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ヒマラヤのふもと、4000m級の山奥にあるヒンドゥーの四大聖地。<br />ヒンドゥー教徒にとってこの四つの聖地を巡ることは、一生の目的でもあるという。<br /><br />そして近年世界遺産に登録されたナンダ・デヴィ国立公園。<br />「花の谷」「雪の湖」と、何とも魅力的な響きの場所がそこにはある。<br /><br />辿り着くのは容易ではない。<br />崖下に転落したバスを眺めながらそのバスに揺られ、土砂崩れに何度も遭い、何度も立ち往生を喰らいながらの旅である。<br /><br />途中食中毒や道路崩壊に見舞われ、結局四つ全てを巡ることは叶わなかったが、二度と出来ないであろう貴重な体験をさせてもらった。

ウッタラカンド・巡礼の旅

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2001/08/04 - 2001/08/24

334位(同エリア384件中)

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24

garamさん

ヒマラヤのふもと、4000m級の山奥にあるヒンドゥーの四大聖地。
ヒンドゥー教徒にとってこの四つの聖地を巡ることは、一生の目的でもあるという。

そして近年世界遺産に登録されたナンダ・デヴィ国立公園。
「花の谷」「雪の湖」と、何とも魅力的な響きの場所がそこにはある。

辿り着くのは容易ではない。
崖下に転落したバスを眺めながらそのバスに揺られ、土砂崩れに何度も遭い、何度も立ち往生を喰らいながらの旅である。

途中食中毒や道路崩壊に見舞われ、結局四つ全てを巡ることは叶わなかったが、二度と出来ないであろう貴重な体験をさせてもらった。

同行者
友人
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス
航空会社
エアインディア
  • 1日目。<br /><br />最初に立ち寄った「インドの軽井沢」ムスーリー。<br />ウッタラカンド地方には珍しい(唯一かも?)綺麗なホテルが立ち並ぶ観光地。<br /><br />すでにこの時点で、崖っぷちをぶっ飛ばすバスのあまりの怖さに「帰ろうか」と言い出す二人。

    1日目。

    最初に立ち寄った「インドの軽井沢」ムスーリー。
    ウッタラカンド地方には珍しい(唯一かも?)綺麗なホテルが立ち並ぶ観光地。

    すでにこの時点で、崖っぷちをぶっ飛ばすバスのあまりの怖さに「帰ろうか」と言い出す二人。

  • 涼しい以外に何も無い町で、観光客はほぼインド人。

    涼しい以外に何も無い町で、観光客はほぼインド人。

  • この日宿泊した宿「HOTEL MALL VIEW」。<br />300Rs/1泊くらいだったと記憶。<br />ムスーリーはリゾート地なので、宿はおそらくウッタラカンドで一番高い。<br /><br />レストランもイタリア料理店があったり、結構豪華。

    この日宿泊した宿「HOTEL MALL VIEW」。
    300Rs/1泊くらいだったと記憶。
    ムスーリーはリゾート地なので、宿はおそらくウッタラカンドで一番高い。

    レストランもイタリア料理店があったり、結構豪華。

  • 3日目。<br /><br />第一の聖地、ヤムノートリーへの道中。<br /><br />拠点となるハヌマーンチャッティと言う村で1泊した後、そこからヤムノートリーまで徒歩5時間。<br />途中このようにゲストハウスがいくつもあるので、力尽きても安心。

    3日目。

    第一の聖地、ヤムノートリーへの道中。

    拠点となるハヌマーンチャッティと言う村で1泊した後、そこからヤムノートリーまで徒歩5時間。
    途中このようにゲストハウスがいくつもあるので、力尽きても安心。

  • 聖地ヤムノートリー。<br />谷間に小さなバザーと、ゲストハウスがひっそりとあるのみ。<br />ここでは「温泉」を御神体として奉っている。

    聖地ヤムノートリー。
    谷間に小さなバザーと、ゲストハウスがひっそりとあるのみ。
    ここでは「温泉」を御神体として奉っている。

  • ヤムノートリーの小さなバザー。<br />食事を出すテントが2〜3あるのみ。<br /><br />食事は日本で言う精進料理のようなものしか無く、ちょっとキツかった。

