2008/02/18 - 2008/02/18
37位(同エリア59件中)
早島 潮さん
平成20年2月18日(月)
ハマを後にしてアレッポへ向かってバスのドライブである。
途中エブラ遺跡に立ち寄った。
エブラ王国はBC2400年〜BC2250年に北シリアを治めて栄えていたがアッカド人に攻撃されて滅んだ。1974年にこの遺跡から楔型文字の刻まれた粘土板の古文書が17000枚近く発見された。
これはエブラ文書と呼ばれ西アジア全体の歴史を解き明かす貴重な手掛かりを提供する歴史資料となった。
エブラ遺跡は日干し煉瓦の壁で囲われた城郭都市であり、建材には日干し煉瓦が多用されている。現在、宮殿、書庫、墓などの跡が確認されている。遺跡は60haにも及ぶ広がりを有しており壁の長さは3kmあったと推定されている。そして古い時代の建物の上に新しい時代の建物が何層にも重ねて建設されていたと推定されている。
イタリアの考古学チームが発掘にあたっているが発掘できたのは僅かな部分に過ぎず全体像が判明するのはかなり先のことになるだろう。一説に遺跡全体を発掘し終えるには今後100年はかかるだろうといわれている。
現地を訪問した日は天候に恵まれたので粘土質の地盤に足がとられることもなく古代のロマンに思いをはせながら見学することができた。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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