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一日を振り返ると、数多くの乗り物に乗った日であった。<br /><br /> 朝5時に起床し、【?タクシー】でサルバドールの空港に向かった。そして7時20分発のゴル航空の国内線【?飛行機】に乗って、リオ・デ・ジャネイロのガレオン国際航空へ。空港を出て、【?空港バス(フレスコン)】に乗り、決めていた安宿の目印である「グロリア駅」を目指す。そうバスの運転手に伝えていたのにかかわらず、フラメンゴ公園のど真ん中にあるグロリアホテル前で僕は降ろされてしまう。道行く人に尋ね歩いて、何とか無事に僕が泊まる方の安宿へ到着したのはすでに正午前となっていた。<br /><br /> 汗だくのTシャツを着替え、荷物を置くや、【?メトロ(地下鉄)】を使って、中心地であるセントロまで観光に出歩いてみる。カテドラルや市立劇場を軽く見学した後、近くの日系旅行代理店に寄ってサッカーの試合について情報収集。ついでに最近のリオの治安について聞いてみる。<br /><br /> 「大丈夫だよ。あんたみたいな格好していたら、絶対襲われんよ。」<br /><br /> と現地の日系人に太鼓判を押されてしまった。こう言われて喜んでいいのか、悲しんでいいのか。そのときの僕の格好はヨレヨレTシャツに水着とサンダル。手荷物はスーパーの袋だけ、という典型的貧乏スタイル。「襲われないようワザとこんな格好しているんです。」と強がり言って、店を後にした。とりあえず安心して観光を続けられるのでヨシとしておこう。<br /><br /> お昼を過ぎていたので、適当に腹ごしらえをし、日系旅行代理店オススメの【?チンチン電車】に乗ってみる。電化して110年という年代物の電車はスリルがあって、なかなか楽しめた。しかし、帰りの電車がまったく来ない。時刻は14時過ぎ。リオの刺さるような昼間の直射日光は、何もせずともじわじわと体力を奪っていく。<br /><br />

こんな夜に乗れないなんて@リオ・デ・ジャネイロ

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2007/04/25 - 2007/04/25

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フーテンの若さん

フーテンの若さんさん

一日を振り返ると、数多くの乗り物に乗った日であった。

 朝5時に起床し、【?タクシー】でサルバドールの空港に向かった。そして7時20分発のゴル航空の国内線【?飛行機】に乗って、リオ・デ・ジャネイロのガレオン国際航空へ。空港を出て、【?空港バス(フレスコン)】に乗り、決めていた安宿の目印である「グロリア駅」を目指す。そうバスの運転手に伝えていたのにかかわらず、フラメンゴ公園のど真ん中にあるグロリアホテル前で僕は降ろされてしまう。道行く人に尋ね歩いて、何とか無事に僕が泊まる方の安宿へ到着したのはすでに正午前となっていた。

 汗だくのTシャツを着替え、荷物を置くや、【?メトロ(地下鉄)】を使って、中心地であるセントロまで観光に出歩いてみる。カテドラルや市立劇場を軽く見学した後、近くの日系旅行代理店に寄ってサッカーの試合について情報収集。ついでに最近のリオの治安について聞いてみる。

 「大丈夫だよ。あんたみたいな格好していたら、絶対襲われんよ。」

 と現地の日系人に太鼓判を押されてしまった。こう言われて喜んでいいのか、悲しんでいいのか。そのときの僕の格好はヨレヨレTシャツに水着とサンダル。手荷物はスーパーの袋だけ、という典型的貧乏スタイル。「襲われないようワザとこんな格好しているんです。」と強がり言って、店を後にした。とりあえず安心して観光を続けられるのでヨシとしておこう。

 お昼を過ぎていたので、適当に腹ごしらえをし、日系旅行代理店オススメの【?チンチン電車】に乗ってみる。電化して110年という年代物の電車はスリルがあって、なかなか楽しめた。しかし、帰りの電車がまったく来ない。時刻は14時過ぎ。リオの刺さるような昼間の直射日光は、何もせずともじわじわと体力を奪っていく。

  • 待ち疲れて、チンチン電車を諦めることにした。流暢に英語を喋るインフォメーションの青年に道を聞いて、【?ローカルバス】で移動する。目的地はリオで一番行きたかった「コパカバーナ海岸」。確かに広くて、眺めのいいビーチなのだけど、一人でビーチで横たわっていても面白くもなんともない。また、波がほとんどなくて、誰もサーフィンなどしていなかったのも僕にとってはマイナスイメージ。さすがにこのしょぼい波では、サーフィンは諦め負えざる得ない。

