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成都からラサへ到着して、軽く高山病になった。<br />それは、水を飲んで部屋で寝ていたら、夕方には収まった。<br /><br />キレーホテルの「タシ?」レストランで、食事を取って、日本人旅行者諸君を観察した。<br />通りで興味深いフランス人と、フランス語と英語をまじえて、話をした。<br /><br />そうしているうちに、だんだんと元気が出てきた。<br />ところで、ラサは日が暮れるのが遅いのを知ってるかな。<br /><br />中国時間というのは北京を中心としている。<br />中国全土が北京時間を使っているわけだ(新疆ウィグル自治区ではローカル時間も使われているが)。<br /><br />地図を見ればラサは北京の西で、2時間から3時間程度の時差がある距離がある。<br />ということは、ラサの日暮れはとても遅いわけだ。<br /><br />7月終わりのラサでは、午後9時くらいになってやっと日が暮れる感じだったね。<br />そうそう、「キレーホテル」の僕の部屋2号室は、この時期、暖房がなかった(それとも暖房を入れなかったのか)。<br /><br />7月でも、ラサの夜は暖房が欲しいくらいに冷える。<br />布団はなかなかいい感じでずっしりと落ち着いていたので、布団の中に入るとすぐ寝れたけどね。<br /><br />翌朝、僕は「TASHT TARGAY HOTEL」へ行った。<br />ここからラサの市内ツアーが出発することになっていた。<br /><br />僕は実は、このツアーが本当に催行されるのかどうか、それが知りたかったんだよ。<br />中国人のやることは、とにかくボッタクリと嘘が多いからね。<br /><br />ツアーの出発は、午前9時と記憶していた。<br />でも、あまりに遅いので聞くと9時半だとの事。<br /><br />ホテルの一階のレストランで、ミルクティーを飲むと、これが3角(5円)。<br />テーブルについて、小さなカップのティーを飲んでいる。<br /><br />とそこに、30歳くらいの日本女性が話しかけてきた。<br />彼女はゴルムドからバスでやってきて、ラサ周辺をあちこち見て回っている。<br /><br />彼女はよくある「闇バス」できているようだ。<br />闇バスとは、チベットへの入域許可証なしに旅行者を運ぶバスのこと。<br /><br />バスとは限らず、トラックもあるし、4WDもあるようだ。<br />1999年のこの時期は、ごく普通に闇バスでやってきた人も多かったようだ。<br /><br />あちこちで闇バスの話を聞いたからね。<br />でも、中には途中で摘発されて、ゴルムドへ追い返される人もいるのだとか。<br /><br />僕は成都で正規のツアーに参加して、入域許可証込みでやってきたはずだ。<br />ただ、その入域許可証は見たことがない。<br /><br />パスポートにもスタンプが押されたわけではない。<br />つまり、ラサへ入ってしまえば、許可をもらったかどうか誰にもわからないってことなんだよ。<br /><br />闇バスを見つけるには、いろんな方法があるようだ。<br />中国語が出来る人は、中国人のフリをして買うとか。<br /><br />僕が出会った女性旅行者は、中国語はしゃべれないようだ。<br />「中国人に切符を買ってもらったから安かった」なんて言ってたからね。<br /><br />彼女は「朝の10時に、このホテルからネパール国境へのバスが出る」という話を聞いて、それを確かめにきた。<br />でもそういうバスは、ここからは出なかった。