石油資源が豊富で高度経済発展中の国、拝火教発祥の地

2007/04/07 - 2007/04/07

　今回訪問したコーカサス３国の内、唯一イスラムの国がアゼルバイジャンであるが、この国が最も裕福で発展中との印象を受けた。その秘密は豊富な石油資源にある。

　アゼルバイジャンとは燃える大地と言う意味であり有史以前から天然ガスが噴出し地面が燃えていたのであろう。ために拝火教即ちゾロアスター教発祥の地ともなったのであると思われる。

　そのことを裏付ける事象を数々目撃した。
　先ず第１に広野にやぐらが林立して石油を汲み上げている油井の装置が多数稼動していること
　第２には拝火教発祥の原因となったと推察できる燃える山を見学できたこと。この火は数千年にわたって絶えることなく燃え続けていると言う。
　第３にゾロアスター教寺院で信徒達の祈りの集会に際会したこと

　ゾロアスター教徒の集会は祈りの集まりだとガイドの説明であったがそれはあたかも音楽会のようなものであった。楽団の演奏付で代表の女性が歌手の如くにマイク片手に歌唱するのである。その歌唱の文言が祈りの言葉になっているのだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アゼルバイジャンはイスラムの国ではあるが戒律は緩やかな宗派のようでベールで顔を隠している婦人は皆無だしアルコール類の売買や飲用は自由だから旅行者には過ごし易い国である。

エリア バクー(アゼルバイジャン)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

石油汲み上げ装置

林立する石油汲み上げ装置のやぐら

石油汲み上げ装置

幾千年来絶えることなく燃え続ける山。天然ガスが燃えている。ゾロアスター教発祥の契機になったと推察できる

ゾロアスター教の寺院

ゾロアスター教寺院の構内

ゾロアスター教寺院内の聖なる場所

ゾロアスター教寺院内の聖なる火の燃えていた穴。現在火は消してある。

イランのヤズドにあるゾロアスター教寺院本部で聖なる火は燃え続けている

ゾロアスター教徒達の集会。音楽会のような雰囲気である。

ゾロアスター教徒達の集会。音楽会のような雰囲気である。

拝火教伝播の地図

ゾロアスター教寺院の全景