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4月12日(木)<br /><br />4時に目が覚めた。しかし今朝はゆっくりだ。でもう一眠りしたら、なんと目が覚めたのは6時半を回っていた。夕べのうちに荷物は片付けてない。先ずは食事に行った。ここでおしゃべりをした。あわてて部屋に戻って片づけをしたら、簡単に済んでしまい、出発まで時間をもてあました。<br /><br />ダマスカスの人口は600万人。市街地は人であふれている。夕べ着いたので、夜、展望回転レストランから見た夜景の美しさが昼間はどんなものだろうと、きょろきょろしている。ホテルのあるのは新市街。バスで旧市街、オールドダマスカスへ行く。ダマスカスもアンマンと同じく、最古からつづく都市のひとつに数えられる。この町も選挙らしく、やたらとポスターが貼ってある。それよりも大統領の大きな写真がどこにでも貼ってあるのには恐れ入った。アサド前大統領の写真も現大統領と並んで飾ってある。アサド大統領は死んだはず、と思ったら、現大統領のバッシャールは彼の次男だそうだ。アサド前大統領は、社会主義国家を目指したが、バッシャール現大統領はそれを受け継ぎつつ緩和路線をとっているようだ。やっぱりね、社会主義の影響だったんだ。税金も農業所得に10%、給与所得が5%と農業にウェイトがかかっている。ちなみに自動車の取得税は50%だそうだ。<br /><br />アメリカのイラン、シリアたたき、6月にイラン攻撃なんて記事を読んでいったのだが、そんな緊張した空気はどこでも感じられない。ほっとする。<br /><br />帰国してからNHKでシリアの紹介をやっていた。バッシャール・アサド現大統領は元もと眼科医、後継者の兄が亡くなって31歳で大統領に就任した。若いのと政治経験のなさが危ぶまれたようだが、どうしてどうして、政治的手腕を発揮しているようだ。本人の考え方を聞いていると、中東の和平を基本にしていて、なかなか論理的で頼もしい。イラク国民がアメリカを信用しないのは当然だ。罪のない人たちが殺されているのだから。人道的な立場からイラク難民をこれからも受け入れる。同じ民族でもあるし、受け入れなかったら、彼らはテロリストになる危険性がある、と。欧米の民主主義はご都合民主主義だ、と言ってはばからないところが気に入った、そのとおりだよ。旅行中、いたるところで、顔写真ばかり見せられてうんざりだったけど、よし、わかった、遠くから応援しているよ。頑張って!<br /><br />そうだ、ここに入れておこう。ツアーのお仲間は同じ世代が多かった。だれかが、「我らが今の日本をつくって来たんだ。何にも知らない若造が、憲法改正なんてとんでもない」と言った。「そうだ、そうだ。私たちは日本国憲法を感激をもって受け入れた世代だ。」「よ〜し、老人パワ〜で頑張ろう!!」周りにいた人たちは一様に手を叩いた。戦争を経験した世代は頼もしい。<br /><br />先ずは国立博物館。緑いっぱいの素敵な博物館だ。しかも内容もたのしい。<br />ウガリット出土の象牙の人物の頭が気に入ったが、絵葉書にいい写真はなかった。もしかしたらラスター彩の陶器があるかもしれないと探したが見つからなかった。今回の旅はよくトイレに行った。この後何時間トイレがありませんといわれると、強迫観念にとらわれてツレションに行ってしまうのだ。トイレはまず有料である。有料なのはいいのだが、私は現地通貨を持っていない。トイレの度に「トイレ代頂戴」と細かいのを貰う。だからコインの種類を知らない。ここでもコインを2つ貰ったので、そのまま渡してしまった。すると、先に入って出てきた人がそれを見ていて、自分はコイン一枚だったのに、と確かめて、余分に払った分を取り返しておいてくれた。ありがとう、とはいえ、よきにはからえのこの女王様、困ったものだ。<br /><br />アムゼ宮殿。ここの庭にペルシャのような長毛の赤ネコがいた。人懐っこく寄ってくるのだが、あいにくなんにも持っていなかった。楽器が飾ってあった。ウードがあった。スライド作品の「限りあるもの」のBGMはウード演奏を使っているからおなじみだ。後の楽器も全部教えてもらったが、忘れてしまった。ウード、これなら買ってみてもいいな。高いだろうけど。<br /><br />サラディーン廟、英雄サラディーンの墓である。サラディーンは十字軍と戦って、聖地エルサレムをキリスト教徒の手から奪還した将軍。しかも敗北したキリスト教十字軍の兵士たち、女子どもも寛大に扱い、ヨーロッパからも高く評価されている人物。ここに入るには、女性は頭からすっぽりかぶれるコートをまとわなければならない。ゲゲゲの鬼太郎のねずみオヤジ、いや、ねずみババアだ。衣服は貸してくれる。もちろん有料。隣のモスクもこのいでたちで入る。暑いが着たままでいなければならない。男たちはそのままでいいのに女性差別だ。イスラムの女性よ、立ち上がれ、こんな暑いドレスはいやだ、とわめいている。<br /><br />ウマイヤドモスクは広い。靴を脱いで歩く。モスクの中はじゅうたんが温かい。床暖房が出来ているみたいだ。モスクの祈りの場の真ん中に洗礼者ヨハネの首が埋葬されている部屋というかがある。ヨハネはイスラムでは評価されていたのだというのだが。<br />イスラム都市の中にもちゃんとキリスト教会はある。オーソドックス教会。<br />オールドダマスカスで食事。前菜、ビーフのシチューとピラフ。果物。<br /><br />またスークをぬけて、歩いて戻る。<br /><br />