    待ち疲れて、チンチン電車を諦めることにした。流暢に英語を喋るインフォメーションの青年に道を聞いて、【?ローカルバス】で移動する。目的地はリオで一番行きたかった「コパカバーナ海岸」。確かに広くて、眺めのいいビーチなのだけど、一人でビーチで横たわっていても面白くもなんともない。また、波がほとんどなくて、誰もサーフィンなどしていなかったのも僕にとってはマイナスイメージ。さすがにこのしょぼい波では、サーフィンは諦め負えざる得ない。

  • 海岸から更にローカルバスに乗る。着いたところは、「ボン・ジ・アスーカル」という奇岩のある名所。まったく知らなかったのだけど、「ここの頂上から見るリオの景色は最高だ。」と先程のインフォの青年に教えてもらったので、それならばと思いやって来てみたのだ。<br /><br /> 頂上までは【?ロープウェイ】で結ばれている。値段は往復35レアル(2100円)と激高っ!僕が今泊まっている安宿は1泊15レアルなので倍以上する。行って戻って1時間で2泊分以上と考えると、阿呆らしくなって止めようとも思ったが、ここまで来て何もせずに帰るのももったいない。とにかく上がってみることにしよう。<br /><br />

    海岸から更にローカルバスに乗る。着いたところは、「ボン・ジ・アスーカル」という奇岩のある名所。まったく知らなかったのだけど、「ここの頂上から見るリオの景色は最高だ。」と先程のインフォの青年に教えてもらったので、それならばと思いやって来てみたのだ。

     頂上までは【?ロープウェイ】で結ばれている。値段は往復35レアル(2100円)と激高っ!僕が今泊まっている安宿は1泊15レアルなので倍以上する。行って戻って1時間で2泊分以上と考えると、阿呆らしくなって止めようとも思ったが、ここまで来て何もせずに帰るのももったいない。とにかく上がってみることにしよう。

  • 頂上からの景色は教えられたとおりバツグンの眺めだった。まるで天上からリオの町並みを見下ろしているような気持ち。特異な形の山々と綺麗な弧を描いた海岸線の間を縫うようにして、高層ビルが竹の子のように所狭しと生えている。ちょうど夕日の時間帯と重なったので、その風景は赤く燃えるよう幻想的でもあった。夕日が落ちると、あっという間に暗闇の世界に切り変わる。ホテルやレストランが立ち並ぶコパガバーナ海岸沿いに灯る明かり群は、見るからに高級そうで、ここが一流のリゾート地であることを感じさせずにはいられなかった。<br /><br />ここに来て、日系旅行代理店の言葉が思い出される。<br /><br /> なぜかというと、僕以外は皆ちゃんと小奇麗な格好をしているのだ。金持ちそうな観光客たちばかりで、僕のような小汚いバックパッカーはここでは見当たらない。且つ、ここに一人で来ている人もいないように思えた。恋人同士か友達、家族と一緒。こういう景色は、男一人で見るものではない。ロマンチックに浸って、叙情的に眺めるものだろう。そう思うと何だか寂しくなって、周りの観光客の風景が視界に入らないように、じっと展望台の隅の椅子にしがみ付いて、ただひたすら夜景を眺めるようにしていた。<br /><br />

    頂上からの景色は教えられたとおりバツグンの眺めだった。まるで天上からリオの町並みを見下ろしているような気持ち。特異な形の山々と綺麗な弧を描いた海岸線の間を縫うようにして、高層ビルが竹の子のように所狭しと生えている。ちょうど夕日の時間帯と重なったので、その風景は赤く燃えるよう幻想的でもあった。夕日が落ちると、あっという間に暗闇の世界に切り変わる。ホテルやレストランが立ち並ぶコパガバーナ海岸沿いに灯る明かり群は、見るからに高級そうで、ここが一流のリゾート地であることを感じさせずにはいられなかった。

    ここに来て、日系旅行代理店の言葉が思い出される。

     なぜかというと、僕以外は皆ちゃんと小奇麗な格好をしているのだ。金持ちそうな観光客たちばかりで、僕のような小汚いバックパッカーはここでは見当たらない。且つ、ここに一人で来ている人もいないように思えた。恋人同士か友達、家族と一緒。こういう景色は、男一人で見るものではない。ロマンチックに浸って、叙情的に眺めるものだろう。そう思うと何だか寂しくなって、周りの観光客の風景が視界に入らないように、じっと展望台の隅の椅子にしがみ付いて、ただひたすら夜景を眺めるようにしていた。

