2007/02/14 - 2007/02/15
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tabijiisanさん
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パムッカレの温泉に宿泊し、石灰棚、ヒエロポリスを見学する。その後、高原地帯を東へ走り、古都コンヤへ行く。メヴラーナ博物館を見学後、カッパドキアまで更に走り、カッパドキアにて宿泊する。
写真はパムッカレの石灰棚。
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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道路沿いにオレンジが実り、イチジクの木が並んだ畑がある。よし原でよしの刈り取りが行われ、懐かしい景色が見られる。
パムッカレに近づくと左側に噴気が見える。
ガイドは地熱発電所であると教えてくれた。 -
パムッカレの石灰棚が山の中腹に白く見える。綿畑には綿の実が付いた幹が残っていた。
ガイドは結婚適齢期の娘さんがいる家にはガラス瓶を屋根に載せておく風習が残り、実際に載せた家が見られたが、この風習が廃れつつあるのも無理からぬことである。 -
6時に温泉リゾートのリカス・リバー・サーマル・ホテルに着く。このホテルには、温泉プール、露天風呂が付属しており、そのために水着を持参してきたが、とても入りに行く元気はなかった。
この晩、トルコのサッカーチームがオランダと戦ったが、トルコは負けたようだ。なんとトルコの監督は昨年まで日本の監督だったジーコだった。トルコのプロチームには、稲本潤一が移籍していて人気がある由。 -
朝7時15分にホテルを出発する。ガスが立ち込め、時折強い雨が降る生憎の天気である。
まず、ヒエラポリスの南門駐車場から石灰棚まで歩く。
石灰棚前の広場には、野犬が多いのに驚く。 -
石灰棚では足湯があり、足を浸ける人が多かった。
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天候は徐々に回復してきた。
広場からヒエラポリスを望む。
ヒエラポリスは紀元前2世紀にバルガモン王国により築かれた。BC129年にローマ帝国に統合されてから、温泉地としてますます発展し、皇帝が保養に訪れることもあった。AD1世紀に地震により破壊されたが、直ぐ再建された。12世紀にセルジョク・トルコに破壊されてから放置されていた。一昨年も地震の被害を受けている。 -
ヒエラポリス全景
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パムッカレから東の国道に出て間もなく、右側に大理石の石切り場があった。
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右側に雪を抱いた峰々が望まれた。
ホナズ山(2528m)だろうか。 -
一面、雪でおおわれた平原。
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右側に、途中白い浜に取り巻かれた塩湖が見える。ガイドはソーダ湖だと言う。ソーダとはナトロンのことで、炭酸ナトリウムと重炭酸ナトリウムの混合物である。ソーダ灰とも言われる。古くから、ミイラ作り、汚れ落とし(石鹸)、ガラスの原料として用いられた。今でも天然物が採取されているとは認識不足だった。
調べてみると、現在では、ソーダ灰はガラス生産に多量に用いられ、今尚、天然ソーダ灰が幅を利かし、ワイオミング州グリーンリバーの生産地が、近代設備で多量に生産している。他に米国のトロナ灰、ケニアのマガジ灰が市販されていると言う。ベルギーのソルベイが開発した合成灰は旭硝子では北九州工場で生産しているだけ。 -
湖畔に何箇所か煙突ほ突っ立てている工場が何箇所あった。
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3時半頃、コンヤの市街地に入る。13世紀に、セルジュク・トルコは、イズニックからコンヤに都を移し、この頃に1番繁栄した。ここはイスラムの神学校があり、トルコで1番イスラム色が強い所である。有名なセルジュク大学があり、トルコ中から学生が集まる文教都市である。人口60万人。
コンヤにはベンツの大きなトラックの工場が進出している。 -
メヴラーナ博物館の隣のモスクのための手足を清める所。
ここだけ日本語の張り紙があり、ここはトイレでないと表示していた。 -
メヴラーナ博物館内部。
メヴラーナ一族の遺品の展示。 -
メヴラーナ博物館のメヴラーナのお棺。本物は、観光客が入れないモスクに併設されている青い建物の廟に置かれている。
メヴラーナはイスラム神秘主義者で、セルジュク・トルコの国王の庇護下にあり、その後、庇護を失ったが、コンヤでは引き続き人気があるようだ。1927年にアタチェルクにより、メヴラーナ教団は解散させられ、廟は閉鎖されていた。
今では復活し、一族の棺、遺品が展示されている。 -
ムハンマドの髭の入った箱。
行事がある時にイスタンブールのアヤソフィアに移される。 -
灯りのランプ。
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後ろの青い塔が、メヴラーナの廟。
メヴラーナ教団は激しい踊り「旋舞」で有名である。年1回、伝統を受け継ぐ実演が行われる。
4時半、博物館を出発して、カッパドキアへ出発する。
220km、3時間の道程である。
途中のアクサライの隊商宿(キャラバンサライ)前の土産物屋にて休憩する。ここの隊商宿は補修復元されていて完全な姿で見ることが出来る。しかし真っ暗なため写真を撮ることは出来なかった。この辺は国道に沿って、15−20kmの間隔でシルクロードの隊商宿が、今でも残っている。 -
カッパドキアのホテル・ディンレル。
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