恐るべし「銚子海洋研究所」　−イルカウォッチング？の旅−

2007/08/17 - 2007/08/17

「首都圏からの日帰り旅行」という旅行本をボーッと見ていたら、銚子沖で「イルカ＆ホエールウォッチング」が出来るという記事を見つけた私。
え！！ハワイでもオーストラリアでもないのに、「イルカウォッチング」？日本で、それも首都圏日帰り圏内で出来るの?
こりゃー行かねばなるまい！！っていうことで、早朝から相棒運転のマイカーに揺られること３時間、目指すは「銚子海洋研究所」
そうです。このイルカウォッチングを企画しているのは「銚子海洋研究所」なる厳めしいところなのです。

イルカくーん待っててねー！！それ行けフリッパー！！
♪イルカに乗った少年は〜♪（キャー年がわかるぅ…）
と、年も忘れてハイテンションで銚子へと向かったのです。
\（ｏ⌒∇⌒ｏ）／　ワァイ♪♪♪

エリア 銚子(千葉)

カーナビが「目的地近辺です」と言ってはいるものの、ここはのどかな小さな漁港。「海洋研究所」風の建物が見当たらない。
キョロキョロと周りを見ながらゆっくり車を走らせていると、目の端に「イルカウォッチング」の看板が入ってきた。ん？船宿だよねここは…釣り船に乗るんじゃないんだけど…。
とはいえ、これしか建物はないし、漁港の駐車場も目の前だったので、ちょいと降りて聞いてみよう…と、車を止めて船宿を覗いてみると・・

誇らしげな船宿風看板「豊永丸」の横に、遠慮気味に掲げられた看板。

えー！！ここが「銚子海洋研究所」？？？(◎-◎；)

その厳めしい名前から、「海沿いに建つ白いコンクリート作りの建物」を勝手に想像していた私。
そう、勝手に想像しちゃってたのがいけないのですが、あまりのギャップに笑ってしまいました。(^_^;)

研究所の中には、イルカや鯨の写真が飾られていました。
理科室にあるような、鯨やイルカの種類が書かれたポスター（？）が貼られています。

壁じゅうに、イルカの生態などの説明が書かれています。さすが「研究所」！…？

乗船手続きをするデスク正面には、大きなイルカ君の絵が飾られています。

思いつきで出かけた私。朝１０時前に着いたのですが、なんと、午後３時半の最終船しか空きがないとか。どうやら予約が必要だったようで…。

でもフリッパー♪に会いたくて、わざわざ３時間も車に揺られてきたんだから、このまま帰るのはあまりに悲しすぎる。・・・ってことで、香取神宮で時間を潰して、再びのどかな外浦漁港へ…

さて皆さん、イルカウォッチングと言ったら、船の横をピョーン、ピョーンと元気よく跳ねているイルカを想像しますよね?
私もそう思っていました。それを楽しみにしていたんです。
がしかーし！！今日見に行くイルカは、「スナメリ」というネズミイルカ科のイルカ君。国際的にも保護されている貴重なイルカ君とのことなのですが、この絵でも想像できる通り、跳ねません。
静かーに、おとなしーく泳いでいるだけだとか・・・。
６月〜９月の夏の時期は、沿岸に生息するこのスナメリを見に行く「沿岸イルカウォッチングコース」になるのです。
下調べをしなかった私がいけなかったのですが、ちょっとがっかり…。
でも「貴重な」イルカを見られるなら、それもいいかと気持ちを切り替え…

おとなしくて、あまり海面に出てこないというイルカウォッチングではありますが、クルーのお姉さんたちは意気消沈気味のお客さんを盛り上げようと、明るく楽しくイルカの生態を話してくれます。

