2007/06/10 - 2007/06/10
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のださん
天気ばかりはコントロールすることもできず、子どもも雨など関係なしにどこかに行きたがるものです。
そんなときも博物館は重宝します。
「よし、今日は博物館に行こう☆」
「ホントー? パパカッコいー!!!」
そんなパパカッコいー大作戦を本日も決行します。
今日は渋谷にある「たばこと塩の博物館」を訪問します。
実はこちらのコレクションは浮世絵愛好家には注目されているところらしくて、今回も「風俗画と肉筆浮世絵 〜館蔵肉筆画の精華〜」という企画展が開催されています。
14時からの講演に参加したいと思います。
浮世絵は大きく版画と肉筆画に分かれており、現在我々が観るほとんどは版画です。
大量生産が可能な版画に対し、肉筆画は画家が一筆ずつ魂をこめて描いています。
著名な浮世絵師も大抵肉筆画を手がけていますが、肉筆専門というと、懐月堂という一派くらいでしょうか?
肉筆画を観る機会もあまりないので、今のうちに観ておくことにします。
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午前中はものすごい雷雨でした。
今は小康状態だがまだ降っている、といった感じです。
こちらの公園通りを上っていきます。
ここに来るのは何年ぶりだろうか?
相変わらず人が多くて、進みが遅い。 -
ここがたばこと塩の博物館ですか。
初めて入ります。
入場料100円。
13:35くらいですが、まだ講演会場は開かず、行列ができています。
13時半を過ぎたのに客に並ばせるとは、段取りが悪過ぎ。
結局13:45くらいに開きました。
会場は、参加人数に対しては狭くてしょうがない。
本日の講演者浅野秀剛氏は、浮世絵研究では有名だそうです。
千葉市美術館からお越しですが、千葉市美術館では鳥居清長の特集が本日まで行われています。 -
講演は16時過ぎに終了。
常設展はまた別の機会にして、企画展だけ観覧することに。
親鸞聖人絵伝。
師である法然とともに越後に流されて、その後常陸で布教している様子が描かれています。 -
江戸山王社天下祭絵巻。
日枝神社の山王祭と神田明神の神田祭は、江戸城内を巡行することが許され、将軍の上覧もあったことから天下祭りと称されます。
山王祭は本祭が来年でしたっけ?
神田祭と隔年で本祭だから、そうですよね。 -
唐人喫煙図。
歌麿の弟子の墨亭月麿による作品です。
主に福建省の商人たちが長崎に来航したようですね。
この博物館ならではと言いましょうか、喫煙や塩をテーマにした作品が多いみたいです。 -
西洋人物図。
長崎の出島のオランダ商館に赴任してきた夫婦を描いたもので、長崎派系だそうですが、長崎派なんて言い方をするのでしょうか? -
男女遊楽図。
作者は奥村政信という人物で、名前だけは知っていました。
「海外から買い戻された経緯を持つ奥村政信の作品」という説明を読んだとき、奥村政信自身が人身売買か何かで買い戻された、と最初は思いましたが、よく考えると作品自体ですね。
ちょっと日本語としてわかりにくい気がする。 -
蝦夷人風俗図。
アイヌ人の風俗を表現していますが、もうちょっと優しそうに描いても良いのではないでしょうか? -
出ることにします。
雨もとっくに上がっています。
現在ストックホルムのたばこ博物館に展示されている「喫煙の像」だそうです。 -
公園通りを上に進み、代々木公園入り口までやってきました。
公園通りの名の由来である公園ですね。
この近くに、二・二六事件慰霊碑があるという情報だけは持っていますが、正確な場所は知らないので、探してみます。 -
公園内をぐるぐる回っても見つからない。
警備員さんたちに聞きまくって、公園内ではなく、道路に面していることがわかりました。
やっと着いた。
現在の渋谷税務署・法務局のブロックで、旧陸軍刑務所の敷地内。
首謀グループがここで処刑されたそうで、その慰霊のために建てられたということですね。
どう向き合ってよいか難しいところです。
複雑な心境のまま、静かに手を合わせます。
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