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世間はなにやら「ゴールデンなウィーク」なんだそうです。現在、木曜と日曜がお休み、という変則的な勤務をしている私にとっては、年末年始のほうがよっぽど「ゴールデンウィーク」なのですが、そんななか、別にGWだからというわけではなく、単に仕事の休みを利用して、「スローライフ列車」なるものに乗りに行きました。いや、実際は少しだけ仕事を兼ねているので、休みだったのか仕事の延長だったのか、よくわかりませんが、ほら、「スローライフ列車」って言葉が気になりますよね。え、気にならない(涙)?<br /><br />ま、いいや。とにもかくにも、まずは車で津山に向かいます。

GW唯一のお休みはこれで決まり!「みまさかスローライフ列車」で行く仕事ちっくな旅

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2007/05/03 - 2007/05/03

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bamo47

bamo47さん

世間はなにやら「ゴールデンなウィーク」なんだそうです。現在、木曜と日曜がお休み、という変則的な勤務をしている私にとっては、年末年始のほうがよっぽど「ゴールデンウィーク」なのですが、そんななか、別にGWだからというわけではなく、単に仕事の休みを利用して、「スローライフ列車」なるものに乗りに行きました。いや、実際は少しだけ仕事を兼ねているので、休みだったのか仕事の延長だったのか、よくわかりませんが、ほら、「スローライフ列車」って言葉が気になりますよね。え、気にならない(涙)?

ま、いいや。とにもかくにも、まずは車で津山に向かいます。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 自家用車
  • 観光客でにぎわう倉敷美観地区を横目に、一路、津山へと向かいます。津山までの区間も普通電車で行く、という手もあったのですが、ちょいと帰りに寄りたいところがありましたので、車です。ちっともスローライフっぽくないスタートですね。

    観光客でにぎわう倉敷美観地区を横目に、一路、津山へと向かいます。津山までの区間も普通電車で行く、という手もあったのですが、ちょいと帰りに寄りたいところがありましたので、車です。ちっともスローライフっぽくないスタートですね。

  • 2時間弱で津山に到着。ローカル列車での旅、と言えば、欠かせないのが「駅弁」ですよね。ところが、津山駅には現在、駅弁がありません。かつて「しいたけ弁当」(!)なる駅弁があったとかで、現在でもそのお弁当を売っているお店に立ち寄ります。

    2時間弱で津山に到着。ローカル列車での旅、と言えば、欠かせないのが「駅弁」ですよね。ところが、津山駅には現在、駅弁がありません。かつて「しいたけ弁当」(!)なる駅弁があったとかで、現在でもそのお弁当を売っているお店に立ち寄ります。

  • じゃーん。こちらが「しいたけ弁当」、650円なり。子どもは嫌がりそうなネーミングですよね。でも、ヒモで十文字に結わえてあるあたりがなんとも駅弁チックです。さて、このお弁当を携えて、津山駅へとゴー、ゴゴー(byゴレンジャー)。

    じゃーん。こちらが「しいたけ弁当」、650円なり。子どもは嫌がりそうなネーミングですよね。でも、ヒモで十文字に結わえてあるあたりがなんとも駅弁チックです。さて、このお弁当を携えて、津山駅へとゴー、ゴゴー(byゴレンジャー)。

  • はい、津山駅です。ちなみに、津山駅の真横にある「津山駅前駐車場」は、30分を超えるとあとは定額500円、という、私のような貧乏人にはうれしい駐車場です。1日観光したりするときに便利ですね。覚えておきましょう。アーケードの中に入り口があるので、少しわかりにくいのですが。

    はい、津山駅です。ちなみに、津山駅の真横にある「津山駅前駐車場」は、30分を超えるとあとは定額500円、という、私のような貧乏人にはうれしい駐車場です。1日観光したりするときに便利ですね。覚えておきましょう。アーケードの中に入り口があるので、少しわかりにくいのですが。

  • 津山駅の券売機できっぷを買います。「スローライフ列車」の終点は「智頭」なのですが、私の今回の目的地は「美作河井」ですので480円。<br /><br />で、改札口には駅員さんがいないのでセルフで改札をおこないます。ある意味、自動改札機よりカッコイイかも。<br /><br />♪この改札抜けたらそこは、ちょっぴりだけ近未来!<br /><br />いえいえ、超ローカルが待っているはずです(笑)。

    津山駅の券売機できっぷを買います。「スローライフ列車」の終点は「智頭」なのですが、私の今回の目的地は「美作河井」ですので480円。

    で、改札口には駅員さんがいないのでセルフで改札をおこないます。ある意味、自動改札機よりカッコイイかも。

    ♪この改札抜けたらそこは、ちょっぴりだけ近未来!

