2008/02/29 - 2008/03/25
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Buzzer Beaterさん
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初めての海外、一人でドイツ〜オーストリア〜チェコに行ってきました。この旅行記はドイツのものです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- フィンランド航空
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-
写真はフランクフルトから日帰りで行ったヴィースバーデンの駅です。その美しい街並みにくわえて、カイザーフードリヒテルメなど由緒ある温泉などもあり、ドイツでも名の知れた観光地だそうです。
最初に飛行機で到着したのはフランクフルトなのですが、そこではなぜかあまり写真を撮ろうという気にはなれませんでした。見るもの全てが好奇心を刺激する初めての外国― には違いないのですが、なぜかどうも…。
フランクフルトでは観光というよりもむしろ困難を楽しんでいたのかもしれません。空港から中央駅に向かうとき、荷物を取ってSバーンの駅に向かい、電車に乗って中央駅で降りる。たったこれだけのことなのですが、迷いに迷い、かなりの時間と手間を費やしました。券売機の前で苦戦していると助けてくれたオバちゃんにありがとうのつもりで「グーデンターク」と言ってしまったり、電車のドアが手動だったことを忘れていたり、夜中に中央駅の前の通りでイカつい客引きに怪しげな店に引っ張り込まれそうになったり…。
しかしそれら全てが初海外であるという状況では新鮮かつ楽しく感じられました。‘日本とは違う’新鮮な体験は、楽しさであってもトラブルであっても貴重なものかもしれません。(本当にヤバイのは勘弁ですが) -
フランクフルトの次に向かったのはローテンブルクです。
ロマンチック街道も目玉とも言われ、旅行会社のツアーのパンフレットにもしばしば登場するこの町では、ビルや電線の混在しない中世の街並みが綺麗に保存されていて美しい景観を楽しむことができます。残すべきところと、発展・近代化させるところとを分けて、それぞれの目的に応じた都市計画でもなされているんでしょうか?日本の古都にも取り入れれば、と思います。
ただ、やはり観光地。建物は中世的でもお土産屋さんやホテルは大量に存在します。町を見ているとほとんどの住人が観光客向けの商売かと思われます。
広い平原にポツンと在るローテンブルク。観光以外の産業はやはり厳しいのでしょうか?
観光地化されきっていることには違いないのですが、それでもこの町は美しい。とにかく日本人として見てみたかった‘いかにもヨーロッパ’という町が拝めてよかったです。 -
宿を日本で押さえていたのはフランクフルトでの最初の三日とプラハでの最後の一日だけだったので、このローテンブルクからは自分で宿を見つけなければなりませんでした。実はこの‘飛び込みで宿を探す’というのが最も不安に思っていたことの一つでした。ホントはどこかでネットで予約でもすればよかったのかもしれないのですが、次行く街もはっきりと決めずに周遊つもりだったのと、なぜかこのやり方がバックパッカーらしいと思ってしまったのでつい遂行してしまいました。
「観光案内所やガイドブックで探せば何とかなるだろう、一応オフシーズンだし」
なんとかユースホステルに到着し、レセプションまで行けば案外何とかなりました。簡単な英語で説明してくれ、支払いを済ませカギを受け取りすぐにチェックイン。
思ったよりも清潔なドミトリー。どんな人と相部屋になるのか、と気になっていたのですが6人部屋全員日本人とは予想外でした。この後もユースではこういうことがあったのですが、同じ人種で固める、という風習でもあるのでしょうか? -
写真はローテンブルクのおもちゃ博物館で見つけたものです。おもちゃ博物館では様々な西洋風の人形に加え、アジアの人形も少し飾ってありました。年代モノにも見えたり、最新技術を使った精巧な代物にも見えたり、非常にリアルなものもあったりしました。ただ、怖いものが多かったです…
以前、海外で日本人同士が出会うと目をそらし嫌な顔をする、と聞いたことがあります。しかし実際に今回はそんなことはありませんでした。同じユースに泊まっていた日本人大学生たちとは歳も近いこともあってか会話も弾み、一緒に町をまわったり食事したりしました。むしろ国内のその辺で知り合うよりもすぐに打ち解けたようにさえ思えます。
