冬の金沢 ～雪景色をめぐる旅～

2006/02/03 - 2006/02/04

冬の風物詩を見る＋冬の味覚を味わう
ため、雪の金沢に行ってきました。
★金沢市内　がくがく編★

エリア 金沢(石川)

大変身！ ／
私にとって実に8年ぶりの金沢へ。
前回は8月の千里浜と能登のドライブがメインで
市内は駆け足だったので、今回は金沢市内の
冬景色をゆっくり見ることに。駅はモダンに大変身！
空港からのバスでは全く降っていなかった雪が
駅に到着したとたんにブリザード状態。

入り混じり　／
今どきな感じの駅ドーム建物と
ロータリーにある伝統的な雪吊り。
新旧、好対照。

ポイントは　／
木の柱の捩れがいい感じ・・・。
この駅の全体は2日目にあります。

レトロがかわいい　／
市内を効率よく回れるループバス。
モダンとレトロが格好よく同居する街。

誰もいない　／
まだ観光客もいない、ひがし茶屋街。
このとき雪は止んでいました。

風情あり　／
小さな街並みですが、レトロな雰囲気を
味わうことができます。

ぶるぶるバージョン ／
通りで見かけたかわいい飾り。

ここがいちばん　／
外は雪が止んでいるとはいえ寒かったので
お茶屋さんの見学をしに「懐華楼」へ。
何が一番かというと・・・

2階で発見！／
ファンヒーターで暖まった2階のお部屋。
お部屋の中にも入ることもできるので、
ヒーターの前でしばし暖をとらせてもらいました。

精緻の極み　／
金沢といえば加賀友禅。
古い着物がお部屋に飾られていました。
落款を写しておき、調べてみたけれど
作家はわからず・・・かなり昔の
作家さんなのかも。

きれい ／
見事な絵羽柄の訪問着。
でも子供用かと思うほどサイズが小さい。
昔の人用？

普通に見えますが　／
この部屋の畳はイグサではありません。

光ってる ☆ ／
畳は金色。金でできている畳でした。

きっと ／
明かりが灯る夜は、美しさ倍増。

ほかほか　／
１階でお菓子付きのお抹茶もいただけます。
囲炉裏や火鉢が置いてあって、雰囲気はレトロ。

何でも金箔入り　／
茶屋街にある「箔座」のお店で金箔を使った
お土産がたくさん売られていました。
これは金箔をまぶした飴。

何でも金箔入り、その２　／
これは金箔をまぶした金平糖（笑）。
他にも金箔をのせたチョコレートケーキ、
金箔入り化粧品などもありました。
定番の、箔打ちの際に使われる紙を
脂とり紙にしたものは種類もたくさん。

ふんわり　／
優しい雰囲気のおみやげもの。

本日のランチ　／
ひがし茶屋街にある「蛍屋」さんの外観。
前日に予約しました。

暖かい〜　／
予約の時間になったので蛍屋さんへ。
建物内部がちょっぴり面白いお店です。
2階個室のお部屋は間接照明、畳は床暖房でぽかぽか。
照明のせいだけではありませんが、お料理の写真が
上手く撮れなかったので、日によって内容が変わる
というメニューを手書きにしてもらって帰りました。
和紙を昔の手紙みたいに幾重にも折り曲げてあって
筆書きでとっても良い感じでした。

とりあえず渡る　／
蛍屋さんの建物は、近江屋というお茶屋さんの建物を
改築したもので、2階の椅子席の個室へ続く廊下は
ガラスでできています。下が良く見える・・・

不思議で ／
古い建物にガラスの廊下はとってもいい感じ。

その先は　／
こんなテーブル席のある個室になっています。
画像で見るよりも、もう少し広いです。

よみがえる　／
ガラスの廊下以外は、昔の建物の造りで
面影を残しているとか。

吹き抜け〜　／
１階から天井を見上げるとこんな感じ。

そういえば・・・　／
出入り口にはこんなものが飾ってありました。
こわいかも（笑）
ちょうど節分の日。食後、ポチ袋に入った
お豆（どこかの神社の落款入り）を2袋
お土産にもらいました。

