2008/02/16 - 2008/02/23
133位(同エリア194件中)
おむさん
★2008.2.18(日)観光2日目★
ハノイから約115km、片道約2時間程度のところにある
ニンビンの観光地。
ちなみにこの日も前日同様の霧雨、かなり寒い。
ふざけてる位軽装の私は車中も目的地に向かう楽しみよりも
尿意と寒さの辛さのほうが勝り
「もういいからUターンしてハノイに戻してくれ」
という気持ちでいっぱいだった。
最大の見所と言われるタムコックはベタに説明すると、陸のハロン湾と称され
ハロン湾が海なのに対してタムコックは稲作水田の浮かぶ細長い川を小船に乗って
往復約2時間、石灰石の奇岩渓谷の風景を楽しむというもの。
ぶっちゃけると当初、世界遺産でもある「ハロン湾」に行くつもりでした。
しかし移り気な私は旅行直前位から、タムコックもいいかも・・・と
思い始め、いつしか気分はすっかり「タムコックモード」に
変わってしまいました。
動機としては安直で、呆れられるかもしれないが・・
・近い(ハロン湾へのアクセス所要時間の約半分)
・ハロン湾と似てるしこっちでもいいかも。
・小船での川下りが面白そう。
といったような単純な動機。
しかーし、風光明媚な風景を最後までじっくり楽しめると思ったら
大間違いでこれもアジアならではの珍エピソードといいますか
このボートトリップの復路にはいくつかのトラップ
いや、カラクリがあるのであった・・。
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ホアルー・タムコックツアー手配内容
・Hang Quat St(ハンクアット通り)にある
リアルダーリンカフェにて英語日帰りツアーを予約
往復ミニバス、昼食代、ボートトリップ全て込みで
料金 $16(約1,856円)
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◆目次◆
・観光初日1【旧市街バイクにビクビクしながらの町歩き】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10221578/
・2日目★2【行きはよいよい帰りは・・ホアルー・タムコック】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10221772/
・3日目★3【ハノイ色々観光 水上人形劇はやっぱ面白い】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10222050/
・4日目★4【ホイアン町歩き&ランタン祭り】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10222132/
・5日目★5【ミーソン遺跡&ホイアン町歩き】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10222989/
・6日目★6【再びハノイ★町歩きやホアロー収容所】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10223212/
・7日目★7【ラストハノイ!ぶらりひやかしドンスアン市場】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10223582/
・番外編★8【私がベトナムで食べたモノ色々】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10223589/
・番外編★9【私がベトナムで買ったモノ色々】
http://4travel.jp/traveler/europeomu/album/10223704/
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※写真だけガッツリ見たい方はこちらのブログへどうぞ↓
フォトブログ『命みじかし旅せよ乙女』
http://omushimejitrip.blog71.fc2.com/
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【サービスエリア】
途中、トイレ休憩に立ち寄ったサービスエリア。
観光バスはほとんどここに立ち寄るようで
