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<<2005お祭りシリーズ>><br />青森県八戸の三社大祭は、東北三大祭(四大祭)ほど知られていませんが、280年を越す伝統のあるお祭りです。<br />神明宮、おがみ神社、新羅神社の神輿行列に附祭として氏子の山車がお供する豊作加護、報恩のお祭りで、国重要無形民族文化財に指定されています。<br /><br />享保6年(1721)、おがみ神社が神輿行列を仕立て、長者山のお社に渡御したのが始まりで、明治17年(1884)から、おがみ神社と長者山新羅神社との祭礼となり、その後、神明宮が参加して三社の祭礼となったそうです。<br />最初は、有力な商人が店先に人形を飾っていたものを、屋台に載せて神社行列にお供するようになり、大きさ、からくりなどが徐々に変り、現在の巨大な飾りつけの山車となったそうです。<br />行列には、神楽、稚児行列、甲冑武者、虎舞、27台の山車絵巻が見物人を楽しませてくれます。<br /><br />お祭りは、7月31日:前夜祭、8月1日:お通り、2日:中日、3日:お還り、4日:後夜祭と5日間にわたり行われます。<br /><br />青森(陸奥)地方では大きなもののお祭りが多いように思います。八戸の巨大な飾りつけの山車は、大きな「ねぶた」にも通じるのではないでしょうか?<br />

八戸三社大祭

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2005/07/31 - 2005/08/01

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<<2005お祭りシリーズ>>
青森県八戸の三社大祭は、東北三大祭(四大祭)ほど知られていませんが、280年を越す伝統のあるお祭りです。
神明宮、おがみ神社、新羅神社の神輿行列に附祭として氏子の山車がお供する豊作加護、報恩のお祭りで、国重要無形民族文化財に指定されています。

享保6年(1721)、おがみ神社が神輿行列を仕立て、長者山のお社に渡御したのが始まりで、明治17年(1884)から、おがみ神社と長者山新羅神社との祭礼となり、その後、神明宮が参加して三社の祭礼となったそうです。
最初は、有力な商人が店先に人形を飾っていたものを、屋台に載せて神社行列にお供するようになり、大きさ、からくりなどが徐々に変り、現在の巨大な飾りつけの山車となったそうです。
行列には、神楽、稚児行列、甲冑武者、虎舞、27台の山車絵巻が見物人を楽しませてくれます。

お祭りは、7月31日:前夜祭、8月1日:お通り、2日:中日、3日:お還り、4日:後夜祭と5日間にわたり行われます。

青森(陸奥)地方では大きなもののお祭りが多いように思います。八戸の巨大な飾りつけの山車は、大きな「ねぶた」にも通じるのではないでしょうか?

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  • 7月31日夕刻、各町内から山車が集まり、前夜祭が始まります。<br />中心街と市役所広場に並べられた山車は、ライトアップされ、お囃子の競演が続きます。<br />21:00の号砲を合図に、お囃子を一斉に終え、各町内に帰ります。

    7月31日夕刻、各町内から山車が集まり、前夜祭が始まります。
    中心街と市役所広場に並べられた山車は、ライトアップされ、お囃子の競演が続きます。
    21:00の号砲を合図に、お囃子を一斉に終え、各町内に帰ります。

  • テレビ局も実況中継を行っています。

    テレビ局も実況中継を行っています。

  • お囃子の大太鼓を打つのは女性も多かったです。

    お囃子の大太鼓を打つのは女性も多かったです。

  • 8月1日 JR本八戸駅8:39発の電車に乗り、2駅目の陸奥湊へ。<br />ここは、イサバ・朝市、市営魚菜小売市場が有名です。<br />陸奥湊駅前に立つ「イサバのカッチャ」の石像。<br />イサバ(五十集)のカッチャとは、魚を行商していたお母ちゃん達のこと。

    8月1日 JR本八戸駅8:39発の電車に乗り、2駅目の陸奥湊へ。
    ここは、イサバ・朝市、市営魚菜小売市場が有名です。
    陸奥湊駅前に立つ「イサバのカッチャ」の石像。
    イサバ(五十集)のカッチャとは、魚を行商していたお母ちゃん達のこと。

  • 陸奥湊駅から徒歩約5分、知る人ぞ知る「大洋食堂」でちょっと贅沢な朝食を頂きました。<br /><br />ニコニコ定食(生うに、いちご煮、刺身1品、いか塩辛)と朝取れのイカ刺に大満足。<br />いちご煮とは、生うにとあわびのお吸い物で、うにが丸まって、いちごのような形になることから付けられた名前だそうです。<br />

