2007/07/28 - 2007/07/28
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4nobuさん
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ブリュッセルを発ってアントワープ経由ロッテルダムの美術館に寄りロッテルダムに泊まる予定だった。翌日ロッテルダムからアムステルダム空港に直行できる。
ルーベンスの家、王室美術館、それに掘り出し物で有名なブリューゲルの絵があるマイエル・ファン・デン・ベルグ美術館など楽しみの多いアントワープの美術館巡りよりも田舎町リールの方がいいとかみさんが言う。かみさんが納得するなら私もまだ行ってないリールの方がいいと方向転換する。
アントワープでアクシデントに時間を取られ、アントワープを午前遅くに発つ。それにロッテルダムでの美術館訪問があるのでリール行きは慌しいことになる。
アントワープから支線で15分ぐらいと近い。丁度昼時なので街の中心への途中にあるパン屋のサンドイッチで昼食を済ませる。街の観光を済ませたつもりだったがこの街の生まれにゆかりの聖グマルス教会を忘れたままでロッテルダムに発ってしまう。慌てたせいか?頭の回転が鈍くなったせいか?
リールの概要:
ブルージュの妹といわれる。大ネーテ川が町を囲み更に小ネーテ川が町を縦断するので運河と町の合わさった風景がうまく纏まっていてブルージェよりしっとりしてむしろこちらの方が好ましいかも。それにはブルージュの喧騒がここではないことも幸いしている。
町の歴史:
764年に聖グマルスがここに木造の教会を建てる。それが現グマルス教会の基礎で、聖グマルスは後にこの町の守護神となる。
教会を取巻いて町が自然に出来上がり、1212年にはブラバントのヘンリー1世によって町の権威を認められる。
13から14世紀には繊維産業と家畜市場の繁栄による経済的な発展があった。しかし15から16世紀には経済の減衰により、より付加価値の高い産業への移行がなされる。そして16から17世紀にはビール産業が発達しここには多くの醸造所ができた。産業革命によって再び繊維産業が息をふきかえしたが第一次大戦では被害が大きかった。
第2次大戦後はダイアモンドの加工産業が盛んになる。しかし街をあるいてもそのような感じがない。表立たない方が保安上都合がいいからだと。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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リール駅を降り、街の方へ歩き出すとすぐに町を外堀のように取り囲む大ネーテ川の橋を渡る。川の両側は緑が濃く花も咲いて街を優しく包んでいるようだ。
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河畔の花
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街路から広場への入口付近
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市場帰りの団欒?
前の柱は美術館への可愛い道標 -
橋から真直ぐな街路を行くとグローテマルクト広場に出る。切妻の大きな家が広場に面した典型的な中世の広場で、丁度市場を開いている。
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これも市場風景。
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どこの市場も共通して花、野菜、果物、チーズ、ソーセージなどの肉製品の店が多い。これはチーズの店
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魚やの店先。新鮮な魚とムール貝が目を引く。
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マルクト広場に面した市庁舎。右手の半地下が観光案内所。裏の切妻の家が肉屋のギルドハウス。
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市庁舎に近付く
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肉屋のギルドハウス
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裏通りにも切妻の中世風の家が続く。
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広場につながる大通り。今日の市場に商品を運んできた車が沢山駐車。
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かっての城門の一つ牢屋の門
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牢屋の門を左に折れて進むとジンメル広場に到る。その向うの塔がジンメルの塔。
塔には有名な大きな天文時計が付けられこの時計の作者の名を取ってジンメルの塔という。
この地で生まれた時計職人ルイス・ジンメルが5年かけて製作した天文時計を1930年に市に寄贈した。丁度ベルギー独立100年だったのでJubilee Clock(歓喜の時計)と呼ばれる。 -
天文時計のダイヤル面。中央に公式時計があり周囲に12の天文関係の指標がある。
・真太陽時との差
・12宮図
・太陽球儀(軌道)と月文字(教会暦の日曜を示す)
・週日 ・地球儀
・月 ・日にち
・シーズン ・潮の干満
・月齢 ・月相
・月軌道 -
ジンメルの塔に隣接して小ネーテ川との間にあるジンメル関係の展示館。驚異の時計や作業室の復元などの展示がある。
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小ネーテ川の河畔にも緑が多い
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街を横断する小ネーテ川。運河?