普段比較的シャイなイメージのある日本人ですが、こういうことは珍しくないようです。異国の地で出会った日本人旅行者同士という共通点からくる親近感、というよりは‘既存の人間関係や今後の関係’を気にせずしゃべれる気楽さ、が大きいのではないでしょうか?(二度と会わないから無礼や下品も許される、ということではありません) -
聖ヤコブ教会です。これが初めて入った教会になります。日本で教会に入ったことはありません。
外から見ても大きい建物ですが、中に入るとそれ以上に大きく感じました。高い高い天井、奥行き、とにかく迫力のある大きさ。壁に描かれた宗教画やオブジェなども見ごたえ十分でした。
特に印象に残ったのは、静まり返ったその中で若い女性が一人で本気で祈っていたことです。宗教的行事は今でもあるのでしょうが、誰が見てるわけでもないのに一生懸命祈りをささげている様子は、信仰心など持ちあわせない無神論者の自分にとって異様な光景に見えました。いったい何に感動し、誰に対して呟いたり頭を下げたりしてるのかわかりませんが、邪魔をせずに見学、退室に至ります。 -
中世犯罪博物館での一コマです。地球の歩き方にも載っているローテンブルクの見どころの一つだそうです。「犯罪博物館」とは「犯罪者を罰するための用具の博物館」だそうです。人によってはかわいらしいとさえ形容するこの美しい街で、こんなエグイ拷問器具が大量に展示された博物館があったとは…
おそらく中世ではこのローテンブルクでもこのような拷問器具や処刑器具が使われていたのでしょう。ヨーロッパというのはその華やかなイメージの影に非常に血なまぐさい歴史を持つと聞きます。奴隷など身分の低い者や、権力者に反抗する政治犯などには容赦なかったのでしょうか。時代によっては魔女狩りといって無実の女性を不当な拷問や死刑にかけたこともあるそうです。現代では国際レベルで批判されるような人権侵害でも中世では頻繁に行われていたとすると、時代が進むに連れて様々なことが改善されていったのだと思われます。 -
ローテンブルクの市庁舎です。市庁舎とは日本でいう市役所のようなものでしょうか。こんなにオシャレな市役所見たことありません。実際、この後も旅の途中の街で素晴らしい外観の市庁舎をいくつも見ます。ヨーロッパでは中世の建物を保存してあるだけでなく、今現在でもなお、現役で使ってあるのだというところが面白い、と思います。近代的なビルよりも仕事の意欲が出そうな気がします。気、ですが。
この建物の前はマルクト広場というローテンブルクの中心になる広場です。観光地らしく写真を撮る人がたくさんいて、地元の人がどこにいるのかわからないくらいです。おそらく遠足か何かでは、というような子供たちの団体をいくつか見ました。こんな場所に遠足で、いや陸路で来れるとは羨ましい。いや、欧州の子供はこんな風景見慣れているのかな?こういう風景を見慣れてしまっていると、大人になって旅行するときにはどこへ行くのだろう?などなど考えてしまいます。 -
シュネーバルという名前のお菓子です。ローテンブルクの名物だそうです。これを売っている店に入ると、ミスタードーナツの箱の中に似た匂いがしました。食べてみると見た目から想像するより硬く、あまり美味しいとは…。
個人的には塩味のパン、シュニッチェルのほうが好きです。歯ごたえもちょうどいいくらいでビールにも合います。写真には撮っていないのですが、形が特徴的で食べやすかったです。
このシュネーバルは食べるというより、見て楽しむものでは?とも思います。様々な色や模様のものがあり、綺麗でした。 -
ローテンブルクの城壁の通路を歩いています。古い石製の壁にところどころ穴があいています。昔、敵軍が攻めてくるのを見張ったり、ここから矢でも撃っていたのでしょうか?今はそこから車を敷き詰めた駐車場や、郊外の住宅地やスーパーなどが見えます。この城壁が中世と現代との境目といった感じです。(実際には旧市街にも車が大量に走っていますが)
城壁をよく見てみると、都市の名前が書いてあります。ミュンヘン、フランクフルト、他の欧州の国の街・・・!、日本の都市もあります!東京。いったいどういう意図なのか気になります。街のある方角?城壁の保護に寄付した街?よくわかりません。
市庁舎が閉まっていて登れなかったため、街を上から見渡せるところを求め登ったのですが、この城壁、町を見渡すほど高くはありませんでした。屋根がオレンジ色に統一されている様子と、やはり聖ヤコブ教会が大きく目立つのが確認できます。あと、民家の庭がよく見えました。綺麗に手入れして何か栽培している庭です。ただ歩いているだけでも楽しかったです。 -
ローテンブルクの旧市街の出口あたり。
公園のような広い道、古い外壁と緑―
特に名所でもないのに実はこの辺が一番綺麗だった(綺麗に見えた)ような気がしました。ツアー観光客が少ないからでしょうか?