    ヤムノートリーの小さなバザー。
    食事を出すテントが2〜3あるのみ。

    食事は日本で言う精進料理のようなものしか無く、ちょっとキツかった。

  • ヤムノートリーにて宿泊したゲストハウス。<br /><br />聖地だけあって、ベッドと水シャワーがあるだけの質素な宿。100Rs。

    ヤムノートリーにて宿泊したゲストハウス。

    聖地だけあって、ベッドと水シャワーがあるだけの質素な宿。100Rs。

  • 4日目。<br /><br />第二の聖地「ガンゴートリー」へ向かうバスの中から。<br /><br />バスは最後部の端っこの席を確保するのがベスト。<br />混雑が激しく、かつ相当揺れるので、それ以外の席はかなりキツい。

    4日目。

    第二の聖地「ガンゴートリー」へ向かうバスの中から。

    バスは最後部の端っこの席を確保するのがベスト。
    混雑が激しく、かつ相当揺れるので、それ以外の席はかなりキツい。

  • こんな山奥でもあちこちに集落があり、11億人の大国インドを感じさせる。

    こんな山奥でもあちこちに集落があり、11億人の大国インドを感じさせる。

  • バスの中から。<br /><br />街中ではあまり見られない水牛使い。

    バスの中から。

    街中ではあまり見られない水牛使い。

  • バスはちょくちょく長時間停車するので、このようなところで食事を済ませる。<br />当然庶民インド料理ばかりなので、インド食が苦手な人にはキツいかも知れない。

    バスはちょくちょく長時間停車するので、このようなところで食事を済ませる。
    当然庶民インド料理ばかりなので、インド食が苦手な人にはキツいかも知れない。

  • 第二の聖地ガンゴートリーにはガンジス川の源流があり、それを神として奉っている。<br /><br />途中二回ほど土砂崩れで道が寸断。<br />崩壊した谷の上を歩いて渡ったり、一台のタクシーに28人乗ると言う人生新記録を達成したりしながら、ウッタルカーシーと言う町まで到達。<br /><br />しかし結局、土砂崩れでこの先の道が崩壊しており、ガンゴートリーは断念。

    第二の聖地ガンゴートリーにはガンジス川の源流があり、それを神として奉っている。

    途中二回ほど土砂崩れで道が寸断。
    崩壊した谷の上を歩いて渡ったり、一台のタクシーに28人乗ると言う人生新記録を達成したりしながら、ウッタルカーシーと言う町まで到達。

    しかし結局、土砂崩れでこの先の道が崩壊しており、ガンゴートリーは断念。

  • 7日目。<br /><br />第三の聖地、ケダールナートへの拠点となる町ゴウリクンド。<br />温泉があり、疲れを落とせる。<br /><br />この町まではバスで来れるが、ここからケダールナートまでは徒歩6時間。<br /><br />ちなみに仏教徒がヒンドゥー教の聖地に侵入していいのか、と言う問題があるが、仏教はインドで生まれたこともあり割と歓迎される模様。

    7日目。

    第三の聖地、ケダールナートへの拠点となる町ゴウリクンド。
    温泉があり、疲れを落とせる。

    この町まではバスで来れるが、ここからケダールナートまでは徒歩6時間。

    ちなみに仏教徒がヒンドゥー教の聖地に侵入していいのか、と言う問題があるが、仏教はインドで生まれたこともあり割と歓迎される模様。

  • 8日目。<br /><br />ケダールナートへの道中。<br />巡礼者には当然高齢の方も多く、ロバが人気。<br /><br />一回乗ってみたが…若者は歩いた方が楽かもしれない。

