ひとり旅 [211] 呉入船山公園?＜郷土館・旧火薬庫＞広島県呉市

2008/02/10 - 2008/02/10

【呉入船山公園】広島県呉市幸町４ー６

　想い出深い呉へ。。。

＜入船山公園 [１] 郷土館・旧火薬庫＞　※2009.1.25画像修正
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　国の重要文化財に指定された旧呉鎮守府司令長官官舎を中心に、呉の歴史をたどることのできる施設です。
　旧海軍関係資料を中心に展示する郷土館や郷土出身画家が描いた呉の歴史の一場面をみることができる１号館（旧警固屋高烏台砲台跡火薬庫）があります。

＜入船山公園 [２] 記念館・洋館と和館＞
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　入船山記念館は、旧呉鎮守府司令長官官舎だった建物を修復、復元して作られた国の重要文化財です。
　英国風ハーフティンバー様式の洋館と和館がつらなった旧呉鎮守府司令長官官舎・洋館部の内装には、ヨーロッパの革工芸品である金唐革を和紙で再現した金唐紙が使われています。

＜入船山公園 [３] 旧東郷家・美術館通り＞
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　自然林が美しい入船山公園内には、旧東郷家住宅の枯山水の庭園もあります。
　入船山公園一帯は、「日本の道百選」にも選ばれた美術館通りで、赤レンガの歩道に彫刻やオブジェが置かれ、松並木の緑とのコントラスト・自然林の景観は、市民の憩いの場となっています。

エリア 呉・海田・安浦(広島)

＜入船山公園 [１]＞　広島県呉市

【入船山記念館正門】
　旧日本海軍鎮守府が置かれた場所に整備されている公園です。
　自然林を生かした園内には、明治時代に建築された呉市入船山記念館や呉市立美術館、枯山水の庭園などがあります。

＜入船山公園 [１]＞　広島県呉市

【記念館正門の石畳】
　入船山記念館の入口から券売所へ続く通道。
　この石畳は1968年(昭和43年)に廃止された呉市電の舗道を移設したものです。

＜入船山公園 [１]＞

【海軍工廠塔時計塔】
　入船山記念公園に入ってすぐに目立つのが、緩やかな石畳の傍らに建っている旧呉海軍工廠塔時計塔です。
　旧呉海軍工廠造機部の屋上にあった時計で大正１０年につくられたものだそうです。
　時計塔全体の高さは約１０ｍ、本体は一辺２.４ｍの立方体，四方の文字盤は直径１.５ｍです。

＜入船山公園 [１]＞

【海軍工廠塔時計塔】
　昭和２０年の終戦まで時を刻んでいたそうです。その後、入船山に移設されました。
　当時としては、画期的な電動親子式衝動時計だったそうです。
　１日４回流れる曲は、なんと小・中学生の作曲した曲だそうです。

＜入船山公園 [１]＞

【番兵塔】
　時計塔の反対側にあるのが番兵塔です。この場所に、いつも警備兵が立っていました。
　長官官舎や海兵団の入り口にあったもののひとつだそうです。木製でできています。

＜入船山公園 [１]＞

【券売所　入園受付】
　券売所の建物は、1981年(昭和56年)に解体された初代呉鎮守府庁舎の煉瓦を使用して作られています。
　一般：２５０円でした。

【駐車場】
　駐車場は、美術館通りをはさんだ所にあります。
　[Ｐ]１００円／１時間。

＜入船山公園 [１]＞

【券売所 入園受付門方向】
　気持ちの良い、明るいムード公園です。ボランティアのガイドの方がたいへん親切ですし・・・。
　また、建物の中はもちろんのこと、公園の隅々まで美しく清掃されています。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　高烏砲台にあったものを移築してきた火薬庫です。
　中は呉の昔の風景などの絵画や機関銃の弾や手榴弾を展示してあります。

　●旅行記＜高鳥台（たかがらすだい）公園＞はこちらをどうぞ。
　http://4travel.jp/traveler/godzilla/album/10207575/

