2007/09/29 - 2007/09/29
1467位(同エリア1890件中)
のださん
三井記念美術館の「旅」の展示、前期に行きましたが、後期も行きます。
最近たまたま知ったことがいくつかあります。
まず、メトロリンク日本橋という無料巡回バス。
三井記念美術館サイトのアクセスのページを見ていて知りましたが、なぜ今まで気づかなかったのだろうか?
八重洲、日本橋、京橋界隈を無料バスで回ってくれるようで、約10分に1本と本数も多そうです。
今回これに乗って行ってみます。
丸の内界隈を回る同様のバスもあるみたいです。
「江戸天下祭」がこの週末開催されます。
「天下祭」とは、神田祭と山王祭のことで、江戸時代は、行列が江戸城に入って将軍と謁見できたことから天下祭と呼ばれますが、それとは別に「江戸天下祭」というものがあるそうです。
神田祭や山王祭は今も行われているのに、それとは別に何をするのでしょうか?
この「江戸天下祭」の位置づけは、公式サイトを見てもよく理解できません。
まあせっかくですので、見るだけ見ておくことにしましょう。
そして今夜、「出没!アド街ック天国」で日本橋小伝馬町が特集されます。
本当は番組を観てから周遊するほうが良いのでしょうが、歩いてもそう遠くないでしょうから、この機会にちょっとだけ見て回り、いつか再度訪れることにしましょう。
-
今日は比較的涼しい。
午前中雨が降っていまして、止んでから出かけたらすでに14時半。
東京駅八重洲口を出て、ちょっとわかりにくいけど、北に進めば、メトロリンクの停留所が見えます。
これがメトロリンクか。
乗り込みます。 -
三井記念美術館(前)で下車。
時間にして7分程度でしょうか。
便利ですので、今後も利用したい代物です。 -
さて、まだ昼食を摂っていない。
ミュージアムカフェは、前回入ってみて印象が良かったので、またここにするか。 -
入り口で待っていてもスタッフが出てくる気配はないし、やっと出てきたと思ったら、待たせて悪いとも思わず、さっさと座れみたいな態度だし、私より後に入った客に先に注文を取りに行く・・・今回印象はガタ落ちだ。
ひじきおこわとかいうのを注文。
味は悪くない。
しかし、1,100円もするならもうちょっと量が多くてもいいと思うぞ。 -
1時間ほど鑑賞して出ました。
ここから伝馬町方面へ歩いていきます。
日本橋起点の通りは国道17号線で、中央通と呼ばれますが、確か中山道ですよね。
ちょっとだけ北上。
三井タワーの隣のブロックは、十軒店跡です。
人形や錦織を売る店が十軒あったから「十軒店」。 -
大きな通りと交差します。
この交差する通りは、その名も「江戸通り」。
交差点の対角側に渡ります。 -
何やら工事をしていますが、何が建つのかは知りません。
こちらは長崎屋跡地です。
一応鎖国政策下にあったとされる時代、こちらに長崎屋という薬屋があり、同時にオランダ商館員の定宿として利用されていました。
長崎出島のオランダ商館長(カピタン)が江戸参府(将軍に拝謁して献上品を呈上すること)のために江戸を訪問した際、ここに泊まったということです。
何とあのシーボルトらも随行していたそうで、日蘭交流は盛んだったようです。 -
一つ先のブロック。
こちらには何があったかというと、石町時の鐘。
2代将軍徳川秀忠の時代に設置されたそうです。
江戸時代は鐘をついて時刻を知らせていました。
近くに長崎屋があったため、「石町の鐘はオランダまで聞こえ」という川柳が詠まれました。
この地域は日本橋室町4丁目ですが、当時は石町(こくちょう)と呼ばれていました。
日本橋本石町は今もある地名ですが、それとは違うのかな?
