あじさいと桜川市（真壁）

2007/06/13 - 2007/06/13

桜川市の真壁には江戸時代末期からの古い建物が数多く残っています。
登録文化財に登録された古い町並みを見学、歩いてきました。
また、帰りには近くの雨引観音であじさいとお寺を。
そして、もうひとつあまり知られていないながら、壮厳な三重の塔のある薬王院も訪れました。
古い建物ときれいなあじさいを楽しんだ一日です。

表紙画像は雨引観音のあじさいです。

エリア 桜川(茨城)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

石の町「真壁」いたる所に石材店が。

加波山の花崗岩を使った石製品が特産品です。
石灯篭や墓石ももちろんですが、最近はガーデニング用なのか、様々な人形のような石製品も見かけます。
ゴジラやドラえもんも売っていました。
真壁の町中は一般住宅にも結構石製品が多く飾ってあります。

仲町休憩所

昔商店だった所が、休憩所となっています。
お店の土間にはテーブルと椅子が設置され、お茶の用意があり、自分でお茶を入れて飲む事ができます。（無人でした）
奥には座敷が二間。ここにあがってお茶の飲む事もできるようです。
パンフレットなど観光案内も置いてあります。
真壁見学には車の場合、3箇所ほど無料駐車場もあるようです。民族資料館･真壁中央公民館の駐車場だと町歩きのど真ん中あたりになります。
また、真壁はお雛様のシーズンには町中に沢山の雛人形が飾られるそうです。

町めぐり地図

真壁の町は、登録文化財が多く、それらを見学しやすいように石標があったり、画像のような案内地図が所々に設置されています。
仲町休憩所、旧真壁郵便局、桜川市民族資料館などで手に入る「真壁を歩こう」の地図がこの看板と同じです。
散策ルートのモデルなども書かれているので、地図は手に入れてから歩き、たまに看板地図で確認するといいです。

水曜日がお休みのお店が多いようです。

旧 真壁郵便局

レトロな郵便局。思わず”かわいい！”と言ってしまいます。
現在は移転していますので、ここは観光案内所になっています。
観光案内のパンフレットなどが各種置いてあり、また、郵便局の内部が二階まで見学できます。
この建物は昭和2年建造との事で、真壁の登録文化財では新しい方です。
トイレもあります。

村井醸造
道路に面した脇蔵の他に正面からみると高い煙突やレンガの建物がありいい雰囲気です。
杉玉が飾ってあるのも見えました。
建物は明治から昭和初期のもののようです。
「公明」というお酒を造っているそうです。

猪瀬家住宅
とてもりっぱな門で驚きました。
薬医門は江戸末期から明治初期の頃のものだそうです。
真壁にはこのような表門や長屋門が残っている住宅が他にもいくつもあります。

雨引山楽法寺
通称「雨引観音」と呼ばれ安産のお参りに有名です。
桜とあじさいの名所でもありその季節は観光客も多いです。
寺院の敷地内は整備されつつあり、とてもきれいにされています。（現在池を作っているようでした）
門は色彩鮮やかな華やかさが目立ちます。
門の手前にはあじさいが並び、花の季節はすばらしいです。

椎尾山薬王院
真壁からはやや離れますが、つくし湖の裏手の山にあるお寺です。
樹齢500年のも椎の大木が茂る山の中です。
意外と知られていないと思いますが（私も初めて行きました）江戸時代初期に作られた仁王門です。
趣のあるりっぱな作りです。
仁王門手前の石階段はかなり急で石も傾き、歩き難いですが、門に向かって左手脇には別の入り口があるようです。

椎尾山薬王院・三重の塔
県指定文化財に登録されている三重の塔です。
これもあまり知られていないのか、話も聞いたことがありませんでしたが、なかなか見ごたえのある塔です。
すぐ脇には樹齢500年と言われる椎の木がありこれもまた一見の価値ありだと思いました。

あまり人も来ないようですが、
静かな山の中でじっくり見る事ができます。

薬王院のあじさい
ここにもあじさいが咲いていました。
そばのつくし湖は人造湖ですが、桜が植えられ眺めも良い場所です。
薬王院は椎尾山の途中にありますが、車だと結構なカーブの山道を登って行く事が出来ます。