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約二年ぶりの与那国。<br />与那国の海は「遺跡に惹きつけられ西崎(いりさき)にハマる」と言われる。しかし過去二回冬と夏に来たけども、風向き・海況の条件が合わず、西崎にはまともに潜れていない。だから今回のダイビングのテーマは「西崎に潜る」こと。<br />でも過去の教訓で、その為には時期を選ばないといけないことを学んでいる。西崎は与那国の西端にあり、風に弱く北風、南風、西風いずれにも弱い。島が風の壁になる「東向きの風」の時が、まず潜る時の条件になるけど、では一体いつ訪れるのがいいのか・・。で、過去のダイビングサービスのログなどを見て自分なりに得た結論が4月から5月。そんなふうに考えを巡らせての三回目の与那国来島。<br />結果狙い通りに潜った五本が全て西崎だったわけですが、水面の上と下は別世界、事情が違うわけで・・。<br /><br />利用ダイビングサービス:与那国ダイビングサービス<br />宿:よしまる荘(DS併設)<br />ダイビング:<br /> 4/28?西崎 赤土沖〜南の根<br />     ?西崎 赤土沖〜南の根<br /> 4/29?西崎 南の根〜西の根<br />     ?西崎 南の根(着底)〜HHR<br />     ?西崎 テトラ前〜三角岩

三回目の与那国の海で、西崎にハマる−07年4月−

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2007/04/27 - 2007/04/30

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ふぁ

ふぁさん

約二年ぶりの与那国。
与那国の海は「遺跡に惹きつけられ西崎(いりさき)にハマる」と言われる。しかし過去二回冬と夏に来たけども、風向き・海況の条件が合わず、西崎にはまともに潜れていない。だから今回のダイビングのテーマは「西崎に潜る」こと。
でも過去の教訓で、その為には時期を選ばないといけないことを学んでいる。西崎は与那国の西端にあり、風に弱く北風、南風、西風いずれにも弱い。島が風の壁になる「東向きの風」の時が、まず潜る時の条件になるけど、では一体いつ訪れるのがいいのか・・。で、過去のダイビングサービスのログなどを見て自分なりに得た結論が4月から5月。そんなふうに考えを巡らせての三回目の与那国来島。
結果狙い通りに潜った五本が全て西崎だったわけですが、水面の上と下は別世界、事情が違うわけで・・。

利用ダイビングサービス:与那国ダイビングサービス
宿:よしまる荘(DS併設)
ダイビング:
 4/28?西崎 赤土沖〜南の根
     ?西崎 赤土沖〜南の根
 4/29?西崎 南の根〜西の根
     ?西崎 南の根(着底)〜HHR
     ?西崎 テトラ前〜三角岩

同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
JALグループ
  • 石垣発与那国行きRAC(琉球エアコミューター)のプロペラ機。<br />わりに大きな機体ですが、重量もカサもあるハードケースに入れたダイビング器材を預けられるかは、事前に確認したほうがいいかもしれません。<br />少し遅延して夕方6時過ぎに与那国到着。しかしさすがは日本最西端、まだまだ明るい。

    石垣発与那国行きRAC(琉球エアコミューター)のプロペラ機。
    わりに大きな機体ですが、重量もカサもあるハードケースに入れたダイビング器材を預けられるかは、事前に確認したほうがいいかもしれません。
    少し遅延して夕方6時過ぎに与那国到着。しかしさすがは日本最西端、まだまだ明るい。

  • 与那国ダイビングサービスより望む、日本最西端・西崎の灯台。<br />この下の海域が西崎。見ての通り、港からごくわずかの距離、ボートで5分とかからない近さです。<br />しかし陸上から続く断崖の地形が海中まで続いており、陸のすぐ近くといえ浅瀬は全く無く、海底は40〜50mといったところ。与那国島は断崖に囲まれた孤島で、潮がダイレクトに島に当たるため、港から見える距離にも関わらず、大物・回遊魚がバシバシ見れてしまう訳です。こんな所は世界にもそうないはず。