<br /><br />あとでわかったのだが、ネパール国境へ行くためには、旅行者同士が仲間を募って、旅行会社に申し込まなければならないようだ。<br />これは、日本人旅行者の行方不明ポスターを例にして、また語ろう。<br /><br />僕たちのラサ市内ツアーは9時40分に出発した。<br />昨日一緒にやってきたツアー仲間の半分は、自分でどこかへ行ってしまったようだ。<br /><br />バスは、まずポタラ宮へと向かう。<br />正直、ラサのチベット人街からポタラ宮へは、歩いてもたいしたことはないんだけどね。<br /><br />ポタラ宮の正面左からバスが登っていく。<br />そののぼり道が車でとても、混雑していた。<br /><br />入場券を買うと、外国人は一人40元(600円)。<br />しかし、現地の人は1元だそうだ(15円)。<br /><br />でもこれは、1999年の僕の体験です。<br />このあとぼくの友人が行った時は、入場券もその場では買えず、予約が必要だったとか。<br /><br />そして値段も、2008年では百元(1500円)に上がったらしい。<br />日本でも入場料が1500円なんて、完全なボッタクリだよ(涙)。<br /><br />でも中国という国は、とにかく金儲けしか頭がなく、とことんボッタクルところなんだよなー。<br />と思ったが、もちろん、ポタラ宮はとにかく世界中の旅行者の憧れだからね。<br /><br />僕の知人の、美人放送作家さんは休みが長く取れないこともあったが、ラサへの旅を日本の旅行社に手配してもらったとか。<br />日本を出てポタラ宮を見るために、総額百万円ほどかかったと言ってた。<br /><br />僕は神戸から天津へのフェリーに乗るまで、チベットへ来られるなんて、全く思わなかった。<br />でも、燕京号でたまたま知り合った美人女子大生さんと話をしているうちに、一緒にラサまで来てしまった。<br /><br />成都からラサへのツアーは3千元(1999年の夏/4万2千円)だった。<br />この金額は、成都からラサへの航空券、ラサへの入域許可証、そしてラサからゴルムドへのバス料金、を含んでいる。<br /><br />さらに、3泊のホテル代(「TASHT TARGAY HOTEL」)とラサ市内観光ツアーが込みの値段だ。<br />ただ、これが一番安かったので、ホテルや市内観光、ゴルムドへのバスの部分は、捨ててしまう人も多い。<br /><br />僕は料金が高いとか、それはほとんど気にならなかった。<br />実はラサへ来ること自体が、大変な運が必要だと知ってるからね。<br /><br />僕が最初の世界一周旅行をしていた1989年にはラサで暴動が起きた。<br />その影響で、外国人旅行者はしばらくチベットへ入れなかった。<br /><br />2008年3月に、またチベットで暴動がおきた。<br />そうなると、しばらくは外国人旅行者はポタラ宮を見ることはできないだろう。<br /><br />いくら金があっても、暇があっても、ラサは誰でもいけるわけではない。<br />ポタラ宮とチベットが「いらっしゃ〜い♪」と、旅人を呼んだとき、辿り着けるわけなんだ。<br /><br />世界旅行者は、選ばれて、ラサに呼び出されたわけだ。<br />僕はその運命を感じて、ポタラ宮へ入る前の坂道で、ツアー仲間に写真を取ってもらった。<br /><br />【旅行哲学】ポタラ宮は選ばれた人を呼び出すことがある。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/across_asia/potala_entry.htm<br />

