ジジ・ババ４人で列車＆レンタカーの旅・バンクーバー～ジャスパー

2007/08/10 - 2007/08/11

カナダ滞在３日目。
いよいよ列車の旅の始まりです。
料金が座席と個室寝台では４倍近い差があるので迷いに迷って、いろいろ検索していたら、何とシルバー料金発見！
６０歳以上だと連れが半額になるのです。
これで決まり！
個室寝台ではないのですが、いわゆるグリーン寝台で二人で６３５ＣＤ余り。
座席だと２２０ですが二人で６３０ならずいぶんお徳です。
今日から合流するＹ夫妻と列車の発着する｢セントラルパシフィックステーション｣で待ち合わせていざ出発です。
列車は１７：３０発。
１６：００に待ち合わせをして、それまでは市内をブラブラ。
｢フェアモントバンクーバーホテル｣のロビーでお茶しました。
しっとり落ち着いたホテルでしたが、ロビーでの喫茶、カップがマグカップなのに驚き。
でも、落ち着いた空間でさらにとってもリーズナブル。
二人でポット一杯分のコーヒーをたっぷりいただいて８ＣＤ。
ゆっくりできました。

エリア ジャスパー(カナダ)

カナディアン号で出発です。
バンクーバーは火曜・金曜・日曜出発です。
４時に駅で同行するＹ氏夫妻と合流。
Ｙ氏夫妻とはそれぞれが趣味のサークルでのお仲間です。Ｙ氏は現在ザグレブ在住。昨年のクロアチア旅行でも大変お世話になりました。
寝台車の乗客は早めにチェックインできます。
お茶や軽食をいただきながら出発を待ちます

まるで映画の一シーンのようです。
なぜかウェスタンの演奏が流れるロビーで思い思いに出発を待ちます。
われわれはカーナンバー２２１
全部で２３両編成でした。
展望車は５両に１両くらいの割合であったように記憶しています。
各車両にシャワーがあります。

展望車から。
２３両編成の２１両目ですから先は見えません。
カーブを走ると蛇行して見えます。

８時に夕食の予約をして、それまでは展望車でのんびり。
しかし、進みはゆっくりゆっくり。
これでちゃんとジャスパーまで着くのかしらと不安に。
チョロリと走っては小休止。
列車の旅。
のんびり行きましょう。

一晩明けるともう山の中。
寝台車には盲点がありました。
上段には窓がないのです。
夫はアルコールが入っているので、安心なように下段に休みました。しかし、アルコールの特効薬のお陰で窓があるのに高いびき。
窓のない上段のoneonekukikoは列車のゆれに身を任せながら、真っ暗な中での就寝となったのでした。
さすがに早く目覚め展望車へ移りました。
果物とコーヒーをいただきながら流れる風景を楽しみます。

朝食をとっていたら｢滝が見えますよ｣というアナウンスとともに列車は徐行運転に入ります。
この列車は観光列車なので風景のアナウンスが入ります。

山に雲がかかっています。
先行き不安。
でも、oneonekukiko晴れ女だし・・・。

湖に見えますが川です。
レイクルイーズへの期待が高まります。

定刻より１時間遅れてジャスパーに到着。
ほとんどの乗客がここで下車します。
まずはレンタカーの手配。
甘く見てました。
やはり予約すべきでした。
どのレンタカー会社も全部予約済みで、４時過ぎにもう一度来るようにとの事。
シーズン中は日本で予約しておきましょう。
４時過ぎにあらためて手続きを済ませ、いざ出発。
６人乗りのワゴンを借り、カルガリーで乗り捨て。
ガソリン、保険など諸経費を含めて返却時に支払いは１００ＣＤからおつりがきました。
４人には大きめの車でしたが、おかげでゆったり運転することができました。
勿論、oneonekukiko右側通行初体験です。

日没まで時間があるのでマリーン渓谷をひとまわり。

駐車場に車を置き川のほうへ進むと周りに柵がまわしてあります。
のんきなわれわれは熊から人間を守っているのかしらなんて考えながら進みました。
いえ、熊からではなく断崖絶壁から人間を守っているのでした。
何気ない優しい流れと思っていたその先には、氷河で削られた断崖があったのです。
息を呑むような深い深い渓谷でした。
下は激流が流れています。

リスがお出迎え

マリーン渓谷侮れません
スゴイ

深い深い谷底を渓流が流れていきます。

渓谷の深さを感じていただければ幸いです

宿はMaligne Lodge
ツイン１泊２７，３００円（税・サ込み）
ジャスパー駅から徒歩１０分くらいのところにあります。
バンクーバーに比べるとずいぶん高いと感じます。
どーということもないモーテルです。
床はミシミシ。
ちょっとかび臭い。
ロッキーは特に夏はどこも高めです。
観光地なので仕方ないと思いますが、町を歩くとB.Bがかなりありました。しかしこの時期どこも満室。
稼ぎ時ですね。
ジャスパーは小さな町です。
町で人気のベアーズボウベーカリーを探していってみましたが｢ごく普通｣という感じでした。