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イースター島への飛行機は遅れに遅れた。最初に30分遅れのアナウンスコールが流れ、その後1時間経ち、何のコールもないまま2時間経過。何でも飛行機の整備に時間がかかっているらしい。結局は5時間半後に代替の飛行機でやっとサンティアゴを後にすることができた。<br /><br /> さて、待ち時間とフライト時間を合わせて11時間。特にすることもなくぼっーとしていたのだが、この時間を利用して、僕は手紙を書くことにした。送り先はボリビア国境コパカバーナで出会い、ウユニで別れてしまった韓国人女性シンネちゃん。<br /><br /> ウユニで彼女と別れてしまったことを僕は未だに後悔していた。どうして一緒にあのまま、チリに行かなかったのか?なぜ、誘いの声をかけられなかったのか?過去は悔いてもショウガナイ。であればこれからまた再会すればよいのだ。<br /><br /> こんな前向きな気持ちになれたのも、機内の映画で「恋人たちの距離(ディスタンス)」を見たからだ(アメリカ名「ビフォア・サンライズ」&「ビフォア・サンセット」。ヨーロッパを旅行中のイーサン・ホーク演じるアメリカ人男性が偶然ヨーロッパ人女性と出会い、恋に落ちる物語。彼らは一日だけ行動を共にするが、名残惜しく別れてしま<br /><br />う。しかし10年後に再会する続編はハッピーエンド)。<br /><br /> そう、旅先で別れてもまた出会うことができる。<br /><br /> おそらく現在はチリ北部にいるシンネちゃん。「サンチアゴ辺りでまた会おう。そしてよかったらこれから一緒に旅しちゃわないかい?」てな感じでメールを送ろう。言葉の表現が苦手な僕でもメールであれば大丈夫。<br /><br /> 手紙はスペイン語で書く。英語は彼女のほうが得意だが、スペイン語はどっちもお子ちゃまレベル。お互い同じレベル程度の言語のほうが意思が通じやすいはず。<br /><br /> 辞書を片手に機内で手紙を書く作業が始まった。そして数時間掛けできた文章がこれ。<br />「シンネちゃん。お元気ですか?僕は今、イースター島に向かっている飛行機でこの手紙を書いています。もうコパカバーナのときのような失敗はしていないですか?ウユニで別れてしまってから僕は少し寂しい思いをしています。それはシンネちゃんのギャグや失敗の話を聞くことができなくなってしまったからです。できればもう一度シンネ<br /><br />ちゃんと会って、一緒にあのときのような楽しい時間を共有したいと思っています。なのでサンチアゴあたりで再会できませんでしょうか?僕はいつでもあなたを待っています。」<br /><br /> たったこれだけの文章を書くのに、僕のレベルでは大変な重労働な作業であった。<br /><br /> すぐにでもこのメールを送りたかったのだが、イースター島に着いたのは午前1時過ぎ。さすがにこの時間ではインターネットカフェはやっていない。待ち遠しいが、明日の朝をひたすら待つことに。<br /><br /> 朝になって、すぐに町のインターネットカフェを探し始めた。<br /><br /> んが、うまくいかない。自分のパソコンで入力した手紙をUSBメモリに落とし、それをカフェのパソコンに接続するのだがダメ。先日、ラ・パスで自分のパソコンを何度も強制終了させたため、調子がおかしくなってしまったようだ。仕方がない。もう一度宿に戻って再トライ。そしてまたカフェに行って試してみる。。。<br /><br /> 夕日が落ち始める時間になってようやくメールが送れた。<br /> <br /> さてどんな返事が来るのだろう。期待と不安が交じり合った複雑な気持ち。<br /><br /> 送った5分後にメールを確認すると、早くも新着マーク!もしやシンネちゃんが返信してくれたのでは。期待を込めてメールを確認すると、なんと送ったメールが宛先不明でリターンされていた。メモにあるメルアドを確認しても一言一句間違いない。つまり彼女自身がアドレスを間違えて僕に教えたに違いない。<br /><br /> ってもう連絡の取りようないじゃんかよ!!<br /><br /> イースター島からの手紙。それは全て徒労に終わってしまった。今日一日僕はいったい何していたのだろうか。そういえばモアイというやつはどんな顔しているんだろう。<br /><br /><br /> 気が付くとどっぷり日は暮れ、辺り一面闇のなかだった。<br />

