2005/08/12 - 2005/08/14
93位(同エリア133件中)
浅田ちかさん
ワタクシは長春2回目。といっても、前回来たのは1992年。現在30代のワタクシが大学生の頃に来た、というのだから、いかに昔のことかお分かりいただけると思います。
初めて長春を訪れた目的は、ワタクシの大学と長春にある吉林大学が提携しておりまして、夏休みに観光を兼ねた短期語学留学を1ヶ月ほどしていたんですのね。・・・いや、違うわ。正しくは、短期語学留学を兼ねた観光旅行。まったく語学習得はなりませんでしたから。とほほ。
13年ぶりに訪れる長春は、一体どう変わったかしら・・。
ワタクシの知っているところは、まだ残っているのかしら・・。
そんな過去との比較をしながら、長春の町をざっとご紹介いたしますわ。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
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●長春大房身空港
おお!いきなり懐かしい記憶が・・。
大連の空港がすっかり様変わりして鉄骨むき出し・ガラス張りイマドキ空港になってしまったのに対し、この長春の空港は、13年前のまま!小さくて、簡素な空港。
飛行機が到着すると、飛行機が搭乗口に横付けすることなく、リムジンバスが迎えにくることなく、徒歩で空港内へ。そしてその場で即荷物のピックアップ。で、すぐ外へ。
そんなシンプルな長春の空港ですが、今年(2005年)9月に閉鎖され、新しい空港へ移管されたらしいですわ。そこは、現在の空港よりちょっと市内より離れているとか。ああ、またワタクシの知っているところが変わってしまうのね。。
現在の長春大房身空港は、軍用空港になるそうですわ。 -
大連・長春の街を見て感じたこと・・。それは、自転車が減ったことです。
かつて中国と言えば、だれもがイメージしたのは、自転車に乗って街を行きかう人々の姿ではなかったかしら。
13年前は、自転車専用道が車道と歩道の間に作られ、「車」といえば「自転車」を指しておりましたのにね。 -
それが、人口が増え、街に住む人々は豊かになり、自転車から車・バスへと通勤手段代わっていき、そして自動車が走りやすいように道が整備されて、街の風景は一変したんですのね。
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この写真は自転車が来るのをしばらく待って、ようやく撮れたもの。日本と同じくらいかそれよりも少ないくらいですね。
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13年前の街路はこんなんでした。
トロリーバスが街の中心を走ってました。どんだけ乗っても2角(0.2元)。こんなふうによく電架線から外れていましたわね。
車道は中央線が1本引かれているくらいで、交差点の真ん中に信号かお巡りさんが立つ台があったと記憶しております。交通量もそれほど多くなく、信号が赤でも車が来てなければホイホイ渡っておりました。 -
●昔ながらの住宅街1
ただ、表通りを一つ入った、住宅街は昔の名残を残しているところがありますの。ここは長春一番の繁華街重慶路の裏通り。小さい個人商店が並び、その上はアパートになっております。朝7時ごろなのでお店は閉まってますのね。 -
●昔ながらの住宅街2
あまり広くない道と両脇に植えられたポプラ並木。建物はレンガ造りの古いアパートで、1階に小さなタバコ・食料品屋さんがあったり。
こういう道を通ると、13年前の記憶が蘇ってきます。ああ、そうそう、昔はこういう道に停まっていたのは車じゃなくて、馬車だったわねえ。 -
●13年前の人民公園
。ここは人民公園という円形の公園。これ13年前のワタクシの写真(若い・・というより時代を感じるわ・・)
周囲は満州時代に建てられた建築物に囲まれてロータリーになってるんですのね。
シンボルは、ワタクシの写真にも写っている戦闘機が飾られている塔。現在も塔は健在で、13年前と変わりがないです。 -
●現在の人民公園
ところが・・!この公園、現在は立ち入り禁止なんですの!!ワタクシも懐かしくって公園に入ろうとしたのですが、なぜか入口には鍵をされた門。