私たちをイルカ君のところまで運んでくれるのは「フリッパー号」
そうです。イルカと言えば、やっぱり「フリッパー」

フリッパー号は銚子沖をめざし、快調に進んでいきます。そして、１５分位した頃でしょうか、クルーが「前方にイルカです！」と指し示してくれます。

えー！！どこ？どこ？どこ？
乗客は必死に目を凝らすのですが…

皆さん見えますかぁ?緑のポロシャツを着た人の指差す方向に…

私は、見えた…かな？見えた…よね？見えた…ことにしておきます。

だって、スナメリ君は体の色がグレーだし…見えにくいんだもの。ま、待っていれば、もう少し近くで見れるよね?近くだったらグレーでも分るさ！

船はイルカを求めて太平洋をひた走り…
乗客はイルカを求めて必死に海を見つめます。

…でも、いない…　(#+_+)

あ！ちなみに乗船料は３５００円でした。

えーっと…今日は何しに来たんだっけ？
綺麗な海だねぇ…クルージングに来たんだっけ?

船に乗ること早１時間、あの見えたかもしれないスナメリ君以来、パッタリとイルカ君の姿はなく…。

光る海かぁ…綺麗だなぁ…イルカでも写らないかなぁ…一応シャッター切っとこ。

…いない…　( ´△｀)

えっとー…今日は何しに来たんだっけ？

お、風車群だ！面白い眺めだ！一応シャッター切っとこ、イルカが写るかもしれないし…

…いない…　(×_×;）

結局、跳ねるイルカどころか、おとなしいイルカにも見放され…

悔しいから、船のマークでも写しとこ！
イルカが写るかもしれないし・・・なはずないか！

あ！でも、このツアーはイルカとの平均遭遇率は87.6％とHPには載っていましたから、私が運が悪かったんだと思います。

３〜６月には、ときには、5,000頭ものイルカの群れに出会うこともあるそうで、カマイルカやスジイルカは船首波に乗ったり、ジャンプして水面から飛び出したりするそうですから、寒くても大丈夫な方は、挑戦してみてくださいね。

すっかりしょげて港に戻ると、銚子海洋研究所のアイドル犬「カイ」君が迎えに来てくれていました。

犬好きの私たちは、この人懐っこいカイくんと触れ合えたことで、イルカに会えたのと同じくらい癒されたのでした…　p( ´∇｀ )q

恐るべし「銚子海洋研究所」。イルカが駄目でもカイ君がいるのね！

銚子海洋研究所
http://www.irukanet.com/choshi/index.htm

この旅行記へのコメント （3）

• Air Force Oneさん 2008/03/19 10:36:14

  mirilinさん、おはよー

  この旅行記、面白いね!(^^)!　笑えます。
  朝食をとりながら見て読んで笑ちゃいましたよ。
  
  イルカってさぁー。ボートの近くを一緒になって
  遊びながら泳ぎますよね。残念でした。
  
  自分は子供の頃、家族旅行で瀬戸内海をフェリーに乗って
  九州とか行きましたがイルカに囲まれてピョンピョン飛んでるの
  見ましたよ。
  
  また、お邪魔しますね。この旅行記のタイトル写真って
  少し魚眼っぽく撮れてますね。
  
  面白かったから　この旅行記に座布団１００枚！！
  
  　　　　エアフォースワンでした！

  mirilinさん からの返信 2008/03/19 20:22:12

  RE: mirilinさん、おはよー

  ワンさん
  
  見つかっちゃいましたか…このフザケタ旅行記。
  結構笑い話のような一日だったんで、
  皆さんにも笑っていただこうと…
  
  私もご幼少のみぎり、福岡に住んでいたんですが、
  天草とかに行くフェリーでは、ごくフツーに船の横を跳ねてましたよね。
  あれ期待してたんですが…
  
  カイ君はとても人懐っこくって、癒されましたよ。
  
  座布団100枚もいただけるなんて、サンクスです（＊＾＾＊）
  
  mirilin

  Air Force Oneさん からの返信 2008/03/22 22:54:38

  RE: mirilinさん、おはよー

  たまには気を抜いた旅行記作るのも面白いですよね。でも、ホント面白かったから、こちらもストレス解消になりました。今後ともヨロシクね！