    いえいえ、超ローカルが待っているはずです(笑)。

  • セルフ改札、終了。ちょっぴりだけ近未来♪

    セルフ改札、終了。ちょっぴりだけ近未来♪

  • ホームに行くと、鉄道ファンの皆さまがこれでもか、と列車を写真に収めています。<br /><br />…あ、そんな光景を撮影している私も、はたから見たらその一員なのですね。

    ホームに行くと、鉄道ファンの皆さまがこれでもか、と列車を写真に収めています。

    …あ、そんな光景を撮影している私も、はたから見たらその一員なのですね。

  • さて、ローカル線でこのカラーリングは、実は私は違和感がないのですが、因美線でこのカラーリングの列車「急行 砂丘」が走っていたのは平成9年まで。現在はステンレス製のワンマン列車となっています。ということで、沿線の皆さんにとっては、とても懐かしい列車なのだそうです。

    さて、ローカル線でこのカラーリングは、実は私は違和感がないのですが、因美線でこのカラーリングの列車「急行 砂丘」が走っていたのは平成9年まで。現在はステンレス製のワンマン列車となっています。ということで、沿線の皆さんにとっては、とても懐かしい列車なのだそうです。

  • そして、これから向かう因美線の沿線の風景ののどかさ、停車駅の素朴さなど、昭和の良い時代を知るものの心の琴線に触れるような要素てんこ盛り。だから「スローライフ列車」なのだそうです。

    そして、これから向かう因美線の沿線の風景ののどかさ、停車駅の素朴さなど、昭和の良い時代を知るものの心の琴線に触れるような要素てんこ盛り。だから「スローライフ列車」なのだそうです。

  • 12時5分、津山駅を発車しました。車内はこんな感じ。さっそく皆さん、お弁当を広げています。窓からの景色を眺めていてびっくりしたのが、沿線での鉄道ファンの皆さま。沿道や踏み切りのところにカメラをセットした何十人もの鉄道ファンの皆さまが待ち構えていました。そして、沿線にお住まいの皆さんが、まるで初めて新幹線を見るかのように、このスローライフ列車を見て、手を振るのです。乗ってる側はなんてことないのに、外の様子がそんな感じですので、ちょっと不思議な気分です。

    12時5分、津山駅を発車しました。車内はこんな感じ。さっそく皆さん、お弁当を広げています。窓からの景色を眺めていてびっくりしたのが、沿線での鉄道ファンの皆さま。沿道や踏み切りのところにカメラをセットした何十人もの鉄道ファンの皆さまが待ち構えていました。そして、沿線にお住まいの皆さんが、まるで初めて新幹線を見るかのように、このスローライフ列車を見て、手を振るのです。乗ってる側はなんてことないのに、外の様子がそんな感じですので、ちょっと不思議な気分です。

  • さて、私もお弁当にしましょう。「しいたけ弁当」。フタを開けると、じゃーん、こんな感じ。メインがしいたけです(笑)。しいたけ嫌いな子どもは泣きますな、絶対。

    さて、私もお弁当にしましょう。「しいたけ弁当」。フタを開けると、じゃーん、こんな感じ。メインがしいたけです(笑)。しいたけ嫌いな子どもは泣きますな、絶対。

  • 車掌さんが回ってきました。記念乗車証を配っている様子。普通列車の運賃しか支払ってないのに、なんだか至れり尽くせりですなあ。

    車掌さんが回ってきました。記念乗車証を配っている様子。普通列車の運賃しか支払ってないのに、なんだか至れり尽くせりですなあ。

  • 途中の駅での停車時間はほとんどないに等しいのですが、ここ、「美作加茂」では、この列車のためのイベントが開催されているので、30分近く停車しました。みんな列車をぞろぞろ降ります。ホームから駅舎まで、跨線橋や地下道はもちろんありません。ホームの端で線路を渡ります。

