ポルトガルの旅～祈りの町ブラガ（１）ボンジェズスまでの道

2007/06/14 - 2007/06/14

ポルトから北に1時間のところにあるブラガという町は「祈りの町」と呼ばれていることを知って興味を持った。そして標高400Ｍの山頂にボン・ジェズス教会があると知ってどうしても行って見たくなった。

エリア ブラガ(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道

ポルトのサン・ベント駅からローカルの各駅停車に揺られる事1時間13分でブラガの駅に到着。駅から歩いて5分くらいで旧市街への門が見えてきました。

門を通って商店街の通りを進みます。サン・ジョアン祭がもうすぐなので、お祭りの飾りつけがされていました。

通りを抜けるとレプリカ広場に。インフォメーションもここにあります。

ボン・ジェズス行きのバスが出るリベルダーデ大通りです。この道を下って右側にあるのですが、他にも沢山バス停があり、おまけにお祭りの出店も並んでいて分かりづらかったのですが、インフォメーションの人が「薬屋の前」と教えてくれていたので見つかりました。ボン・ジェズスまでは20分くらいで、住宅地をぬけて山へ登っていきます。バスの窓から山の緑に見え隠れする教会の建物が見えました。バスには観光客などはいなくて旦那は「こんな田舎に何があるんだ〜」とつぶやいていました。

バスから降りたのは他におじさんが一人、その人はどこかに行ってしまい、ホントにここかなあ・・・と思いながら他に何もないので、うっそうと茂った森の階段を上っていくことにしました。旦那は「違うんじゃないの〜？」とまたつぶやいています。

階段を登っていくと、あ、何かある。

こんなお堂が階段の折り返しの度に立っています。この時は気がつかなかったのですが、家に帰ってから写真をズームで見たら、お堂の上に書いてあるのは、聖書の箇所でした。これはマタイ２０：３０かな。
地元の人がお参りしたろうそくの火が残っていました。

鉄格子の中を覗いて見ると・・・あ！イエス様だ。

お堂を後に振り返って・・・階段の折り返しに立っているこのお堂の中には、お堂の上に書かれているそれぞれ別の聖書の箇所の場面に沿っての蝋人形？が奉ってあるようです。ここまで登ってきて、ボン・ジェズスの階段の前にこういうお堂がたっている階段があると何かで読んだことを思い出して、おお、これだこれだ。これでいいんだ！と急に元気が出ました。

別のお堂の中。鉄格子の中にカメラを差し込んで写真を撮るのも何だかちょっと不謹慎な気もしましたが、とても珍しいので。これはローマ兵かヘロデの裁判でしょうか。とにかく、一つ一つがイエス様の十字架までの苦難の場面を表していました。