タヒチ&イースター島の旅?～タヒチ・モーレア島2日目編

2007/09/15 - 2007/09/24

2007年9月15日から24日までの10日間、マリンスポーツ嫌いのわたしが何故か一人、リゾートアイランドのタヒチとイースター島を旅した奇妙奇天烈な旅行記です。これは第2日目の写真集です。

エリア モーレア島(タヒチ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船
• 航空会社: エアタヒチヌイ

9月16日（日）

本日は、昨日ホテルの近所の旅行代理店にて突発的に申し込んだラグーンツアーに参加。

やはり、タヒチに来た以上、マリンスポーツに一度は講じなければネタにならんと思い立ったのでした。

しかし、
マリンスポーツ嫌いのわたしが当然かわいらしいビキニを用意しているわけもなく、仕方なく持ってきていたジム用の競泳水着でこの場を乗り切る・・・

上下黒の水着、そしてでかいデジタル一眼レフカメラを構え、無言でベンチにたたずむ明らかにあやしい日本人女子1名。
かなり浮いている光景が容易に目に浮かぶことでしょう（苦笑）

ツアーには偶然にも日本人女性2人連れが2組も参加していました。

1組は本格ダイビング志向派、もう1組は明らかに大学生風情の2人組。

とにかく、
一人で参加している人は、まずわたし以外他には一人もいませんでした。

ツアーは、朝9時に最寄のホテルCLUB BAALIHAIのフロントにて集合。

それから、ツアー専用船で参加者の宿泊する各リゾートホテルに立ち寄り、随時ピックアップ。

最終的には40名程度の大人数ツアーになりました。

プログラムは、
9時から3時半頃までの間にモーレア島の主要なラグーン（環礁地帯）2箇所でシュノーケリングとともにエイやサメの餌付けを楽しみ、小さな無人島でランチバーベキューというラインナップ。

