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バスでパルミラに向う。途中人口1万のマルーラ村に寄る。<br />そもそもローマのキリスト教迫害からのがれて移り住んだ人たちが作った町とかで、人口のほとんどがキリスト教徒だそうだ。未だにイエスが話していた当時のアラム語を使っている。二つの教会を見る。二つともオーソドックス教会。イコンは美しい。聖サルキス教会で女性がアラム語でお祈りをしてくれた。アーメンだけはわかった。ここに聖女テトラが祈って割れた洞窟に、ヘビが何匹も出て光に打たれている絵がある。「ヘビに罪はないのにかわいそうに」と言うとみんなが笑った。キリスト教はヘビを悪者にしてよくないよ。<br /><br />テトラ教会は山の中腹の洞窟にある。伝説の聖女テトラが追手に追われ、逃げ込んだ洞窟に建てられたという教会。階段をふーふー言いながら上る、岩窟から伸び、光を求めて外に出た、アンズに花が咲いている。<br /><br />パルミラへの道は途中までイラクへ通じる道。道路標識にイラク172キロ。「こういう標識を見ることは少ないでしょうから」とガイドさんがバスをストップさせ、写真を撮らせてくれた。まっすぐ行けばイラク、それを右に曲がってパルミラに向う。そこからパルミラへは140km。途中バグダッド カフェでトイレ休憩。バスを下りずに見ていたら、入口の風車が回り、井戸の水をくみ上げる仕掛けになっていた。<br /><br />夜の帳が下りはじめ、星が現れ始める。オリオン、北斗七星、うん、あっちが北だ。バスは北に向って走っている。Papasanが到着予定は8時20分だという。到着は8時18分、お見事!<br />そのまま食堂へ行き、食事をする。シリア ワインを飲んだ。ちょっと癖があるが、1本24ドル。水周りをチェック。とにかく疲れた。日記を書く元気もなく風呂に入って、すぐ寝てしまった。<br /><br />・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br /><br />参考:サラディーン<br /><br />サラーフ・アッディーン Salah al-Din 1138〜93 <br />アイユーブ朝の創始者。在1169〜93年。十字軍からエルサレムを奪回したイスラム君主として知られる。クルド人の子としてイラク中北部のティクリートに生まれる。14歳のときから出身のアイユーブ一族とともに、シリアを支配していたザンギー朝のヌール・アッディーンにつかえた。<br /><br /> 1164〜69年に、パレスティナを本拠とするキリスト教十字軍の攻撃をうけていたエジプトのファーティマ朝を支援するため3回の遠征をおこなって名声をえ、69年には、シリア軍の最高司令官とともにファーティマ朝の宰相となった。カイロのファーティマ朝カリフの権威にしたがってはいたが、実権をにぎってエジプトの経済に新しい活力をあたえ、海軍を再編成して十字軍を撃退した。そしてアッバース朝カリフの宗主権のもとに、エジプトを再統合してアイユーブ朝を創建した。<br /><br /> 1174年のヌール・アッディーンの死後、サラーフ・アッディーンはシリアとメソポタミア北部に勢力を拡大していった。同年にダマスカス、83年にアレッポ、86年にアル・モスルを征服し、十字軍に対抗する勢力をととのえた。87年にキリスト教のエルサレム王国に侵入して、7月、ヒッティーンでキリスト教徒をやぶり、10月には約80年ぶりにエルサレムを奪回した。<br /><br /> これに対抗して、1189年に第3回十字軍が派遣された。十字軍は91年にアッコのパレスティナの拠点を征服したが、エルサレムにすすむことはできなかった。92年、サラーフ・アッディーンは十字軍のリチャード1世と休戦協定をむすび、十字軍がパレスティナとシリア海岸にそって王国を再構成するのをゆるしたが、エルサレムはイスラム教徒のもとにのこした。93年3月、ダマスカスで死去。<br /><br />  イスラム教徒は、王子の美徳の模範としてサラーフ・アッディーンをほめたたえ、またイスラムの慣行にしたがって異教徒を公正にあつかった態度はヨーロッパの作家にとっても魅力をもった人物となり、文芸作品にサラディンの名前でたびたび登場している。<br /><br /><br />

ヨルダン・シリア14

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2007/04/14 - 2007/04/14

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buchijoyce

buchijoyceさん

バスでパルミラに向う。途中人口1万のマルーラ村に寄る。
そもそもローマのキリスト教迫害からのがれて移り住んだ人たちが作った町とかで、人口のほとんどがキリスト教徒だそうだ。未だにイエスが話していた当時のアラム語を使っている。二つの教会を見る。二つともオーソドックス教会。イコンは美しい。聖サルキス教会で女性がアラム語でお祈りをしてくれた。アーメンだけはわかった。ここに聖女テトラが祈って割れた洞窟に、ヘビが何匹も出て光に打たれている絵がある。「ヘビに罪はないのにかわいそうに」と言うとみんなが笑った。キリスト教はヘビを悪者にしてよくないよ。