ラサ市内ツアーに参加して、ポタラ宮殿(Potala Palace)へ@ラサ(Lhasa)/チベット(Tibet)

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1999/07 - 1999/07

200位(同エリア346件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

成都からラサへ到着して、軽く高山病になった。
それは、水を飲んで部屋で寝ていたら、夕方には収まった。

キレーホテルの「タシ?」レストランで、食事を取って、日本人旅行者諸君を観察した。
通りで興味深いフランス人と、フランス語と英語をまじえて、話をした。

そうしているうちに、だんだんと元気が出てきた。
ところで、ラサは日が暮れるのが遅いのを知ってるかな。

中国時間というのは北京を中心としている。
中国全土が北京時間を使っているわけだ(新疆ウィグル自治区ではローカル時間も使われているが)。

地図を見ればラサは北京の西で、2時間から3時間程度の時差がある距離がある。
ということは、ラサの日暮れはとても遅いわけだ。

7月終わりのラサでは、午後9時くらいになってやっと日が暮れる感じだったね。
そうそう、「キレーホテル」の僕の部屋2号室は、この時期、暖房がなかった(それとも暖房を入れなかったのか)。

7月でも、ラサの夜は暖房が欲しいくらいに冷える。
布団はなかなかいい感じでずっしりと落ち着いていたので、布団の中に入るとすぐ寝れたけどね。

翌朝、僕は「TASHT TARGAY HOTEL」へ行った。
ここからラサの市内ツアーが出発することになっていた。

僕は実は、このツアーが本当に催行されるのかどうか、それが知りたかったんだよ。
中国人のやることは、とにかくボッタクリと嘘が多いからね。

ツアーの出発は、午前9時と記憶していた。
でも、あまりに遅いので聞くと9時半だとの事。

ホテルの一階のレストランで、ミルクティーを飲むと、これが3角(5円)。
テーブルについて、小さなカップのティーを飲んでいる。

とそこに、30歳くらいの日本女性が話しかけてきた。
彼女はゴルムドからバスでやってきて、ラサ周辺をあちこち見て回っている。

彼女はよくある「闇バス」できているようだ。
闇バスとは、チベットへの入域許可証なしに旅行者を運ぶバスのこと。

バスとは限らず、トラックもあるし、4WDもあるようだ。
1999年のこの時期は、ごく普通に闇バスでやってきた人も多かったようだ。

あちこちで闇バスの話を聞いたからね。
でも、中には途中で摘発されて、ゴルムドへ追い返される人もいるのだとか。

僕は成都で正規のツアーに参加して、入域許可証込みでやってきたはずだ。
ただ、その入域許可証は見たことがない。

パスポートにもスタンプが押されたわけではない。
つまり、ラサへ入ってしまえば、許可をもらったかどうか誰にもわからないってことなんだよ。

闇バスを見つけるには、いろんな方法があるようだ。
中国語が出来る人は、中国人のフリをして買うとか。

僕が出会った女性旅行者は、中国語はしゃべれないようだ。
「中国人に切符を買ってもらったから安かった」なんて言ってたからね。

彼女は「朝の10時に、このホテルからネパール国境へのバスが出る」という話を聞いて、それを確かめにきた。
でもそういうバスは、ここからは出なかった。

あとでわかったのだが、ネパール国境へ行くためには、旅行者同士が仲間を募って、旅行会社に申し込まなければならないようだ。
これは、日本人旅行者の行方不明ポスターを例にして、また語ろう。

僕たちのラサ市内ツアーは9時40分に出発した。
昨日一緒にやってきたツアー仲間の半分は、自分でどこかへ行ってしまったようだ。

バスは、まずポタラ宮へと向かう。
正直、ラサのチベット人街からポタラ宮へは、歩いてもたいしたことはないんだけどね。

ポタラ宮の正面左からバスが登っていく。
そののぼり道が車でとても、混雑していた。

入場券を買うと、外国人は一人40元(600円)。
しかし、現地の人は1元だそうだ(15円)。

でもこれは、1999年の僕の体験です。
このあとぼくの友人が行った時は、入場券もその場では買えず、予約が必要だったとか。

そして値段も、2008年では百元(1500円)に上がったらしい。
日本でも入場料が1500円なんて、完全なボッタクリだよ(涙)。

でも中国という国は、とにかく金儲けしか頭がなく、とことんボッタクルところなんだよなー。
と思ったが、もちろん、ポタラ宮はとにかく世界中の旅行者の憧れだからね。

僕の知人の、美人放送作家さんは休みが長く取れないこともあったが、ラサへの旅を日本の旅行社に手配してもらったとか。
日本を出てポタラ宮を見るために、総額百万円ほどかかったと言ってた。

僕は神戸から天津へのフェリーに乗るまで、チベットへ来られるなんて、全く思わなかった。
でも、燕京号でたまたま知り合った美人女子大生さんと話をしているうちに、一緒にラサまで来てしまった。

成都からラサへのツアーは3千元(1999年の夏/4万2千円)だった。
この金額は、成都からラサへの航空券、ラサへの入域許可証、そしてラサからゴルムドへのバス料金、を含んでいる。

さらに、3泊のホテル代(「TASHT TARGAY HOTEL」)とラサ市内観光ツアーが込みの値段だ。
ただ、これが一番安かったので、ホテルや市内観光、ゴルムドへのバスの部分は、捨ててしまう人も多い。

僕は料金が高いとか、それはほとんど気にならなかった。
実はラサへ来ること自体が、大変な運が必要だと知ってるからね。

僕が最初の世界一周旅行をしていた1989年にはラサで暴動が起きた。
その影響で、外国人旅行者はしばらくチベットへ入れなかった。

2008年3月に、またチベットで暴動がおきた。
そうなると、しばらくは外国人旅行者はポタラ宮を見ることはできないだろう。

いくら金があっても、暇があっても、ラサは誰でもいけるわけではない。
ポタラ宮とチベットが「いらっしゃ〜い♪」と、旅人を呼んだとき、辿り着けるわけなんだ。

世界旅行者は、選ばれて、ラサに呼び出されたわけだ。
僕はその運命を感じて、ポタラ宮へ入る前の坂道で、ツアー仲間に写真を取ってもらった。

【旅行哲学】ポタラ宮は選ばれた人を呼び出すことがある。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/across_asia/potala_entry.htm

  • ポタラ宮の入り口にて。

    ポタラ宮の入り口にて。

  • ポタラ宮の正面にて。

    ポタラ宮の正面にて。

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