この「MOANA LAGOON TOUR」（1日ツアー）は7000CFP（約10,000円）

移動費と英語ガイド、ランチブッフェがついてこのお値段だったら、まぁ、妥当でしょう。

ちなみに、今後行かれる方のための参考として、利用した旅行代理店は「Albert Transport& Activities」です。

ここは「MOOREA PERL RESORT」ホテルか、「SOFITEL La Ora」ホテルの波止場。

いずれもわたくしとは無縁の高級リゾートホテル。

ここで数名の観光客をピックアップ。

建物のところにタヒチの土俗的な木彫人形が飾られていました。

タヒチに来た！って感じで、いいですね。

橋にも素焼きっぽい人形が。

宇宙人みたい。不気味。

いくらタヒチっぽくても、こういうおみやげ物もらうと、引くね、得てして。

彼方前方に見えるのは、

昨日不法侵入したシェラトンホテルの水上バンガロー。

海からの眺めはまた格別。

スカッと晴れていなかったのが残念。

こんな船でツアーを行っています。

わたしの参加したツアーガイドは、タヒチアンの現地ガイドでしたが、フランス語、英語、タヒチ語、日本語、イタリア語の5ヶ国語を駆使していました。

おっちゃん、すごい。

といっても、
日本語とイタリア語はかなり片言。

そして、日本語はちょっと下品な言葉遣いでした。
一体誰が教えたんだ。

まずは、シャーク（鮫）の餌付けエリアでシュノーケリング。

マイシュノーケルを持ってる人以外はツアー会社が貸してくれます。

但し、使い込まれすぎていて壊れ気味のものばかり。

サイズも合わず、シュノーケリングに慣れていないわたしはガブガブ海水を飲みまくり、死に物狂い。

もはやサメサメ言って写真撮ってる場合ではなく、すぐに引き上げました。

サメと言っても、小さいです。

もちろん、餌付けされているし温厚なサメは人間を襲いません。ご安心を。

サメの種類は、聞き取れませんでした。
ジョーズじゃないことは確かです。

水中カメラにて撮影。

コダック防水用カメラ、フィルムだって、侮れません。

水中は光が差して明るいので、逆にピントが合いやすいのかもしれないですね。

写真の通り、かなり近いです。

これも水中カメラ。

熱帯魚もウヨウヨいます。

天然のアクアリウム。

映画は観ていませんが、まるで『ニモ』の世界です。

ガイドがサメに餌付け用のマグロのカマを与えるところ。

なんだっけ。
サンゴ礁だったかな。

ビーチっぽい写真。

かもめは撮っておかないと。

サメ。

ウヨウヨウヨウヨ泳いでます。

すっかり人馴れして、ほいほい寄ってきます。

しかし、触らしてはくれませんが。

ここはおそらくこのエリアはインターコンチネンタル・ビーチコマー・リゾート・モーレアの水上バンガロー。

もちろん超高級リゾートホテル。

シェラトンに匹敵する大規模な水上バンガローを所有しています。

またちょっと変わったかたちの水上バンガロー。

建物だけに焦点を絞ると、
まるで日本昔話に出てきそうな茅葺屋根のおうち。

というと、高級バンガローが台無しなので、失礼しました。

内装はかなりゴージャスだそうです。

ここ、インターコンチネンタル・ビーチコマー・イン・モーレアでは、タヒチで唯一イルカと遊べるドルフィンクエストという施設があるんだそうです。

それがこのエリア。

何頭飼われているか知りませんが、途方もなく広がるラグーンを目の前に、こんな狭いエリアで飼われるイルカたちも気の毒ですね。

ガイドからは、あまり建物の中をじろじろ覗くな、と注意が促されました。

四方海に囲まれた水上バンガローに宿泊する客はつい気が緩み、観光船が外を通過するとも知らず、窓を全開にしてイチャつき放題なことがあるからだとか。

「目が合ったら、お互いすごく気まずいだろ？」ということです。気をつけましょう。

さて、このポイントはエイの餌付け。

まずはガイドが潜って、飼い慣れた愛しのエイへ熱い抱擁とチューでご挨拶。

エイと人間との熱いディープキス。

何だかほほえましい。

ここまでしつこいと、うんざり。

長いんだよ。

ようやくわたしたちも仲間入り。

どこからともなくあちこちから大きなエイが集まってきました。

再び水中カメラ。

もはやシュノーケルは付けていません。
素潜り状態で撮影。

足が着く位の浅瀬ですが、エイの大群が押し寄せてきました。

全く人を恐れません。
むしろ、サメと違って人間にぶつかってきます。

どうやら遊びたいようです。

右上は人間の足。

エイ自ら人間にまとわりつきます。

野生のエイが、ここまで人間慣れしている光景に驚きを隠せませんでした。

エイがわたしに突撃してきたときの衝撃映像。

穴は目か？口か？

エイのからだはとてもあたたかく、表面が心地よいぬるぬる感でとても気持ちよいです。

貴重な体験。

えさを持っていなかったので、ふられてしまいました。

ツレないね。

もちろんサメも寄ってくる。

写っていないけど、群れを成していろんな熱帯魚も泳いでいる。

そういえばウミガメ見れなかった。
残念。

海の色が濃い部分は、おそらく底が急激に深くなっているエリアでしょう。

目の覚めるような青の世界が広がります。

カヌーしてる人もいました。

この人たちはツアーの人ではありません。

当たり前のようにエイがウヨウヨいる。

日本ではありえない光景。

ふしぎ。

どこまでも広がる青い空と海。

そろそろお気づきでしょうが、雲が多くなってきました。