中はお約束のぎっしりお土産屋。
とにもかくにも、トイレへと直行した後
みやげ物には目もくれず車へと戻ろうとしたのですがこの後の霧雨降りしきる中のボートトリップの寒さを考えるとなにか寒さを凌ぐ、何かが必要だ!と思い立ちやむなくショール売り場へと向かう。 -
【サービスエリア】
すかさず店員が近づいてきて「コンニチハー、ベトナムシルクー」とか片言の日本語で喋りかけてくる。
選んでる余裕もなかったため、適当なショールを指差し値段を尋ねると「12ドル」との回答。
まだ全然相場の分からなかった私だが、さすがにぼったくり価格だろうと感じ、値切ると「10ドル」になった。
とりあえず、相場ではないだろう事は容易に推測できたが集合時間も迫っておりこれ以上の交渉は正直面倒くさかったのでボラレ覚悟10ドルで衝動買い。
(後日、あちらこちらにあるお店でショールの相場は
半値以下だったという事を知る・・。) -
【古都ホアルー】
986年〜1010年のハノイ遷都までのあいだ、首都がおかれた場所で地味ながらも いくつかの遺跡は戦争の被害にあうことなく保たれているベトナムの重要文化財です。
こっちのお線香は日本の線香に比べると派手で真っ赤なものをよく見かけました。 -
【古都ホアルー】
結構な量の霧雨が降りしきるホアルーにも観光客が大勢見学に来ており、そして、観光客が多いということは当然、地元の物売りも多いわけで・・
そしてこれまたしつこいのなんので。
私も友達もこの日雨具をなにも持ち合わせておらず
格好の獲物となり、ツアーバスを降りた瞬間、わらわらとまるでゾンビのようにカッパと傘を手にもって詰め寄ってくる物売りさん達にあっという間に囲まれてしまいました。
どっちにせよカッパは購入しようと思ってはいたが、ほとんどビニールのゴミ袋に袖がついただけのようなお粗末なカッパをワンダラー(1$)だと言い張る。
日本の百均でももっと小マシなカッパが買えるわい、と思いながら値切るもなかなかの食い下がりで
やむなく、1万ドン(約75円)で購入。
でもこのカッパが雨避けのみならず、防寒にもかなり役立ってくれ、とても重宝した防寒具にもなったのであった。 -
【古都ホアルー】
トイレまで情緒ある建物だった。
そして中身の便器もそれ以上に情緒溢れるものだった。 -
【古都ホアルー】
観光客を乗せる、水牛。
よく観光用に乗せる馬だとか、ラクダだとか
象だとかはよく聞きますが、水牛はちょっと
珍しいんじゃないかと・・
これぞまさにアジアンテイスト。
商売になりそうなことは何でも試してみよう!
ていうガッツはとても素敵です。
ただ、この雨の日に乗ってくれる観光客も
なかなかいなかっただろうなあ〜・・。 -
【古都ホアルー】
-
【古都ホアルー】
祭壇にはたくさんの果物に加えお菓子やらお酒やらいろんなものが供えられていた。
祭壇まで色とりどりなのがベトナムぽいな〜と。
でもベトナムというより中国色がかなり強い印象でしたが。 -
【古都ホアルー】
ハスのランプ。
祭具なんでしょうが、このランプとっても綺麗で
普通に部屋に飾りたいほど素敵なランプでした。 -
【タムコック】
自転車とヤギ
タムコックに到着後、ボート乗り場の目の前の
レストランで昼食。
同じツアー客の欧米人と同じテーブルで
出てきた料理をつつくのは少し面白い経験でした。
料理は写真を撮り忘れたのですが
野菜炒めと、揚げ春巻きと、白ご飯と
豆腐と野菜の炒めものと焼き鳥とあと一品
忘れましたが、味は比較的あっさり目でとても
美味しかったです。
ただ、英語があまり堪能ではない私は
欧米人達の談笑に加われず、友達と少々
肩身のせまい思いをしながらの食事でした。。
こういう時喋れたらな〜て痛感しますね。
いつも思うだけで、終わっちゃうけど。 -
【タムコック】
ボートのチケット売り場。
ツアーガイドがみんなの分を購入してくれてます。 -
【タムコック】
ボート乗り場へ到着。
いよいよです、なんだろう、この乗る前の
憂鬱な気分は・・
さあ行きはよいよい帰りは・・・の
楽しいボートトラップの幕開けです♪ -
【タムコックボートトリップ】
基本的に船の船頭は2人。
そして乗客も基本2人ずつの乗船。
これは後々わかると思いますが、とても意味のある
人数なのです。 -
【タムコックボートトリップ】
船乗り場はワイワイにぎやかだったのが
