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同じ宿にいる二人の旅行者が、僕のサーフィン話を聞いてボディボードをやってみたいという。<br /><br /> 二人ともまったくの初心者。いくら波が大きくないとはいえ、初心者だけでは危険なスポーツだ。そこで僕は臨時講師を買って出ることになった。<br /><br /> 旅行者間のコミュニティでは、そのとき使えるスキルが重宝される。たとえば、料理が得意、語学が堪能、各国の旅行情報に詳しい、車・バイクが運転できるなど。役に立つスキルを持つ旅行者ほど尊敬され、高い格付となる。年齢、学歴はもちろん、日本で何をしていたか、過去の実績なんて海外旅行においてはほとんど意味をなさない。<br /><br /> ちなみに僕はイースター島でもまったく貢献度は低かった。料理は出来ない、語学はまるでダメ、旅行情報知らん、おまけに車はAT限定免許しかないので運転できない(イースター島はほとんどマニュアル車だった)。<br /><br /> 貢献度が低いためか、他の旅行者からは「たかしくん」というあだ名で呼ばれていた(僕の名前とはまったく関係ない。何処にでもいる平凡なヒトという意味だろうか)。<br /><br /> なのでボディボードのレッスンは貢献度を上げるために願ってもないチャンス!   二つ返事で僕はOKを出した。<br /> <br /><br /> 問題は僕がボディボードをしたことがないことだ。<br /><br /><br /> サーフィンと似ているので波への乗り方はわかる。リーシュは何処につけるのだろう?パドリングを足でするのはわかる。手も使ったりするのだろうか?<br /><br /> まぁいいや。やっているうちにわかるだろう。二人は僕のことを「先生」と呼び出した。いきなりの格上げ。気分は悪くない。「とにかく海まで着いて来なさい!」<br /><br /> ダイビングショップでレンタルボードを借りることに。板はこれでいいでしょう。足にはフィンが必要だ。ボード用のフィンは二人の足のサイズが合わない。代わりにお店の人はダイビング用のフィンを使えという。<br /><br /> 本当だろうか。かなりデカイ。。。<br /><br /> もったいないので二人につきボード一枚を借りることに。するとお店の人はフィンを左右分けて一人一枚ずつ付けろという。<br /> <br /> 本当だろうか。かなりバランス悪い。。。<br /><br /> 僕もやったことがないので適切なアドバイスができない。「とりあえずそのまま海へ行きましょう!」僕は別にもう1枚ボードを借りて、3人で海に入る。<br /><br /> 海に入るなり、生徒が騒ぎだした。「先生、まったく前へ進みません!」<br /><br /> やはりフィンの種類が違うのか。それとも左右1枚ずつのフィンが悪いのか。「とりあえずフィンを離脱してしましょう!」(なんのためのフィンなんだ)<br /><br /> やはり素足のバタ足のほうが断然、スピードが上がる。その僕らの横を子供たちはいとも簡単に追い抜いていく。よく見ると彼らは普通に歩いていた。ここ、足がつくほどの浅瀬やん。先生の面目丸つぶれだ。生徒二人は少し疑い始めたのか、<br /><br /> 「先生、まずは見本をみしてください。」と言い出した。<br /><br /> な、なにっ?(まだ心の準備が!)しょうがない。<br /><br /> 僕は目の前の子供を観察した。なるほど、ああやって波に乗るのか。パドリングのとき、手は使わなくてよいようだ。サーフィンより簡単そう。とりあえずやってみよう。<br /><br /> 「いいですか。あの波に乗りますよ。よく見ていなさい!」<br /><br /> おりゃぁぁぁっ!バタ足してパドリング!!<br /><br /> すーーーーーーーーーーと波に乗り遅れる僕。<br /> <br /> 「せ、先生。今のは?」<br /><br /> 「・・・こほん。今のが比較的悪い例です。」<br /><br /><br /> <br /> 講習が終わった後、旅行者コミュニティの格付が元に戻ったのは言うまでも無い。

旅行者における格付@イースター島

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2007/03/04 - 2007/03/04

375位(同エリア386件中)

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フーテンの若さん

フーテンの若さんさん

同じ宿にいる二人の旅行者が、僕のサーフィン話を聞いてボディボードをやってみたいという。

 二人ともまったくの初心者。いくら波が大きくないとはいえ、初心者だけでは危険なスポーツだ。そこで僕は臨時講師を買って出ることになった。

 旅行者間のコミュニティでは、そのとき使えるスキルが重宝される。たとえば、料理が得意、語学が堪能、各国の旅行情報に詳しい、車・バイクが運転できるなど。役に立つスキルを持つ旅行者ほど尊敬され、高い格付となる。年齢、学歴はもちろん、日本で何をしていたか、過去の実績なんて海外旅行においてはほとんど意味をなさない。

 ちなみに僕はイースター島でもまったく貢献度は低かった。料理は出来ない、語学はまるでダメ、旅行情報知らん、おまけに車はAT限定免許しかないので運転できない(イースター島はほとんどマニュアル車だった)。

 貢献度が低いためか、他の旅行者からは「たかしくん」というあだ名で呼ばれていた(僕の名前とはまったく関係ない。何処にでもいる平凡なヒトという意味だろうか)。

 なのでボディボードのレッスンは貢献度を上げるために願ってもないチャンス!   二つ返事で僕はOKを出した。
 

 問題は僕がボディボードをしたことがないことだ。


 サーフィンと似ているので波への乗り方はわかる。リーシュは何処につけるのだろう?パドリングを足でするのはわかる。手も使ったりするのだろうか?

 まぁいいや。やっているうちにわかるだろう。二人は僕のことを「先生」と呼び出した。いきなりの格上げ。気分は悪くない。「とにかく海まで着いて来なさい!」

 ダイビングショップでレンタルボードを借りることに。板はこれでいいでしょう。足にはフィンが必要だ。ボード用のフィンは二人の足のサイズが合わない。代わりにお店の人はダイビング用のフィンを使えという。

 本当だろうか。かなりデカイ。。。

 もったいないので二人につきボード一枚を借りることに。するとお店の人はフィンを左右分けて一人一枚ずつ付けろという。
 
 本当だろうか。かなりバランス悪い。。。

 僕もやったことがないので適切なアドバイスができない。「とりあえずそのまま海へ行きましょう!」僕は別にもう1枚ボードを借りて、3人で海に入る。

 海に入るなり、生徒が騒ぎだした。「先生、まったく前へ進みません!」

 やはりフィンの種類が違うのか。それとも左右1枚ずつのフィンが悪いのか。「とりあえずフィンを離脱してしましょう!」(なんのためのフィンなんだ)

 やはり素足のバタ足のほうが断然、スピードが上がる。その僕らの横を子供たちはいとも簡単に追い抜いていく。よく見ると彼らは普通に歩いていた。ここ、足がつくほどの浅瀬やん。先生の面目丸つぶれだ。生徒二人は少し疑い始めたのか、

 「先生、まずは見本をみしてください。」と言い出した。

 な、なにっ?(まだ心の準備が!)しょうがない。

 僕は目の前の子供を観察した。なるほど、ああやって波に乗るのか。パドリングのとき、手は使わなくてよいようだ。サーフィンより簡単そう。とりあえずやってみよう。

 「いいですか。あの波に乗りますよ。よく見ていなさい!」

 おりゃぁぁぁっ!バタ足してパドリング!!

 すーーーーーーーーーーと波に乗り遅れる僕。
 
 「せ、先生。今のは?」

 「・・・こほん。今のが比較的悪い例です。」


 
 講習が終わった後、旅行者コミュニティの格付が元に戻ったのは言うまでも無い。

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