    途中の駅での停車時間はほとんどないに等しいのですが、ここ、「美作加茂」では、この列車のためのイベントが開催されているので、30分近く停車しました。みんな列車をぞろぞろ降ります。ホームから駅舎まで、跨線橋や地下道はもちろんありません。ホームの端で線路を渡ります。

  • 駅前では、地元の特産品の販売があったり、うどんのコーナーがあったり、コーヒーのコーナーがあったりとおもてなしムード満点。昭和初期の因美線の映像も放映されていました。

    駅前では、地元の特産品の販売があったり、うどんのコーナーがあったり、コーヒーのコーナーがあったりとおもてなしムード満点。昭和初期の因美線の映像も放映されていました。

  • 「ブーン」と大きな音がしてるなあ、と思ったら、こちらは、「チェーンソーアート」の実演中。なにができるのでしょうか。これだけのパフォーマンスをして、結局「かまぼこ板、完成で〜す!」なんてオチだとおもしろいのですが…。

    「ブーン」と大きな音がしてるなあ、と思ったら、こちらは、「チェーンソーアート」の実演中。なにができるのでしょうか。これだけのパフォーマンスをして、結局「かまぼこ板、完成で〜す!」なんてオチだとおもしろいのですが…。

  • さきほど配られた、記念乗車証。いわゆる「硬券」です。私が小学生のころは、駅には切符の販売機はなかったので、窓口でこの手のきっぷを買っていました。

    さきほど配られた、記念乗車証。いわゆる「硬券」です。私が小学生のころは、駅には切符の販売機はなかったので、窓口でこの手のきっぷを買っていました。

  • 窓口で切符を買うと、駅員さんが日付の刻印をしてから渡してくれていましたよね。その刻印が、自分でできるコーナーがありました。

    窓口で切符を買うと、駅員さんが日付の刻印をしてから渡してくれていましたよね。その刻印が、自分でできるコーナーがありました。

  • わぁ…なんか懐かしい。でも、どうして「0」なんだろう。

    わぁ…なんか懐かしい。でも、どうして「0」なんだろう。

  • 美作加茂を出発し、次の次の駅が、私の今回の目的地「美作河井」です。山の中の小さな駅でした。

    美作加茂を出発し、次の次の駅が、私の今回の目的地「美作河井」です。山の中の小さな駅でした。

  • ここで、3分の1ぐらいが列車を降り、1時間半ぐらいの間に、近くの温泉に行ったり駅周辺で過ごします。列車はさらに、鳥取県の智頭まで行って折り返してきます。

    ここで、3分の1ぐらいが列車を降り、1時間半ぐらいの間に、近くの温泉に行ったり駅周辺で過ごします。列車はさらに、鳥取県の智頭まで行って折り返してきます。

  • 美作河井駅です。子どものころ遊んでいた、「プラレール」の「いなかのえき」は、まさにこんな感じでした。改札口はあるものの、駅舎の横からまわれば誰でもホームに行けちゃう、というアバウトさが、昔ながらでいいですね。この駅には、昔ながらの「転車台」があります。列車の向きを変える装置ですね。

    美作河井駅です。子どものころ遊んでいた、「プラレール」の「いなかのえき」は、まさにこんな感じでした。改札口はあるものの、駅舎の横からまわれば誰でもホームに行けちゃう、というアバウトさが、昔ながらでいいですね。この駅には、昔ながらの「転車台」があります。列車の向きを変える装置ですね。

  • これです。少し前まで、この転車台は、草や木に埋もれていたそうです。先日、この転車台を発掘するというイベントが開かれ、このようにきれいな姿に復元されました。

    これです。少し前まで、この転車台は、草や木に埋もれていたそうです。先日、この転車台を発掘するというイベントが開かれ、このようにきれいな姿に復元されました。

  • 「みまさか鉄道近代化遺産」と名づけられ、案内看板も立っていました。

    「みまさか鉄道近代化遺産」と名づけられ、案内看板も立っていました。

  • 雪深いこの地では、ラッセル車が、この転車台を利用して列車の向きを変えていたそうです。それも、人力だったそうです!確かに、写真のように4人がかりだと動くことは動くのですが、それは、ラッセル車がのっかっていない状態(笑)。列車がこの上にのっていれば、到底動かないでしょうなあ…。

