2007/04 - 2007/05
15位(同エリア46件中)
大閘蟹さん
浙江省舟山群島の一つの島である普陀山は、インドの伝説の地補陀落山とも関係し、また日本とも縁の深い島と聞いてはいたが、はてさてどうやって行くものやらと思っていたが、皆様にアドバイスいただいて無事行ってきたので、報告することにします。
結論からすれば、観音信仰の島であると同時に、なかなかのリゾート地で、1泊程度でも十分楽しめる島でした。
今回は、上海から普陀山に渡り、寧波にぬけました。
写真は普陀山の南半分の俯瞰図です。左下(南)に港があり、そのすこし上の山に挟まれた平野部に街の中心があります。銀行もけっこうありますよ。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船
-
上海の顔、外灘から黄浦江をずっと遡ると(でもどっちが上流かわかりにくいですが)南浦大橋があります。その橋の下に南浦長途客運站という長距離バス乗り場があります。
普陀山行きの切符はそこで買えますし、ここから高速船に乗るためのシャトルバスが発車します。
このバスは、朝8時に出るので朝7時半頃には行っておいたほうが良いけど、朝になって切符が無いというのは困るから、前日に買いにいきました。
この長途バス站は、すぐ前に公共バスのターミナルがあり、上海火車站からも1本で行ける優れもの。(ちょっと今上海の地図がないので路線がアップできませんが)なので、ケチして火車站から公共バスで行ったら、到着は午後5時10分前。
写真の左側が切符売り場。これは外に向いています。 -
切符売り場の窓口前からは、上を走る南浦大橋のループが見えます。
さて、切符ですが窓口は有るのですが、係員不在。隣の窓口の女性はお菓子を食べながら、「普陀山行き」という私のお願いに、「無い!」との一言。今日無いのか、切符そのものが無いのか分からないので、食い下がると「明日朝来い」との答えなので、どうやら切符は有りそう。「何時に来ればいい?」との質問は4回無視され続け、5回目に「8時でいいか?」との質問にアゴで答えてくれた、たぶん「Yes」。
他に窓口の客は一人もいないので、これで係員さんに悪意でも有るのなら腹も立つが、ようは西瓜か何かの種を食べるのが忙しいだけなので、そういえばこういう態度も久しぶりと懐かしがりながら。しかし、
今は買えないが、どうやら切符は有りそうなので、明日早起きして再度チャレンジと決意する。 -
待合室の下見のため、候車庁(待合室)に入ると、ちょっと狭めの普通のバス站だが、けっこうきれい。
一番奥に、普陀山のホテル予約処なるカウンターがある。すでに時間は5時3分ほど前なので、印象的には片付け体制のようだが、あわよくば切符もセットで買えないかと歩み寄って、「明天、普陀山に行きたいが宿と切符は手配できますか?」と聞くと「問題ない」。重ねて今日買えるのかを尋ねるとそうだというので、嬉しくなり宿は提示された200元から500元くらいの部屋の中間程度のものを予約する。ネットで確保する上海のホテルと同額程度の印象。
翌日の高速船代225元とホテル代の4分の1を払うと、船とホテルの予約票の計2枚を渡してくれて、残金は明日ホテルではらうこと、明日朝7時半にここにおいで、とのお言葉。タクシーにはここ住所を言うようにと親切にアドバイスしてくれる。
ぅん、ここはサービス業だと感じる。
支払いは 船とホテル手付けで約300元。 -
翌朝、南京東路のホテルを7時に出てタクシーで、南浦長途客運站まで18元。時間は10分で到着。7時10分に着いたが、カウンターには昨日の係員さんがいるので、近寄づくと昨日の予約票と引き替えで船の切符をくれた。それからホテルの名前のついたサンバイザーも。これをかぶっているとホテルの人が見つけやすいのだろう。近くには同じサンバイザーを持つ中国人の家族連れやアベックが数組。
写真は、おなじみ入り口の荷物検査機だが、係もいないし、動いてもいなかった。
朝7時、8時台はあちこちへの観光車が出発するので結構混み合う。40分程度時間があるので、站前に5台ほど出ている屋台で餅と饅頭を買って腹ごしらえ。
トイレもすませて準備万端。 -
このバスに乗りますが、舟の名前「飛海」が示されています。バス代はタダ!舟代に入っているのでしょう。
ところで、この高速船以外に、もう2隻の高速船と、
・隔日で12時間かけて運行される慢行船があり、こちらは100元からスイートは1000元くらいの部屋もあるようです。
・また高速バスで、舟山群島最大の島の南東にある、これまた中国最大の漁港と言われる沈家門まで渡り、そこから頻発する舟で普陀山に渡る方法。
・上海虹橋空港から舟山(普陀山)空港まで、50分のフライトの後、舟で渡る方法。これは07年5月現在、朝7時と夜9時10分発という使い勝手の悪いものですが、往復が定価税込みで650元、ディスカウントなら簡単に450元位があるので、仕事を終えてから渡るなどの方法も有りそうですね。
・沈家門は、南京・蘇州・青島・阜陽・合肥など通常の長途汽車站と同じような感じで発着しているようです。 -
定刻の15分前にドアが開いて、バスに乗り込む。電光掲示板でも指示が出るが、それが開門より遅れるので、言葉の分からないものには困る。バスは座席指定ではなく、この日は2台出た。
写真のように比較的に美しい。2台がちょうど定員どおりの印象で計100人くらいか。
定刻で出発したバスは、通常浦東空港に行くルートの高速をはしり、空港の手前のインターチェンジから、海を目指した。。。。はず。途中から爆睡。
走り方が変わったので目を覚ますと、朝の芦潮の市街を走っている。普通の田舎町。
港というより、堤防を横断するところに待合いのような建物があり、そこで数人が乗り込んでくると同時に、制服姿の服務員が乗り込んで切符のチェック。
バスごと桟橋の先に向かう。 -
バスで1時間10分ほどの芦潮港。。。これでも港です。
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この船です。結構かっこいい船でした。
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ここから乗ります。
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ここから乗りますよ。
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結構きれいで広くて座席指定。200人くらいのれますね。別料金で2階もあるようです。
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売店には、なかなか凛々しい?服務員さんがいて、お茶やコーヒー、ラーメンやスナック、将棋の貸し出しなどを行います。お湯は自由にもらえました。
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海の色は、コーヒー牛乳のいろ。舟山群島に近づくと、考えていたより多くの島々。そして間をいろいろな船が。
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普陀山港です。結構立派な桟橋で、なにやら大きな船もついていました。
到着12時ちょうどで、2時間半の船旅。 -
おりてスタスタとターミナルビルに向かう。
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島ではターミナルビルの前で、ホテルの人たちがプラカードを持ってマイクロバスで待っていてくれるし、宿のないひとにはあるぞと声をかけてくれます。
しかし、それより先に待っているのは、島に上陸するための改札、ここでは110元の上陸料?が必要です。
公園などに入るのと同様に、手前の切符売り場で買うことになります。高いといえば高い。寧波から来ると、船賃の倍近いから。
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