不思議なお天気　／
雪がぶわ〜っと降って、しばらくするとぴたっと
止み、少し曇り空になって、それからすぐに
ぴか〜っと晴れるといった感じ・・・。
吹雪の後に青空を見る、一日中その繰り返しで、
とても不思議なお天気でした。

これは何？／
所変わって、2005年にできたばかりの
「金沢21世紀美術館」。
新しい観光スポットでどのガイドにも載っているし、
この時期には寒さ回避ができる！ということで
ゆっくり眺めて来ました。
これは庭にいくつか置いてある、一言でいえば
糸電話。

思わず・・・　／
夏だったらチャプっと浸かりたくなるような
一見、何の変哲もないプール。
実は水深数十センチの強化ガラスに
水を張ったもので、その下にも楽しい空間が
あります。悪天候（雪や大雨等）のときは、
ここへの入り口が閉め切られるそうです。

面白〜い♪ ／
一番インパクトのあった「スイミング・プール」！
アルゼンチンのアーティスト、レアンドロ・
エルリッヒという人の作品だそうです。
上の画像のプールの中は、このように地下室に
なっていて、プールの上からも下（内側）からも
見ることができます。
どこかのHPで「子どもが梯子をよじ登り、天井の
ガラスに頭を思いっきりぶつけていた（笑）」と
ありました。水面に顔を出せると思わせる
楽しい造り。

夜は幻想的？　／
夜になるとこのプールもライトアップされるので
人工的に作り出しているわずかな波で
光がゆらゆらとしてきれいなのだそうです。　

館内あちこちに　／
通路にはそれぞれ趣の異なるイス
（これはオットマンに近いけど）が
たくさん置いてあります。
その中の一つ見たまま命名のドリアデ社のISHI。
日本人がデザインしたこのイスのお値段は
ひとつ34万円。

ここがいちばん♪ ／
カラフルなスワンチェアが
たくさん置いてあるこの部屋は
「アートライブラリー」です。

永久不滅デザイン　／
座り心地がとっても良いスワンチェア♪
アートライブラリーでは雑誌を眺めて
ゆったりできます。

こんな感じで　／
雑誌はアートに関するものが多いのですが
そうでないものも若干置いてあったりします。

さらに奥は　／
PC（←検索用？）も置いてある、
本格的な書庫の閲覧室になっています。

ウサギ？　／
休憩用のイスです。背もたれがかわいい♪

和風〜　／
これも休憩できるロッキング・チェア。
外を眺めながら・・・

これもユニーク　／
地階に置かれているイス。

すっきり　／
ガラスの壁際に、フィリップ・スタルク（本物？）
のデザインチェア。
外から見たら、座っている人が「空気イス」しているように見えるかも（笑）

透明　／
油圧式で動くエレベーターもガラス張りでした。

ここでのんびり　／
美術館にあるカフェ「Fusion21」です。
ここで雪の降る庭を眺めながら、
のんびりお茶しました。
親切なことに、ひざ掛け用のブランケットも
用意されています。　

大正浪漫風　／
今回はフリーのツアーで、ホテルは決められた
2ヶ所から選ぶというものだったので、
お城の近くの白鳥路ホテルにしてみました。
暖かみのあるロビーは良い雰囲気。
ライトが黒い床に反射してきれいでした。
レセプションにいる女性の制服も
長めのフリルつき白ブラウスに
ワインレッドのロングスカートで
レトロな感じ（笑）

「箔彩」 ／
ロビーに飾られていたものです。
『1万分の4ミリという薄さの金箔に様々な色と
銀・銅・真鍮を混ぜ合わせた箔のアートです。
金・銀だけにとどまらぬ新しい箔の表情を
作り出すことに成功しました。
限りない可能性を秘めた箔の世界をご堪能
ください。』とありました。