船を漕ぎ進めるうちに、あっという間に静寂がひろがり水を掻く小船のオールの音だけがチャプチャプと聞こえてくるばかり。 -
【タムコックボートトリップ】
あいにくの天候、気温にもかかわらず
観光ボートの数は多い。
乗船人数が2人ずつ、というせいもあるのだろうが。
どの船の乗客も嬉しそうな顔して風景に見とれている様子。
勿論わたしもカメラをカッパに出し入れしながら
目の前の美しい風景を無言で撮りまくる。 -
【タムコックボートトリップ】
しかし、優雅に小舟に揺られているばかりでもありません。
しばらくすると、っとにぎやかな呼び声と共にスィ〜船が近づいてきて、私達の写真を撮りにやってくる。
まあ、これは日本でもどこでもよくある、後で記念写真として売りつける商売です。
別に撮ってもらってもよかったけど、あいにくの雨で格好はゴミ袋をかぶったような貧乏くさい雨合羽姿。
思わず、うつむいてしまい、かたくなに撮影を拒否してしまいました。。
ごめんよ。撮影隊のみなさん -
【タムコックボートトリップ】
頭上のきわめて低い洞窟の中へと小舟が向かいます。
ちなみにタムコックとは3つの洞窟を意味し、この3つの洞窟を小さい小舟を使って周遊するというもの。
洞窟の天井は部分によっては本当に低く
小舟で体勢を低くしないと通れない部分もあるほどです。
ちょっぴり川口探検隊(古い?)のような気分が味わえてやや楽しいです。 -
【タムコックボートトリップ】
目の前に広がる風景はまさに
中国の景勝地 桂林そのもの。(見たことはないが)
ハロン湾ともそっくりな景色ですが
タムコックの特徴は、この川の端々に水田が広がっているという点。
この日は作業をしている農民には出会えませんでしたが、田植え作業する人々を見ながらのボートトリップもさぞかし風情のあるものだろうと思います。 -
【タムコックボートトリップ】
オールは手で漕ぐだけでなく、疲れたらこんな風に
器用に足で漕ぐ船頭もちらほら。
小舟によっては、アトラクションノリなのか
乗客の観光客にオールを漕がせてる舟なども結構あったりなんかして。
ちなみに私達の小舟の船頭さんは、私達の「疲れてるから絶対オールなんか漕がないぞオーラ」に気づいてかどうかはわかりませんが最後まで私達にオールを漕いでごらんとは勧めて来ませんでした。 -
【タムコックボートトリップ】
行けども行けども同じような奇岩の風景が広がり
段々と退屈になってきたりもするのですが(寒いし)
これから起こるいくつかのボートトラップの事を
考えると自然と意識がシャッキリ覚醒してきます。
約45分ほどボートが進んだ頃、そろそろ折り返し地点です。 -
【タムコックボートトリップ】
折り返し地点から洞窟を通り抜けるとそこにはたくさんの物売り小舟が待ち構える第一のトラップゾーン。
頼んでもいないのに、私達の小舟もピッタリと物売り舟に横着けされます。
このタムコックの物売りのしつこさはあらゆる旅行記でいやというほど事前に読んでおり、覚悟していたのでいさぎよく買ってやろうと最初から意気込んではいましたが、まあ〜観光客価格の高いことにはびっくり。
とりあえず船頭さんに「なにか飲む?」と聞いたら
にこやかにうなずいたので、ジュース2本を買ってあげるつもりが、強引に小さい小袋のお菓子まで売りつけられ、お会計$4也・・
大体ひとつどんなものも$1らしく、ベトナムの一般的な相場価格のおそらく5〜6倍は高いと推測。
まあ、スキー場のジュースがスキー場価格になるようなものだとここは諦めて購入。
別にいらなければ断ることは勿論可能ですが、読み聞きした情報では「一生懸命舟を漕いでくれた船頭二人のためにジュース位買ってやりなさい」と人情論を訴えてくる作戦に出るらしい。
まあこれもタムコック名物だと思い買うもよし、買わないもよしで貴方次第♪ -
【タムコックボートトリップ】
さてここからが本番です。
楽しいボートトリップ復路の最大のメインイベント(船頭にとっては)とも言える、船頭による小舟上での刺繍製品販売の始まり♪
折り返して物売りゾーンを越えしばらくすると、予兆ともいえる私達へのコミュニケーションが始まります。
往路では「どこから来たの」位の一言二言の会話しかなかったのに、復路では一転して私達にたくさん話しかけてきて、年を尋ねたり、やおら「ビューティフル〜♪」などと褒め殺しが始まる。
(まあこれは関西のあきんどでも同じ手口)