    陸奥湊駅から徒歩約5分、知る人ぞ知る「大洋食堂」でちょっと贅沢な朝食を頂きました。

    ニコニコ定食(生うに、いちご煮、刺身1品、いか塩辛)と朝取れのイカ刺に大満足。
    いちご煮とは、生うにとあわびのお吸い物で、うにが丸まって、いちごのような形になることから付けられた名前だそうです。

  • 陸奥湊駅ホームにぶら下がっている通票(皮鞄の中に△穴のタブレットが入っています)。<br />JR八戸線は単線で電化されておらず、今は珍しい「通票」=通行手形が使われています。<br />駅員さんによれば、この年の秋、システムが変り、通票は使われなくなるそうです。<br />八戸線では、△、□、○の3種類のタブレットが<br />使われています。<br />(本八戸−△‐陸奥湊‐□‐鮫‐○‐階上<br />‐□‐陸中八木‐△‐久慈)<br /><br />陸奥湊駅10:15発で本八戸へ戻りました。<br /><br />

    陸奥湊駅ホームにぶら下がっている通票(皮鞄の中に△穴のタブレットが入っています)。
    JR八戸線は単線で電化されておらず、今は珍しい「通票」=通行手形が使われています。
    駅員さんによれば、この年の秋、システムが変り、通票は使われなくなるそうです。
    八戸線では、△、□、○の3種類のタブレットが
    使われています。
    (本八戸−△‐陸奥湊‐□‐鮫‐○‐階上
    ‐□‐陸中八木‐△‐久慈)

    陸奥湊駅10:15発で本八戸へ戻りました。

  • おがみ神社<br />義経伝説では、義経は奥州平泉で死んだのではなく、八戸に落ち延び、さらに津軽半島からアジア大陸に渡って、チンギスカンにまでなったと伝わります。<br /><br />おがみ神社にある古文書によれば、義経は平泉でかくまってくれた藤原泰衡の態度に疑念を抱き、密かに海路で八戸の白銀海岸に着き、地元の家から世話を受けたそうです。<br />この白銀には、「源氏囲内(かこいない)」という地名があり、その他にも、八戸には義経伝説にまつわる地名が多いそうです。

    おがみ神社
    義経伝説では、義経は奥州平泉で死んだのではなく、八戸に落ち延び、さらに津軽半島からアジア大陸に渡って、チンギスカンにまでなったと伝わります。

    おがみ神社にある古文書によれば、義経は平泉でかくまってくれた藤原泰衡の態度に疑念を抱き、密かに海路で八戸の白銀海岸に着き、地元の家から世話を受けたそうです。
    この白銀には、「源氏囲内(かこいない)」という地名があり、その他にも、八戸には義経伝説にまつわる地名が多いそうです。

  • 神明宮<br />現在の社殿は、元治元年(1864年)の大火で焼失し、慶応2年(1866年)に再建されたもの。<br />神明宮のシンボルである「銀杏」の木は、推定樹齢600年と言われており、高さ約25m、幹周りは6m近くあります。そして注連縄(しめなわ)が張られて、御神木とされています。<br />もう一つの新羅神社は、少し離れた所にあり、今回は失礼しました。<br /><br />

    神明宮
    現在の社殿は、元治元年(1864年)の大火で焼失し、慶応2年(1866年)に再建されたもの。
    神明宮のシンボルである「銀杏」の木は、推定樹齢600年と言われており、高さ約25m、幹周りは6m近くあります。そして注連縄(しめなわ)が張られて、御神木とされています。
    もう一つの新羅神社は、少し離れた所にあり、今回は失礼しました。

  • 日本料理「太一」のせんべい汁(680円)<br />八戸といえば、魚がお奨めですが、せんべい汁も有名です。せんべい汁とは、季節の具材を入れた汁物に南部せんべいをちぎって入れるもの。せんべいは、固焼きの「おつゆせんべい」を使い、5〜6分煮込んだアルデンテが美味しいそうです。<br />八戸せんべい汁研究所のパンフレットによると、せんべい汁が食べられる店が市内に160軒あり、味も醤油、味噌、塩などいろいろあるそうです。<br />今回食べたせんべい汁は、鶏肉、ごぼう、油揚げ、舞茸の入った醤油味。お雑煮の餅に代えてせんべいが入っている感じで、美味しかったです。