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　呉軍港防備のため明治３２年から３年をかけて作られたもので、火薬を保管していました。
　昭和４２年に移築されて記念館に展示されています。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　内部には、郷土出身画家が描いた呉の歴史の絵画が展示されていました。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　火薬庫の中には、いろんな銃弾が展示されていました。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　郷土出身画家が描いた呉の歴史絵画。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　「要塞地帯標」これらの標柱は、軍の重要な場所を示し立ち入りを禁止するもので、呉軍港の周りの山々にあったものです。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　旧火薬庫のそばに立つ厠？風の木造建物ですが。なんでしょう？ボランティアの方に聞くの忘れました。

＜入船山公園 [１]＞

【旧火薬庫】
　床下はアーチ型の構造をしています。火薬を保管した際の、天然の風抜きクーラーだそうです。

＜入船山公園 [１]＞

【往来安全石燈籠】
　1884年(明治17年)に、広村と郷原町をむすぶ旧街道の峠に建てられた「常夜灯」４基のうちの一つを移設したものです。

＜入船山公園 [１]＞

【高角砲の砲身】
　郷土館の前に艦砲の砲身が置いてあります。これは十年式12cm高角砲の砲身だそうです。
　この砲身は、1981年(昭和56）年5月に砲架工場跡(神戸製鋼呉事業所機械工場）の土中1.5mで発見されました。
　全長515cm、口径12cm、質量2910kg。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　１階は事務室、２階が展示室で長官関係の資料と旧海軍関係の資料が展示されています。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　１階入り口、建物は比較的新しく感じます。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　１階事務室前に「金唐紙」のおみやげ陳列ケースが置いてありました。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★陸軍の拠点が広島市に多くあるのに対し、呉市は海軍の拠点でした。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★呉には海軍の鎮守府や海軍工廠が置かれ、海軍の町として発展しました。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★その鎮守府司令長官官舎が、今も大切に保存され、入船山記念館として整備されています。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★何故？呉に鎮守府が置かれたかというと、案内資料から抜粋すると……

　「明治１６年（１８８３年）に海軍省は日本西海に軍港用地をもとめて海岸の測量を行い、呉湾は浅すぎもせず深すぎもせず、また周囲を山や島に囲まれて風波を穏やかである。用地としても十分な広さを有しており、西海鎮守府に適している」

　…ということから明治１９年呉鎮守府の設置を決定しその建設工事が開始されました。

＜入船山公園 [１]＞　

【郷土館】
　★呉は内海であり海が穏やかで、背後の山や呉港に至る水道のまわりに砲台を設置し要塞化することも可能です。
　しかも、水道に機雷を設置すれば防御はさらに堅くなります。
　そんなことで呉は海軍の鎮守府が置かれることになったのだそうです。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★呉はもともと小農漁村でした。
　一日あたり１万８千人といわれる多数の人員を動員し、明治２３年、総工費９４万６１００円というお金を費やして竣工しました。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★それから先、明治２２年7月１日、呉鎮守府が開庁し、翌年、明治天皇の臨幸にあわせて開庁式が挙行されました。

＜入船山公園 [１]＞

【郷土館】
　★当時、呉には鎮守府庁舎、海軍病院、海軍工廠、海軍潜水学校、呉海軍航空隊など海軍の基地施設などが多く建ち並びました。

＜入船山公園 [１]＞

【呉市入船山記念館パンフ】

＜入船山公園 [１]＞

　(◎o◎;) オー！ビュウティフル！

　入船山記念館は、次ファイルにてアップします。

この旅行記へのコメント （2）

• ぶうちゃんさん 2008/03/09 08:28:23

  はじめまして

  はじめまして。
  丁寧な解説がありわかりやすいです。
  呉にこれだけの史跡が公開されているのは初めて知りました。
  また覗かせていただきます。
  これからもよろしくお願いいたします。

  MechaGodzillaⅢ&703さん からの返信 2008/03/13 18:19:07

  RE: はじめまして

  ぶうちゃんさんへ
  
  　はじめまして。Godzilla.T&N＝田中と申します。九州縦断中だったもんですからレスが遅くなりました。
  　広島県内の近場は、突然思いついて行ったものばかりですから、旅行と言うよりお散歩散策になってしまいがちです。
  　ぶうちゃんさんのＨＰ、たくさんの美しい絵、拝見させて頂きました。「飛鳥の里」・・・良いですね。
  　これからも宜しくお願い致します。