現在は十思公園に鐘楼が置かれています。
十思公園は小伝馬町にあり、まあ確実にアド街でも紹介されるでしょうが、この後行く予定です。
もう一つ、ここは夜半亭という庵があり、与謝蕪村が居住していたそうです。 -
石町時の鐘跡地の前の道路は「時の鐘通」と呼ばれますが、真っ直ぐ東へ進み、首都高沿いまで出ました。
-
首都高沿いは昭和通ですが、それを渡って、少し南へ。
この界隈は大伝馬町です。
現代で言う郵便や輸送の業務を、主に旅行者のために請け負っていたのが伝馬役、といった感じでしょうか。
伝馬要員が多く住んでいたから伝馬町。
同地の名主馬込勘解由が道中伝馬役を命じられて、ここに屋敷を置きました。
馬込勘解由の娘は、三浦按針の妻です。
はじめは大伝馬町・小伝馬町界隈を合わせて伝馬町と呼んでいたが、ここら辺が他地域よりも規模が大きかったから大伝馬町と呼ばれるようになったそうです。
そして、こちらのビルが小津和紙さん。
伊勢松阪出身の小津清左衛門長弘がこの地に紙商を開業したのが1653年。
350年以上も続く老舗です。
ちなみに、三越の創始者三井高利も伊勢松阪の出身ですが、「伊勢松阪出身」の商人があまりにも多くて、「江戸名物、伊勢屋稲荷に、犬の糞」という言葉も流行りました。
ものはついでに、越後屋とか越前守とか言っても、越後や越前などの地域とは特に関係はありません。 -
小津史料館入り口です。
和紙に関する史料を見学できるとのことで、せっかくですので入ります。
1階が売り場で、2階が史料館です。
現在17時15分くらい。
18時で終了なのであまり時間もありません。
日曜祝日は休みです。 -
2階に上がった後、一旦1階に下りて撮影できるかどうか訊いてみたら、(小津家と関係あるらしい?)スタッフさんが出てきて、どうやら一緒に回って説明してくださるようです。
実に親切だ。
撮影に関しても、フラッシュなしであれば良いとのことです。 -
「江戸買物独案内」という、江戸の有名な商家を紹介している本です。
「久」というのが「小津屋」だそうです。 -
初代広重の「東都大伝馬街繁栄之図」。
この界隈の商店が並んでいますが、右側の並びの奥の方、絵で言うと真ん中辺りに、「久」が見えます。
つまり、「小津屋」です。 -
本居宣長が突然現れましたが、こちらの説明どおり、宣長は小津家の出身だということです。
小津清左衛門長弘は、本居宣長の曽祖父から屋号を譲り受けた、だそうです。 -
「江戸じまん」という、江戸の商人番付です。
西の上の方、紙店のところに、小津清左衛門の名前が見えます。 -
判取帳という帳簿みたいなもののようですが、ロープがついています。
これは、井戸から引き上げるためにつけているのだそうです。
なぜ井戸?
江戸の町は火事が多く、火事で避難する際、大事な帳簿は井戸に投げ込むのだそうです。
和紙で作られたものは丈夫で、書かれた字もにじむことはないので、乾かせばまた以前のように使えるから、ということです。
素晴らしい知恵です。 -
小津史料館はなかなかに充実していました。
18時になったので出ます。
小津ビルの前に、「馬込勘解由の碑(べったら市の由来)」が建っています。
江戸城拡張の際、徳川家康が宝田、祝田、千代田の三ヶ村の転居を命じた。
馬込勘解由が、宝田村の住民と、鎮守様である宝田神社を、この地に移転させた、とのことです。
家康から恵比寿様を賜ったので、宝田神社に安置した、というお話。
恵比寿講に使うものを売る市場が、いつしかべったら市になっていったようです。
毎年10月19日・20日に行われますが、今年は週末ですし、大賑わいでしょうね。 -
小津ビルから東へ進むと、ビルの一角ですが、「於竹大日如来井戸跡」。
馬込家の召使である於竹は実に情け深く、貧者に自分の食事を施し、自分は台所の流しにたまった残飯を食べていた。
羽黒山の行者が告げたことには、「於竹さんは大日如来の化身」。
これが江戸中の評判となり、於竹を拝みに来る人が絶えなかったそうです。
記録としては、1680(延宝8)年に亡くなったとのことですので、実在の人物かもしれません。
こちらは於竹が使っていたという井戸の跡です。
小津史料館にも、於竹大日如来の説明コーナーみたいなものがあります。 -
もうちょっと歩くと、宝田恵比寿神社。
すごく小さい。
べったら市はこの付近で行われるのでしょうか? -
また歩いて、小伝馬町駅付近までやってきました。このブロック一帯が、元伝馬町牢屋敷だそうです。
まずは真言宗の大安楽寺。
もう遅いので境内に入ることはできないようです。 -
隣接する身延別院。
山梨県身延山久遠寺より迎えた日蓮聖人坐像が本尊だそうです。
こちらに寺院があるのも、供養のためでしょうか? -
そして十思公園。
関東大震災後に造られた復興公園です。
最近は日が落ちるのが早いな。
暗くてよく見えないが、ちょっと公園内を見てみます。 -
まず目に付くのは「石町時の鐘」。
まあ当時はここからはちょっと離れていましたが、こちらでは、鐘の音を合図に打ち首をしていたが、少しでも命を延ばすために気を利かせて定刻より遅く撞いていた、という話もあります。
ちなみに、まずは捨て鐘と言って、3回撞いてみんなの注意を引き、それから時の数だけ撞いていたわけですね。 -
これは・・・忠魂碑?
乃木希典の名前がありますね。 -
ホントに暗くて何書いてあるか見えないが、顔を近づけて見てみると、杵屋勝三郎歴代記念碑、だそうです。
「杵屋」は江戸長唄三味線の家名です。
かろうじて三味線の絵が見えます。
2代目がこの近くの馬喰町に住んでいたそうです。
関係ないが、東京は馬に関する地名が多いですね。 -
その左側、碑が3つ並んでいます。
まずは「松陰先生終焉之地碑」。
こちらで処刑された有名人と言えば吉田松陰です。
安政の大獄の時には、松陰ら8名がここで処刑されたそうです。 -
その隣は、比較的大きいですが、よく見えないな。
それでも何とか読んでみると・・・
「身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも留置かまし大和魂」
処刑の2日前に書き上げた「留魂録」の冒頭です。 -
そしてそのまた隣は、またごちゃごちゃ書いているな。
吉田松陰先生の略歴らしいです。
蚊にめちゃくちゃ喰われた!