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運河と橋がうまく調和した街
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ジンメルの塔から南へぺギン会院の方へ歩くと小公園に羊の群像がある
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羊の群像の由来:15世紀にジン2世がメツレヘン市民とのもめごとにリール市の協力を求めたお礼にと家畜市場か大学かどちらからを選ばせたらリール市民は躊躇せず家畜市場の権利を選んだ。それはこの地域に一つだけしか許可されない貴重な権利だった。それによって市場はVespelaarからLierに移り、大学はLeuvenにできる。
後年に学問より金。目先の利益を追うこの地の人を「羊の頭」と軽蔑される。 -
道はやがてぺギン会院の長屋に至る。ぺギン会院はフランドル地方独特の教会システムで十字軍参加の騎士の家族が自営と生活を確保するために設けられたシステムで、修道女と違って脱会や金銭の取得も使用も自由であった。先に訪れたブルージュも含めて13のぺギン会院はユネスコ世界遺産に登録された。
このリールのぺギン会院は13世紀に創設。17世紀に改造される。小さな美しい家が並んでいる。 -
まるで長屋のようだが小さな家の夫々に美しい庭もある。
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せまい路地が複雑に入り組んでいてそれに人の通りがないので中世そのものの感じが濃い。
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石畳と赤レンガの美しい通りで、向うに聖マルガレッタ教会が見える。
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ぺギン会院の中心の建物で、教会の前にある。
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ぺギン会院の構内にあるSaint-Margarita Church.
アンティオークの聖マルガレッテに捧げられた。パトロンはリールのぺギン会。
1664年に建設を始め1671年に完成。ただしファサード上の鐘楼は100年ほど後となる。そのために教会は穏健なバロック、鐘楼はロココ調になっている。鐘楼の時計は中世風で短針のみ。 -
教会の正面入口
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ファサードと鐘楼
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偶然に結婚式に出くわす
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花嫁と父が入っていく
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花嫁が入口で皆さんに挨拶
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式の直前か
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式が始まる
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この旅行記へのコメント (4)
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- tsunetaさん 2008/01/04 09:59:21
- あけましておめでとうございます!
- 4nobuさん! こんにちわ。 遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ベルギーの旅行記を本日拝見しました。
このリールでの散策は素晴らしかったことでしようね。 全てが絵になっていますね。
全ての建物の写真が一瞬、絵画のような錯覚に陥りますね。
天文時計も素晴らしいですね。
このような美しい場所で結婚式をされている父親と花嫁はさぞかし、嬉しかったことでしょうね。
このようなところに偶然会われた4nobuさんも良かったですね。 素晴らしい描写に一票投じました。
tsuneta
- 4nobuさん からの返信 2008/01/04 13:51:06
- RE: あけましておめでとうございます!
- 新年の挨拶が遅れ失礼しました。今年もよろしくお願いします。
今年はマイレージで7月のミラノへのキップを押えたのですが行き先はまだ決まっておりません。JALのチューリッヒ便がなくなりマイレージでのアルプス行きが不自由になりました。
私はドロミテ、かみさんはスイスと、ただいま調整中です。
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- とらいもんさん 2008/01/04 09:00:13
- ヨーロッパ
- おじゃまします
拝見させていただきました
- 4nobuさん からの返信 2008/01/04 13:43:31
- RE: ヨーロッパ
- ご覧いただき有難うございます。今年もよろしく。
昨年購入したスイスの本に「スイスの秘境を訪ねる旅」小島潔著がありますが、それにウンターエンガディンのグァルダからシュクオールまで川沿いのハイクがあります。ご参考まで。
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