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タンザニア沖の島ザンジバルで一泳ぎして、水中翼船でダルエスサラームへ着く。<br />ジャンボインにチェックイン。<br />しかし、このホテルはセキュリティが厳しいというか、ドアに南京錠をつける金具が二つもついている。<br />よほど危ない地域にあるんだろうね。<br />それを気にせずに、ホテルの人にマラウィ行きのバス乗り場を教えてもらって、歩いていく。<br /><br />バス乗り場といっても、道路の脇に大型バスがずらりと並んでいるだけ。<br />そこへ行って、「マラウィ行きのバスはどれだ?」と聞きまくる。<br /><br />すると、誰かがこちらだ、こちらだと教えてくれる。<br />バスを見ると正面に「DAR MBEYA TUKURU KLA」と書いてある。<br /><br />これは、「ダルエスサラームからムベヤ、トゥクルを経由してキエラ行き」という意味なんだろうさ。<br />これは「MATEMA」社のバスで、タンザニア側のキエラという国境の町まで行く。<br />これが11〜12時間かかるとか。<br /><br />また国境を越えてそのままマラウィへ行くバスもあるようだが、17時間かかる。<br />こんな長距離バスは止めておきましょう。<br /><br />白人の男女旅行者カップルがいたので、相談して、翌朝出発のマテマ社のバスに決める。<br />なんと言っても、朝出て夕方到着するバスが安全でいいよ。<br />それと、他の旅行者も確実に乗ってれば安心だ。<br /><br />料金は11500シリング(1タンザニアシリング=0.2円)、つまり2300円程度。<br />バスの中に入って、自分の席を確認して料金を支払う。<br /><br />ところが、バスの案内をしてくれた黒人と冗談を言いながら話をしていたら、いい雰囲気になる。<br />彼はって、12000シリングのおつりの500シリングをチップでくれと、冗談で言う。<br />僕はいつもならば、もちろんお釣りを取り返すわけだが、そのときのムードで、「いいよー♪」みたいな感じで渡してしまった。<br />するとこの黒人がけっこう感動して、僕に握手をしてきたよ。<br />彼はこのバスの世話役みたいな立場だったらしく、翌日のバスにも乗っていた。<br />このことがあったせいか、僕を助けてくれたりしたよ。<br /><br />彼にビールを飲めるところを聞いて、ふらふらと歩いていく。<br />「ホテルインターナショナル」の向かいにビールを飲めるところがある。<br /><br />ビールを渡すところが鉄格子で守られていて、その鉄格子越しに金とビールの交換を行う。<br />思い出せば、ナイロビの有名なグリーンバーでも鉄格子の中にビールがあったよね。<br /><br />サファリビール、タスカービール、共に500mlのビンで500シュケル(100円)。<br />ビールのお替りをしたら、鉄格子の中のたくましい黒人女性が「あんたは日本人かい?」って聞いてきたよ。<br /><br />まあ、そこにいる連中と僕の感じが全く違ってたから、気になったんだろうね。<br />日本人だと返事すると、ウンウンとうなずいたのが感動的だったね(笑)。<br /><br />このあと、泊まっていたジャンボインという安ホテルのレストランで、一人で機嫌良く食事をしていた。<br />すると、暗い雰囲気の日本人旅行者が話し掛けてくる。<br /><br />彼は、世界中の国について何でも知っているようだった。僕は「これから陸路で南アまで下って、一旦ヨーロッパへ飛んで、北欧のバルト三国へ入り、東欧をまわって、アメリカへ飛び、二回目の世界一周をして、旅行国数を確実に100以上にしたいんですよ」と正直に言う。<br />すると、彼は、バルト三国のビザの話や入国条件に付いて、壊れた蓄音機のようにぺらぺら話し始めた。<br />僕はフムフムと話を聞いて「それは君が行った時の話?」と質問したら、今度は「友達が行った」というのではなかった。<br />なんでも、彼は、日本で出ている旅行の本や雑誌を熱心に研究しているとのこと。<br />しかも、彼は旅行を研究するサークルに入って、他人の旅行の話を聞いたり、調べたりしているのだそうだ。<br />旅行の状況はしょっちゅう変化するので、旅行を研究しても何の役にも立たないと思ったが、それは言わなかった。<br />他に何の能力もなさそうな人なので、可哀相だったからだ。<br />でも、こういう馬鹿なことをして、大切な人生を無駄にする人もいるのだと思うと、優越感が得られてうれしかった。<br />彼は、その研究の結果、タンザニアからマラウィへの国境を越えると、入国管理事務所まで何時間も歩かなければならないので大変だということ、だから彼はマラウィへ行かないのだと忠告してくれた。<br />でも僕は、そんな旅の噂話は信じないので、適当に聞き流していたけどね。<br /><br />翌朝、バスターミナルに行くと、ちゃんと昨日のバスが待っていた。<br />バスの名前は「MATEMA BEACH VIDEO SLEEPING COACH」という豪勢な名前だ。<br /><br />ただ、名前にウソはなくて、このバスのシートはゆったりと仰向けに座れるようになっていて、走り出すと前方のテレビにひっきりなしにビデオ映画が流されるんだけどね。<br /><br /><br />【旅行哲学】金をせびられて、気分がシンクロするとあげてしまう。それもいいさ。<br /><br />http://www.midokutsu.com/africa/dar_bus.htm

