2008/02/07 - 2008/02/07
761位(同エリア1018件中)
牛街さん
今年(2008年)の春節に、雲南省の元陽に棚田の写真を撮りに行きましたが、その途中建水に一泊して、建水とその周辺を観光することにしました。建水と言うところは意外に良い所で、意外なところに意外なものが有ったという感じでした。旅行日程を決める前までは、この辺りに、団山古村という古い村があることには分かりませんでしたが、旅行するにあたって建水に付いて調べてみて、初めて分かりました。
建水は雲南省の紅河ハニ族イ族自治州建水県というところに在るのですが、このように書くと、大変辺鄙なところのように思えますが、北京から行くには簡単です。午前の飛行機(三時間とちょっと)で昆明に着いて、昆明から直通バス(三時間位)で建水に着きますから、北京からその日のうちに建水に行けます。団山古村は建水県の建水から13kの所にあります。乗合バスも有りますが、タクシーをチャーターして行けば、簡単です。他の観光地(全部で三箇所)も含めて、3時間半くらいで、120元でした。1800円位ですから安いです。
ここがどんな所かを中国の言葉をもって紹介しますと、「19世紀の南・雲南の特色風貌と、伝統社会の人文環境が完全に保存されている原生態村落」であることと、「雲南で最も精美な古民居群」と言うことで、団山古村は2006年に、世界記念性建築基金によって、世界記念性建築遺産の保護リストに登録されたそうです。この世界遺産はいわゆるユネスコの世界遺産とは違うのか?
そのことは良く分かりませんが、確かに精美な古民居群がありました。多くは清朝末から民国初期の建築だそうです。しかしこの村の歴史は古く、明代の洪武年間に張という人が江西省から移住して作った村だそうで、今でも80%の姓は張さんだそうです。村には200戸、1000人近い人が住んでいるそうです。村の中には四合院が15、村への入り口の大門が4、寺廟が3、祖先を祭る宗祠が1つあるそうです。ほかにはイ族の伝統を取り入れた、土掌房といわれる民居があるらしいですが、華麗な四合大院の装飾に目を奪われていて、それには気が付きませんでした。
普通、中国の古民居と言うと、木の彫り物、石の彫り物、レンガの彫り物によって装飾が施されているところが多いですが、ここの紹介にもそう書いてありましたが、ここの特徴は華麗な木の彫り物が特に多いことだと思われます。扉の木戸にたくさんの精緻な透かし彫りが施されていました。今までに見た古民居の中で、木彫について言えば、一番華麗な物でした。
しかし、世界記念性建築遺産の保護リストに登録されたにしては、荒れたままの建物も多く、修理がされた様子はなく、保護の手が届いているようには見えませんでした。
しかし、華麗ではあるが、荒れたままの四合院に、そのまま村民が住んでるということもまた凄いと思えました。扉の木戸が透かし彫りであるということは、冬でも外気を遮断できない(ガラスが一切使われていない)わけです。村人の生活の仕方も極めてオープンで、居間や台所は開け放してあって覗けたりして、生活の方法も空気と同じようにオープンなようです。
というわけで、精美な古民居群もここの人たちの生活ぶりにも興味がありましたが、これからの村人達の生活はどうなるのか。なにも変わらず、ガラス戸もないまま、木彫りの欄間が荒れるに任せたまま、ここでの生活を続けるのか。それとも多少はあの華麗な彫り物に、修理の手が加わるのか。修理するといっても、あれを修理するには相当費用が掛かると思えます。入場料は20元でしたが、たいした金額にはならないでしょう。
尚ここでの観光についてアドバイスを言うとすれば、ここの観光には、中国語が分からなくても村のガイドを雇うべきです。ガイド料は10元ですからたいしたことはありません。ガイドを雇えば、見るべきとろに案内してくれます。村のガイドなしでは四合院の中まで覗けないし、自分だけでは重要な部分を見逃すことになるでしょう。それにガイドがいれば、村の人の生活や部屋の中を写真に撮っても良いかどうか、ガイドに確認できます。10元をケチらないでガイドを雇うべきです。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国南方航空
-
村の正面の入り口、團山村という看板(?)が
掲げられている。 -
四合院形式の建物の中庭。
北京辺りの四合院と違って
二階建てである。
北京のは平屋。