    8日目。

    ケダールナートへの道中。
    巡礼者には当然高齢の方も多く、ロバが人気。

    一回乗ってみたが…若者は歩いた方が楽かもしれない。

  • これらの小屋は、巡礼者を相手にした茶屋。<br />道中にはたくさんある。<br /><br />疲れたらチャイで一息。

    これらの小屋は、巡礼者を相手にした茶屋。
    道中にはたくさんある。

    疲れたらチャイで一息。

  • ロバや高齢者にも歩きやすいように、道は割と整備されている。

    ロバや高齢者にも歩きやすいように、道は割と整備されている。

  • ケダールナートの周辺では、野生の牛や馬がのどかに暮らしている。<br />本当に美しいところだ。

    ケダールナートの周辺では、野生の牛や馬がのどかに暮らしている。
    本当に美しいところだ。

  • ケダールナートの寺院。<br /><br />デリーにいるようなインチキではない、本物のサドゥーの迫力に圧倒される。

    ケダールナートの寺院。

    デリーにいるようなインチキではない、本物のサドゥーの迫力に圧倒される。

  • 沐浴場。

    沐浴場。

  • ケダールナートの町並み。<br /><br />ヤムノートリーと比べると、ゲストハウスやお店がたくさんある。<br /><br />ちなみにここの食べ物(サモサ?)でカメラマンの相方が食中毒になり、この後の写真がしばらく無い。

    ケダールナートの町並み。

    ヤムノートリーと比べると、ゲストハウスやお店がたくさんある。

    ちなみにここの食べ物(サモサ?)でカメラマンの相方が食中毒になり、この後の写真がしばらく無い。

  • 14日目。<br /><br />バスでゴーヴィントガートと言う町まで行き、そこからさらに徒歩で7時間。<br />「花の谷」「雪の湖」への拠点となる町、ガンガリヤー。<br /><br />これらはヒンドゥーの聖地ではないが、雪の湖はインドの富豪層を占める「スィク教徒」の聖地である。<br />この為、山奥にも関わらずレストランのレベルは高い。<br />食中毒で胃袋の弱まった相方も、心なしか食欲復活気味。

    14日目。

    バスでゴーヴィントガートと言う町まで行き、そこからさらに徒歩で7時間。
    「花の谷」「雪の湖」への拠点となる町、ガンガリヤー。

    これらはヒンドゥーの聖地ではないが、雪の湖はインドの富豪層を占める「スィク教徒」の聖地である。
    この為、山奥にも関わらずレストランのレベルは高い。
    食中毒で胃袋の弱まった相方も、心なしか食欲復活気味。

  • 16日目。<br /><br />ナンダ・デヴィ国立公園内、「花の谷」。<br /><br />この旅で最も過酷な道を登りつめた先に、それはあった。<br /><br />ここは1907年イギリスの探検家によって発見されたことになっている。<br />しかし地元の人は存在を知っていたものの「人をさらう妖精が出る」と近付かなかったと言う事だ。

    16日目。

    ナンダ・デヴィ国立公園内、「花の谷」。

    この旅で最も過酷な道を登りつめた先に、それはあった。

    ここは1907年イギリスの探検家によって発見されたことになっている。
    しかし地元の人は存在を知っていたものの「人をさらう妖精が出る」と近付かなかったと言う事だ。

  • 花盛りがちょうど終わったくらいの時期で、霧もなかなか晴れてくれなかった。<br />しかしながら、妖精が出ると言うのも信じられそうなくらい、とんでもないところである…。

    花盛りがちょうど終わったくらいの時期で、霧もなかなか晴れてくれなかった。
    しかしながら、妖精が出ると言うのも信じられそうなくらい、とんでもないところである…。

  • 18日目。<br /><br />最後の聖地、バドリーナートへ向かう。<br /><br />しかし再び土砂崩れに見舞われ、復旧の目処が立たないとの事で、またも断念。<br />結局四大聖地は二つしか巡礼出来ずに終わった。<br /><br />雨季に全てを巡礼するには、よほどの日程的な余裕が無いと難しいようである。<br />また、相当に過酷な旅になる為(特に食事とバス)、肉体的にも精神的にもある程度の覚悟が必要である。<br /><br />以上をもって、ウッタラカンド巡礼の旅行記とさせていただく。

    18日目。

    最後の聖地、バドリーナートへ向かう。

    しかし再び土砂崩れに見舞われ、復旧の目処が立たないとの事で、またも断念。
    結局四大聖地は二つしか巡礼出来ずに終わった。

    雨季に全てを巡礼するには、よほどの日程的な余裕が無いと難しいようである。
    また、相当に過酷な旅になる為(特に食事とバス)、肉体的にも精神的にもある程度の覚悟が必要である。

    以上をもって、ウッタラカンド巡礼の旅行記とさせていただく。

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