初・アメリカ出張（2007年11月） ボストン編

2007/11/14 - 2007/11/16

プライベートでの旅行は数多くしていますが、仕事で海外に行くことは初めて。出張先はボストンで、帰りにニューヨークに1泊して戻ってくるという、非常に短期間の滞在でしたが、仕事のあいまに街を散策することもでき、充実した出張となりました。

エリア ボストン(アメリカ)

• 同行者: その他
• 航空会社: JAL

シカゴへ向け出発

今回の出張では、まず成田12:00発のJL10便にてシカゴ・オヘア空港へ向かい、そこでアメリカン航空に乗り継いでボストンを目指しました。

最初だけシャンパンで…

本来なら勤務時間なのでソフトドリンクにしておくべきか悩みましたが(笑)、上司が飲んでいるのを確かめて、最初だけシャンパンをいただくことに。

前菜

洋食・和食ともそれぞれ2種類から選べるのですが、私は洋食をチョイス。前菜は、鮪の炙り焼きマリネ、ポークフィレ肉の香草風味柔らかロースト、フレッシュサラダと彩り野菜、でした。

メイン

肉と魚から選べますが、こちらは、
すずきと小海老のロースト
しめじのボルドレーズ添え
異国風スパイスの軽いクリームソース

2回目の食事

最初の食事のあとは、好きなときに食べたいものを何でも注文できる、というシステムです。このような海鮮粥の和朝食のメニューもありました。
このあと、DEAN&DELUCAのアイスクリームもいただきました。JALエグゼクティブクラスの機内サービス、悪くはないですよ。

ボストン散策

今回の陸の移動はすべてリムジン…お偉方のセキュリティ対策ということで、私もそれに便乗してしまいました。ホテルにチェックイン後、フリーダム・トレイルの散策に…。

ボストン・コモンよりスタート

フリーダム・トレイルとは、街の歴史的な名所を巡りながらアメリカ合衆国独立への軌跡を見てまわる観光ルート。起点が、ボストン・コモンといわれ全米で最も古いとされる、この公園です。

パーク・ストリート教会

公園の向こう側にある塔をもった建物が、パーク・ストリート教会です。空も綺麗な青空で、大変爽快な気分でした。ロングフライトでなまった体を動かすのも気持ちよいものです。

赤いラインが道標

歩道の上に描かれた赤いペンキや赤レンガに沿って歩いていくと、次々に名所が現れてくる、というようになっています。晩秋の公園を半周して、街の中へ…。

マサチューセッツ州議事堂

ボストン・コモンの近くにあるこの州議事堂は、現在も現役だそうです。赤レンガの上の金色ドーム、ちょっとインパクトがありました。

グラナリー墓地

上で紹介したパーク・ストリート教会に隣接する墓地には、独立戦争の英雄や街の名士たちが眠っています。

リス発見！

この墓地には、とても大きなリスが何匹もいました。人に慣れているようで、カメラを持って近づくと、向こうから傍によってきました。餌は持ってないのに…。

キングス・チャペル

ユニークな外観のこの教会は、外壁が花崗岩で覆われています。1688年にボストン初の英国国教会として建てられたそうです。

オールド・シティ・ホール

左下に立つ銅像はベンジャミン・フランクリンの像です。この像は、アメリカで最初に建てられた銅の立像だそうですよ。

オールド・シティ・ホール

ベンジャミン・フランクリンはこの旧市庁舎の近くで生まれ育ったそうです。この建物は、1865年から100年以上にわたり市庁舎として使われ、現在はフレンチ・レストランやオフィスが入居しているようです。

オールド・サウス集会場

清教徒の教会として1729年に建てられたものですが、独立革命の前夜には、ここで英国植民地政策に対抗するための集会が開催されたそうです。

旧州議事堂

ボストン金融街の真ん中に目立って建つ、この赤レンガ造りの建物は、英国政府の出先機関の本部として、1713年に完成したそうです。1776年、東側のバルコニーで初めて「独立宣言」が読み上げられた、歴史的なサイトです。

ファニュエル・ホール

裕福な商人だったPeter Faneuilがコミュニティの人々のために建設して寄付をした集会所です。

ボストンのダウンタウンはこのような、赤レンガの建物が今でも数多く存在し、他のアメリカの都市にはない落ち着きと歴史の薫りが佇んでいるように思いました。

クインシー・マーケット

上の写真のホールの真裏にあるのが、このクインシー・マーケットです。この周辺にも数多くのショップがあって、非常に賑わっているエリアです。

新旧コントラスト

ボストンは今回の出張の目的がそうであるように、名だたる金融街です。近代的な高層ビルと、低層の赤レンガの建物が、自然と調和していて、素敵な街でした。

ノースエンド地区

このエリアは17〜18世紀の家並みが保存されているとのこと。イタリアン・レストラン街があり、どこかのヨーロッパの街を歩いているような気分になります。

ポール・リビアの家

1680年に建てられたとされる、アメリカ最古の木造家屋です。独立革命の英雄、ポール・リビアが住んでいた邸宅で、現在は当時の生活ぶりを再現した展示がなされているようです。

