2006/12/28 - 2006/12/29
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ぱんぱーすさん
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2006年最後の出勤日、俺は脳内王様から呼び出しを受けた。
「ぱんぱーすよ、お主は中国中南部に住むという魔王を退治してくるのぢゃ!」
脳内王様に命令されたとあっては、イヤでも行くしかない。こうして俺は、またまた旅に出ることになった。
とここで、人々の様子を知りつつ情報を得るためという事で、何と飛行機ではなく列車での旅を命じられたのだ。こいつは参った。中国北東部から中南部まではかなり遠い!でもしょうがないので列車で行く。
出発時の装備:パーカー ジーパン 内着4セット 電子辞書 靴 携帯電話 01年版個人旅行「中国」(古すぎ)
所持金:およそ2000元
俺は旅へと飛び出した。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
-
退勤後、スーツをそのまま会社に置きっぱなしにし、俺は旅用装備へと姿を変えた。
まずは地元の街で旅への準備をしなければならない。この後どんな強敵が待ち構えているのかわからないのだから。
瀋陽北駅。何故かチケットは1週間前に既に買ってあったので、座席の心配はない。王様、行けといったくせにチケット代は自腹で払わされた。 -
マックと吉野家、迷ったあげく吉野家で大盛りを買う。ついでに近くのキオスクでお菓子や飲料などの食料品を買い込む。
これで旅先への食糧は確保した。いざ参らん。 -
うわっ、これは何の集団だ!?敵でも現れたのか……と思いきや、これはどうやら俺と同じ列車に乗ろうとしている一般人のようだ。
ここで有力情報をGET!
「列車は15時44分に発車するよ……」
これに遅れてはまずい! -
赤の映える機関車なのだが、客車には全て青いラインが入っている。どうやらこの機関車が俺を魔王の地まで運んでくれるようだ。
では、いざ出発!何と、中国にしては珍しく、定刻きっかりに列車が動き出した。これは波乱の予感だ。 -
列車内はこんな感じの売り子のおばちゃんがひっきりなしに周ってくる。売っているものはそれぞれ違うのだが、彼女らのバイタリティは凄い。何しろ、チケットの安さから人でごった返している(ひどい時はそれこそ通勤ラッシュ並)硬座の車両を、ワゴンを押しながら何度も何度も通り抜けてくるのだ。しかも、人がせっかく硬臥の席で寝ようとしているのに、甲高い声で俺を起こしにかかる。これはきっと敵だ。
コマンド?
>たたかう
にげる
ぼうぎょ
どうぐ
おばちゃんの痛恨の一撃!
ぱんぱーすはやられてしまった。しばらく眠る事にしよう…… -
日付は変わって12月28日の朝。
神父様ではなく、たまたま隣のベッド(というかこの車両の俺以外のほぼ全員)になった新人警官諸君のがやがやした声で、俺は現世に引き戻された。
あー、なんか農村ののどかっぽい風景だ。 -
これがその彼。何でもこの後俺の目的地である岳陽を通り越し、長沙の街まで行くらしい。
彼から得た情報では、中国人はみな発展や経済と言う言葉に敏感であるという事だった。という事でバトルだ。
コマンド?
日本と中国の格の違いを見せ付ける(たたかう)
面倒くさいので論争を回避する(にげる)
>日本を立てつつ中国もたててやる(ぼうぎょ)
カップ麺を食べつつ様子を見る(どうぐ)
若い公安警察に囲まれまくる中、中国の経済成長は凄いので専門家の意見では2020年には日本を超えるだろうとか、でもその為には教育と地域格差を是正しないといけないとか他にも諭しまくって、周囲の若僧全員を納得させてやった!最後は簡単な日本語を教えてフレンドリーになりましたよ!
勝利(ファンファーレ) -
やはり中国の農村は、煤けた感じが払拭できない。
上で長々しく地域格差なんて書いたが、家庭環境が整わないせいで教育を受けられないのは哀しい。
そもそも小中学校に行くのにも高校大学と同じようにお金を払わなければならない今の中国の教育は、日本人から見ればおかしいの一語に尽きる。金がないヤツは基礎教育すら受けるなっていうのか?
更に1人っ子政策の悪影響が最近深刻化しており、1人きりの子に過保護になる親と、それに甘えて我儘に育つ子供、という図式がごく一般的になってしまっているのだ。現在の「自分さえよければいい」中国人の基本的性格が更に悪い形で出てきてしまいそうだ。(続く) -
上海や香港、広州や北京など都市部に集中し、未開発の箇所を相変わらず手放しにしている中国共産党の偏重した政策が、この悪循環を生み出しているのだ。
何故偏重するのか?それは中国政府内部が金にまみれた腐敗に満ちているからだ。金の動く都市部の改革・解放を積極的に行えば、それだけ懐に金が入ってくるからだ。これではいつまで経っても中国は発展しない。たとえ経済水準が日本を上回ろうと、比類なき軍事力を身につけようと、国全体としての水準は低いままという情け無い結末が待っているのだ。ところが目先の欲にとらわれやすい中国人の気質ではそれが理解できない。よしんば理解している者がいたとしても、単体ではどうしようもない国、それが今の中国なのだ。 -
そろそろ昼にさしかかろうという頃、列車は長江(揚子江)を通過。まもなく武漢に到着だが、まだ旅に必要なアイテムを手に入れていないので、武漢で降りても旅が進まない。その前にLvの高いモンスターにやられてしまうだろう。という事で、ここでは降りずに岳陽を目指す。
-
武漢の街並み。農村とは違い、大通りにたくさんの車、数々の標識に人出でにぎわう界隈。
でも今の時点でここへ行くフラグが立ってない。 -
右のおっさんは何を見てるのだろう……
武漢駅は工事の真っ最中で、ひたすら煤けていた。というより、中国って全体的に煤けてるイメージがあるぞ。大丈夫かこの国…… -
街を抜ければ、またこんなのどか(未開発)な景色が延々と続く。こんなに無造作に余っている土地なら、ちょっとでいいから日本に分けてほしいものだ。
尖閣諸島分くらいは。 -
全力疾走してくれる列車から、止まっている被写体を撮るのは結構無理があるのだ。
この農家は多少いい家に住んでるようだが、裕福なのか?地主か? -
ウチの実家の近くでも見かける、農地と住宅地のコラボレーション。
-
だんだん家の数が増えてきた。最近は中国でも郊外に家を持つことが流行りつつあるのだろうか。マンション主体だと思っていたが、あなどれない。
-
こんな面白くも無い湖の写真なんか載せてもなぁ。
だめだなぁ、俺。 -
引込み線にディーゼル車が1台ポツンと止まっていた。おいおい、お前轢かれるぞ、脱線するぞ、日本だとマスコミが来て大事になるというのに、中国では大丈夫なのだろうか。
ちなみに向こうの線路の信号は青でした。 -
岳陽の街が近づいてきた。農地が消え、住宅とおぼしき建物が景色の大勢を占めるようになってきた。そろそろ降りる支度をしよう。
-
岳陽で降りる公安警察の連中がいそいそと身支度を整えている。彼らは瀋陽の警察学校で基礎を叩き込まれ、中国各地へと散っていくのだそうだ。握手をしあったり、抱き合ったりしてエールを送りあっている。感動的な光景だ。
さて、俺も降りるとしましょうか。
終了
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