今年も行ってきました。上海の表と裏の顔。

2007/12/02 - 2007/12/05

ベトナム旅行記も全くアップできないまま、月日が流れていきました。そんな中、1年ぶりに上海に行ってきました。
上海はますます都市化が進み、物価も上がっています。
でも、庶民が暮らすエリアにはその人たちのマーケットがあり、活気に満ちています。

エリア 上海(中国)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

まずは上海中心部の西、中山公園北に位置する金沙江路駅周辺。
駅から北に進むと庶民エリア。
白玉新村です。

ここにも昔からある庶民の市場があります。
古びた建物に挟まれた路地。
その両側には果物や肉、魚などの店が連なっています。
おばあちゃん、いい顔してます。

こういう朽ちかけの建物に強く引きつけられます。
向かいのアパートからは物干し竿が長く伸び、ここで暮らしているんだという生々しさが伝わってくるようです。
ここも近い日、取り壊されてしまうのでしょうか。

水餃子と野菜炒めの露天。
至る所で炎が上がっています。

カニをのぞきこむ人たち。
その向こうでは煮物に群がっています。

地元の人たちで賑わう風景。

にわとり、くださいー。と言うと絞めてむしって捌いてくれます。
注文もないし、新聞でも読むか。

さー、揚げもん、安いよ、うまいよー。

えー。
写真撮るんですか？
照れちゃうな。
でも、美人に撮って下さいねー。

米、買おう、米。
隣は修理屋さん。
何でも直すよー。

次は失われてゆく上海の今をお届けします。
コメントはありません。
ただ眺めてください。

いかがでしたか。
人々の思いや歴史を跡形もなく消し去り、そして「近代化」という無味乾燥した化粧が施されていきます。
そのあとには「あたたかみ」も「味」もない世界が広がっていきます。
上海の華々しい「表」の顔だけでなくこういう「裏」の顔が見られるのは今だけかもしれません。