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1本のブログにするほどボリュームのない街や、単なる通過地点の写真を集めました。<br />

イエメン 1あちら~こちら

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2007/11 - 2007/11

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風神

風神さん

1本のブログにするほどボリュームのない街や、単なる通過地点の写真を集めました。

  • ロックパレスです。

    ロックパレスです。

  • 場所を変えて撮っています。<br />完全に逆光で苦しい撮影ですが、ロックパレスの姿としてはこの方向が最もいいと思います。

    場所を変えて撮っています。
    完全に逆光で苦しい撮影ですが、ロックパレスの姿としてはこの方向が最もいいと思います。

  • ロックパレスのこれはマフラジだと思いますが、家具・内装の類は何もありません。<br />カマリア窓は透かし彫り状の漆喰の外側に色ガラスを取り付けています。<br />従って外側から見たとすれば見栄えは多少悪いと思います。

    ロックパレスのこれはマフラジだと思いますが、家具・内装の類は何もありません。
    カマリア窓は透かし彫り状の漆喰の外側に色ガラスを取り付けています。
    従って外側から見たとすれば見栄えは多少悪いと思います。

  • 同じ部屋です。眺望は最高です。<br /><br />カマリア窓の色ガラスですが・・・<br />ステンドグラスstaind glassは直訳すれば色ガラスまたは焼付けガラスになりますが、9C以降ヨーロッパでステンドグラスと言えば「彩色ガラス片を断面が工型をした鉛のジョイナーに差し込んで図案通りに組み上げ絵画を構成したガラス窓」を指すようです。<br />従って写真のような窓は、簡易ステンドグラスまたはステンドグラス風ではあっても、本来のステンドグラスと区別して考えたほうがよさそうです。<br /><br /><br />

    同じ部屋です。眺望は最高です。

    カマリア窓の色ガラスですが・・・
    ステンドグラスstaind glassは直訳すれば色ガラスまたは焼付けガラスになりますが、9C以降ヨーロッパでステンドグラスと言えば「彩色ガラス片を断面が工型をした鉛のジョイナーに差し込んで図案通りに組み上げ絵画を構成したガラス窓」を指すようです。
    従って写真のような窓は、簡易ステンドグラスまたはステンドグラス風ではあっても、本来のステンドグラスと区別して考えたほうがよさそうです。


  • 女子高生のグループが海岸に遊びに来ていました。<br /><br />右奥のとんがり気味の山、私の他ブログ「イエメンのワジと青き岩峰」の表紙の山を裏から見ているのだと思います、多分。<br />

    女子高生のグループが海岸に遊びに来ていました。

    右奥のとんがり気味の山、私の他ブログ「イエメンのワジと青き岩峰」の表紙の山を裏から見ているのだと思います、多分。

  • 非常に大規模な段々畑です。<br />一番低いところはどう見ても、涸れ川の砂ではなく水が流れている川なのですが、近くで見たわけではないので断定する自信はありません。<br />これだけの標高差がありますし、Google Earthで見るとイエメンにも新しいダムができていますので、常時水が流れる川があっても全然おかしくないですね。<br />

    非常に大規模な段々畑です。
    一番低いところはどう見ても、涸れ川の砂ではなく水が流れている川なのですが、近くで見たわけではないので断定する自信はありません。
    これだけの標高差がありますし、Google Earthで見るとイエメンにも新しいダムができていますので、常時水が流れる川があっても全然おかしくないですね。

  • 斜面に広がるジブラの遠景です。

    斜面に広がるジブラの遠景です。

  • ジブラへの途中、山道です。<br />女性が山羊の番をしていました。

    ジブラへの途中、山道です。
    女性が山羊の番をしていました。

  • ジブラの建物は全般に外壁の傷みが進んでいて、補修も不十分です。また建物の意匠も統一感に欠け、写真の被写体としては勧められません。<br />ミナレットも斜面の途中に立っていて高さもあまりないので、他の建物に埋もれたように写りやすく、映えません。<br />左上に見えるミナレットが、後から大写しの画像で出てくるミナレットです。<br />そのすぐ右が修復中の王宮です。