    日本料理「太一」のせんべい汁(680円)
    八戸といえば、魚がお奨めですが、せんべい汁も有名です。せんべい汁とは、季節の具材を入れた汁物に南部せんべいをちぎって入れるもの。せんべいは、固焼きの「おつゆせんべい」を使い、5〜6分煮込んだアルデンテが美味しいそうです。
    八戸せんべい汁研究所のパンフレットによると、せんべい汁が食べられる店が市内に160軒あり、味も醤油、味噌、塩などいろいろあるそうです。
    今回食べたせんべい汁は、鶏肉、ごぼう、油揚げ、舞茸の入った醤油味。お雑煮の餅に代えてせんべいが入っている感じで、美味しかったです。

  • 15:00から始まる「お通り」に向けて市役所広場に27台の山車が集合します。<br />山車は大型トラックほどの台車に、折りたたみ式の飾り物が載せられています。

    15:00から始まる「お通り」に向けて市役所広場に27台の山車が集合します。
    山車は大型トラックほどの台車に、折りたたみ式の飾り物が載せられています。

  • 飾り物は、正面が観音開きになり、更に、折りたたんである部分が上に伸び、壮麗豪華な歴史絵巻が現れます。

    飾り物は、正面が観音開きになり、更に、折りたたんである部分が上に伸び、壮麗豪華な歴史絵巻が現れます。

  • 高館子供駒踊り

    高館子供駒踊り

  • 稚児行列

    稚児行列

  • ユーモラスな仕草の獅子舞

    ユーモラスな仕草の獅子舞

  • おがみ神社の山車・太公望

    おがみ神社の山車・太公望

  • おがみ神社の獅子頭

    おがみ神社の獅子頭

  • 虎舞を先導する子供のひょっとこ<br />ひょっとこ役は、まだ幼い子供ですが、立派に虎を操ります。

    虎舞を先導する子供のひょっとこ
    ひょっとこ役は、まだ幼い子供ですが、立派に虎を操ります。

  • おがみ神社神輿

    おがみ神社神輿

  • 南部駒に跨る甲冑武者

    南部駒に跨る甲冑武者

  • 行列が通る道には、前日から場所取りのシートなどが置かれています。また、15時スタートの行列を見るために、午前中から陣取る人も沢山いました。<br /><br />神社神輿が通ると、多くの観客が、手を合わせ拝みます。(二礼二拍手一礼)<br />山車は人形が動くほかにも煙を吐く演出などもあります。

    行列が通る道には、前日から場所取りのシートなどが置かれています。また、15時スタートの行列を見るために、午前中から陣取る人も沢山いました。

    神社神輿が通ると、多くの観客が、手を合わせ拝みます。(二礼二拍手一礼)
    山車は人形が動くほかにも煙を吐く演出などもあります。

  • ここからは、27台の山車を順番に紹介します。<br /><br />1.廿六日町山車組<br />義経伝説 平家の怨念攝州大物浦

    ここからは、27台の山車を順番に紹介します。

    1.廿六日町山車組
    義経伝説 平家の怨念攝州大物浦

  • 2.新荒町附祭若者連<br />九郎伝説 一の谷へ攻め入る

    2.新荒町附祭若者連
    九郎伝説 一の谷へ攻め入る

  • 3.上組町若者連<br />牛若丸鞍馬山修練の場<br />

    3.上組町若者連
    牛若丸鞍馬山修練の場

  • 4.根城新組町山車組<br />壇ノ浦の合戦 義経の八艘飛び

    4.根城新組町山車組
    壇ノ浦の合戦 義経の八艘飛び

  • 5.売市附祭山車組<br />「遮那王」鏡の宿にて山賊退治<br /> <お囃子賞受賞><br />

    5.売市附祭山車組
    「遮那王」鏡の宿にて山賊退治
     <お囃子賞受賞>

  • 6.吉田産業グループ山車組<br /> 源義経北行伝説「ハンガンカムイ」<br /> <優秀賞受賞>

    6.吉田産業グループ山車組
     源義経北行伝説「ハンガンカムイ」
     <優秀賞受賞>

  • 7.白山台振興会山車組<br /> 鶴岡八幡宮の舞

    7.白山台振興会山車組
     鶴岡八幡宮の舞

  • 8.塩町山車組<br /> 明暦の大火振袖火事(娘の祟り江戸炎上)

    8.塩町山車組
     明暦の大火振袖火事(娘の祟り江戸炎上)