    与那国ダイビングサービスより望む、日本最西端・西崎の灯台。
    この下の海域が西崎。見ての通り、港からごくわずかの距離、ボートで5分とかからない近さです。
    しかし陸上から続く断崖の地形が海中まで続いており、陸のすぐ近くといえ浅瀬は全く無く、海底は40〜50mといったところ。与那国島は断崖に囲まれた孤島で、潮がダイレクトに島に当たるため、港から見える距離にも関わらず、大物・回遊魚がバシバシ見れてしまう訳です。こんな所は世界にもそうないはず。

  • 4/28 ダイビング1日目<br />この日は風も弱く、波もあまりなく西崎へ行くにはもってこいの海況。しかしそれは水面の上での出来事、風・波という条件をクリアできたからといって、海の中までいいかというとそうではない。この日は潮流が良くなかったらしく、魚影はここ最近では一番良くなかったとのこと。<br /><br />写真は−40m辺りの海底にいたホワイトチップシャーク、わかりますか?

    4/28 ダイビング1日目
    この日は風も弱く、波もあまりなく西崎へ行くにはもってこいの海況。しかしそれは水面の上での出来事、風・波という条件をクリアできたからといって、海の中までいいかというとそうではない。この日は潮流が良くなかったらしく、魚影はここ最近では一番良くなかったとのこと。

    写真は−40m辺りの海底にいたホワイトチップシャーク、わかりますか?

  • 魚影の薄い中でダイバーの注目を集めたのが、ここ最近南の根に根付いてるオグロメジロザメ。三匹ほどが根の周りをウロウロ。パラオで見るのよりも、胴回りは明らかに太く一回り大きい。加えて全身傷だらけだったこともあって(全身の傷は激しい愛情表現の痕なのだそう)、いかつい印象。

    魚影の薄い中でダイバーの注目を集めたのが、ここ最近南の根に根付いてるオグロメジロザメ。三匹ほどが根の周りをウロウロ。パラオで見るのよりも、胴回りは明らかに太く一回り大きい。加えて全身傷だらけだったこともあって(全身の傷は激しい愛情表現の痕なのだそう)、いかつい印象。

  • メジロザメも大物には違いなく、それが根付いているポイントなんて日本にはそうないけども、西崎で期待するのは大物回遊魚、魚群との遭遇。期待しすぎるとしんどいけども、でも・・潜れれば期待してもいいポイント。西崎はそれだけの可能性を持っている。

    メジロザメも大物には違いなく、それが根付いているポイントなんて日本にはそうないけども、西崎で期待するのは大物回遊魚、魚群との遭遇。期待しすぎるとしんどいけども、でも・・潜れれば期待してもいいポイント。西崎はそれだけの可能性を持っている。

  • 西崎で出遭える大型回遊魚で、今回よく見かけたのがイソマグロ。しかし今回はいつも遠くの方にいて、写真ではハッキリとせず・・。追いかけても追いつける魚ではないし仕方ない。<br />イソマグロの10匹ほどの群れが、メジロザメと交差。

    西崎で出遭える大型回遊魚で、今回よく見かけたのがイソマグロ。しかし今回はいつも遠くの方にいて、写真ではハッキリとせず・・。追いかけても追いつける魚ではないし仕方ない。
    イソマグロの10匹ほどの群れが、メジロザメと交差。

  • 骨っぽい与那国島にはあまり似合わないせいだろうか、こういう南の島らしい魚も結構いるんだけど、カメラを向けられることは少ない・・、特に西崎では。<br />タテジマキンチャクダイとアケボノチョウチョウウオ。

    骨っぽい与那国島にはあまり似合わないせいだろうか、こういう南の島らしい魚も結構いるんだけど、カメラを向けられることは少ない・・、特に西崎では。
    タテジマキンチャクダイとアケボノチョウチョウウオ。

  • 4/29 ダイビング二日目<br />西崎でのダイビングはアンカーを打たないドリフトダイビング。アンカーを打てるような浅い所がないこともあるんだろう。同じグループのダイバーが間隔を開けずに海に続けざま入り、すぐにフリー潜降。だから西崎に潜るには、耳抜きを含めてスムーズなフリー潜降のスキルが必要です。それができないと、水深が深くただでさえ短い潜水時間が、潜降に遅れたダイバーを待ってさらに短くなり、他のダイバーのひんしゅくを買いかねません。西崎が難度で中級以上と言われる理由の一つです。(ガイドが引っ張っているのはフロートです。)