  • 安宿に戻って、改めて僕の身分が最下層だと強く感じた。15レアルの安宿は、値段のとおり3畳ほどのベットだけの部屋。窓はあるのだが、防犯上の理由から開けられない。よって蒸し風呂のように茹だるような暑さ。廊下からは何処からともなく草の匂い。宿の受付スタッフ自らが草しているんだからショウガナイ。壁は薄く、隣の談話は丸聞こえ。というか23時近いのに、隣のオッサンは超大音量でロックを流している。ここはクラブじゃないんだ、隣近所を気にするということを知らないのか。<br /><br /> こんな宿なので夜は遊びに外へ出たかったのだが、他に同じような貧乏旅行者を見つけることができなかった。疲れたし、とにかく今日はもう寝ることにする。電気を消して、耳栓をしても、隣からの音がうるさく、蒸し暑さで目が冴え、蚊に噛まれまくりで、まったく眠ることができない。惨めな気持ちにどんどん拍車がかかっていく。あぁ、せっかくのリオの夜にもかかわらず、なんでこんなに虚しいんだ。<br /><br /> たった一日の観光だが、はっきりわかったことがある。リオ・デ・ジャネイロはお金をケチらず、使って楽しむところだということ。そして、リオへは一人では行くのではなく、恋人もしくは嫁さんと、のんびり来るところだということ。間違っても貧乏旅行者が、一人で寂しく、そして慌しく観光してはならない。<br /><br /> というわけで、乗り物にはたくさん乗ったけど、【?僕自身】はイマイチ乗り切れない一日だった。せめてコパカバーナの【?波】にでも乗れていれば、少しはテンション上がったのだけど。もちろん、ここに【?恋人】がいれば一番いい。恋人を捕まえるどころか、みんな僕の前を急行で通り過ぎて行くんだもんなぁ。こればっかりはどうしようもナイ。誰かそっちのほうも【?相談】にも乗ってくださいな(結局、寝れたのは2時過ぎ。長い、長い一日だった!)。<br /><br />※?〜?は実際に乗ったもの。<br />※?〜?は乗れなかったもの。?は?<br /><br /><br />

    安宿に戻って、改めて僕の身分が最下層だと強く感じた。15レアルの安宿は、値段のとおり3畳ほどのベットだけの部屋。窓はあるのだが、防犯上の理由から開けられない。よって蒸し風呂のように茹だるような暑さ。廊下からは何処からともなく草の匂い。宿の受付スタッフ自らが草しているんだからショウガナイ。壁は薄く、隣の談話は丸聞こえ。というか23時近いのに、隣のオッサンは超大音量でロックを流している。ここはクラブじゃないんだ、隣近所を気にするということを知らないのか。

     こんな宿なので夜は遊びに外へ出たかったのだが、他に同じような貧乏旅行者を見つけることができなかった。疲れたし、とにかく今日はもう寝ることにする。電気を消して、耳栓をしても、隣からの音がうるさく、蒸し暑さで目が冴え、蚊に噛まれまくりで、まったく眠ることができない。惨めな気持ちにどんどん拍車がかかっていく。あぁ、せっかくのリオの夜にもかかわらず、なんでこんなに虚しいんだ。

     たった一日の観光だが、はっきりわかったことがある。リオ・デ・ジャネイロはお金をケチらず、使って楽しむところだということ。そして、リオへは一人では行くのではなく、恋人もしくは嫁さんと、のんびり来るところだということ。間違っても貧乏旅行者が、一人で寂しく、そして慌しく観光してはならない。

     というわけで、乗り物にはたくさん乗ったけど、【?僕自身】はイマイチ乗り切れない一日だった。せめてコパカバーナの【?波】にでも乗れていれば、少しはテンション上がったのだけど。もちろん、ここに【?恋人】がいれば一番いい。恋人を捕まえるどころか、みんな僕の前を急行で通り過ぎて行くんだもんなぁ。こればっかりはどうしようもナイ。誰かそっちのほうも【?相談】にも乗ってくださいな(結局、寝れたのは2時過ぎ。長い、長い一日だった!)。

    ※?〜?は実際に乗ったもの。
    ※?〜?は乗れなかったもの。?は?


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