キリマンジャロ（不）登頂記

2006/12/25 - 2006/12/29

アフリカ大陸最高峰！
モシの町から悠然とたたずむ姿を見たなら登らずにはいられません。
ということで挑戦しました。

【4泊5日マラング・ルート】
登山の素人でも体ひとつで現地に行けば登れます。
体力は人並みでOK!
ただし、標高5,000Ｍ超。高山病との闘いは必至。
単に体力があるなしの問題ではないようです。
いくら体力があっても重度の高山病にかかったら登頂をあきらめざるを得ません。

エリア キリマンジャロ国立公園周辺(タンザニア)

宿のベランダから見るキリマンジャロ。
あの遥か遠くに見えるてっぺんに自分は到達することができるのか？

◆1日目　
マラング・ゲート(1,550m）⇒マンダラハット(2,729m）
所要3.5時間。

鬱蒼とした密林の中を歩く。

あいにくの雨の中、初日の山小屋、マンダラハット到着。
道が整備されとても楽でした。

夕食。

5日間こんな感じ。

◆2日目
マンダラハット⇒ホロンボハット（3,720m)

途中、得体の知れない植物が、、、

次々と、、、

繁る。

2日目の山小屋。ホロンボハット(3720m）到達。

所要5時間。

今日も行程は楽。

すでに雲の上。

◆3日目
ホロンボハット⇒キボハット(4,750m）
所要6時間。

奇怪な植物たちも姿を消し、不毛の大地を進む。

3日目の山小屋、キボハット(4,750m)到達。

このあたりから高山病の症状を訴え始める登山者が多く出始める。

早めの夕食と仮眠を取り深夜12時の登頂アタックに備える。

　

予定通り深夜12時にアタック開始！
天候は最悪の猛吹雪。横殴りです！

さらに、標高5,000Mを越えたあたりから猛烈な頭痛と呼吸困難が、、、朦朧とする意識の中を進む、、、

気温は多分−10℃以下。
あまりの積雪のため、途中で先頭のガイドがルートを見失うというアクシデントも、、、

通常所要時間5時間のルートを7時間かけてなんとかギルマンズポイント(5,685M）に到達。

吹雪でなにも見えません！

タンザニアNO.1ガイドのエマニュエルと。
日＝タ　友好記念。

さらに、高山病の激しい頭痛をこらえて真の頂上ウフルピーク(5,895M）を目指すも、断念！

悪天候のため、全員下山命令が下ってしまったのである！無念。

帰りはヤケクソで、斜面を一気に滑り降りる。
標高とともに、頭痛が和らいでいく、、、

登頂アタックの翌日。
なんと！快晴。

自分が登った4日間はすべて終日の雨か雪だったのに！

この時期は雨季の終わりでその後、キリマンジャロは天気のよい日が続いたのでした、、、

無念です。

無事に下山し、登山証明証をいただきました。

ウフルピークには行けなかったけど、登って良かったです。本当に。

再び下界から

下山後約1週間、高山病の後遺症で寝込む。