2007/11/19 - 2007/11/19
231位(同エリア243件中)
のださん
九年庵というところがあります。
佐賀の大実業家・伊丹弥太郎が、明治25年から9年の歳月をかけて築いた、6,800?の別邸と庭園です。
毎年11月15日から23日までの9日間だけ公開されるという名勝らしくて、毎回めちゃくちゃな混雑だそうです。
平日だったら多少マシだろうということで、今日行くことにします。
今日の午後、福岡からの便で帰るので、朝早くに行ってさらっと見る。
お袋が運転していってくれます。
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8時半開園のところ8時に行くと、すでにがやがやしています。
九年庵公開時期は、駐車場はすべて500円かかります。
それでも近くに停められたのはマシだった。
九年庵に入る前に、近くの見どころを回ってみます。
まずは仁比山神社の仁王門。
仁王像が鎮座していますが、他地区にあったものを江戸時代にこちらに移したとのことです。 -
仁王門をくぐって、さあ本殿か、と思ったら、舗装道路が続いているぞ。
何なんだここは?
出店が並んでいます。
観光地ずれしてしまっているようです。
私が仁王門を見ている間、お袋が入場整理券を取ってきてくれました。 -
通路右手の上方に伊東玄朴旧宅。
我々が玄関前まで上がると、スタッフさんが開ける準備をしてくれます。 -
ここにも胸像があります。
市庁舎で見たものとそっくりです。
そりゃそうか。
上の方には石碑もありますね。 -
邸宅が開いたようです。
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伊東玄朴先生の略歴や史料等を見学できます。
墓は台東区にあるということで、いつかお参りすることにしましょう。 -
九年庵まで歩いていくと、8:15くらいですが、すでに入ることができるということで、入ります。
美化協力金という名目で300円必要です。
そんなに赤が目立つという感じでもない。
まだちょっと早いのかな。 -
邸宅はさすがに風情があります。
近世の数寄屋建築だそうです。 -
我々は今、板造りの通路上を歩いていますが、以前は下の苔石を踏みながら歩いていたそうです。
あまりにも客が多くなって、通路を造らざるを得なくなったのでしょうね。 -
邸宅を裏のほうから眺めてみます。
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遠くに佐賀平野を望みます。
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ああ、こっちからはなかなか良いです。
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もう一ちょ。
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もう一ちょ。
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もう一度邸宅を裏から。
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九年庵を出ると、仁比山神社へと続きます。
下の方に仁王門があるのはまぎらわしいな。 -
ここでも紅葉は楽しめるようですね。
いずれにしても、この時期は駐車場代はかかります。 -
上がっていくと本殿。
729年行基が開いたそうです。
山の神・農業の神が祀られており、現在では「山王さん」の名で親しまれているとのことです。 -
上がると見晴らしは良いです。
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本殿裏に、「金剛水」と呼ばれる御神水が湧いています。
猿の石像がいっぱいありますね。
水をかけて願いを唱えれば叶うのだそうです。
御神水を飲むと、胃腸が弱い人も良くなるそうです。 -
裏をぐるっと回って、見ざる・聞かざる・言わざるが現れます。
猿は山王さんのお使いだそうです。 -
うん、ここの紅葉も良さげです。
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九年庵は一度入ればいいかな。
紅葉を楽しむのであれば、仁比山神社だけでも十分のような気がします。 -
本殿正面を真っ直ぐ下りていくことにします。
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地蔵院へ参拝します。
明治以前まで仁比山神社の神宮寺であった護国寺の名残をとどめる寺だそうです。
仁比山観世音菩薩を、九年庵公開時期だけ特別に御開帳しているとのことです。 -
境内の大いちょうもかなり映えています。
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九年庵入り口まで戻ると、9時ごろですが結構並んでいます。
平日なのにこれか。
我々は運良く並ばずに入れました。 -
入場整理券を配っている本部がある広場を抜けていくと、橋が架かっています。
日本初の木トラス構造によるアーチ型、だそうですが、「愛逢橋」と言います。
下を流れるのは城原川。
城原川の両岸に、縁結びにご利益があるとされる仁比山神社と八天神社が鎮座しているので、思いを寄せる人と一緒に渡ると縁が結ばれるのだそうです。
そんな橋を、私はお袋と一緒に歩いています。 -
城原川の清流を眺めて楽しみます。
まずは上流側。
いくつかの山に囲まれていますが、お袋も山々の名前は知らないようです。 -
下流を見てみます。
佐賀平野が広がっております。
ここの景色は素晴らしい。
雄大な自然こそが、佐賀の宝です。 -
愛逢橋に別れを告げます。
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帰りは高速バスで福岡まで。
私はお袋に車で運んでもらいましたが、これ歩くとかなりかかりそうです。
20分くらいはかかりそうな勢い。
ここから福岡空港まで直行する便もありますが、私は福岡にいる知り合いに会うため天神行きに乗ります。
これで今回の帰省はおしまい。
なかなか楽しかった。
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