セント・ステファン教会

ノースエンド地区の落ち着いた街並みに建つ、白い塔が印象的なこの教会は、ワシントンのキャピトル（国会議事堂）を手がけたチャールズ・ブルフィンチの設計によるものだそうです。

トレイルは続く…

セント・ステファン教会と、下の写真のオールド・ノース教会をつなぐ道にて撮影。フリーダム・トレイルの全長は5kmもあるそうです。

オールド・ノース教会

こちらは1723年に建てられたボストンに現存する最古の教会です。写真には収まりきらなかったのですが、白く高い塔が非常に印象的な教会でした。

チャールズ川のほとりで

ボストン・ハーバーも至近の地点にて。向こう岸に立つ塔が、バンカー・ヒル記念塔です。やはり港町は好きですね。

飛行機雲

夕暮れのボストンの空を見上げると、くっきりとした飛行機雲が一条。この時間にもなると、かなり空気は冷え込んできました…。

USSコンスティテューション号博物館

USSコンスティテューション号とは、下の写真にもある、現役で航行可能な軍艦としては世界最古の木造帆船です。その航海ルートや模型等を展示した博物館です。時間の関係で見学はできませんでしたが…。

歴史のあるドック

おそらくUSSコンスティテューション号が建造されたドックだと思います。産業遺産といったところでしょうか。

USSコンスティテューション号

1797年の進水以降、1812年の対英戦まで40数戦無敗であったそうで、米国海軍史上で最も有名な軍艦だといわれています。帆船の向こう側に見える金融街も美しかったです。

バンカー・ヒル記念塔

フリーダム・トレイルの終点でもあるこの記念塔は、高さが67mもあるそうです。ここは、1775年6月17日、独立戦争で初めて本格的な戦闘となったバンカー・ヒルの戦いの舞台です。

このあと、シーフードレストランで夕食をとりました。ボストンでの4回の食事のうち、3回はシーフード。ニューイングランド・クラムチャウダーはもちろん、どれをとっても美味しかったです。

ボストン滞在中のホテル

The Langham Hotelに2泊しました。こちらはロビー。プライベートで泊まるにはちょっと敷居の高いホテルです。

ゆったりした部屋

1人で泊まるにはもったいないほどの広さでした。しかし、ニューヨークのホテルは、これよりもさらに広く豪華なものでしたから、驚きです。

仕事も問題なく…

インターネットも問題なく接続でき、職場にいるのと変わらない環境でした。

以上で、ボストン編は終了です。車でフェンウェイ・パークにも連れていってもらいましたが、その頃は睡魔と格闘中でした。

この旅行記へのコメント （8）

• sankanさん 2011/02/16 09:23:08

  懐かしいボストンをありがとう！

  1985年〜87年、ボストンの営業駐在員をしていました。
  といっても米系の会社でしたので、事務所では日本人は2人のみでした。
  転勤でボストンに到着、家族が着いた9月末頃より紅葉が盛りとなりまして、美しい紅葉とともにボストン生活が始まりました。その後、ロサンゼルスへ転勤し3年を過ごすことになるのですが、ボストンは家内や娘たち共々とても思い出のある街です。親しくなった近所の人とは今でもメールをやりとりしています。
  
  ファニエルホールやクインシーマーケット（転勤後、はじめての週末に家族で行ったところです）、とても懐かしく拝見させていただきました。大好きなチャールズリバーの畔も拝見し感激しました。ハーバード大学、ＭＩＴなど、夏ボストンポップスを近所のご夫婦と一緒に聞きに行ったり、思い出はつきません。本当にボストンは、今でも心の故郷です。ありがとうございました。

  shimonさん からの返信 2011/02/19 14:08:25

  RE: 懐かしいボストンをありがとう！

  sankanさん、はじめまして。
  
  ボストン旅行記へのご訪問とメッセージ有難うございました。
  私がボストンを訪れたのは初めての海外出張でもあり、神経が
  張り詰めて存分に街を堪能できたというわけではありませんが、
  歴史のある街並みにいろいろと感銘を受けたのを記憶しています。
  
  今度は、プライベートでゆっくり訪れる機会があればと思っています。
  ボストン美術館、大学キャンパスなどのんびり見て周りたいですから…。
  
  これからもどうぞよろしくお願いいたします。　　　shimon

• wiz さん 2007/11/19 20:42:09

  なつかしい〜。。。

  shimonさん、こんばんは♪
  
  きゃー！　私の大好きなボストンに出張で行かれたなんて･･･羨ましすぎます！
  ついでにニューヨークにも、なんですね♪
  
  すでに晩秋の雰囲気のボストンですね〜
  ボストンコモンあたりのリスちゃんでしょうか･･･？
  たしかちょうど１０年前の年末年始にボストンへ行った時に
  体にささるような？寒さを経験したのを思い出します。
  （最近冬の欧州へ行っていますが･･･
  一番寒い感覚が残っているのがボストンで^^;）
  
