2007/04/27 - 2007/04/30
517位(同エリア519件中)
ふぁさん
約二年ぶりの与那国。
与那国の海は「遺跡に惹きつけられ西崎(いりさき)にハマる」と言われる。しかし過去二回冬と夏に来たけども、風向き・海況の条件が合わず、西崎にはまともに潜れていない。だから今回のダイビングのテーマは「西崎に潜る」こと。
でも過去の教訓で、その為には時期を選ばないといけないことを学んでいる。西崎は与那国の西端にあり、風に弱く北風、南風、西風いずれにも弱い。島が風の壁になる「東向きの風」の時が、まず潜る時の条件になるけど、では一体いつ訪れるのがいいのか・・。で、過去のダイビングサービスのログなどを見て自分なりに得た結論が4月から5月。そんなふうに考えを巡らせての三回目の与那国来島。
結果狙い通りに潜った五本が全て西崎だったわけですが、水面の上と下は別世界、事情が違うわけで・・。
利用ダイビングサービス:与那国ダイビングサービス
宿:よしまる荘(DS併設)
ダイビング:
4/28?西崎 赤土沖〜南の根
?西崎 赤土沖〜南の根
4/29?西崎 南の根〜西の根
?西崎 南の根(着底)〜HHR
?西崎 テトラ前〜三角岩
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- JALグループ
-
石垣発与那国行きRAC(琉球エアコミューター)のプロペラ機。
わりに大きな機体ですが、重量もカサもあるハードケースに入れたダイビング器材を預けられるかは、事前に確認したほうがいいかもしれません。
少し遅延して夕方6時過ぎに与那国到着。しかしさすがは日本最西端、まだまだ明るい。 -
与那国ダイビングサービスより望む、日本最西端・西崎の灯台。
この下の海域が西崎。見ての通り、港からごくわずかの距離、ボートで5分とかからない近さです。
しかし陸上から続く断崖の地形が海中まで続いており、陸のすぐ近くといえ浅瀬は全く無く、海底は40〜50mといったところ。与那国島は断崖に囲まれた孤島で、潮がダイレクトに島に当たるため、港から見える距離にも関わらず、大物・回遊魚がバシバシ見れてしまう訳です。こんな所は世界にもそうないはず。 -
4/28 ダイビング1日目
この日は風も弱く、波もあまりなく西崎へ行くにはもってこいの海況。しかしそれは水面の上での出来事、風・波という条件をクリアできたからといって、海の中までいいかというとそうではない。この日は潮流が良くなかったらしく、魚影はここ最近では一番良くなかったとのこと。
写真は−40m辺りの海底にいたホワイトチップシャーク、わかりますか? -
魚影の薄い中でダイバーの注目を集めたのが、ここ最近南の根に根付いてるオグロメジロザメ。三匹ほどが根の周りをウロウロ。パラオで見るのよりも、胴回りは明らかに太く一回り大きい。加えて全身傷だらけだったこともあって(全身の傷は激しい愛情表現の痕なのだそう)、いかつい印象。
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メジロザメも大物には違いなく、それが根付いているポイントなんて日本にはそうないけども、西崎で期待するのは大物回遊魚、魚群との遭遇。期待しすぎるとしんどいけども、でも・・潜れれば期待してもいいポイント。西崎はそれだけの可能性を持っている。
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西崎で出遭える大型回遊魚で、今回よく見かけたのがイソマグロ。しかし今回はいつも遠くの方にいて、写真ではハッキリとせず・・。追いかけても追いつける魚ではないし仕方ない。
イソマグロの10匹ほどの群れが、メジロザメと交差。 -
骨っぽい与那国島にはあまり似合わないせいだろうか、こういう南の島らしい魚も結構いるんだけど、カメラを向けられることは少ない・・、特に西崎では。
タテジマキンチャクダイとアケボノチョウチョウウオ。 -
4/29 ダイビング二日目
西崎でのダイビングはアンカーを打たないドリフトダイビング。アンカーを打てるような浅い所がないこともあるんだろう。同じグループのダイバーが間隔を開けずに海に続けざま入り、すぐにフリー潜降。だから西崎に潜るには、耳抜きを含めてスムーズなフリー潜降のスキルが必要です。それができないと、水深が深くただでさえ短い潜水時間が、潜降に遅れたダイバーを待ってさらに短くなり、他のダイバーのひんしゅくを買いかねません。西崎が難度で中級以上と言われる理由の一つです。(ガイドが引っ張っているのはフロートです。) -