マラウィ国境へのバス乗り場@ダルエスサラーム/タンザニア

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1996/07 - 1996/07

75位(同エリア76件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

タンザニア沖の島ザンジバルで一泳ぎして、水中翼船でダルエスサラームへ着く。
ジャンボインにチェックイン。
しかし、このホテルはセキュリティが厳しいというか、ドアに南京錠をつける金具が二つもついている。
よほど危ない地域にあるんだろうね。
それを気にせずに、ホテルの人にマラウィ行きのバス乗り場を教えてもらって、歩いていく。

バス乗り場といっても、道路の脇に大型バスがずらりと並んでいるだけ。
そこへ行って、「マラウィ行きのバスはどれだ?」と聞きまくる。

すると、誰かがこちらだ、こちらだと教えてくれる。
バスを見ると正面に「DAR MBEYA TUKURU KLA」と書いてある。

これは、「ダルエスサラームからムベヤ、トゥクルを経由してキエラ行き」という意味なんだろうさ。
これは「MATEMA」社のバスで、タンザニア側のキエラという国境の町まで行く。
これが11〜12時間かかるとか。

また国境を越えてそのままマラウィへ行くバスもあるようだが、17時間かかる。
こんな長距離バスは止めておきましょう。

白人の男女旅行者カップルがいたので、相談して、翌朝出発のマテマ社のバスに決める。
なんと言っても、朝出て夕方到着するバスが安全でいいよ。
それと、他の旅行者も確実に乗ってれば安心だ。

料金は11500シリング(1タンザニアシリング=0.2円)、つまり2300円程度。
バスの中に入って、自分の席を確認して料金を支払う。

ところが、バスの案内をしてくれた黒人と冗談を言いながら話をしていたら、いい雰囲気になる。
彼はって、12000シリングのおつりの500シリングをチップでくれと、冗談で言う。
僕はいつもならば、もちろんお釣りを取り返すわけだが、そのときのムードで、「いいよー♪」みたいな感じで渡してしまった。
するとこの黒人がけっこう感動して、僕に握手をしてきたよ。
彼はこのバスの世話役みたいな立場だったらしく、翌日のバスにも乗っていた。
このことがあったせいか、僕を助けてくれたりしたよ。

彼にビールを飲めるところを聞いて、ふらふらと歩いていく。
「ホテルインターナショナル」の向かいにビールを飲めるところがある。

ビールを渡すところが鉄格子で守られていて、その鉄格子越しに金とビールの交換を行う。
思い出せば、ナイロビの有名なグリーンバーでも鉄格子の中にビールがあったよね。

サファリビール、タスカービール、共に500mlのビンで500シュケル(100円)。
ビールのお替りをしたら、鉄格子の中のたくましい黒人女性が「あんたは日本人かい?」って聞いてきたよ。

まあ、そこにいる連中と僕の感じが全く違ってたから、気になったんだろうね。
日本人だと返事すると、ウンウンとうなずいたのが感動的だったね(笑)。

このあと、泊まっていたジャンボインという安ホテルのレストランで、一人で機嫌良く食事をしていた。
すると、暗い雰囲気の日本人旅行者が話し掛けてくる。

彼は、世界中の国について何でも知っているようだった。僕は「これから陸路で南アまで下って、一旦ヨーロッパへ飛んで、北欧のバルト三国へ入り、東欧をまわって、アメリカへ飛び、二回目の世界一周をして、旅行国数を確実に100以上にしたいんですよ」と正直に言う。
すると、彼は、バルト三国のビザの話や入国条件に付いて、壊れた蓄音機のようにぺらぺら話し始めた。
僕はフムフムと話を聞いて「それは君が行った時の話?」と質問したら、今度は「友達が行った」というのではなかった。
なんでも、彼は、日本で出ている旅行の本や雑誌を熱心に研究しているとのこと。
しかも、彼は旅行を研究するサークルに入って、他人の旅行の話を聞いたり、調べたりしているのだそうだ。
旅行の状況はしょっちゅう変化するので、旅行を研究しても何の役にも立たないと思ったが、それは言わなかった。
他に何の能力もなさそうな人なので、可哀相だったからだ。
でも、こういう馬鹿なことをして、大切な人生を無駄にする人もいるのだと思うと、優越感が得られてうれしかった。
彼は、その研究の結果、タンザニアからマラウィへの国境を越えると、入国管理事務所まで何時間も歩かなければならないので大変だということ、だから彼はマラウィへ行かないのだと忠告してくれた。
でも僕は、そんな旅の噂話は信じないので、適当に聞き流していたけどね。

翌朝、バスターミナルに行くと、ちゃんと昨日のバスが待っていた。
バスの名前は「MATEMA BEACH VIDEO SLEEPING COACH」という豪勢な名前だ。

ただ、名前にウソはなくて、このバスのシートはゆったりと仰向けに座れるようになっていて、走り出すと前方のテレビにひっきりなしにビデオ映画が流されるんだけどね。


【旅行哲学】金をせびられて、気分がシンクロするとあげてしまう。それもいいさ。

http://www.midokutsu.com/africa/dar_bus.htm

  • ダルエスサラームのバス乗り場の写真

    ダルエスサラームのバス乗り場の写真

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