2007/03/30 - 2007/03/30
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galanさん
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昼食後、Bushmillsウィスキー蒸留所→Dunluce Castle→Giant's Causeway→Carrick-a-rede Rope Bridgeとツアーは続く。Giant's Causewayは世界遺産にも登録されてるらしい。いろんな大きさの六角形の岩が波打ち際に綺麗に積みあがってる。大昔、まだアイルランドの火山が活動してた頃、噴火した溶岩が海に流れ込んで冷やされ結晶化されたため、こんな正確な六角形になってるそうだ。
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Bushmillsは17世紀から続くウィスキーメーカー。世界でも珍しい蒸留法を使ってるとか。原料の大麦を火ではなく熱で処理してるため、あたしがいつも苦手だなーと思ってるウィスキーの煙くささがない。試飲もさせてもらえて、Blackoak(名前うろ覚え)を飲んで生まれて初めてウィスキーを美味しいと思った。
ここのウェブサイトがかなり素敵です。
http://www.bushmills.com/
(英語・律儀に年齢制限あり笑)
写真:ウィスキー蒸留器 -
海岸線に沿ってそびえ立つ絶壁の上に唐突に現れるDunluce Castle。500年以上前に最初の城が建てられて以来、壊されたり火災に遭ったりして何度も何度も再建と増築が重ねられた。でもここはやっぱり北の辺境の地。人が居を構えるには向かない場所なのか。いつしか手放され、今はその残骸だけが寂しげに潮風に吹かれてる。
£1払えば中に入れるらしい。洞窟や遺跡が城の周りにあるから楽しみにしてた。が、このツアーでは中まで行かず遠目から写真撮っておしまい。あたしはこの写真タイムというのが大嫌いだ。ここに来た記念、とかいうけど、10分かそこら写真撮るだけで本当にそこに行ったことになるんだろうか。写真には残るけど実際の記憶には何も残らない。そんなんだったら部屋で写真集でも見てるほうがよっぽどいい。
写真:霞の向こうにDunluce Castleが。 -
お待ちかね、本日の目玉・Giant's Causeway到着。まだ観光シーズンも序盤、しかも平日なので人はまばら。ゴム長靴履いた地元の学生が試料採集(?)に来てた。
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Giant's Causewayとは「巨人の道」という意味。この正六角形の岩の生成過程が科学的に解明されるまでは、巨人・フィンマックールがアイルランドに上陸するときに作ったと言われてたそうな。たしかにこんな岩を綺麗に正確に積み上げられるのは巨人くらいだ。本当、巨人じゃなくとも誰か人間が作ったんじゃないかと思える。この幾何学的風景(へんな言い方だな)はまったく非自然的だ。
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このツアーで知り合った在パリ日本人・Kと一緒にコーズウェーを歩いた。ウィスキー工場で試飲したアルコールがうまい具合に回ってきたか、二人ともバリバリの大阪弁でスーパーハイテンション。コーズウェーのいちばん高いとこに登って変なポーズとりながら「てっぺーん☆」とか叫んだり。お互い人の話をあんまり聞かず一人コントしてるみたいな始末に終えない状態。そんな二人がコーズウェーの先っちょ、海にいちばん突き出てるとこで写真撮影大会を開始した途端、
どどーん!ざっばーん!!
という轟音と共に潮にもまれるK。危うく大西洋の藻屑となるところでした。その直後爆笑しながらすっ転んで右半身と靴びしょぬれになったのはあたしです。あとでパンフレットの案内図見たら、コーズウェーの先っちょは波にさらわれる危険がありますので近づかないでくださいとちゃんと書いてあった。先に言えよ…。
写真:阿呆な観光客が海に落ちたときのための救命ロープ -
六角形岩群(The Wishing Chair)から少し歩くと、目の前の断崖の中に奇妙な風景が現れる。巨人のオルガン(Giant's Organ pipes)。高さ30メートルはあろうかという石柱が無数に立ち並んでいる。石柱とはいっても柱になってるのは見た目だけで、実際は先に見た六角形岩と同じものが縦に積み上げられてる。岩と岩の境目が等間隔に刻まれてて、巨大イモムシの大群のようだ、と言ったがKの同意は得られず(ロマンチックのかけらもない笑)。
この後Giant's Eyeなるものを追い求めて先へ先へと歩き続けたが、がけ崩れが起きたらしく通行止めになってて目的のブツは拝めずじまい。おかげで集合時間に遅れて同じツアーのおっちゃんにめっちゃ怒られた…。日本人がみんな時間にきっちりしてるなんてそんなことはない。
写真:巨人のオルガン -
出発前にちらっとパンフレット見て行きたいなーと思ってた場所のひとつ・Carrick-a-Rede。駐車場からこの橋までが実は結構距離ある(1kmくらい)。そのわりにつり橋自体はどってことないもんだったり。高いとこ嫌いな人はそこそこ怖いみたい(K談)だけど。ツアーの女の子たちは飛んだり跳ねたりして揺らしまくりながら楽しそうに渡ってた。海面からの高さは30m。もうちょっとありそうに感じた。
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陸と小島(むしろ大岩といったほうがしっくりくる)Carrick Islandを結ぶつり橋。Carrick-a-Redeていう名前はスコットランド語からきてて「路上の岩」とかそんな感じの意味。なんで海上の岩じゃなくて路上の岩って呼ぶかっていうと、これは鮭の目から見て付けた名前だから。鮭の大群がこのつり橋の下の狭い“道”を通って西へ向かう時期に、漁師たちは網を使って橋の上から鮭を獲っていたんだと。
写真:つり橋の下の海。あんまりに綺麗な色でびっくりしてしまった。沖縄の海を思い出して潜りたくなった。 -
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