二階も窓にも木彫の窓が
設えてある。 -
四合院の北側(正面)の
部屋の扉 -
このような華麗な木彫りが
いたるところに施されている。 -
これはおそらく文化大革命の時の
落書き、劉さんという悪い奴を
打倒せよ、とも見えるのだが。
ここに書かれた劉さんは今いずこに? -
四合院の中庭
-
ここが居間らしい。椅子は
どれも低く、高い椅子は使わない
らしい。
居間は北側にあり、南面している
部屋が使われるらしい。 -
団山古村を訪れたときは、丁度
旧正月(春節という)の元旦
だったので、先祖を祭る
お供えのようなものが
作ってあった。 -
殆ど傷も無く、綺麗なまま
保存されていた。
こういう物は北京の
骨董市場に持っていけば
相当高く売れる。
しかしそんなことにならないように
保護してもらわねば。 -
-
時期は丁度、春節(中国の正月)であったので
巨大な線香が焚かれていた。
しかしこの線香は日本の線香の
ような臭いはしなかった。 -
四合院の建物の二階。
ここにも木彫の窓が。
北京の四合院には普通
二階は無い。 -
ガイドが中庭に入ってもいいと
言うので入らせてもらった。
食事は中庭でこのように
して食べるものかもしれない。
このあたりではテーブルの前に
きちんと座って食べる習慣が
無いのかも。 -
食べないかと誘われたが、
写真だけ撮らせてもらう。 -
ここが台所らしい。土かレンガの
かまどに大きな鍋が作りつけてある。
鍋は固定だれていて、普通は
はずせない。 -
北側の門、
適などの侵入を防ぐのも
目的らしかった。 -
-
-
-
文化大革命(1966年〜)のときの
スローガンらしい。写真はその半分だけ。
全部のスローガンは、
「毛沢東思想を高く掲げよう!」
という意味であった。
何故のこれが残されているのか。
歴史に学んで反省のためのものか
なんて思ったが? -
これは大躍進時代(1958年〜)の絵
生産に励め! ということらしい。
共産主義の制度下で、経済や生産が
うまくいたためしは無いから、
これも反省材料として残してるのか?
今では歴史資料としても価値がある
のかもしれない。
保護して残してほしい物である。 -
大きな廟の中。
共同で食べ物を作ってる
所らしい。
このときは春節だったから
何かの行事の為らしい。 -
廟の中でおばさんがお祈りを
しているところ。
廟は広くて、これは奥の方の
祭壇。 -
子供達もお祈りしているところ。
男の子がいないのは、男の子は
祈らないのかな? -
廟の中でおばあさん達が祭りの
準備をしているところ。
ガイドが○○をしていると
教えてくれたが分からなかった。 -
中国のお寺や廟の建物の
形式は奥に並んで作られるが
これは手前の祭壇。
神様の像が新しく見えるのは
文化大革命の時、破壊されたからか。
文化大革命の時、紅衛兵によって
大量の文化財が破壊されたが、
ここの民家の部分では、あまり
破壊の跡が見えなかった。
幸いなことである。
チベットのラマ寺院のように
紅衛兵によって徹底的に
破壊されていたら、この村は
単なる農村だったろう。 -
-
ここにも木彫。
-
目を上げれば、頭の上にも華麗な
木彫りが。 -
こっちも木彫り。
綺麗ですが、欠点はこの扉は
木彫のせいで、外気が遮断できない。
非常に風通しの良い構造である。 -
-
これで鳥小屋らしい。
-
-
彫刻は丁寧で、質が高いように
思える。
何故、質が高いと思えるかと
言うと北京では、このような
物が、外されて骨董市場で
たくさん売られていて、それと
比べえると、分かる。 -
ここがどうして壊れているのかと
ガイドに聞いたら、文化大革命の
時の紅衛兵の仕業とのこと。
これが紅衛兵の仕業だったと
しても、この村においては
紅衛兵による被害は少なかった
ようである。 -
-
-
二階も木彫り。
-
-
これは乾し肉、燻製か?
ガイドによればっ三ヶ月はもつとか、
そうではなくて三年と言ったかな? -
-
これが居間、椅子はあまり
使わないらしい。
その代わり新鮮な木の葉か草を
土間に敷いて座るらしい。
この木の葉か草はいい香が
するのかもしれない。
その草(?)に座って子供が
テレビを見ているところ。 -
-
ここは村の広場で、
日によっては市ができるらしい。
この日は春節なのでだれも人が
居なくて静かだった。 -
-
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