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4月9日(月)<br /><br />今日は丸1日かけてペトラの見学。ペトラとは「岩」を意味するギリシャ語。<br />ペトラはBC2〜AD2世紀ごろにかけてのナバテア王国の首都だった。ナバテア人はアラビア半島の南部から移住してきた人々。ペトラ遺跡は世界遺産である。<br /><br />8時半に出発。ホテルから歩いて5分ほどでゲイト。そこから私たちは馬車に乗ってエル カズネまで行く。下り道だから、歩いてもいいのだが、帰りは逆に登り道になる。それがしんどいので馬車を予約したのだが、この馬車が揺れること、お尻が痛くなる。乗っているのもずいぶんと疲れる。途中岩山に穴が開いているのが見えた。これはナバテア人の墳墓だそうだ。岩の壁面がおもしろい。シーク(岩のさけめ)にさしかかる。確かに壮観だ。揺れる馬車の上からシャッターを切っているが、撮れたかどうか。エル カズネに着く。写真でよく見るエル カズネは、赤い砂岩に彫られた神殿であったという、前面の柱はコリント様式。<br /><br />説明を受けながら、といっても私は写真を撮るので、あんまり説明は聞いていない。そのためにイヤフォンガイドを用意してくれてあるのだが、それもおいてきてしまった。で、説明を聞けないので帰りにペトラの紹介本を10ドルで買った。とにあれ、岩肌がおもしろい。そそり立つ岩山も見事だ。地殻変動が少なかったのだろうか、岩にきれいに地層の筋が横にのびている。岩の色も様々できれいだ。岩の壁面を掘って、そこに神殿や墓を作ってあるのだが、それがなんとなくそぐわない。<br /><br />道すがらいろいろ説明をうけ、ふんふんとうなづきながら、あっち見、こっち見しながら、それでも写真を撮っている。レストランで昼食。外で焼いた肉や揚げたミンチボールを貰ったが美味しかった。昼食後、階段を上り、ライオンの墓まで行く。頂上の修道院エド・ディルまでは8百何段かを上るのだという。最初は歩こうと思っていたが、足が上がらなくなってしまった。Papasanは上まで行くというので、デジカメを渡し、私は戻ることにする。少し下がって、Papasanに水を渡してこなかったことに気がついた。でも追いかけることも出来ない。<br /><br />ライオンの墓と言っても入り口にライオンの絵が描かれていることからそう呼ばれている。そのときは上からのぞくだけだったが、そこから私たち3人は引き返した。引き返すとき、ライオンの墓が下からも見られるので、行ってみる。下から行けた。なるほど2匹のライオンの姿が見える。<br /><br />レストランに戻るとガイドさんがいて、博物館を勧めてくれた。博物館はレストランの横並び。出土品が並んでいる。これを見てから絵葉書を買い、日本語版の「ペトラ」を買った。その足でビザンチン教会のモザイクを見に行った。モザイクは、左はほとんどが動物の絵、右が人間の絵柄。きれいに残っている。ここから見る景色は高度があるので、また違ってたのしい。<br /><br />戻って、お茶を飲んで休んでいると、早い人が帰ってきた。歩き始めると、生徒を連れた先生といっしょになった。「マルハバ」というと「ヨルダンの印象は?」というので「ワンダフル」だと答えると「ありがとう」と感謝された。「アラビア語を知っているか」「シュクラン」というと笑っている。こういうときは思い出せないものだ。「アッサラーム アレイコム」とか「フィースィッハ ティクム」なんてどうでもいい言葉しか出てこない。後になって「ラ イッラハ イル アッラー、ムハンマド ラスール アッラー」を言えばよかったと後悔している。<br /><br />アル カズネに私たちの馬車8番が、16:45分に迎えに来る。それまで待っていなければならない。どうやら馬車が来た。来るときのお兄さんではない。途中馬返しで、下ろされてしまった。まぁいいや、少しぐらい歩いたって。写真を撮りながら歩く。この程度だったら、結論から言えば、馬車は必要なかった。シャッターチャンスを逃したり、ゆっくり見て楽しむことも出来なかったから、ある意味ではマイナスだった。馬車はお勧めではない。<br /><br />

ヨルダン・シリア8

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2007/04/09 - 2007/04/09

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buchijoyce

buchijoyceさん

4月9日(月)

今日は丸1日かけてペトラの見学。ペトラとは「岩」を意味するギリシャ語。
ペトラはBC2〜AD2世紀ごろにかけてのナバテア王国の首都だった。ナバテア人はアラビア半島の南部から移住してきた人々。ペトラ遺跡は世界遺産である。

