2008/01/26 - 2008/01/26
135位(同エリア193件中)
もろずみさん
JRのパンフを見ていたら、海辺を歩いてみたくなって真鶴に行ってみました。
どういうわけか冬になると海を見に出掛けたくなります。夏にはそんな気分にはならないのですが・・・。
相模湾に突き出すようにある真鶴岬。のんびり歩くにはちょうど良い大きさの岬です。
真鶴の町は「美の町条例」という独自のルールで、昔ながらの背戸道を残した景観を守っています。
背戸道とは民家と民家の間にある生活密着の路地。表通りとは別の裏道で細い路地や石段がつながっています。
森や海という自然の恵みの中に、懐かしい街並や漁港の風情もあり、変化に富んだ散策を楽しめました。
- 交通手段
- JRローカル
-
小さな駅を出て歩き出すとすぐに背戸道への入り口。
斜面に沿ってアップダウンもあり、道は曲がりくねっています。
突然視界がひらけたりして迷路のような楽しさ。 -
急坂は石段に手すりもついて安全確保。
車道は大きく巻いているのに、背戸道でショートカットという構造ですね。
しかし、方向感覚を失うようで地図なしでは歩けません。 -
さすがに湘南だけにどの庭先にもミカンがなっています。
小田原近郊にあるような大きなミカン山はないようです。
温暖な気候の象徴みたいなショットで、心なしか暖かく感じます。
実際、アップダウンで体も温まって来てますが・・・。 -
石段の下に「石工先祖の碑」と石仏。
江戸城築城のための採石に携わった黒田長政支配の7人の石工たちの業績を称えています。
真鶴は平安時代から石材の産出地だったそうです。 -
海辺なので平坦な道を想像していましたが大きな勘違い。
ズンズンと登って尾根を行くようになっています。
やっと海が見えてきました。 -
石材の町らしく大きくて立派な西の道祖神。
真鶴には大小いくつもの道祖神が点在しています。
これは天保15年(1844年)の作らしいです。 -
登った分だけ今度はズンズン下って町に出ました。
昔ながらの店が軒を連ねる真鶴漁港の町です。
人通りは少なめでちょっと寂しい風情ですが、シャッター通りじゃないのは良いですね。 -
大きな船も係留してあって潮の匂いもする漁港の風景。
鉄道、飛行機と乗りもの続きでしたが、まだ続いてます。(^^; -
漁の時間帯じゃないので網の手入れをしながらのんびりした時間が流れています。
海辺に住んでないので、ここでは日常的な光景も新鮮です。 -
漁船を見ているとずいぶん遠くに来たような錯覚を覚えます。
こういう風景は昔から変わりませんね。
真鶴の「美の町」の意味が少しわかったような気がします。 -
先に進むと頼朝観音の小さなお堂があって、その脇に洞窟がありました。
石橋山で平家に敗れた源頼朝が追っ手を逃れて隠れたという伝説のある「しとどの窟」です。
鎌倉を中心に伊豆から三浦半島にかけては頼朝伝説が今も生きているわけですね。 -
先に進むと斜面に伸びる長い石段が見えてきます。
愛宕山の石段より凄いなぁ。船渡御で有名な貴船神社です。
ここまで来たら登らなければ・・・。 -
船渡御の行われる貴船まつりは、塩釜みなと祭、厳島神社の管絃祭とともに日本三大船祭りに数えられます。
その船渡御のジオラマを発見。もちろん神輿庫に安置された神輿も見てきました。
7月末の2日間ですね。覚えておこう。 -
社殿は白塗りの美しい形。
正月だからか、茅の輪飾りもありました。
御祭神は大国主神、事代主神、少彦名神。 -
石段は108段。その途中に船玉竜神社の社もあります。
漁港のある町は水神社や竜神社が多いですね。
なかなか立派な竜の彫物がありました。 -
神社のお詣りを済ませて、今度は海岸線の道へ。
海を見ながらの潮風ウォークです。
堤防の突端に建つのが真鶴灯台。と言っても可愛いものです。 -
漁港の先からは磯伝いに琴ヶ浜遊歩道が続いています。
コンクリートの歩きやすい歩道が整備されています。
海風は寒くなくて心地よいです。 -