    4/29 ダイビング二日目
    西崎でのダイビングはアンカーを打たないドリフトダイビング。アンカーを打てるような浅い所がないこともあるんだろう。同じグループのダイバーが間隔を開けずに海に続けざま入り、すぐにフリー潜降。だから西崎に潜るには、耳抜きを含めてスムーズなフリー潜降のスキルが必要です。それができないと、水深が深くただでさえ短い潜水時間が、潜降に遅れたダイバーを待ってさらに短くなり、他のダイバーのひんしゅくを買いかねません。西崎が難度で中級以上と言われる理由の一つです。(ガイドが引っ張っているのはフロートです。)

  • 西崎・南の根。与那国と言えば遺跡が有名ですが、遺跡に限らず切り立った岩場の地形が多く見られる与那国の海。<br />西崎には大きな根が五つあります。HHR(ハンマーヘッドロック)と東西南北の根。中でも良く使うのが写真の「南の根」、スタート地点だったり、ゴールであったり、使い方もいろいろ。ダイビングスタイルも、根のトップに着底して魚を待つ場合、着底せずに根から別の根へ流す場合、大きく二つに分かれます。<br />1本目は南の根から西の根へ着底せずに流すも、目立った見物なし。

    西崎・南の根。与那国と言えば遺跡が有名ですが、遺跡に限らず切り立った岩場の地形が多く見られる与那国の海。
    西崎には大きな根が五つあります。HHR(ハンマーヘッドロック)と東西南北の根。中でも良く使うのが写真の「南の根」、スタート地点だったり、ゴールであったり、使い方もいろいろ。ダイビングスタイルも、根のトップに着底して魚を待つ場合、着底せずに根から別の根へ流す場合、大きく二つに分かれます。
    1本目は南の根から西の根へ着底せずに流すも、目立った見物なし。

  • 南の根に向う途中、根の上を横切っていったイソマグロの小さな群れ。<br />それをカメラに収めようとダイバーがフィンを掻き掻き近付こうとするも、遠ざかる進行方向だと水中で追いつけるはずもなく・・。

    南の根に向う途中、根の上を横切っていったイソマグロの小さな群れ。
    それをカメラに収めようとダイバーがフィンを掻き掻き近付こうとするも、遠ざかる進行方向だと水中で追いつけるはずもなく・・。

  • 2本目は南の根のトップに着底してフィッシュウォッチング。しかし根のトップと言っても水深−27m、はっきり言って深いです。ダイバーの吐く息の上がっていく角度から分かるかと思いますが、流れも結構あります、西崎はある方が普通です。岩をしっかり&#25681;んでいないと簡単に流されます。フリー潜降と、それが西崎が難度・中級以上とされるもう一つの理由なのかな。

    2本目は南の根のトップに着底してフィッシュウォッチング。しかし根のトップと言っても水深−27m、はっきり言って深いです。ダイバーの吐く息の上がっていく角度から分かるかと思いますが、流れも結構あります、西崎はある方が普通です。岩をしっかり摑んでいないと簡単に流されます。フリー潜降と、それが西崎が難度・中級以上とされるもう一つの理由なのかな。

  • 左手で岩をつかみ流れに抗い、右手のカメラで獲物?を追う。そういったダイバーの様子を引いて見るのもまた楽し、そして自分もその中の一人。<br />三匹のメジロザメがわりと近いところを行ったり来たり。

    左手で岩をつかみ流れに抗い、右手のカメラで獲物?を追う。そういったダイバーの様子を引いて見るのもまた楽し、そして自分もその中の一人。
    三匹のメジロザメがわりと近いところを行ったり来たり。

  • 透視度があまり良くなかったんですが・・、ナポレオンなんかも結構見れます。

    透視度があまり良くなかったんですが・・、ナポレオンなんかも結構見れます。

  • ラスト一本も西崎。<br />過去二回の来島ではなかなか潜ることができなかったのに、今回は潜った五本が全て西崎、その点にかけてはこの時期を選んだのは正解だったかな。<br />ただ全てがうまくはいかないのがダイビングの常、ここまでの四本は魚影が薄く透視度もイマイチで、正直不発。西崎の魅力を知るために今回は来たのに、このままでは・・。そんなもやついた思いを解消してくれたのがラストの一本。