テトラ教会は山の中腹の洞窟にある。伝説の聖女テトラが追手に追われ、逃げ込んだ洞窟に建てられたという教会。階段をふーふー言いながら上る、岩窟から伸び、光を求めて外に出た、アンズに花が咲いている。

パルミラへの道は途中までイラクへ通じる道。道路標識にイラク172キロ。「こういう標識を見ることは少ないでしょうから」とガイドさんがバスをストップさせ、写真を撮らせてくれた。まっすぐ行けばイラク、それを右に曲がってパルミラに向う。そこからパルミラへは140km。途中バグダッド カフェでトイレ休憩。バスを下りずに見ていたら、入口の風車が回り、井戸の水をくみ上げる仕掛けになっていた。

夜の帳が下りはじめ、星が現れ始める。オリオン、北斗七星、うん、あっちが北だ。バスは北に向って走っている。Papasanが到着予定は8時20分だという。到着は8時18分、お見事!
そのまま食堂へ行き、食事をする。シリア ワインを飲んだ。ちょっと癖があるが、1本24ドル。水周りをチェック。とにかく疲れた。日記を書く元気もなく風呂に入って、すぐ寝てしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

参考:サラディーン

サラーフ・アッディーン Salah al-Din 1138〜93 
アイユーブ朝の創始者。在1169〜93年。十字軍からエルサレムを奪回したイスラム君主として知られる。クルド人の子としてイラク中北部のティクリートに生まれる。14歳のときから出身のアイユーブ一族とともに、シリアを支配していたザンギー朝のヌール・アッディーンにつかえた。

1164〜69年に、パレスティナを本拠とするキリスト教十字軍の攻撃をうけていたエジプトのファーティマ朝を支援するため3回の遠征をおこなって名声をえ、69年には、シリア軍の最高司令官とともにファーティマ朝の宰相となった。カイロのファーティマ朝カリフの権威にしたがってはいたが、実権をにぎってエジプトの経済に新しい活力をあたえ、海軍を再編成して十字軍を撃退した。そしてアッバース朝カリフの宗主権のもとに、エジプトを再統合してアイユーブ朝を創建した。

1174年のヌール・アッディーンの死後、サラーフ・アッディーンはシリアとメソポタミア北部に勢力を拡大していった。同年にダマスカス、83年にアレッポ、86年にアル・モスルを征服し、十字軍に対抗する勢力をととのえた。87年にキリスト教のエルサレム王国に侵入して、7月、ヒッティーンでキリスト教徒をやぶり、10月には約80年ぶりにエルサレムを奪回した。

これに対抗して、1189年に第3回十字軍が派遣された。十字軍は91年にアッコのパレスティナの拠点を征服したが、エルサレムにすすむことはできなかった。92年、サラーフ・アッディーンは十字軍のリチャード1世と休戦協定をむすび、十字軍がパレスティナとシリア海岸にそって王国を再構成するのをゆるしたが、エルサレムはイスラム教徒のもとにのこした。93年3月、ダマスカスで死去。

 イスラム教徒は、王子の美徳の模範としてサラーフ・アッディーンをほめたたえ、またイスラムの慣行にしたがって異教徒を公正にあつかった態度はヨーロッパの作家にとっても魅力をもった人物となり、文芸作品にサラディンの名前でたびたび登場している。


  • マルーラ村<br />マルーラとは「新鮮な空気」 と言う意味だそうだ。

    マルーラ村
    マルーラとは「新鮮な空気」 と言う意味だそうだ。

  • マルーラ村。<br />山の上にあるのはホテル。写真では小さいが、町にいると威圧感がある。景観破壊もいいところ。

    マルーラ村。
    山の上にあるのはホテル。写真では小さいが、町にいると威圧感がある。景観破壊もいいところ。

  • 店の前においてあった動物の剥製。爪が長いからアナグマの仲間ではなかろうか。

    店の前においてあった動物の剥製。爪が長いからアナグマの仲間ではなかろうか。

  • イラクへの標識。この道をまっすぐ進むとイラク国境まで172キロ。パルミラへは左に曲がって140キロ。あたりは砂漠。

    イラクへの標識。この道をまっすぐ進むとイラク国境まで172キロ。パルミラへは左に曲がって140キロ。あたりは砂漠。

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