イースター島からの手紙@イースター島

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2007/02/27 - 2007/02/27

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フーテンの若さん

フーテンの若さんさん

イースター島への飛行機は遅れに遅れた。最初に30分遅れのアナウンスコールが流れ、その後1時間経ち、何のコールもないまま2時間経過。何でも飛行機の整備に時間がかかっているらしい。結局は5時間半後に代替の飛行機でやっとサンティアゴを後にすることができた。

 さて、待ち時間とフライト時間を合わせて11時間。特にすることもなくぼっーとしていたのだが、この時間を利用して、僕は手紙を書くことにした。送り先はボリビア国境コパカバーナで出会い、ウユニで別れてしまった韓国人女性シンネちゃん。

 ウユニで彼女と別れてしまったことを僕は未だに後悔していた。どうして一緒にあのまま、チリに行かなかったのか?なぜ、誘いの声をかけられなかったのか?過去は悔いてもショウガナイ。であればこれからまた再会すればよいのだ。

 こんな前向きな気持ちになれたのも、機内の映画で「恋人たちの距離(ディスタンス)」を見たからだ(アメリカ名「ビフォア・サンライズ」&「ビフォア・サンセット」。ヨーロッパを旅行中のイーサン・ホーク演じるアメリカ人男性が偶然ヨーロッパ人女性と出会い、恋に落ちる物語。彼らは一日だけ行動を共にするが、名残惜しく別れてしま

う。しかし10年後に再会する続編はハッピーエンド)。

 そう、旅先で別れてもまた出会うことができる。

 おそらく現在はチリ北部にいるシンネちゃん。「サンチアゴ辺りでまた会おう。そしてよかったらこれから一緒に旅しちゃわないかい?」てな感じでメールを送ろう。言葉の表現が苦手な僕でもメールであれば大丈夫。

 手紙はスペイン語で書く。英語は彼女のほうが得意だが、スペイン語はどっちもお子ちゃまレベル。お互い同じレベル程度の言語のほうが意思が通じやすいはず。

 辞書を片手に機内で手紙を書く作業が始まった。そして数時間掛けできた文章がこれ。
「シンネちゃん。お元気ですか?僕は今、イースター島に向かっている飛行機でこの手紙を書いています。もうコパカバーナのときのような失敗はしていないですか?ウユニで別れてしまってから僕は少し寂しい思いをしています。それはシンネちゃんのギャグや失敗の話を聞くことができなくなってしまったからです。できればもう一度シンネ

ちゃんと会って、一緒にあのときのような楽しい時間を共有したいと思っています。なのでサンチアゴあたりで再会できませんでしょうか?僕はいつでもあなたを待っています。」

 たったこれだけの文章を書くのに、僕のレベルでは大変な重労働な作業であった。

 すぐにでもこのメールを送りたかったのだが、イースター島に着いたのは午前1時過ぎ。さすがにこの時間ではインターネットカフェはやっていない。待ち遠しいが、明日の朝をひたすら待つことに。

 朝になって、すぐに町のインターネットカフェを探し始めた。

 んが、うまくいかない。自分のパソコンで入力した手紙をUSBメモリに落とし、それをカフェのパソコンに接続するのだがダメ。先日、ラ・パスで自分のパソコンを何度も強制終了させたため、調子がおかしくなってしまったようだ。仕方がない。もう一度宿に戻って再トライ。そしてまたカフェに行って試してみる。。。

 夕日が落ち始める時間になってようやくメールが送れた。
 
 さてどんな返事が来るのだろう。期待と不安が交じり合った複雑な気持ち。

 送った5分後にメールを確認すると、早くも新着マーク!もしやシンネちゃんが返信してくれたのでは。期待を込めてメールを確認すると、なんと送ったメールが宛先不明でリターンされていた。メモにあるメルアドを確認しても一言一句間違いない。つまり彼女自身がアドレスを間違えて僕に教えたに違いない。

 ってもう連絡の取りようないじゃんかよ!!

 イースター島からの手紙。それは全て徒労に終わってしまった。今日一日僕はいったい何していたのだろうか。そういえばモアイというやつはどんな顔しているんだろう。


 気が付くとどっぷり日は暮れ、辺り一面闇のなかだった。

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