そろそろ来るな・・と思ったら案の定、復路は漕ぎ手は一人になり、もう一人はやおら商品ケースを広げ始め、いままでにないにこやかな笑顔で刺繍製品の船上販売を始めだします。
ここでなぜ、船頭が二人も乗っているかの謎がひとつ解けましたね。
乗客が基本二人(交渉次第で3人とか乗れるようですが)なのも、販売がしやすいからだと思われます。
でも、乗る前から個人的にこの刺繍販売には少なからず興味があったため、わたしは気に入った刺繍商品があれば土産がてら買う気まんまんでいました。
ところがテーブルクロスから始まり花瓶敷きなど、あいにく縁のない商品ばかり勧められ「うちにはテーブルがない」「私は床でご飯を食べるんだ」などと適当な言い訳をしながら興味のない商品を断り続ける。 -
【タムコックボートトリップ】
そしてやっとなんとか実用できそうな商品、巾着袋が出てきたので品定めをはじめた。
ちなみにハノイのお土産屋さんでもかわいい刺繍製品をたくさん売ってるのですが、それらと比べるとあきらかに素人目にも分かる、クオリティは高いとはいえない刺繍です(>▽<;;
でもどっちかというと、こんなユル〜い印象の刺繍も嫌いじゃないので、写真の「ユルキャラにわとりの刺繍の小さい巾着」を2つ買いました。
ひとつだけどうしてもツッコミたかった点は、真っ白な記事の巾着に白いスズランの花を刺繍しても花が見えず単なる水草にしか見えないやん、て所でしょうか。
価格は当初ひとつで$2(約230円)と言われたが、少しだけ値切り、友達とあわせて合計5つで計$6で買いました。(一つあたり約$1.2)
其の後も、次はTシャツはどうだといろいろ薦めて着ましたが、ノーサンキュー連発しなんとか船上販売ゾーンを無事通過。
今まで生きてきてこんなに「ノーサンキュー」を連呼したのも初めての経験だ。 -
【タムコックボートトリップ】
短かったようで長かった約2時間弱の楽しい楽しいタムコックボートトリップも船着場へと到着。
到着間近にはこれまた情報で読んだお決まり通りの
ラストトラップ!
「チップちょうだい」おねだりが始まりました。
やろうと思ってた事をヤレと言われて気分が悪いのと同じで、あげようと思ってたチップを先に催促されるのはなんとも複雑な気持ちなのだが、$1ずつ手渡し笑顔でお別れ。
写真は船上販売をしてくれたおばちゃん45歳(自称)写真撮っていい?って聞いたら素敵な笑顔で手をふってくれました。 -
【タムコックボートトリップ】
復路長時間一生懸命小船を漕いでくれた女性。
小舟に乗ってる時は気づかなかったのですが、ずいぶんお年を召した風のおばあちゃんでした。
ただでさえ安いボート代にかかわらず女性の細腕でしかもこのお年で長時間オールを漕ぐのは想像以上に過酷な労働だろうと思うと、ちょっぴり胸が痛みました。
お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。 -
【タムコック周辺】
ここまで長々とタムコックボートトリップの事をいろいろ書いて、マイナスなイメージばかり与えてしまったでしょうか?
もしこれを読んでタムコックに行きたくなくなってしまった方がいたら本当にごめんなさい。
なんだかんだいってもタムコックは本当に素敵な所だし今思えばこのボートトリップとても楽しかったです。
買うのも自由買わないのも自由ですし、あまり気負いせず是非行ってみてほしいと思います。
このボートトリップ旅のお土産話にはもってこいですから。
ちなみに私はこのボートから降りた後、いろんな気持ちになりました。
あの物売り小舟や船頭の方たちも、一見手口がすごくガメツイ印象ではあるけれど、あのボートの数からいっても、漕ぎ手の順番が回ってくるのはけして頻繁ではないだろうし、結構な労働の割りにあのボート代の安さからして彼女らの懐に入る賃金などわずかな額だろう。
とすると、やはり少しでも生計を支えるためにはチップや刺繍製品の収益なのかなあ・・と。
そう考えるとあの手この手を使ったトラップは致し方ないのかもな〜とか思ったり。
でも本来ならもっとボート代を高くして、彼女達があまりガメツクならなくてもちゃんと労働に見合った賃金が貰えるようになれば、私たち観光客ももっと気持ちよく舟に乗れるんじゃないのかな。
まあでもそうなったとしても、やっぱチップは要求されちゃいそうですが(笑)
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