には危険な箇所はここだけでしたが、ここをクリアした後も不安いっぱいで、もし大山滝に辿り着けなかったらどんな旅行記にするか悩んでました。

  • 階段を下りきると大山滝吊橋に到着です。ここまで約15分。しっかりした吊橋です。一応10人以上一度に通らないようにとの注意書きがありました。

    階段を下りきると大山滝吊橋に到着です。ここまで約15分。しっかりした吊橋です。一応10人以上一度に通らないようにとの注意書きがありました。

  • 吊橋の上から見た加勢蛇川の流れ。この上流が大山滝です。美しい川ですが、堰堤が多いのが残念です。でもなければなかった出災害が起きたりするのでしょうね。

    吊橋の上から見た加勢蛇川の流れ。この上流が大山滝です。美しい川ですが、堰堤が多いのが残念です。でもなければなかった出災害が起きたりするのでしょうね。

  • 吊橋を渡ったあと、鮎返りの滝への分岐がありますが、これは帰りに寄ることにします。<br /><br />途中、おじさんと出会う。2人の子どもお父さんです。大山滝までは雪は多いものの問題ないということです。

    吊橋を渡ったあと、鮎返りの滝への分岐がありますが、これは帰りに寄ることにします。

    途中、おじさんと出会う。2人の子どもお父さんです。大山滝までは雪は多いものの問題ないということです。

  • ここから本格的な登山道になります。加勢蛇川へ落ちる無名滝です。かなりの高さがありそうですが、残念ながら全体は見ることはできません。

    ここから本格的な登山道になります。加勢蛇川へ落ちる無名滝です。かなりの高さがありそうですが、残念ながら全体は見ることはできません。

  • 山から落ちてくる沢。ほとんど滝です。

    山から落ちてくる沢。ほとんど滝です。

  • 滝にが近づくにつれ積雪が増え歩きにくいことこの上ない。30分ほどで大山滝の上に到着しました。ドドドッと物凄い轟音が聞こえます。大山滝は今は2段の滝ですが、もともとは3段の滝だったそうです。昭和9年の室戸台風の洪水で、一番下の段が崩れて2段になったということです。

    滝にが近づくにつれ積雪が増え歩きにくいことこの上ない。30分ほどで大山滝の上に到着しました。ドドドッと物凄い轟音が聞こえます。大山滝は今は2段の滝ですが、もともとは3段の滝だったそうです。昭和9年の室戸台風の洪水で、一番下の段が崩れて2段になったということです。

  • 少し下に下りると滝見台があり、滝の説明文があります。

    少し下に下りると滝見台があり、滝の説明文があります。

  • 滝見台から大山滝の全景。上段が28m、下段が15mの合計落差43mの滝です。美しい姿をしています。

    滝見台から大山滝の全景。上段が28m、下段が15mの合計落差43mの滝です。美しい姿をしています。

  • 大山滝の下段。

    大山滝の下段。

  • 大山滝の上段。

    大山滝の上段。

  • 大山滝は滝壺まで下りることができます。急な斜面を下り、最後はロープそして鎖を頼りに下りました。滝壺まで下りるとその迫力がより増します。<br /><br />斜面の途中からも、全景を撮影できる場所があります。表紙の写真がその地点からのものです。

    大山滝は滝壺まで下りることができます。急な斜面を下り、最後はロープそして鎖を頼りに下りました。滝壺まで下りるとその迫力がより増します。

    斜面の途中からも、全景を撮影できる場所があります。表紙の写真がその地点からのものです。

  • 雪解けで水量豊富です。<br /><br />大山滝からさらに登山道が続いており、上流にもいくつか滝があるようですがここはさすがに自重しました。

    雪解けで水量豊富です。

    大山滝からさらに登山道が続いており、上流にもいくつか滝があるようですがここはさすがに自重しました。

  • 帰りには鮎返りの滝に立ち寄りました。落差は9mですが水量が多く豪快です。上流に見えるのは堰堤です。

    帰りには鮎返りの滝に立ち寄りました。落差は9mですが水量が多く豪快です。上流に見えるのは堰堤です。

  • 鮎返りの滝の下流の流れです。

    鮎返りの滝の下流の流れです。

  • 滝めぐりを終え、例の急な階段を登って無事一向平野営場まで戻ってきました。下山した旨をノートに記入しなければならないのですが、管理事務所が閉まっており、下山届けに記入してポストに入れておきました。<br /><br />すでに大山は夕暮れです。

    滝めぐりを終え、例の急な階段を登って無事一向平野営場まで戻ってきました。下山した旨をノートに記入しなければならないのですが、管理事務所が閉まっており、下山届けに記入してポストに入れておきました。

    すでに大山は夕暮れです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • JOECOOLさん 2008/04/09 22:15:55
    さすがに百選!
    こんばんは!

    先週の土曜日は精力的に回られたようですね。
    「千丈滝」「鱒返しの滝」「大山滝」...どれも行ってみたい滝ばかりです。

    特に、「鱒返しの滝」は迫力と優美さを両方兼ね備えた素晴らしい滝ですね。百選にしても遜色ないように思えます。
    「大山滝」も私の"憧れの滝"でよく写真を見ては、その美しさにため息をついています。
    それにしても、アプローチは大変だったようですね。私もいつかは行ってみます。

    by JOECOOL

    GOTOCHAN

    GOTOCHANさん からの返信 2008/04/10 22:19:52
    RE: さすがに百選!
    こんばんは。

    充実した滝めぐりでした。今回の滝めぐりは千丈滝がメインで、鱒返しの滝は行けるだろうな位のつもりでした。大山滝はうれしい誤算。ヒマラヤに行くために体力をつけた甲斐?がありました。2年前の私なら千丈滝の遠景で終わっていたでしょう。

    千丈滝は雪解けの春限定のです。それ以外の季節では大雨の後でないと水量は期待できないそうです。

    大山滝は100選の中でも個人的にベスト5に入る滝です。滝の姿、周りの雰囲気どれをとってもいいですね。ただ災害に弱く、せっかく新しく滝見道が昨年完成したのに、一部崩落のため通行禁止になるおそれがありますね。

    それでは。

    GOTOCHAN

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