こんな時間に来るもんじゃないな。
公園を後にします。 -
小伝馬町駅の3番出口前、かな?
「石町時の鐘」、「伝馬町牢屋敷跡」、「吉田松陰先生終焉之地」の案内碑(?)が建っています。
小伝馬町はこれら抜きに語れませんしね。
雨もパラパラと降ってきました。 -
日比谷線で日比谷駅までやってきました。
日比谷公園は江戸天下祭のメイン会場です。
19時くらい。
出店はほとんど閉まっているぞ。
結局この祭りでは何をやっているのかよくわからないが、神輿や山車を披露しているということでしょうか? -
ステージでは何やらやっていますが、もういいや。
こんな時間に来たのが悪かった。
帰ろう。
アド街観よう。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (5)
-
- 一歩人さん 2010/03/28 09:52:43
- ふ、ふ、早朝の小津和紙さんへ行ったもので、また
- のださんへ
ふ、ふ、来ちゃいました一歩人です。
投票もコメントも果たしておりましたが、
黙って帰るのもどうゆうものかと、
義理立てして、コメントを。
早朝の日本橋をクチコミに立ち上げました。
通勤の途中のため、日頃より1時間以上も早く、
起きて、物好きとしかいいようがりませんよね、
こうしてお付き合いさせていいものかどうか、
反省しております。
失礼しま〜す。
- のださん からの返信 2010/03/28 21:59:00
- RE: ふ、ふ、早朝の小津和紙さんへ行ったもので、また
- 一歩人さん
ありがとうございます。
随分良い場所が御職場みたいで、うらやましいです。
早起きして出勤前に回るなど、私には無理っぽいです。
実は、今まで回って撮ってきた写真を収めていたハードディスクが
クラッシュして、今復旧会社に申し込んでいますが、重度の障害らしくて
復旧も難しいみたいです。
もし本当に復旧できないとすると、昨年までの写真がすべてパーです。
少しずつでもアップしておけばよかったと後悔しています。
それでは、失礼します。
- 一歩人さん からの返信 2010/03/29 06:29:58
- RE: RE: ふ、ふ、早朝の小津和紙さんへ行ったもので、また
- > 一歩人さん
>
> ありがとうございます。
> 随分良い場所が御職場みたいで、うらやましいです。
> 早起きして出勤前に回るなど、私には無理っぽいです。
>
> 実は、今まで回って撮ってきた写真を収めていたハードディスクが
> クラッシュして、今復旧会社に申し込んでいますが、重度の障害らしくて
> 復旧も難しいみたいです。
> もし本当に復旧できないとすると、昨年までの写真がすべてパーです。
> 少しずつでもアップしておけばよかったと後悔しています。
>
> それでは、失礼します。
のださんへ
ふ、ふ、早期退職した身は気楽です。
いきたいところでマンション管理人をやって
地元や通勤圏を散策して過ごしています。
もちろん仕事も。
駐車禁止へはレッカー移動を毎日して
鬼の管理人と居住者へ恐れられています。
ところで、
私も、一昨年2度もマザーボードをやられて、
デスクも復旧できず、それまでのCDバックアップから
ヂスクバックアップに変えました。
(PC1台分の費用をつぎ込む大判振る舞い)
500GBと300GBへ写して投稿しています。
失礼しま〜す。
-
- 一歩人さん 2009/02/05 19:33:56
- すみませ〜ん。ちょっと立ち寄りましたああ
- のださんへ
やっぱり「のださん」でした。
すみません、伝馬町牢屋敷跡の
口コミをと、検索しました。
ふ、ふ、夜間に弱い一歩人です。
刑場場を美しく見せたいもので。
ありがとうございました。
墓碑は
旅行記へむいていないですよねええ。
例えば、青山霊園。
昨日からあれこれ。
場所じゃあなくて、人に歴史ありですよねええ。
失礼しま〜す。
(本橋〜伝馬町への感想でした)
- のださん からの返信 2009/02/05 21:07:02
- RE: すみませ〜ん。ちょっと立ち寄りましたああ
- 一歩人さん、ありがとうございます。
明るいうちに行きたいと思いつつ、未だ再訪していないことに
気付きました。
あそこって今はどんな感じなのでしょうかね?
行って見なきゃな。
> 墓碑は
> 旅行記へむいていないですよねええ。
そうですね。
Webにアップすること自体、実はちょっと不適切なことではないかとさえ
今は思いますが、少し前の私は何も考えずに載せてしまいました。
それでは、また。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
日本橋(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
5
32