寒くないとは言え、海に入るのは如何なものか・・・。
マリンスポーツは理解に苦しみますねぇ。 -
岬の突端まで遊歩道が続いているかと思えば違いました。
なかなか複雑な地形のようです。
これで晴れていれば絶景だったと思います。 -
予想はしてましたが、もう一度峠越えでした。
想定していたよりアップダウンが多くて、海辺歩きというよりハイキングですね。
尾根まで登って行くとルートがいくつも分かれています。
ここは三ツ石方面へ。 -
途中にあった佐佐木信綱の歌碑。
『真鶴の 林しづかに 海の色の
さやけき見つつ わが心清し』
そう。ところどころで木立の隙間から海が見えます。 -
ピークとも言えるところに建つのが「ケープ真鶴」です。
岬のランドマークですが地味な造りの建物でした。 -
ここで海鮮汁のご接待を受けました。
先着500名まで。後ろから3番目でギリギリでした。
登り坂で数人抜いたのが勝因かな。(^^; -
幕末の史跡である台場跡です。
品川沖の御台場だけでなく海岸線を持つ藩は異国船を退けるための台場を造ったようです。
ここは小田原藩の管轄。 -
その隣りが与謝野晶子の歌碑。
『わが立てる 真鶴崎が 二つにす
相模の海と 伊豆のしら波』
情景そのままです。 -
こちらが相模の海の方。
階段が海に落ち込んでいるような急勾配。
本当の岬の突端です。 -
階段の脇には思いがけずに花に遭遇。
日本水仙が満開です。これはうれしい誤算。
そろそろ花の季節の到来を告げるようです。
2月は水仙を追いかけるかな・・・。 -
坂道を下って行くと見えてきたのが三ツ石です。
潮の高低で見え方が違うのかな。今は干潮か? -
すぐ近くにあるようですが距離は結構あります。
どうしても2つにしか見えないけど三ツ石。
真鶴のシンボルです。 -
三ツ石を眺めながらの大休止。
今日一番に人が多かったのはやはりここです。
バスで来る人たちもケープ真鶴で降りて、ここまで歩いてくるわけですから。
しかし、歩いて来なければ真鶴の町の良さは半分もわからないですね。 -
三ツ石から続くのは潮騒遊歩道。
ゴツゴツした岩が連なる荒々しさがあります。
歩道は良く整備されているので危険はありません。
波が高かったら歩けないでしょうけど。 -
今度は磯釣りの人たちを発見。
長閑な海、海鳥、釣り人と三拍子揃いました。おまけに沖に釣り船も浮かんでいます。 -
この浜は番場浜と呼ぶようです。
遊歩道はこの辺りでお終いになります。
ということは、また登りかぁ・・・。 -
急な登りのあとにやって来たのは本格的な山道の風景。
まるで芝居の場面転換みたいです。
途中に名木「真鶴半島の黒松」が聳えていました。 -
この辺りの森は「お林」と呼ばれているそうです。
山道は長くは続かずに車道に出ました。
見えてきたのは中川一政美術館です。 -
中川一政画伯といえば、向田邦子の著作の装丁ですね。
大胆なタッチで鮮やかな色遣いが特徴。
内部は撮影できないのでパンフレットと半券でご容赦。
作品数もそこそこで見応えありました。 -
すぐ近くの「お林展望公園」のゲストハウスに中川画伯のアトリエが再現されています。
こちらは撮影可。イーゼルにある2枚の未完成のキャンバスは本物だそうです。 -
展望公園というくらいですから園内を見てみましょう。
芝生と椰子の木とコロニアルスタイルのゲストハウス。
季節違いですが南国ムードが漂う公園です。 -
樹木に遮られて展望は思ったほどではありません。
むしろケープ真鶴の方が海が広々としていました。
ただし、ここから見ると三ツ石がちゃんと3つの岩に見えます。これで納得。 -
ここからは半島の尾根伝いに駅に向かいます。
と言っても普通の車道歩き。
足元を気にせず景色を眺めつつの快適ウォーク。
午前中に歩いた琴ヶ浜が眼下に見えます。 -
西側は湯河原と熱海の海岸線が続きます。
そろそろ梅が咲き始める季節ですねぇ。
今度は熱海から真鶴半島を眺めてみましょうか。 -
途中で見かけた中川画伯?