    ラスト一本も西崎。
    過去二回の来島ではなかなか潜ることができなかったのに、今回は潜った五本が全て西崎、その点にかけてはこの時期を選んだのは正解だったかな。
    ただ全てがうまくはいかないのがダイビングの常、ここまでの四本は魚影が薄く透視度もイマイチで、正直不発。西崎の魅力を知るために今回は来たのに、このままでは・・。そんなもやついた思いを解消してくれたのがラストの一本。

  • ラストの一本はバラクーダ狙いのダイビング。<br />これが見事に当たって、バラクーダ100尾程の群れと遭遇。バラクーダはやや浅いところに楕円状に固まって漂っていた。<br />日本でバラクーダを狙って潜れる所なんてそうなくて、それが港からボートで五分とかからないんだから、やはり与那国は特別。ラストでようやく西崎の魅力の一端を垣間見ることができました。

    ラストの一本はバラクーダ狙いのダイビング。
    これが見事に当たって、バラクーダ100尾程の群れと遭遇。バラクーダはやや浅いところに楕円状に固まって漂っていた。
    日本でバラクーダを狙って潜れる所なんてそうなくて、それが港からボートで五分とかからないんだから、やはり与那国は特別。ラストでようやく西崎の魅力の一端を垣間見ることができました。

  • あまり動かないので、ゆっくりと横から近付いていくと・・トレードマークの横縞がくっきり。

    あまり動かないので、ゆっくりと横から近付いていくと・・トレードマークの横縞がくっきり。

  • 視線を下にやると、岩肌に青と黄色が目に鮮やかなウメイロモドキの群れ。群れを成す魚の中で、こと色鮮やかさにおいては、やっぱりウメイロモドキが一番。理屈抜きに海はやっぱりいいなあと常に思わせてくれる魚です。

    視線を下にやると、岩肌に青と黄色が目に鮮やかなウメイロモドキの群れ。群れを成す魚の中で、こと色鮮やかさにおいては、やっぱりウメイロモドキが一番。理屈抜きに海はやっぱりいいなあと常に思わせてくれる魚です。

  • 楕円を横長から縦長へ展開していくバラクーダの群れ。

    楕円を横長から縦長へ展開していくバラクーダの群れ。

  • そして彼方へと泳ぎ去っていくバラクーダの群れ。<br />さようなら、今度はいつ会えるかな、と思っていたら・・。

    そして彼方へと泳ぎ去っていくバラクーダの群れ。
    さようなら、今度はいつ会えるかな、と思っていたら・・。

  • 浮上間際の安全停止中、同じチームのダイバーが指差すので後ろを振り向くと・・真後ろにバラクーダの群れ!かなり近かったので正直驚いた二度目の遭遇。<br /><br />西崎5ダイブのうち、1ダイブしか当たりはなかったけど、アタリハズレがあるからダイビングは楽しいわけで、そこにこそ止められないダイビングの魅力があると思います。アタリハズレがダイビングの魅力ならば、西崎はまさにダイビングの醍醐味を味わえる場所です。ベテランダイバーにリピーターが多いのも分かります。大当たりともなるとカジキが見れたりするようです。カジキとまでは高望みしないんで、次はロウニンアジやギンガメアジの群れを見てみたいものです。<br />    − おわり −

    浮上間際の安全停止中、同じチームのダイバーが指差すので後ろを振り向くと・・真後ろにバラクーダの群れ!かなり近かったので正直驚いた二度目の遭遇。

    西崎5ダイブのうち、1ダイブしか当たりはなかったけど、アタリハズレがあるからダイビングは楽しいわけで、そこにこそ止められないダイビングの魅力があると思います。アタリハズレがダイビングの魅力ならば、西崎はまさにダイビングの醍醐味を味わえる場所です。ベテランダイバーにリピーターが多いのも分かります。大当たりともなるとカジキが見れたりするようです。カジキとまでは高望みしないんで、次はロウニンアジやギンガメアジの群れを見てみたいものです。
        − おわり −

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