  ニューイングランドクラムチャウダー食べてこられましたか〜？
  ボストンのクラムチャウダーとAu Bon Painのベーグル、大好きです♪
  リーガルシーフードなどで食べるロブスターも最高ですが(笑)
  
  作成真っ最中と思われるところに失礼いたしました･･･。

  shimonさん からの返信 2007/11/19 22:55:51

  RE: なつかしい〜。。。

  voodooさん、お久しぶりです。
  
  疲れも残っていますが、一気にボストン編のみ
  書き上げてしまいました。非常に良い街でしたね。
  
  ニューヨークのセントラルパークにもリスがいて
  意外に感じました。自然が残っているんだな、と。
  まだ気温はプラスでしたから、驚くほどの寒さは
  ありませんでした。
  
  クラムチャウダーは、リーガル・シーフードにて
  食べてきました。僕は苦手で食べなかったのですが
  オイスターも同行者が美味しそうに食べていました。
  やはり、シーフードは口に合ってよかったですね。
  別のシーフードレストランで食べた寿司盛り合わせも
  なかなかの美味でした。
  
  ニューヨーク編も明日以降、完成させようと思って
  いますので、また宜しければお立ち寄りください。

  wiz さん からの返信 2007/11/20 00:02:19

  RE: あらま！

  グラナリー墓地のリスちゃんだったんですね！
  そうそうＮＹではバッテリーパークにもリスがいて
  初めて見た時は(ボストンもＮＹも)都市の公園にもいるんだ〜！
  と思いながら、写真におさめていました。
  
  私もボストンで寿司食べました〜！
  これはハーヴァード地区の蘆華(ROKA)というレストランでした
  なかなかおいしかった記憶です♪
  冬にボストンに行った時はshimonさんと同じシカゴ乗換えだったんですが、
  帰りは雪の為に飛ばなくなり延泊、最後にラーメンまで食べてしまいました(笑)
  なんだか食べ物の話ばかりになってしまいましたね･･･。。。
  
  私の方は･･･一応？！来週から渡欧の予定です。
  

  shimonさん からの返信 2007/11/21 00:09:45

  RE: 今度はどちらへ？

  voodooさん
  
  こんばんは。
  ボストンは寿司もネタが新鮮ですから美味しいですね。
  脂ののったサーモンがとくに美味しかったです。今回は
  “ひとりご飯”ではないので、料理の写真がないですが…。
  
  ニューヨークも全然美術館を見学できなかったので、今度
  ゆっくりまわりたいですね。でも約14時間のフライトゆえ
  エコノミーだと厳しそうで、悩んでいますが(笑)
  一度ビジネスを利用して快適さを知ってしまうと、なかなか
  エコノミーで欧米に行くのは、、。
  
  来週からのヨーロッパはどちらに行かれるのですか？
  この時期ですから、南のほうでしょうか？

  wiz さん からの返信 2007/11/21 00:35:26

  RE: RE: 今度はどちらへ？

  欧米へビジネス･･･いいですよねぇ〜
  そうそう！　上記で雪で延泊したと書いたんですが思い出しました(笑)！
  そのとき翌日の振替便でもらったのがアメリカ線(ビジネス)、
  国際線(ファースト)でした･･･　いやぁ〜あの時はラッキーでした♪
  
  shimonさんも美術館によく行かれるので旅行記を拝見するのが楽しいのですが、
  ＮＹも見るところが多いですもんね〜
  また出張の機会がありそうですか･･･？
  私もＮＹへもゆっくり見に行きたいのですが･･･。
  
  それで、今度の旅行先はこの時期だから南じゃなく^^;
  ･･･逆に？寒ーーーい中欧へ駆け足再訪の予定なんです☆

  shimonさん からの返信 2007/11/21 12:11:32

  RE: なつかしい〜。。。

  voodooさん
  
  こんにちは。10月以来土日もほとんど出勤して
  いましたので、今日はその埋め合わせで休暇です…。
  ようやく時差ボケも解消してきたころですね。
  
  シカゴからボストンはアメリカン航空のビジネス
  でしたが、ボストン〜ラガーディアのデルタ航空の
  全席自由席シャトル便のほうが、広々としてました。
  
  出張は当面、少なくとも向こう1年はなさそうで、
  しかも東海岸という可能性は低いので、次回に行く
  のであれば、プライベートですね。そのほうが、
  好き勝手に行動できるので、より楽しめますし…。
  
  中欧も良いですよね。僕は東はウィーンまでしか
  行ったことがないのですが、ウィーンも大好きな
  街のひとつです。