    ジブラの建物は全般に外壁の傷みが進んでいて、補修も不十分です。また建物の意匠も統一感に欠け、写真の被写体としては勧められません。
    ミナレットも斜面の途中に立っていて高さもあまりないので、他の建物に埋もれたように写りやすく、映えません。
    左上に見えるミナレットが、後から大写しの画像で出てくるミナレットです。
    そのすぐ右が修復中の王宮です。

  • ジブラの建物です。<br />元は立派な建物だったのでしょうが、窓のデザインや配置が非常にばらばらです。これは住みやすくするために壁に穴を開けて長方形の新しい窓を造ったり、もともとの窓を修理する際、安直に今風の長方形だけの窓にして、上部のアーチ窓を省略したり、コンクリートなどの「新建材」をあからさまに使用したためと思われます。<br />左側の建物は屋上から何かの水が継続的に垂れ続けたらしく、縦に長くカビの黒ずみが出ています。<br />「保存」は色々な意味で負担が大きく、困難が多いと感じます。

    ジブラの建物です。
    元は立派な建物だったのでしょうが、窓のデザインや配置が非常にばらばらです。これは住みやすくするために壁に穴を開けて長方形の新しい窓を造ったり、もともとの窓を修理する際、安直に今風の長方形だけの窓にして、上部のアーチ窓を省略したり、コンクリートなどの「新建材」をあからさまに使用したためと思われます。
    左側の建物は屋上から何かの水が継続的に垂れ続けたらしく、縦に長くカビの黒ずみが出ています。
    「保存」は色々な意味で負担が大きく、困難が多いと感じます。

  • ジブラのミナレットのひとつです。<br />外壁は、色違いの小さいレンガを使って丹念に組み上げて模様、凹凸、アーチ状の窪み等を作り出しています。かなりのものです。<br />レンガがあまりに小さく膨大な数なので画面はぼやけている様に見えますが、拡大してみると一つひとつのレンガがはっきり見えます。<br />

    ジブラのミナレットのひとつです。
    外壁は、色違いの小さいレンガを使って丹念に組み上げて模様、凹凸、アーチ状の窪み等を作り出しています。かなりのものです。
    レンガがあまりに小さく膨大な数なので画面はぼやけている様に見えますが、拡大してみると一つひとつのレンガがはっきり見えます。

  • この画像では、拡大するとレンガの組み上げ方まで良くわかります。<br />前の画像でもそうなのですが、部分的にレンガが抜け落ちて模様が崩れているのがわかります。

    この画像では、拡大するとレンガの組み上げ方まで良くわかります。
    前の画像でもそうなのですが、部分的にレンガが抜け落ちて模様が崩れているのがわかります。

  • ジブラの王宮跡だそうですが、ひどい傷み方です。<br />この部分は外壁だけがかろうじて残り、スカスカ状態です。修復中ですが、修復なんて生易しいものではなく、いっそ全部壊して建て直したほうが早いかも知れませんね。<br />いずれにしろ何年も何年もかかるでしょうね〜

    ジブラの王宮跡だそうですが、ひどい傷み方です。
    この部分は外壁だけがかろうじて残り、スカスカ状態です。修復中ですが、修復なんて生易しいものではなく、いっそ全部壊して建て直したほうが早いかも知れませんね。
    いずれにしろ何年も何年もかかるでしょうね〜

  • ジブラのスークです。

    ジブラのスークです。

  • ユダヤ人の家です。<br />エジプトのカイロでは、オールドカイロ地区のコプト教徒が今も平穏にイスラム教徒と共存しています(他ブログ「オールドカイロ」参照)<br />しかし明確な信仰を持った異教徒同士が同じ地域で長く生きていくのは難しいのでしょうか。イエメンでは他の街でもユダヤ人の家と言うのがありましたが、実際にユダヤ教徒がイエメンに住んでいたのは、ずっと昔のことのようです。<br />そういえば、中東のキリスト教徒もイスラム教徒の嫌がらせ等で居ずらくなって、どんどん出て行ってしまっている地区があるようですね。<br />異宗教共存の破綻は昔のイエメンだけでなく、今も現在進行形、ですね。