自分の‘綺麗’の感覚が若干ガイドブックと異なるのでしょう。必見度の高い箇所も回りつくし写真も撮りきりましたが、観光スポット以外のところも歩き回ります。なぜかそのときのほうが旅行を楽しんでいるようにも感じます。
歩いていると地元の人っぽいおじさんが数人いました。工事をしていたり、犬の散歩をしていたり。
日本からも押し寄せる超人気観光地では、意外に現地の人の平穏が脅かされているのかもしれません。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- あまざけさん 2010/01/05 01:18:39
- おいしそう!
- お久しぶりです!
旅行記、ばっちり充実してますね。
文字もたくさんあって読み応えもスゴイ!
どれもステキな写真ですが、あえてこの写真にコメントをつけました。
日本にもおいしそうなお菓子はたくさんあるのですが、外国のお菓子は特においしそうに見えますよね〜
この写真はそうでもないですが、どくどくしい色のものなどでも魅力的に見えます。
ところで、プロフには写真を貼らないのですか?
どんな写真が貼られるか、楽しみにしています♪
- Buzzer Beaterさん からの返信 2010/01/13 22:22:12
- RE: おいしそう!
- お久しぶりです。
以前は突然の質問にもかかわらず
丁寧に応えていただいてありがとうございました。
(しかし以前質問したリヴィウは結局まだいけていませんorz
いつか行きたいと思いつつ機を逃しています。
せっかく応えてくれたのに申し訳ないです)
コメントもありがとうございます。写真撮るのは下手ですが、
このときのローテンブルクは神がかっていました。
しかも素人写真な上に途中で旅行記を中断しちゃってるので…
だいぶ前のことですが、またそろそろ続けようか、と思ってます
あまざけ様の旅行記、よく読ませていただいています。
ドイツや中東欧に興味あり、旅行記一覧を見ていると
欧州においては本当に自分と趣味が似ているので、とても夢中になります。
モルドバにも行かれたのですね、羨ましい。。。
今度の2〜3月には、ウクライナかバルト三国を検討しています。
あまざけ様が行かれたのと同じ時期ですが、白景色が楽しみです。
-
- Maiさん 2009/06/14 05:54:42
- お誕生日ですね〜☆
- Buzzer Beaterさん、こんにちは!
ご無沙汰しています。
お誕生日ですね〜 おめでとうございます〜☆
Happy Birthday !
/※☆
/ ♯%◇
∠__☆※
どんなお誕生日を過ごされるでしょうか?
何かキラリと素敵なことがあるといいですね!
これからの一年も素敵な年となりますよう、
心からお祈りいたします〜。
それにしても、やっぱり表紙のワンちゃんカワイイですね!
Mai
- Maiさん からの返信 2009/06/14 06:02:30
- RE: お誕生日ですね〜☆
- Buzzer Beaterさん、こんにちは☆
ボケが激しい今日この頃・・。
一月前に続き書き込みしてしまいました・・。
ゴメンナサイ。
Mai
- Buzzer Beaterさん からの返信 2009/06/16 09:50:40
- RE: お誕生日ですね〜☆
- いえいえ〜いつもありがとうございます
旅行記よく読ませていただいてます
いろんなとこ行けて羨ましいです
Buzzer Beater
-
- あまざけさん 2009/02/11 13:29:31
- こんにちは
- ご旅行楽しめましたか?
写真拝見しましたが、とても上手にとれていますね。
色もきれいです。
飛び込みでのホテル宿泊、はじめての教会。
自分のはじめての時を思い出しました。
ウンウン。
他の国の写真もぜひ旅行記作ってくださいね!
- Buzzer Beaterさん からの返信 2009/02/11 19:53:30
- RE: こんにちは
- こんにちわ、お久しぶりです
以前は突然の書き込みにもかかわらず
丁寧に答えてくださりありがとうございました
実は、あのあと夏の旅行でクラクフまでは行ったのですが
少々トラブルにもあい時間の関係でリヴィウには行けませんでした。
今年の夏休みには思い切って東欧横断(もしくは縦断)してみたい
とか考えています。
今度行くなら、キエフやモルドバにも行ってみようと思います
あまざけさんのヨーロッパの写真よく見せていただきました。
東欧の珍しいところにも行かれてるのですね、
あれだけいろいろ行かれてるのに保険請求したことがないというのもスゴイ
また新しい旅行記などじっくり読みたいので
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