オランダのゴッホを巡る旅　【３】　～ヌエネン～

2008/03/04 - 2008/03/04

ズンデルトzundert からバスでブレダBreda の駅まで戻り、
そこからアイントホーヘンEindhoven　まで電車で移動。

アイントホーヘンからバスに乗り換えて、ヌエネンまで約１５分。

駅でバスを乗り過ごして、ちょっぴり時間ロス…。

ヌエネンのCentrumで降りたら、町までまだまだ遠かったです。。

ガイドブックも地図もないので、とりあえず歩いて
案内所を探したけれども見つかりません。

？？

そうこうしているうちに、ゴッホ記念館を発見。
中に入り見学したあとは
そこで買った５km（！）のゴッホルートという
パンフレット（１.５ユーロ）をたよりに町を散策。

ヌエネンには約３時間滞在。


《ヌエネンのゴッホ》

１８８３年～１８８５年（３０歳～３２歳）に滞在。
ハーグで結婚生活に破れた後、ドレンテで書店に勤めるも３ヶ月で辞め、両親の住むヌエネンに帰郷。

ゴッホが郷愁を感じる北ブラバントの風景があるヌエネン。
ゴッホはスケッチのほか、油絵を描き続ける。
風景のほか、農民や機織職人に惹かれ多く描いている。
隣人のマルホット嬢と結婚騒ぎを起こすが破局。
有名な『poteto eaters』はここで描かれた。
農民をモデルにしていたが、若い女性の妊娠の相手と疑いを
かけられてしまうなど、トラブルも。父親も亡くなる。
そのうちモデルがいなくなり、ゴッホの描きたい人物が描けなくなり、
アントワープへと旅立つ。

エリア その他の観光地(オランダ)

ヌエネン。

ちょっと町外れのバス停で降りちゃったので中心まで歩いていきました。

んん〜。やっぱり田舎。
ズンデルトよりは町かな。

ゴッホの像

大きな教会を目指して歩いていたら広場に出ました。
ゴッホの像がありました。

その近くにある教会

ゴッホの絵にも描かれいます。

記念館の中の展示

年代ごとに作られたパネルが展示してありました。
コピーだけれど作品とその場所の写真などが一緒にあり、とても分かりやすく楽しかったです。

ハーグのグーピル商会の古い写真

！
先日ハーグで見たグーピル商会の当時の写真を発見！

絵に描かれている巣の模型

ゴッホの絵にあった鳥の巣の絵を形にした模型が
窓際に置いてありました。

そのほかゴッホが好んで描いた教会の模型も。

当時の機織機

ヌエネンは機織産業の小さな町でした。
ゴッホは機織する人の絵を何枚もスケッチしたり
描いたりしました。

マルホット

ゴッホはヌエネンにいた時、隣りに住むベーへマン家の娘、マルホットと恋愛関係になります。

結局、マルホットの強力な姉妹が、二人の結婚に猛烈に反対して二人は破局。
マルホットは自殺未遂してしまいます。

当時ゴッホ３１歳。たしかマルホットは４０歳くらい。

どんな女性かと思っていたので、写真が見れて嬉しい。

優しそうな人だね。

それにしてもゴッホって、つくづく女運ないなあ。

ベアトリクス女王訪問

この記念館には女王様もいらしているようです。

記念館の２階の様子

ＤＶＤがあり、１５分ほどの内容が見られます。
オランダ語か英語だけど。

ゴッホのお父さんが勤めた教会

ゴッホの絵にもあります。
お母さんへのプレゼントに描いた絵だったような。
実物が見れてちょっと感動。

織物ハウス

みたいな名前の建物。
昔は機織工場だったところだそうです。

散策風景

ルートガイドによるとこの辺を歩き、
美しいブラバントの風景を楽しみながら次の場所へ
とあるのですが…。

散策風景

どこだろう、ここは。

なぜか動物が…。

散策風景

周りはこんな感じです。
いい天気。

アヒルも鳴いていました。

太くて寸胴な幹に短い枝がワサワサ。

この木もゴッホのスケッチ画によくあるような。

風車

向こうに風車が見えました。
小麦をひく風車で、ゴッホのスケッチにも描かれているそうです。

モニュメント

さんざん迷ったあげく、見るポイントをいくつか逃しながら、ようやく町の中心部に。

これは１９３２年に建てられたもので、
オランダ国内のゴッホのためのモニュメントとしては
ごく初期のものだそうです。

セクストンの家　sexton's house

モニュメントの向かいにある古〜い家。
もともとは１７６３年に建てられた機織家らしい。
長い間、プロテスタントのSextonさんという女性が住んでいたので、この名前がついているらしい。

旧市庁舎

んん！？　ゴッホの絵が…。
なんか変です。

１８７４年〜１９５３年に市庁舎だった建物。

ゴッホの家・アトリエ

ゴッホは家族と住んでいましたが、
家の裏の納屋を改装してアトリエにし、
お父さんが亡くなるまで、そこに住んでいたそうです。これは納屋部分かな。

ゴッホの家の隣りのマルホットの家。

恋人マルホットはこんなに近くに住んでいたのね…。

この旅行記へのコメント （3）

• パパスさん 2008/03/06 07:45:25

  はじめまして♪

  トラ子さん、はじめまして♪
  
  ゴッホの伝記小説に興味を持たれてのプチ旅行ですか！
  素晴らしいですね。
  そしてよくここまで調べられましたね！
  
  どの写真にも詳しく解説が入り１〜３まで全て楽しく拝見させて頂きました。
  
  次回の計画は南フランス（アルル）？でしょうか？？
  
  次も楽しみにしています。
  
  パパス。

  トラ子さん からの返信 2008/03/06 08:14:15

  RE: はじめまして♪

  パパスさんへ
  
  書き込みありがとうございます☆
  いやあ、最近はインターネットという便利なものがあるので
  言葉が分からなくても、なんとかなるものですね！
  あとはアムステルダムで終了予定です。
  フランスは遠くて…。
  ン十年後、おばあちゃんになったら訪ねてみたいですね。
  
  パパスさんの旅行記、すごいですね！
  ７３年の写真なんて新鮮です。
  あと、新潟出身なので、個人的に新潟・佐渡あたりの旅行記にも
  興味を惹かれました。東欧も素敵♪
  「いきなりや」いいですね〜。
  入ってみたい！！
  
  
  
  

  パパスさん からの返信 2008/03/06 08:36:57

  RE: RE: はじめまして♪

  ７３年に初めて海外旅行。
  それも一人旅でした！
  ドキドキ、ハラハラの旅でしたが、沢山の思いでの残る旅行になりました。
  言葉が通じなくても大丈夫ですね！
  
  後はアムステルダムですか！
  じゃ、楽しみにお待ちします。
  
  で、新潟のご出身ですか？
  来週も新潟に出張します。
  まぁ、毎月一度は行っていますが・・・。
  「いきなりや」是非行ってください！
  
  パパス。
  
  ＰＳ　先月は大橋屋でした。