    ユダヤ人の家です。
    エジプトのカイロでは、オールドカイロ地区のコプト教徒が今も平穏にイスラム教徒と共存しています(他ブログ「オールドカイロ」参照)
    しかし明確な信仰を持った異教徒同士が同じ地域で長く生きていくのは難しいのでしょうか。イエメンでは他の街でもユダヤ人の家と言うのがありましたが、実際にユダヤ教徒がイエメンに住んでいたのは、ずっと昔のことのようです。
    そういえば、中東のキリスト教徒もイスラム教徒の嫌がらせ等で居ずらくなって、どんどん出て行ってしまっている地区があるようですね。
    異宗教共存の破綻は昔のイエメンだけでなく、今も現在進行形、ですね。

  • これもジブラの家のドアです。<br />古くて味がありますね。

    これもジブラの家のドアです。
    古くて味がありますね。

  • タリムのムハダールモスクです。<br />イエメンではこのような四角錐のモスクはあまり見ませんでした。

    タリムのムハダールモスクです。
    イエメンではこのような四角錐のモスクはあまり見ませんでした。

  • タリムのアル・カフパレスです。<br />綺麗な透かし彫り状の木製窓を作り、その外側に長方形の色ガラスを貼り付けてあります。一枚一枚のガラスは模様の形とは一致していません。<br />ステンドグラス風です。

    タリムのアル・カフパレスです。
    綺麗な透かし彫り状の木製窓を作り、その外側に長方形の色ガラスを貼り付けてあります。一枚一枚のガラスは模様の形とは一致していません。
    ステンドグラス風です。

  • これも王族か大金持ちの屋敷跡です。<br />タリムのモスクの近くです。

    これも王族か大金持ちの屋敷跡です。
    タリムのモスクの近くです。

  • アデンのランボーハウスです。<br />今はホテルですが、ランボーが生活していたのはここの何号室とはっきりしているようです。

    アデンのランボーハウスです。
    今はホテルですが、ランボーが生活していたのはここの何号室とはっきりしているようです。

  • アデンタンクの最上流部です。<br />アデンタンクは洪水調節機能と水の確保を目的として、自然の谷に小規模なダムと貯水池を連続していくつも造った構造物です。<br />特別の豪雨があった時以外、今はほとんど使われていません。

    アデンタンクの最上流部です。
    アデンタンクは洪水調節機能と水の確保を目的として、自然の谷に小規模なダムと貯水池を連続していくつも造った構造物です。
    特別の豪雨があった時以外、今はほとんど使われていません。

  • アデンタンクの中流部です。

    アデンタンクの中流部です。

  • 南北イエメンが別の国だった時の国境です。<br />画面の建物は当時のパーミット(関所)です。

    南北イエメンが別の国だった時の国境です。
    画面の建物は当時のパーミット(関所)です。

  • 防衛戦略都市コーカバンの門、入り口です。<br />突当たりを右に折れると、狭い門があります。

    防衛戦略都市コーカバンの門、入り口です。
    突当たりを右に折れると、狭い門があります。

  • はい、これです。<br />城壁の上、白く見えるところで、高齢の職人さん二人、石積みを直しています。<br /><br />そして正面上部右端の窓は、狭いスリット状で外に向かっては開いている「銃眼」の造りです。