8時半に出発。ホテルから歩いて5分ほどでゲイト。そこから私たちは馬車に乗ってエル カズネまで行く。下り道だから、歩いてもいいのだが、帰りは逆に登り道になる。それがしんどいので馬車を予約したのだが、この馬車が揺れること、お尻が痛くなる。乗っているのもずいぶんと疲れる。途中岩山に穴が開いているのが見えた。これはナバテア人の墳墓だそうだ。岩の壁面がおもしろい。シーク(岩のさけめ)にさしかかる。確かに壮観だ。揺れる馬車の上からシャッターを切っているが、撮れたかどうか。エル カズネに着く。写真でよく見るエル カズネは、赤い砂岩に彫られた神殿であったという、前面の柱はコリント様式。

説明を受けながら、といっても私は写真を撮るので、あんまり説明は聞いていない。そのためにイヤフォンガイドを用意してくれてあるのだが、それもおいてきてしまった。で、説明を聞けないので帰りにペトラの紹介本を10ドルで買った。とにあれ、岩肌がおもしろい。そそり立つ岩山も見事だ。地殻変動が少なかったのだろうか、岩にきれいに地層の筋が横にのびている。岩の色も様々できれいだ。岩の壁面を掘って、そこに神殿や墓を作ってあるのだが、それがなんとなくそぐわない。

道すがらいろいろ説明をうけ、ふんふんとうなづきながら、あっち見、こっち見しながら、それでも写真を撮っている。レストランで昼食。外で焼いた肉や揚げたミンチボールを貰ったが美味しかった。昼食後、階段を上り、ライオンの墓まで行く。頂上の修道院エド・ディルまでは8百何段かを上るのだという。最初は歩こうと思っていたが、足が上がらなくなってしまった。Papasanは上まで行くというので、デジカメを渡し、私は戻ることにする。少し下がって、Papasanに水を渡してこなかったことに気がついた。でも追いかけることも出来ない。

ライオンの墓と言っても入り口にライオンの絵が描かれていることからそう呼ばれている。そのときは上からのぞくだけだったが、そこから私たち3人は引き返した。引き返すとき、ライオンの墓が下からも見られるので、行ってみる。下から行けた。なるほど2匹のライオンの姿が見える。

レストランに戻るとガイドさんがいて、博物館を勧めてくれた。博物館はレストランの横並び。出土品が並んでいる。これを見てから絵葉書を買い、日本語版の「ペトラ」を買った。その足でビザンチン教会のモザイクを見に行った。モザイクは、左はほとんどが動物の絵、右が人間の絵柄。きれいに残っている。ここから見る景色は高度があるので、また違ってたのしい。

戻って、お茶を飲んで休んでいると、早い人が帰ってきた。歩き始めると、生徒を連れた先生といっしょになった。「マルハバ」というと「ヨルダンの印象は?」というので「ワンダフル」だと答えると「ありがとう」と感謝された。「アラビア語を知っているか」「シュクラン」というと笑っている。こういうときは思い出せないものだ。「アッサラーム アレイコム」とか「フィースィッハ ティクム」なんてどうでもいい言葉しか出てこない。後になって「ラ イッラハ イル アッラー、ムハンマド ラスール アッラー」を言えばよかったと後悔している。

アル カズネに私たちの馬車8番が、16:45分に迎えに来る。それまで待っていなければならない。どうやら馬車が来た。来るときのお兄さんではない。途中馬返しで、下ろされてしまった。まぁいいや、少しぐらい歩いたって。写真を撮りながら歩く。この程度だったら、結論から言えば、馬車は必要なかった。シャッターチャンスを逃したり、ゆっくり見て楽しむことも出来なかったから、ある意味ではマイナスだった。馬車はお勧めではない。

  • エル カズネ

    エル カズネ

  • ラクダ

    ラクダ

  • シーク(岩のさけめ)

    シーク(岩のさけめ)

  • 添乗員さんが書いてくれたペトラのリポートを紹介

    添乗員さんが書いてくれたペトラのリポートを紹介

  • おみやげ物屋の砂絵。色砂は全部天然の鉱石を砕いた砂だという。

    おみやげ物屋の砂絵。色砂は全部天然の鉱石を砕いた砂だという。

  • 原石の色。これを砕いて砂絵に使う。

    原石の色。これを砕いて砂絵に使う。

  • 四角く穴の開いているのは墳墓。

    四角く穴の開いているのは墳墓。

  • 列柱街道

    列柱街道

  • トラヤヌス凱旋門。<br />

    トラヤヌス凱旋門。

  • カスル エル ビント「ファラオの娘の神殿」<br />途中に木材を組み込み、耐震構造にしてあった。

    カスル エル ビント「ファラオの娘の神殿」
    途中に木材を組み込み、耐震構造にしてあった。

  • ビザンチン教会の前から下を見る

    ビザンチン教会の前から下を見る

  • 客を待ちつつ

    客を待ちつつ

  • ビザンチン教会の床のモザイク。

    ビザンチン教会の床のモザイク。

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