2006/09/12 - 2006/09/18
58位(同エリア66件中)
ぱぶさん
パフォス
パフォスはかってキプロスの首都として栄えた町で貴重な文化財が数多く残されており、町全体が世界遺産に登録されている。ここのビーチ近くにある王族の墓を見学する。今も発掘中であるが、紀元前3世紀頃のものであるという。墓の数は100以上もあり、まだ11程度が発掘を終え、棺の置かれた穴や彫刻のある柱も出ている。誰の墓か等はまだ解明されていない。
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王族の墓の場所はこの様な風景です。
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これは王族の墓の入り口の案内板。
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引き続いてパフォスの港近くにある考古学遺跡に行く。紀元前2世紀〜4世紀末まで栄えた町にあったデュオニッソスの館、テセウスの館、エオンの館、オルフェウスの館と言った、ローマ時代の地方総督の館で部屋数100を超える立派なものがある。
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美しい人物像や躍動する動物画、ギリシャ神話やデュオニッソス(バッカス:ワインの神様)と言った楽しい図柄のモザイクがこれでもか、これでもかと言うくらい沢山ある。
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案内板はテセウスの館の配置図やハイライトのモザイクを示している。
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ビーチホテルにチェックインして一服の後、夕食に街中に出掛けることとした。車は明日の予約をして返したので、10分くらい歩いて大通りでバスを捕まえる。まあ始めての体験だけど、街中を目指すわけだから何とかなるだろう・・・先程考古学遺跡で歩いた海岸近くでバスをおりて、道の両側に並ぶレストランの1軒に入る。料理はO夫人のお勧めでキプロス名物の魚のメゼとアソーテッド野菜・ポテト・ライスと言った地中海プレート?でビールの乾杯であった。帰りはバスは不安なのでタクシーでホテルに戻る。
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翌朝は朝食の後、ホテルの周りを散策する。ここはビーチ・リゾートホテルなので景色やホテル前のビーチもプールのある庭もよく手入れされておりきれいだ。
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タクシーは昨日の赤ベンツのオジサンなのでラルナカから200Kmやってくる。従って、10時過ぎにホテル出発なのだ。まず、海岸近くにあるパフォス城に行く。しかし、現在、何か工事中の様でお城の中には入れず、そこまでのヨット・ハーバーや商店街を見る。
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レメソス(リマソール)の街の方角に向かって20Kmほどのところに紀元前12世紀(ミケーネ文明)頃建てられたと言うアフロデェイテ神殿があり、そのすぐ先には岩が海に飛び出していて、海の色が際立って澄んだきれいなペトラ・トウ・ロミウ海岸がある。ここは愛と美の女神アフロデイテ(ビーナス)が、海の泡から生まれて、帆立貝に乗ってビーチに上陸した場所と言われている!ビーチには後姿も美しい現在のビーナスをデジカメに捕らえることが出来た!
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近くの見晴台からの眺めも実に素晴らしい。
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更に先に行くとクリオンの古代遺跡がありここには現在も使われているとても美しいローマ式野外劇場が海を見下ろす高台のところにある。
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その隣のエウストリオスの家には4世紀の大地震の後に作られたと言う公衆浴場跡がある。眼下に海を見下ろす素晴らしい景色の場所で、サウナを備え、休憩室の床には見事なモザイクが残る。
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近くにはアポロン神殿遺跡もある。
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聖ニコラス&アシヌ教会〜アテネまで
トロードス地域には昨日訪問したキッコー修道院の他にビザンチン時代の素晴らしいフレスコ画やイコン(宗教画)を数世紀にわたって壁に描いている、信仰の深さを語る教会が幾つかある。運転手さんは山奥で尾根を隔てた様な場所なのであまり寄りたくない素振りであったが、ぱぶさん達は是非にと頼んだ!それで、最初は聖ニコラス教会に向かう。ちょっと眼には山小屋のような佇まいの小さな古ぼけた小石を貼り付けた様な教会であったが、中のフレスコ画やイコンはとても素晴らしいものであった。 -
またしばらく場所を探し尾根を越えて走り回り、次に訪問したのはアシヌ教会であった。同じ様な小石を貼り付けた山小屋風教会であったがこちらにはもっと数多くのまた、素晴らしい天井絵やイコン画が内面一面に描かれていた!これらは写真禁止なので、絵ハガキを買う。
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内部のフレスコ画やイコン画はこの様なものである。(絵ハガキから)
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同じく絵ハガキから。
午後のラルナカ便は4時発で2時くらいまでには空港へともくろんでいたが、この様な寄り道でちょっと不安となってきた。運転手さんはこんな田舎で、飛行機は30分前でも大丈夫だと言った様な発言であったが、便に間に合わないと以降のギリシャの旅がメチャメチャとなるので、急いでとお願いする。何とか1時間前の3時くらいに空港に着いた!
空港の内部に入って驚いた!キプロス中の人口が一斉にここに集まったと言った感の混雑状態なのだ!先ず、チェックインのための列が何百人も並んでいる!どうしょう、こんなに並んで順番待っているとカウンターに着くまでに1時間はたってしまいそう!ぱぶさんたちは3人いたので、一人列に並び残りで色々インフォーメーションや航空会社の案内係りに様子を聞きに行く。しかし、何処もタダ順番を待てと言うことばかり。あせってしまう!50分くらい並びやっとチェックインの番が来て、それでも何とか席は確保!これからセーフティー・チェックしての空港内ゲート入りである。
この列も2重3重に何百人か並んでいる!でももうチェックインしたし良いか、でのろのろ順番を待つ。何とかゲートにたどり着き飛行機に入れたのはゆうに30分は遅れていた!でも、ほとんど何のアナウンス(何十分遅れと言った)もないまま、機はキプロス・ラルナカ空港を飛び立った!
1時間半くらいのフライトでギリシャ・アテネ空港に着く。空港では次の日早朝からのエーゲ海3島巡りのクルーズに申し込んでいるので、このチケット及び後日のサントリーニ島への船のチケットを Pacific Travel 社の空港窓口に行き受け取る。空港からホテルまではタクシーではいる。(30ユーロ) -
今夜はアテネ到着の記念にディナー・ショウに申し込んでいたので、O夫人が予約先に電話をいれ夜9:30に地下鉄シンタグマ駅近くの某所で案内人と落ち合う。ネオス・レガスと言う民族舞踊、ベリーダンス、ブズキ音楽と言った歌と踊り(ショウ)のある、のりの良いもてなしの会場であった。
(ディナー・ショウの会場内部の風景) -
民族舞踊の一風景。
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何時もの様にビールで乾杯!諸々のショウを楽しんで、まだ終わりではなかったが、ゾルバ・ザ・グリークのギリシャ音楽を最後に、明日のことも考え11:30、ぱぶさん達は早めに切り上げて会場を後にした。
(ベリー・ダンスと言うか頭の上に茶器のようなものを載せてバランスを取りながらなまめかしく踊っている風景!)
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