西崎・南の根。与那国と言えば遺跡が有名ですが、遺跡に限らず切り立った岩場の地形が多く見られる与那国の海。
西崎には大きな根が五つあります。HHR(ハンマーヘッドロック)と東西南北の根。中でも良く使うのが写真の「南の根」、スタート地点だったり、ゴールであったり、使い方もいろいろ。ダイビングスタイルも、根のトップに着底して魚を待つ場合、着底せずに根から別の根へ流す場合、大きく二つに分かれます。
1本目は南の根から西の根へ着底せずに流すも、目立った見物なし。 -
南の根に向う途中、根の上を横切っていったイソマグロの小さな群れ。
それをカメラに収めようとダイバーがフィンを掻き掻き近付こうとするも、遠ざかる進行方向だと水中で追いつけるはずもなく・・。 -
2本目は南の根のトップに着底してフィッシュウォッチング。しかし根のトップと言っても水深−27m、はっきり言って深いです。ダイバーの吐く息の上がっていく角度から分かるかと思いますが、流れも結構あります、西崎はある方が普通です。岩をしっかり摑んでいないと簡単に流されます。フリー潜降と、それが西崎が難度・中級以上とされるもう一つの理由なのかな。
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左手で岩をつかみ流れに抗い、右手のカメラで獲物?を追う。そういったダイバーの様子を引いて見るのもまた楽し、そして自分もその中の一人。
三匹のメジロザメがわりと近いところを行ったり来たり。 -
透視度があまり良くなかったんですが・・、ナポレオンなんかも結構見れます。
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ラスト一本も西崎。
過去二回の来島ではなかなか潜ることができなかったのに、今回は潜った五本が全て西崎、その点にかけてはこの時期を選んだのは正解だったかな。
ただ全てがうまくはいかないのがダイビングの常、ここまでの四本は魚影が薄く透視度もイマイチで、正直不発。西崎の魅力を知るために今回は来たのに、このままでは・・。そんなもやついた思いを解消してくれたのがラストの一本。 -
ラストの一本はバラクーダ狙いのダイビング。
これが見事に当たって、バラクーダ100尾程の群れと遭遇。バラクーダはやや浅いところに楕円状に固まって漂っていた。
日本でバラクーダを狙って潜れる所なんてそうなくて、それが港からボートで五分とかからないんだから、やはり与那国は特別。ラストでようやく西崎の魅力の一端を垣間見ることができました。 -
あまり動かないので、ゆっくりと横から近付いていくと・・トレードマークの横縞がくっきり。
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視線を下にやると、岩肌に青と黄色が目に鮮やかなウメイロモドキの群れ。群れを成す魚の中で、こと色鮮やかさにおいては、やっぱりウメイロモドキが一番。理屈抜きに海はやっぱりいいなあと常に思わせてくれる魚です。
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楕円を横長から縦長へ展開していくバラクーダの群れ。
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そして彼方へと泳ぎ去っていくバラクーダの群れ。
さようなら、今度はいつ会えるかな、と思っていたら・・。 -
浮上間際の安全停止中、同じチームのダイバーが指差すので後ろを振り向くと・・真後ろにバラクーダの群れ!かなり近かったので正直驚いた二度目の遭遇。
西崎5ダイブのうち、1ダイブしか当たりはなかったけど、アタリハズレがあるからダイビングは楽しいわけで、そこにこそ止められないダイビングの魅力があると思います。アタリハズレがダイビングの魅力ならば、西崎はまさにダイビングの醍醐味を味わえる場所です。ベテランダイバーにリピーターが多いのも分かります。大当たりともなるとカジキが見れたりするようです。カジキとまでは高望みしないんで、次はロウニンアジやギンガメアジの群れを見てみたいものです。
− おわり −
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