    雪深いこの地では、ラッセル車が、この転車台を利用して列車の向きを変えていたそうです。それも、人力だったそうです!確かに、写真のように4人がかりだと動くことは動くのですが、それは、ラッセル車がのっかっていない状態(笑)。列車がこの上にのっていれば、到底動かないでしょうなあ…。

  • この「美作河井」の駅は、島式のホームですが、現在は片側のみの利用となっています。でも、ホームにはかつての乗り場を示す表示がまだ残っています。レールはもうありません…。

    この「美作河井」の駅は、島式のホームですが、現在は片側のみの利用となっています。でも、ホームにはかつての乗り場を示す表示がまだ残っています。レールはもうありません…。

  • それもそのはず、現在はこれだけの本数しか運行していないのです。行き違いの必要もないのでしょう。山手線の時刻表を見慣れているシティーボーイズの皆さんからすると、びっくりですよね。

    それもそのはず、現在はこれだけの本数しか運行していないのです。行き違いの必要もないのでしょう。山手線の時刻表を見慣れているシティーボーイズの皆さんからすると、びっくりですよね。

  • ほら、田舎では、いまだにボンネットバスが走っているだ。<br /><br />…ウソです。近場の温泉へのシャトルバスとして使われていました。でも、こんな風景を見て過ごしていると、時間の流れがゆったりしていることに気づきます。飛行機で岡山から羽田まで飛んでいける1時間半という時間を、転車台しかないこの駅で過ごした、そのこと自体がスローライフですよね。

    ほら、田舎では、いまだにボンネットバスが走っているだ。

    …ウソです。近場の温泉へのシャトルバスとして使われていました。でも、こんな風景を見て過ごしていると、時間の流れがゆったりしていることに気づきます。飛行機で岡山から羽田まで飛んでいける1時間半という時間を、転車台しかないこの駅で過ごした、そのこと自体がスローライフですよね。

  • さて、帰りは美作加茂の駅で、先発の定期列車に乗り換え、津山との間にある「美作滝尾」という駅で途中下車しました。ここでしばらく待っていれば、「スローライフ列車」が後からやってくるということになります。<br /><br />田舎の駅って、「途中下車しても改札から外には出られませんよ」ということがないので、いいですね。ばっちり正面からの写真を撮ってしまいました。「男はつらいよ」のロケ地として使われています。

    さて、帰りは美作加茂の駅で、先発の定期列車に乗り換え、津山との間にある「美作滝尾」という駅で途中下車しました。ここでしばらく待っていれば、「スローライフ列車」が後からやってくるということになります。

    田舎の駅って、「途中下車しても改札から外には出られませんよ」ということがないので、いいですね。ばっちり正面からの写真を撮ってしまいました。「男はつらいよ」のロケ地として使われています。

  • 木の改札口、そして、向こうに見えているのが木の出札口です。…2つありますな。利用者が多かったのでしょうか。それにしても、きれいに保存されています。

    木の改札口、そして、向こうに見えているのが木の出札口です。…2つありますな。利用者が多かったのでしょうか。それにしても、きれいに保存されています。

  • ホームの駅名表示です。<br /><br />「みまさか たきおくん」<br /><br />「はい!」

    ホームの駅名表示です。

    「みまさか たきおくん」

    「はい!」

  • 美作滝尾で、後からやってきた「スローライフ列車」に再び乗り込み、津山に到着しました。<br /><br />で、帰りは、久米南町の「中島ブロイラー」で大好きな焼き鳥をしこたま買って帰りましたとさ。…っていうか、そっちが本来の目的(笑)?

    美作滝尾で、後からやってきた「スローライフ列車」に再び乗り込み、津山に到着しました。

    で、帰りは、久米南町の「中島ブロイラー」で大好きな焼き鳥をしこたま買って帰りましたとさ。…っていうか、そっちが本来の目的(笑)?

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