この頃からだんだん天候が崩れ始めました。

手前に写っているのはおたまじゃくしではありません。
サメです。

奥では水上ジェットスキーをしています。

いい加減、エイも見飽きてきました。
感動は最初だけ。そんなもんだ。

なので、船からの撮影が多いです。

海と緑のコントラストがとても美しいです。

これで雲が晴れていたら・・・

カメラマンとしては残念でなりません。

無人島にてランチブッフェの用意開始。
準備はすべて旅行会社の人がやってくれます。

このとき、本格的に雨が降ってきてしまいました。
雨が降ると、さすがに多少は冷え込みます。

みんなずぶぬれになりながら、木の下で待機。

ツアー中、トイレが設置されているのはここのみ。
しかし、ここの簡易トイレは悲惨です。

文句は言えませんが、ツアーに参加される方は心していきましょう。

チキンとツナ（まぐろ）を炭火で焼いてくれています。
味付けは塩・コショー。

だんなの腕の刺青が勇壮です。

ツナの生刺身のマリネを作っています。

ガイドがツアー客の中から1名指名して手伝ってもらっています。

これはミネラルウォーターを入れているところ。

その辺に落ちているヤシの実から取り出したココナツでココナツミルクを搾り出しています。

味をまろやかにし、臭みを取ってくれるんですかね。

お腹も満たされ、しばし自由時間。

わたしは居場所がないので船に戻って待機。

あんなに浅瀬までエイが近寄ってきています。

わたしの乗ってる船に向かって泳いでくるエイ。

正面からのエイはとってもキュートなお顔立ち。

突然岸辺でヤシの実早剥き大会をガイドが開催。

まずはガイドがお手本を見せて、早剥きのワザを伝授。

次にツアー客の中から勝手に2名1組を2組指名して競争させていました。

伝統的な剥き方は、丈夫な太い木の枝を砂浜に突き立てて片方を尖らせて削り、そこにヤシの実の割れ目部分に絶妙に突き刺して、あとはテコの力で剥いていく。
生活の知恵ですねぇ

皮を剥いて中味の種が取れたら、これまた絶妙なポイントに石を一回打ち付けると見事にパコッと割れる。

中の水は捨てて、果肉のココナツを削り取る。

削ったココナツはみんなに振舞われました。
ココナツだけ食べても、うっすら甘いだけで特に美味しくもなく。

削ったココナツはさらに絞ってミルクにされ、日本人の女の子が標的になってそのミルクを直接頭にかけられていました。
髪がつやつやになるそうですが、ベトベトしそう。気の毒・・・

再び水上バンガロー。

はっきり言って、タヒチ2日目ですでに今回の旅の目的を完遂。

これから残りの日をどうしよう、と一人船でたそがれていました。

再びシェラトンホテル登場。

プライベートビーチに各種マリンスポーツ用具、レストラン等完備。

どこまでも無縁の世界です。

ツアー終了後、参加客の宿泊ホテルを順番に回って降ろし、フェリー乗り場に向かう人はソフィテル・ラ・オラというホテルからツアーバスに乗り換え。フェリーポートまで送迎してくれました。

ここはフェリー乗り場。
たくさん車が駐車されています。

これは島内を循環する「ル・トラック」という民間バス。

一律300CFP。

「これはル・トラックという乗り物ですか？」というわたしの問いに、

「？」「これはバスだよ」のご回答。

ガイドブック情報は正しいのか？！

モーレア港に入港した別の会社の貨物フェリー。

よくよく船体を眺めると、「PAPETTE」の表記の下に「にゅう　ひめじ　高松」の日本語が。

こんなところで活躍する日本の船。
なんだかすごいぞ、にゅうひめじ！

モーレア島のフェリー港の名前は「バイアレ港」といいます。

さて、夕方5時半にはタヒチ島パペーテ港に到着。

これから深夜0時半発イースター島行きの飛行機まで時間を潰さなくてはなりません。

しかし、パペーテのまちは、特に土日は店の閉まりが早い。

何より、日が暮れるのがめっぽう早い。

重い荷物背負って暗がりの見知らぬ街中をさまようにはかなりのエネルギーを要し、足もふらふらヘトヘトに。

たまたま腰をかけた道端の石垣のそばに、誰の仕業かパペーテの市内地図が落ちていて（捨てられていて？）、思わず拾ってしまいました。

それを見ながら空港行きのル・トラックバスの停留所を探し、通りすがりの黒人のおねえさんに道を尋ね、そのおねえさんは英語が片言しかわからないながらも親切に一緒に停留所を探してくれバスを捕まえてくれた。

現地の人の温かさにふれたひとときでした。

何とか空港に着いたもののチェックインまで5時間近くもあり、とにかくモーレアでのツアーで疲れ切っていたわたしは空港のベンチでザックを枕に爆睡。

気づくと、わたしの座っていたベンチの目の前の出国ゲート横のちょっとした広場で突然けたたましい音楽と共にタヒチアンダンスがスタート！

時刻は夜10時を回り、何ゆえ、こんな遅くにいきなりダンス？！

何が起こったか一瞬分からぬまま、タヒチアンダンスはさらにヒートアップ。

もちろん周囲は野次馬で人だかり。
デジカメフラッシュの応酬。

負けじとわたしも記念に撮影。

思いがけず本格的なタヒチアンダンスが楽しめました。

筋骨隆々の男無双による激しいダンスが繰りひろげられます。

男たちのダンスがひと段落すると今度は穏やかな女性の唄とンス。

ここではさすがに、一般的な女性のタヒチアンダンスは拝めませんでした。

搭乗時刻が1時間以上も遅れ、ようやく搭乗できたのが深夜1時半頃。

搭乗待合室ロビー内は、仮眠をする人たちであふれ返っていました。