    はい、これです。
    城壁の上、白く見えるところで、高齢の職人さん二人、石積みを直しています。

    そして正面上部右端の窓は、狭いスリット状で外に向かっては開いている「銃眼」の造りです。

  • コーカバンはこの大平原と・・・

    コーカバンはこの大平原と・・・

  • このワジ源流、本当のどん詰まりの大岩壁に挟まれた岬状の台地の上にあります。

    このワジ源流、本当のどん詰まりの大岩壁に挟まれた岬状の台地の上にあります。

  • ワジ源流を登りきった場所からコーカバンを見るとこんな眺めになります。

    ワジ源流を登りきった場所からコーカバンを見るとこんな眺めになります。

  • 岬の付け根に当たる場所に墓地があります。<br />もちろん城壁のずっと外、数百m離れています。

    岬の付け根に当たる場所に墓地があります。
    もちろん城壁のずっと外、数百m離れています。

  • 加工した墓石も、<br />自然石を置いただけの墓石もあります。

    加工した墓石も、
    自然石を置いただけの墓石もあります。

  • カメラを右に振って、ワジの下流方向(源流出口)からさらにその先の大平原(と言っても標高は高いのですが)を望んでいます。<br />見えている道路はコーカバンがある岬状の台地の下を巻いて登ってきた舗装道路です。<br />V字型に行き止まりになっているワジ源流の大岩壁の撮影ポイントはこの道路の途中にあります。大変な迫力です。<br />しかしドライバーは「じきにフォトポイント、そこがベストビュー」等と言って、強く言わないと停車しません。急坂での一時停止や再発進を嫌うのかも知れません。

    カメラを右に振って、ワジの下流方向(源流出口)からさらにその先の大平原(と言っても標高は高いのですが)を望んでいます。
    見えている道路はコーカバンがある岬状の台地の下を巻いて登ってきた舗装道路です。
    V字型に行き止まりになっているワジ源流の大岩壁の撮影ポイントはこの道路の途中にあります。大変な迫力です。
    しかしドライバーは「じきにフォトポイント、そこがベストビュー」等と言って、強く言わないと停車しません。急坂での一時停止や再発進を嫌うのかも知れません。

  • コーカバンと双子都市のシバームに下りてきました。<br />シバームは農業生産と交易、コーカバンは戦争になった時の逃げ場所で攻撃拠点、分担しています。

    コーカバンと双子都市のシバームに下りてきました。
    シバームは農業生産と交易、コーカバンは戦争になった時の逃げ場所で攻撃拠点、分担しています。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • worldspanさん 2008/02/03 09:59:49
    良いですね、イエメンは。
    風神さんはじめまして。

    私もイエメンには訪れましたが、休暇の都合で、サナアしか回ることができませんでした。
    風神さんみたいにもう少しイエメンを吟味する旅をしたかったです。。。

    ではこれからも旅行記楽しみにしております。

    shijo

    風神

    風神さん からの返信 2008/02/03 11:32:49
    ありがとうございます。
    shijoさんおはようございます。
    投票とそしてお気に入り登録ありがとうございます。
    喜んで承認します。

    shijoさんのブログは臨場感あっていいですね。コメントが率直で迫力有ります。

    イエメンは街によって雰囲気や見所がだいぶ違います。
    shijoさんも機会があればサナア以外も回られるときっと楽しいと思います。

    worldspan

    worldspanさん からの返信 2008/02/03 11:40:53
    RE: ありがとうございます。
    風神さん

    承認ありがとうございました。
    機会があればまたイエメンを旅してみようと思います。今度行くときはイエメンからサウジをトランジットし、ヨルダンに抜けてみたいです(笑)。

    shijo
  • kantaroさん 2008/01/27 21:47:35
    素晴らしい建物ですね!
    風神さん、はじめまして。
    イエメンの旅行記、興味深く読ませていただきました。
    ロック・パレスは圧巻ですね!!
    イエメンの建物には前から興味があったのですが、こんな素晴らしい建物があるとは驚きです。ステンドグラス「風」の窓も素敵ですね。

    いつか、イエメンを訪れてみたい気持ちが膨らみました!(なかなか難しそうですが・・。)

    風神

    風神さん からの返信 2008/01/27 22:32:13
    今晩は〜
    kantaroさんブログ訪問、そして投票ありがとうございます。
    同じイスラム圏の国でもそれぞれ個性は違いますが、イエメンは独特ですね。
    特に地域ちいきの建物が建材もデザインも違っていて大変面白いですね。自然も変化に富んでいて素晴らしいです。
    イエメンはドバイやドーハからすぐ、誰でも容易に行ける国です。一度行かれるといいと思います。
    kantaroさんのブログも早速拝見します。
    またよかったらブログご訪問ください。

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