奥入瀬・十和田湖旅行記(ブログ) 一覧に戻る
帰宅するであろうビジネスマンを横目に私は、東京中央郵便局前から青森に向けて発車する夜行バスに乗り込んだ。座席表を見るなり、驚いた。パク・○ョ○○クと書いてあった。ウーン、中国の男の人と隣なのかと思いつつ席に着いた。しばらくして、この人かと思われる人が私に尋ねた「座席番号は何番ですか?」と聞いてきた座席表の通り「8番です。」と答えると、後ろに座っている女性が8番であるという。座席表と座席と座席番号がずれているのを知らないで座っていたようだ。しかし、周囲は同性同士の隣席であるのに私のところだけ何故か異性、波乱の予感が漂う船出となったその日、私は一睡もすることができなかった。 <br /><br /> バスは弘前駅前に到着して、私はすぐにJRの緑の窓口に向かった。そこで、二日間五能線が周遊できるパスを購入し、白神山地の緩衝地帯でもある十二湖駅に向かう。その車中、津軽三味線の弾き語りを聞き、車窓から飛び込んでくる日本海沿岸の風景を楽しんだ。十二湖駅に到着してからは、バスで目的の場所まで行き、ブナ原生林や湖を見て回った。道中、変な虫に驚いて血相を変えてダッシュしたこともあり、自然の驚異をまざまざと見せつけられた格好となった。でも、自然が織り成す造形美は堪能できた。それは、青池と沸き壷の池である。この二つの池は青のインクを垂らしたような神秘的な色をしていた。 <br />何か、吸い込まれそうな美しさがそこにあった。 <br /><br /> 二日目は青森駅と十和田湖を結ぶ二日間有効のフリー切符を購入して、十和田湖に向かう。途中、時間にも余裕があったので、八甲田山の頂上で高山植物の散策をしようと思い。ロープウェイで山頂まで昇った。そこで、ボランティアの方に案内して頂き、近辺にどんな植物が咲いているのかを教えて頂いた。八甲田山を後にした私は奥入瀬渓流を登るために十和田湖方面のバスに乗り込んだ。車中の観光案内を聞きつつ、石ヶ戸という遊歩道が整備されている所から歩き始めた。そこでもボランティアの方にお世話になり、様々なことを教わった。渓流沿いの遊歩道は本当に気持ちが良く、観光バスでポイント、ポイントで停車して観るだけではもったいないと思える位に渓流沿いを歩くのは楽しかった。8.7Kmの行程を約3時間かけて歩き、奥入瀬渓流の始端であり十和田湖でもある子ノ口という場所にて遊覧船の最終便に乗り込み、二日目の宿泊地、十和田湖国民宿舎に泊まった。 <br /><br /> 三日目、早朝5時に起きてマウンテンバイクで十和田湖を見渡せるという最高の絶景ポイント発荷峠に向かう。峠というだけのことはあり、自転車道も整備されておらず、上りは非常に苦しく何度となく自転車を降り乗っては降り、乗っては降りを繰り返して絶景ポイントに到着。到着したはいいのだが、視界不良により山々が霞んで見えた。残念に思いつつも、峠を下る時のジェットコースターのような感じは最高だった。 <br /><br /> 早朝、散策を終えた私は、再度、奥入瀬渓流を下る為に子ノ口から石ヶ戸まで歩いた。その後、青森駅へバスで戻りそこから三内丸山遺跡を訪問し、余った時間で青森物産館アスパムにてお土産を買ったり、夕食を奮発して、展望レストランでフレンチを食べたりしました。三日間という短い期間ではあったのですが、文字や写真では伝えきれない経験をすることできました。身も心も癒される最高の一時を過ごすことができたことに感謝する次第です。今後も、このような経験が出来ることを祈って、旅行記を終えたいと思います。 <br /><br /> ちなみに写真は600枚近く撮りました。 <br />

青森旅行記

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2006/06/20 - 2006/06/22

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ようたん

ようたんさん

帰宅するであろうビジネスマンを横目に私は、東京中央郵便局前から青森に向けて発車する夜行バスに乗り込んだ。座席表を見るなり、驚いた。パク・○ョ○○クと書いてあった。ウーン、中国の男の人と隣なのかと思いつつ席に着いた。しばらくして、この人かと思われる人が私に尋ねた「座席番号は何番ですか?」と聞いてきた座席表の通り「8番です。」と答えると、後ろに座っている女性が8番であるという。座席表と座席と座席番号がずれているのを知らないで座っていたようだ。しかし、周囲は同性同士の隣席であるのに私のところだけ何故か異性、波乱の予感が漂う船出となったその日、私は一睡もすることができなかった。

 バスは弘前駅前に到着して、私はすぐにJRの緑の窓口に向かった。そこで、二日間五能線が周遊できるパスを購入し、白神山地の緩衝地帯でもある十二湖駅に向かう。その車中、津軽三味線の弾き語りを聞き、車窓から飛び込んでくる日本海沿岸の風景を楽しんだ。十二湖駅に到着してからは、バスで目的の場所まで行き、ブナ原生林や湖を見て回った。道中、変な虫に驚いて血相を変えてダッシュしたこともあり、自然の驚異をまざまざと見せつけられた格好となった。でも、自然が織り成す造形美は堪能できた。それは、青池と沸き壷の池である。この二つの池は青のインクを垂らしたような神秘的な色をしていた。
何か、吸い込まれそうな美しさがそこにあった。

 二日目は青森駅と十和田湖を結ぶ二日間有効のフリー切符を購入して、十和田湖に向かう。途中、時間にも余裕があったので、八甲田山の頂上で高山植物の散策をしようと思い。ロープウェイで山頂まで昇った。そこで、ボランティアの方に案内して頂き、近辺にどんな植物が咲いているのかを教えて頂いた。八甲田山を後にした私は奥入瀬渓流を登るために十和田湖方面のバスに乗り込んだ。車中の観光案内を聞きつつ、石ヶ戸という遊歩道が整備されている所から歩き始めた。そこでもボランティアの方にお世話になり、様々なことを教わった。渓流沿いの遊歩道は本当に気持ちが良く、観光バスでポイント、ポイントで停車して観るだけではもったいないと思える位に渓流沿いを歩くのは楽しかった。8.7Kmの行程を約3時間かけて歩き、奥入瀬渓流の始端であり十和田湖でもある子ノ口という場所にて遊覧船の最終便に乗り込み、二日目の宿泊地、十和田湖国民宿舎に泊まった。

 三日目、早朝5時に起きてマウンテンバイクで十和田湖を見渡せるという最高の絶景ポイント発荷峠に向かう。峠というだけのことはあり、自転車道も整備されておらず、上りは非常に苦しく何度となく自転車を降り乗っては降り、乗っては降りを繰り返して絶景ポイントに到着。到着したはいいのだが、視界不良により山々が霞んで見えた。残念に思いつつも、峠を下る時のジェットコースターのような感じは最高だった。

 早朝、散策を終えた私は、再度、奥入瀬渓流を下る為に子ノ口から石ヶ戸まで歩いた。その後、青森駅へバスで戻りそこから三内丸山遺跡を訪問し、余った時間で青森物産館アスパムにてお土産を買ったり、夕食を奮発して、展望レストランでフレンチを食べたりしました。三日間という短い期間ではあったのですが、文字や写真では伝えきれない経験をすることできました。身も心も癒される最高の一時を過ごすことができたことに感謝する次第です。今後も、このような経験が出来ることを祈って、旅行記を終えたいと思います。

 ちなみに写真は600枚近く撮りました。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス JRローカル 徒歩

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