  • 9.新井田附祭振興会<br /> 神々の報恩 北の夏まつり<br /> <行列賞、お囃子賞受賞><br />

    9.新井田附祭振興会
     神々の報恩 北の夏まつり
     <行列賞、お囃子賞受賞>

  • 10.柏崎新町附祭<br /> 封神演義<br />

    10.柏崎新町附祭
     封神演義

  • 11.十一日町龍組<br /> 三蔵法師 天竺への道 〜京劇・三打白骨精〜<br /> <秀作受賞><br />

    11.十一日町龍組
     三蔵法師 天竺への道 〜京劇・三打白骨精〜
     <秀作受賞>

  • 12.下大工町附祭組<br /> 中国四大奇書 「西遊記」

    12.下大工町附祭組
     中国四大奇書 「西遊記」

  • 13.朔日町附祭<br /> 東西南北天地絵巻「野守の鏡」

    13.朔日町附祭
     東西南北天地絵巻「野守の鏡」

  • 14.青山会山車組<br /> 妖艶瀧夜叉 将門の守護を受け相馬御所に現る

    14.青山会山車組
     妖艶瀧夜叉 将門の守護を受け相馬御所に現る

  • 15.淀山車組<br /> 八戸大漁祈願 七福神の網引き

    15.淀山車組
     八戸大漁祈願 七福神の網引き

  • 16.下組町山車組<br /> 妖艶瀧夜叉<br /> 将門の守護を受け相馬御所に現る

    16.下組町山車組
     妖艶瀧夜叉
     将門の守護を受け相馬御所に現る

  • 17.城下附祭山車組<br /> 奥州藤原伝承<br />

    17.城下附祭山車組
     奥州藤原伝承

  • 18.内丸親睦会<br /> ヤマトタケル<br /> <優秀賞、行列賞受賞>

    18.内丸親睦会
     ヤマトタケル
     <優秀賞、行列賞受賞>

  • 19.八戸市職員互助会<br /> 歴史浪漫八戸義経伝説・義経正妻北の方・報霊大明神<br /> <最優秀賞(県知事賞)受賞><br />

    19.八戸市職員互助会
     歴史浪漫八戸義経伝説・義経正妻北の方・報霊大明神
     <最優秀賞(県知事賞)受賞>

  • 20.吹上山車組<br /> 義経北行伝説・蝦夷渡海 「龍馬山観世音縁起」<br /> <NHK大賞、秀作受賞>

    20.吹上山車組
     義経北行伝説・蝦夷渡海 「龍馬山観世音縁起」
     <NHK大賞、秀作受賞>

  • 21.八戸共作連<br /> 花咲爺さん<br />

    21.八戸共作連
     花咲爺さん

  • 22.糠塚附祭組<br /> 琉球王朝誕生 尚巴志 三山統一

    22.糠塚附祭組
     琉球王朝誕生 尚巴志 三山統一

  • 23.長横町山車組親睦会<br /> 初夢 吉祥絵巻<br /> <秀作受賞>

    23.長横町山車組親睦会
     初夢 吉祥絵巻
     <秀作受賞>

  • 24.六日町附祭若者連<br /> 天の石屋戸<br /> <伝統山車賞受賞><br />

    24.六日町附祭若者連
     天の石屋戸
     <伝統山車賞受賞>

  • 25.類家山車組<br /> 水滸伝 −梁山泊、高唐州幻術合戦−

    25.類家山車組
     水滸伝 −梁山泊、高唐州幻術合戦−

  • 26.十六日町山車組<br /> 歌舞伎十八番 鳴神<br />

    26.十六日町山車組
     歌舞伎十八番 鳴神

  • 27.鍛冶町附祭若者連<br /> 日本武尊<br />

    27.鍛冶町附祭若者連
     日本武尊

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ralphinさん 2007/09/17 23:41:31
    八戸三社大祭
    こんばんはー。
    どんどん旅行記アップされてますねぇ〜。

    八戸にも三社祭があるんですね。
    しかも、山車が大きいし、派手ですねぇ。
    つくりが今までの中で一番大振りですよね。
    これは○○賞があるってことは、毎年新しい山車を作っているんですか?
    だとしたらとってもお金かかってますね。

    いろんな山車をmorino296さんの旅行記で拝見してきましたが
    西と北ではだいぶ作りが違うなと感じました。
    そんな魅力が山車にはありますね。

    しばらく忙しくなりますので、なかなか見にこれないかもしれませんが
    またゆっくりと旅行記覗きにきますね!
    ralphin

    morino296

    morino296さんからの返信 2007/09/18 07:18:45
    RE: 八戸三社大祭
    ralphinさん

    こんにちは。
    書き込みと投票をいただき有難うございます。

    八戸三社祭の山車の飾り物は、本当に大きいですね。
    同じように大きい山車は、日立市にもありますが。

    毎年、コンテストがあるので、皆さん熱が入るようですね。

    お忙しいようですが、お元気で!
    また、ご覧ください。

    morino296

morino296さんのトラベラーページ

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