後ほど、聞いてみたところ、数年ほど前から、この人民公園に売春目当てで省外からやってきた人たちが寝泊りや客引きをするようになったため、公安によって公園の出入りが禁止されたらしいんですの。あら、まあそんなことが・・。 -
●一棟餐飯楼
ココはかつて関東軍が使っていた迎賓館で、現在は長春市人民政府の施設。やはり迎賓館として使われているそうですわ。一般人の建物への立ち入りは不許可。というか、この場所へ来るのことができるのも、共産党関係者だけなんですのよ。今回、宋さんが共産党員系のドライバーを手配してくれたので、特別に立ち寄らせてもらったんですのね。
外から建物の中を覗き見たところ、チャイナドレスの女性服務員がおりました。すらっと背が高くて、わりと美人。さすが迎賓館だから、レベルの高い女性が勤めてるのねーと思ったら、なんと彼女たちは婦人警察官なんだとか。
美しいだけでなく、イザという時の身のこなしもできる人たちだったんですのね。ううむ、才色兼備ですわ。
愛想はなかったですが。
ここら一帯は、旧日本軍の残した建築物がたくさん残っている八大部。 -
●偽故宮(旧満州国の皇帝溥儀の住居と執政宮)
溥儀の執務室やアヘン漬けになってる婉容(溥儀の第一夫人)の蝋人形などと13年ぶりのご対面。薄暗い部屋の中でやけにリアルな蝋人形。夜は見たくないですわね。
あーそういえば13年前もビビったわねえという記憶がうっすら蘇りますわ。 -
●溥儀の住居の建物
偽故宮は、以前と比べて見学できる場所は増えておりましたわ。この溥儀の住居の建物や、満州国の会議室、中庭などは前回は見られなかったところですわね。
抗日関係の資料や展示も盛りだくさんで、日本人としてはちょっと息苦しいところがございます・・。
庭や建物の中を走り回ってはしゃいでいたあめちゃん、お昼を前に電池切れ。抱っこのまましばらくお昼寝でございました。 -
●光復路
光復路は長春で古くから賑わう卸売り市場。吉林省や他の街から商売人たちが集まり、ケース買いしていくところですの。一般の市民はあまり買い物に来ないという光復路ですが、10年前の雰囲気を感じられて、ワタクシとしては懐かしく楽しめたところでございます。 -
色んな商店が軒を連ねております。ホーローの洗面器とか線香とか塗料とか幅広い品揃えです。
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光復路の建物のひとつに入ってみました。古い建物で、クーラーもなく蒸し蒸しとした内部は、狭い区画に色んなお店がずらりと並んでおります。
2階建てで、1階のメインは食品売り場。蒸し暑い中、玉子やら香辛料やらありましたが、肉も常温のままで置いてありましたΣ(゚Д゚;。・・・ここで買うお肉は即日調理して、しっかりと火を通しましょうね・・・! -
2階はバッタもんも非常に多く、あやしさ一杯でございます。ここには中国の幼児にお馴染みの「股割れズボン」を買いに来たのですが、残念ながら売ってませんでしたの。
ここの衣服はとてもお安うございましたよ。掘り出し物もあるかも。 -
●吉林大学
長春にある国立大学。そして、ワタクシが13年前にお世話になった大学。ああ、街並みは変わっても、この大学の門には変わりはないわ!!とっても感激! -
●吉林大学
吉林大学は移転の話も出ているそうで、もしかしたら次に来れるときには、この大学の門もなくなっているかもしれません。でも、なくなる前に一度見ることができて、とても嬉しかったですわ。 -
●13年前の吉林大学での写真
そうそう、この赤い扉の前の階段。ココで、修了記念の写真を撮ったんだわ!
当時一緒に短期語学留学をした大学の友人たちとの記念撮影ですのね。残念ながらこのときの語学留学の成果は全くありませんでした(涙) -
●外文書店
老舗の書店ですのね。もちろん13年前もありました。吉林大学からは徒歩10分くらいだったので、よく辞書やら漫画やらを買いにきておりました。当時に比べて書物は印刷の技術はあがってますわね。 -
●昔ながらの新聞屋さん
中国の昔ながらの新聞屋さんですの。新聞や雑誌、タバコを売っているほか、公衆電話もあります。13年前から全く変わってません。あー懐かしい!!
かつてここから日本に電話をかけようと思ったんですけど、海外は通じてませんでしたわね。今はどうなのかしら。次に来るときにも残っていたらいいなあ・・。
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