G村のホイリゲでトロ～ン

2007/06/13 - 2007/06/13

ウィーンはどの地区でもワインをつくっているといいます。新潟の地酒で例えれば、「越乃寒梅」がグリンツィングのホイリゲなら、地場で人気の「鶴の友」が23区G村のホイリゲでしょう。
と考えてG村へ。おやぁ、道路工事のオニイサンが何故かポーズしているぞ。トロンとして、まったりとして、時間が止まったかのような午後でした。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: オーストリア航空

G村へはシュネルバーン9号線（S9）で。本数は30分に1本ぐらい。ウィーンカードなどの乗り放題券の範囲（Zone100）外なので、ちゃんと切符を買って行きます。欧州の電車に乗ると、たいてい「自転車も大丈夫」印があり、子供たちの校外学習が盛んなのに出くわします。

G村の駅に到着。雰囲気は、その辺の片田舎の駅。陽気はポカポカ、空気は濃く、緑が映えて、きっとワインも旨いに違いない、・・・って、歩き出す前から呑んべをその気にさせる雰囲気です。

線路を渡ってWienner Strasseをゆるやかに上って行きます。駅の近くは住宅地。以下、こじゃれた街路の図を何枚かご紹介しましょう。見ているだけでうれしくなります。

きっと仲睦まじき住人なのでしょう。

ワンさま御用達ぶくろです。

すこし商店街っぽくなってきました。

さらに進むと、営業中印のランプの灯ったホイリゲを発見。いよいよ呑んべゾーンに入ってきました。

一軒の店に目星を付けて入ります。実は、あるブログのおいちゃんから聞いた店。ブログで見た、半年前は小さかったあのワンが、こんなに大きくなってミーに飛びついてくるじゃないですか。

ダーの後をしっぽを振って追いかけてくるじゃないですか。

おいおい、ミーの靴を枕に寝てしまったぞ。

これが本日のお昼ごはん。最初はビールで、この後ワイン。旨いし、安い。

振り返ると、緑の屋根がきれいな季節で、気持ちいい。

おかみ＆おやじ＋ワン（名前はセディと言うらしい）

食べたら、散歩です。裏の畑にぶどうがなって…。

6月のワインの素はこのぐらい。

さて、もう１軒。寄ったところは紹介ウェッブサイト完備のWeingut（ワイナリーのこと）Rieger。「ソービニヨンがうまいでっせ」というオニイサンのお勧めどおり、たしかに旨い。この地ならではの土の香りがして、新潟の地酒でいえば「緑川」かな。

立派な店構えのカウンターでワインを2本、買い求めました。これも安かった。

帰路、不動産売買物件を発見。さて、おいくら。G村に住んでしまったら、きっと腑抜け、腰ぬけ、呑んべぇぇぇぇぇになってしまうぞ。さ、帰ろ。

（おまけ）
ウィーンに帰って、国立歌劇場で「Boris Godunov」鑑賞。ブラボー公演だったげれど、眠い、ねむい、ねむぃぃぃ…。