ではなくて、グループで来てスケッチしてました。
皆さんなかなかお上手でした。 -
ではスケッチのおじさんと同じ構図で。
なるほど真鶴漁港の全体が1枚の絵に収まるわけですね。
今日はこの絵の左下から右上へと歩いてきたのです。 -
やがて駅前へと続く大通りに出ます。
商店が建ち並んだ真鶴のメインストリートでしょうか。
ちょっと鄙びた感じも悪くないです。割と賑やかでした。 -
ゴールの真鶴駅に到着して、駅前の干物屋でお土産の物色。
結構良いものが揃ってました。安かったし。
ということで真鶴半島をぐるりと回ってみました。
見所も多いし、海から山へと変化もあって歩き甲斐のあるコースでした。
晴れ上がらなかったけど、風が弱くて寒くなかったのは助かりました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 哈桑湖さん 2010/12/05 10:07:48
- 真鶴だけは、心残りが
- もろずみ様
私は以前、厚木にいました。小田原は行きました。熱海も行きました。厚木の同僚の女性従業員の方が、真鶴は神奈川だけど、静岡の熱海より、海も景色も綺麗だと、言っていたのを、思いだしました。
真鶴、素晴らしいところですね。
あと、マリン・スポーツは、理解に苦しむと。同感です。私は、スキーもそう思いますが。
綺麗なお写真、有難うございました。
- もろずみさん からの返信 2010/12/05 22:29:18
- RE: 真鶴だけは、心残りが
- 浦潮斯徳さん、こんにちは。
> 厚木の同僚の女性従業員の方が、真鶴は神奈川だけど、静岡の熱海より、海も景色も綺麗だと、言っていたのを、思いだしました。
> 真鶴、素晴らしいところですね。
素朴な町です。
熱海との対比は面白いかも知れません。なにしろ熱海は日本のニースですから。
真鶴は季節を変えてまた行ってみたいです。
夏の貴船神社の祭礼に行こうと思ったのですが、今年は猛暑到来で果たせずでした。
> あと、マリン・スポーツは、理解に苦しむと。同感です。私は、スキーもそう思いますが。
スキーは・・・若い頃、熱中していたので支持します。(笑)
-
- コクリコさん 2008/02/05 21:56:11
- 岬めぐりねぇ・・・
- もろずみさん、こんばんは。
またまた、懐かしい題名ですね。
私の岬巡りは丹後半島なんですが・・・岬めぐりのバスは走るぅ♪を実践しました!
それは置いておくとしても、真鶴岬へは、高校1年の時(また高校1年です)行ったきりなので、町の風景など全然覚えていないのです。
だって、20年も前のことですからね〜オホホ(^^;)
でも、コメントによると風景は当時とあまり変わらないようなのですね。
当時は真鶴だけでなく、海辺の町はこんな感じでしたよね。見たことあるような懐かしい気持ちになりました。
石橋山の合戦に破れた時に隠れた洞穴も見た覚えがないのです。
水仙の群生も早い春を感じさせてくれますね。
春の海〜ひねもすのたりのたりかな〜にはまだ早いですが、写真を見ていたら春の海が見たくなりました。
おや、もろずみさん、新年早々お誕生日だったのですね。
かにちゃん、すぐにメッセージを送るなんてさすがです!
4トラのフォトスクール、もろずみさんも当選していたら、かにちゃんとオフ会できて面白かったのに。
- もろずみさん からの返信 2008/02/05 23:11:48
- RE: 岬めぐりねぇ・・・
- コクリコさん、こんばんは。
岬めぐりはバスでしたっけ?全部歩いてしまいました。
真鶴には小学生以来で、私も全然覚えていませんでした。
何せ25年前(だんだん若くなる)ですから。(^^;
「美の町条例」というのは凄いですよ。
大型店舗は作れないので商店街が健在ですもの。コンビニはありましたが・・・。
昭和がそのまま残っていて、住み良さそうでした。
海辺の静かな町というのも最近はなかなか見つけるのが大変です。
4トラのフォトスクールの日が誕生日だったので、絶対当たると思っていたのですが・・・。
かにちゃんと会っていたら、確かに面白いことになってましたねぇ。
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