ヨルダン・シリア13

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2007/04/12 - 2007/04/12

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buchijoyce

buchijoyceさん

4月12日(木)

4時に目が覚めた。しかし今朝はゆっくりだ。でもう一眠りしたら、なんと目が覚めたのは6時半を回っていた。夕べのうちに荷物は片付けてない。先ずは食事に行った。ここでおしゃべりをした。あわてて部屋に戻って片づけをしたら、簡単に済んでしまい、出発まで時間をもてあました。

ダマスカスの人口は600万人。市街地は人であふれている。夕べ着いたので、夜、展望回転レストランから見た夜景の美しさが昼間はどんなものだろうと、きょろきょろしている。ホテルのあるのは新市街。バスで旧市街、オールドダマスカスへ行く。ダマスカスもアンマンと同じく、最古からつづく都市のひとつに数えられる。この町も選挙らしく、やたらとポスターが貼ってある。それよりも大統領の大きな写真がどこにでも貼ってあるのには恐れ入った。アサド前大統領の写真も現大統領と並んで飾ってある。アサド大統領は死んだはず、と思ったら、現大統領のバッシャールは彼の次男だそうだ。アサド前大統領は、社会主義国家を目指したが、バッシャール現大統領はそれを受け継ぎつつ緩和路線をとっているようだ。やっぱりね、社会主義の影響だったんだ。税金も農業所得に10%、給与所得が5%と農業にウェイトがかかっている。ちなみに自動車の取得税は50%だそうだ。

アメリカのイラン、シリアたたき、6月にイラン攻撃なんて記事を読んでいったのだが、そんな緊張した空気はどこでも感じられない。ほっとする。

帰国してからNHKでシリアの紹介をやっていた。バッシャール・アサド現大統領は元もと眼科医、後継者の兄が亡くなって31歳で大統領に就任した。若いのと政治経験のなさが危ぶまれたようだが、どうしてどうして、政治的手腕を発揮しているようだ。本人の考え方を聞いていると、中東の和平を基本にしていて、なかなか論理的で頼もしい。イラク国民がアメリカを信用しないのは当然だ。罪のない人たちが殺されているのだから。人道的な立場からイラク難民をこれからも受け入れる。同じ民族でもあるし、受け入れなかったら、彼らはテロリストになる危険性がある、と。欧米の民主主義はご都合民主主義だ、と言ってはばからないところが気に入った、そのとおりだよ。旅行中、いたるところで、顔写真ばかり見せられてうんざりだったけど、よし、わかった、遠くから応援しているよ。頑張って!

そうだ、ここに入れておこう。ツアーのお仲間は同じ世代が多かった。だれかが、「我らが今の日本をつくって来たんだ。何にも知らない若造が、憲法改正なんてとんでもない」と言った。「そうだ、そうだ。私たちは日本国憲法を感激をもって受け入れた世代だ。」「よ〜し、老人パワ〜で頑張ろう!!」周りにいた人たちは一様に手を叩いた。戦争を経験した世代は頼もしい。

先ずは国立博物館。緑いっぱいの素敵な博物館だ。しかも内容もたのしい。
ウガリット出土の象牙の人物の頭が気に入ったが、絵葉書にいい写真はなかった。もしかしたらラスター彩の陶器があるかもしれないと探したが見つからなかった。今回の旅はよくトイレに行った。この後何時間トイレがありませんといわれると、強迫観念にとらわれてツレションに行ってしまうのだ。トイレはまず有料である。有料なのはいいのだが、私は現地通貨を持っていない。トイレの度に「トイレ代頂戴」と細かいのを貰う。だからコインの種類を知らない。ここでもコインを2つ貰ったので、そのまま渡してしまった。すると、先に入って出てきた人がそれを見ていて、自分はコイン一枚だったのに、と確かめて、余分に払った分を取り返しておいてくれた。ありがとう、とはいえ、よきにはからえのこの女王様、困ったものだ。

