カラメア：ＮＺ南島西海岸北端、辺境の町（改訂）

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週５便しかないバスで峠を越えた隣町と結ばれているカラメア　Karamea（人口670人）は西海岸北端の町。売り物はoff-the- beaten-track-feeling、つまり何もなく寂寥感が漂う田舎。辺境ファンにはこれ以上はない聖地。買い物も食料品、雑貨はほぼまにあうし、日本人経営の宿もある。海岸は荒涼としていて、流木が風に吹かれていた。なにもせずに数日間の沈潜もおすすめ。

バスは88km南のWestportの町から月曜〜金曜の週５便（夏は週6便）運行されており、所要時間は1時間半。Westportで主要な都市をむすぶバスに連絡している。ウエストポートから日帰りも可能。情報はwww.karameainfo.co.nｚ。

この町は山と海にはさまれ、気候は温暖で、有名な自然歩道Heaphy Track（3泊）とWangapeka Track（5泊）の入り口。
自然のワンダーランドと自称して野鳥もおおいが特別な施設はなにもない。
ツアーはwww.naturetreks.co.nzやwww.heaphy-track.co.nzの両社がある。

バス停はマーケットクロスと称する５叉路にある。付近には観光案内所とコンビニ、農機具･雑貨店、軽食ができる小さいレストランのほかには約２０軒の人家があるだけ。
あとはWaverly Streetを西方に進むと Lastresortという観光客向けの宿がある。さらに三叉路から約1km行って Wharf Roadに突き当たる手前の右側にＢＢがあり、三叉路の左角にシラス料理で入賞した有名なレストランを併設しているモーテルがある。ここを左に行くとモーテルがある。このモーテルとＢＢはと日本人のサナエさんとオーストラリアンのポールが経営している。
この Karamea集落には約４０軒の人家がある。
バス停から海岸近くの集落までは歩くには不便だが行き会う車は挨拶するし、通る車に手を挙げれば乗せてくれるなど、人々は信じられないほど親切である。

三叉路を右に行き、左に橋を渡ると飛行場の滑走路があるがしばらく飛行機が飛んでいないとのこと。多分セスナをチャーターすれば海岸近くの飛行場に着陸できると思われるが、町まで徒歩２０分くらいをどうするか。前もって迎えをアレンジしておかないと、砂利道のつらい歩きが待っているということになる。

ほかのモーテルはマーケットクロスにつく前、つまりウエストポート寄りにある。
なお、ニュージランドのシラス料理は卵とじしかない。せめて英国式のフライがあればビールがおいしいのに、残念至極。

良さそうな宿
テントから高級ロッジまであるwww.lastresort.co.nzが観光客向きで値段によってどれかに泊まれる。バス停と昔からの集落の中間にあるので買い物などには便利でおすすめ。
読売新聞の記者だった達者な日本語を話すオーストラリア人のポールと日本人のサナエさんがモーテルと別棟のバックパッカーホステルの２軒の宿をやっている。(www.karameamotels.com)
歩いていたらサナエさんが日本語で話しかけてくれて驚いた。日本人は年間１０人くらいは訪れるとのこと。
帰路にバックパッカーに立ち寄ってみたが、アジア人の客は一人もいなかった。ポールの事務所？には日本に居たときの写真が沢山貼ってあり、しきりに日本語で話しかけてきた。
サナエさんの宿の名前はカラメアモーテルなのに、www.karameamotels.co.nzは、町の入り口にあるリバーモーテルのサイトで、海からは遠い正反対の位置にあるのでご注意。

町の入り口には鹿やアルパカを飼っているwww. karamealodge.co.nzがある。ホリデイパークのwww.karamea.comはモーテル併設だが商店には稍遠い。