2006/09/05 - 2006/09/11
998位(同エリア1068件中)
酔生夢死さん
前回は、交通便利な市の中心地のホテルにしたので、今回は少し郊外の落ち着けるホテルに宿を取った。別荘風に建てられていて、しかも部屋も広いし、間取りも洒落ている。道を行き交う人のかすかな息遣いが聞こえるほどの1階の部屋。中国にもこんなリゾート風なホテルもあるのだと大変満足だった。しかし・・・。その日、会議のある市内の会場に出かけるため、いつものようにパスポートや日本円の現金をセーフティボックスに入れ、部屋を出た。夕方、会議も終わり、夜の会食までシャワーでも浴びようと、ぼんやりと部屋に帰ってきた。スーツを掛けようとクローゼットを開けた瞬間、自分の目を疑った。セーフティボックスが開いている。パスポートは?日本円は?確かに朝、置いたそのままにある。でも、ドアは開いている!朝、部屋を出る前、本当にしっかりと閉めたかと自問自答してみる。閉めたようでもあり、うっかり忘れていたのかも?と思えてくる。別に何も盗られていないのだからと変な余裕も出てきて、その晩はそのままにして寝た。次の朝、昨日と同じように会議に出かけるため、早朝に部屋を出た。セーフティボックスに貴重品を入れ、今度は、しっかり鍵をかけたことを確かめた。そして、その夕方。服を脱ぐより先に、クローゼットのセーフティボックスに一目散。今度こそ、自分の目が信じられなかった。開いている。朝、あれだけきちんと閉めたことを確認したセーフティボックスが開いている。すぐさま、フロントに行って、事の次第を伝える。「パスポートや日本円は確かにそのままですが、スキミングの恐れがある。これからすぐ日本のカード会社に電話をして、このカードの使用を止めてもらう。このホテルのセキュリティはどうなっている?」と詰め寄った。でも、ホテル側の反応は、「セーフティボックスが開いていただけしょう。大丈夫です。あれは、時間が来れば開くのです。」との信じられない返事。「では、セーフティボックスの意味がないじゃないですか?」の強い抗議に対しても、どうしてそんなに慌てているのか、憤慨しているのかとまったく話にならない対応。
これぞ、悠久何千年の大らかな中国か?
呆れて、言葉が出なかった。
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