アムゼ宮殿。ここの庭にペルシャのような長毛の赤ネコがいた。人懐っこく寄ってくるのだが、あいにくなんにも持っていなかった。楽器が飾ってあった。ウードがあった。スライド作品の「限りあるもの」のBGMはウード演奏を使っているからおなじみだ。後の楽器も全部教えてもらったが、忘れてしまった。ウード、これなら買ってみてもいいな。高いだろうけど。

サラディーン廟、英雄サラディーンの墓である。サラディーンは十字軍と戦って、聖地エルサレムをキリスト教徒の手から奪還した将軍。しかも敗北したキリスト教十字軍の兵士たち、女子どもも寛大に扱い、ヨーロッパからも高く評価されている人物。ここに入るには、女性は頭からすっぽりかぶれるコートをまとわなければならない。ゲゲゲの鬼太郎のねずみオヤジ、いや、ねずみババアだ。衣服は貸してくれる。もちろん有料。隣のモスクもこのいでたちで入る。暑いが着たままでいなければならない。男たちはそのままでいいのに女性差別だ。イスラムの女性よ、立ち上がれ、こんな暑いドレスはいやだ、とわめいている。

ウマイヤドモスクは広い。靴を脱いで歩く。モスクの中はじゅうたんが温かい。床暖房が出来ているみたいだ。モスクの祈りの場の真ん中に洗礼者ヨハネの首が埋葬されている部屋というかがある。ヨハネはイスラムでは評価されていたのだというのだが。
イスラム都市の中にもちゃんとキリスト教会はある。オーソドックス教会。
オールドダマスカスで食事。前菜、ビーフのシチューとピラフ。果物。

またスークをぬけて、歩いて戻る。

  • オールド ダマスカス

    オールド ダマスカス

  • サラディーン像

    サラディーン像

  • スーク

    スーク

  • スークの出口。

    スークの出口。

  • サラディーン廟

    サラディーン廟

  • サラディーンの棺

    サラディーンの棺

  • サラディーン廟のタイル

    サラディーン廟のタイル

  • ひとやすみ(サラディーン廟で)

    ひとやすみ(サラディーン廟で)

  • 花嫁の塔 ウマイヤド モスク

    花嫁の塔 ウマイヤド モスク

  • 花嫁の塔先端

    花嫁の塔先端

  • 西の塔

    西の塔

  • ウマイヤド・モスク<br />715年に建てられた、現存する最古のモスク。メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ4番目の聖地とされている。元もとはアラム人の神殿「ハダテネ神殿」だったが、ローマ時代に「ジュピター神殿」になり、ビザンチン時代には「教会」そしてウマイヤ朝でモスクになった。<br />3つの塔、花嫁の塔、西の塔、イエスの塔がある。

    ウマイヤド・モスク
    715年に建てられた、現存する最古のモスク。メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ4番目の聖地とされている。元もとはアラム人の神殿「ハダテネ神殿」だったが、ローマ時代に「ジュピター神殿」になり、ビザンチン時代には「教会」そしてウマイヤ朝でモスクになった。
    3つの塔、花嫁の塔、西の塔、イエスの塔がある。

  • ヨハネの墓 ヨハネの首が埋葬されている、という。<br />まわりのねずみ女が「アバヤ」という頭からすっぽりマントをかぶった姿。

    ヨハネの墓 ヨハネの首が埋葬されている、という。
    まわりのねずみ女が「アバヤ」という頭からすっぽりマントをかぶった姿。

  • ステンドグラス

    ステンドグラス

  • 礼拝堂内にある掲示板。<br />アラビア語で読めないが、お祈りの時間を書いてあるのだろう。日の出、日の入り、季節によって異なると思うから。

    礼拝堂内にある掲示板。
    アラビア語で読めないが、お祈りの時間を書いてあるのだろう。日の出、日の入り、季節によって異なると思うから。

  • 国立博物館<br />もちろんなかは写真撮影はダメ。

    国立博物館
    もちろんなかは写真撮影はダメ。

  • 博物館の並びにあるから、ダマスカスであることはわかる。どこか裏通りを通ったとき撮ったものだろう。こういう雰囲気は好きなのである。

    博物館の並びにあるから、ダマスカスであることはわかる。どこか裏通りを通ったとき撮ったものだろう。こういう雰囲気は好きなのである。

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