「友禅浪漫絵図」　／
これもホテルのロビーに飾られているものです。

HP解説より　／
『染問屋に半世紀以上眠っていた友禅染の反物たち。
半世紀前「加賀友禅」がそのデザインを模索した
時代に試行錯誤を繰り返し描かれた作品がロビーを
彩ります。』
↓続き

HP解説より　／
『江戸時代に狂言の衣装に用いられた九谷絵皿文様や
桃山時代の御殿女中に着られた慶長文様など、
各友禅パネルの個性豊かな表情をお楽しみ下さい。』

ひときわ豪華　／
九谷焼の器も飾られていました。
お値段は200万円。

「九谷の飾壁」 ／
HPより・・・
『日本中から集めた個性豊かな九谷焼を、
ロビー壁面に埋め込むという大胆な
ディスプレイでご覧頂くホテル自慢の
コレクションです。』　

何にでも　／
ラウンジで金箔入りコーヒーをいただきました。
（ツアーで申し込んだ特典なので無料）
目の前で、パッパッと金粉を入れてくれます（笑）

楽しい　／
ウェイターさんの説明が面白いです。

ゆったり　／
お部屋はとてもきれいでゆったりしていて快適。
お茶請のお菓子は老舗「諸江屋」の「花うさぎ」
という梅の花を模った小さくてかわいらしい落雁。
糒（ほしいい）と和三盆糖を使ったさらっとした
甘さ♪

意外なことに　／
このホテルは街ナカにあるのに、温泉があります。
だんなさんによると、小さな温泉だけれど◎で、
お湯はこげ茶色だそうです！

覚悟を決めて（？）　／
泊まったホテルは金沢城の隣にあります。
ライトアップされた金沢城を眺めつつ、
夜の兼六園へ徒歩で移動。
言うまでもなく寒い・・・

救いは・・・　／
雪が止んでいてとてもヨカッタ！
お城に全く積もっていないのは
少しもの足りない感じ。

「幻灯の冬回廊」　／
お城からすぐの兼六園へ。
この日から「ライトアップ・冬の段」が開催されて
いたので、一般無料公開でした。
「幻灯の冬回廊」はそのコピー。
昼間に少しだけ降った雪が、辛うじて積もって
いました（笑）

風もなく　／
雪もなく（笑）風もなく静か〜な庭園。
「瓢池」の水面には、ライトアップされた
雪吊りの縄がくっきりと映って。

ぴかぴか　／
冷たい空気のなかで見る雪吊りのライトアップ。
思っていたよりも楽しめました。
おすすめは「栄螺山」から眺める霞ヶ池と雪吊り。

ひんやり度、倍増　／
ライトアップされた「翠滝」。
「瓢池」のほとりにあります。
青色のライトアップもきれいだけれど、
眺めていると寒さ倍増・・・

ひんやり度、さらに倍増　／
ここで突然雪が降り出したので
さくさくっと退散・・・
ホテルが近くて助かりました（笑）。

この旅行記へのコメント （6）

• oneonekukikoさん 2007/06/25 09:08:02

  雪の金沢

  marilynさん
  おはようございます。
  
  ベルギーへお邪魔する前に
  ちょこっと金沢を訪ねました。
  
  新旧ない交ぜの魅力にはまっています。
  なかなかベルギー、ましてメキシコまでは
  到達しそうにありません。
  ゆっくりゆっくりお邪魔しますね。
  
  ２１世紀美術館のいすシリーズ
  友禅の美しさ
  街並み
  それぞれが金沢なんでしょうね。
  画像でたっぷり金沢情緒味わいました。
  つららがまさに熔けかけているのもいいですね。
  
  ご夫婦でこんな旅が出来て
  うらやましいですぅぅぅ。
  
  夫の趣味は温泉とアルコールデス。
  あああああああ
  
  ですから、つき合ってくれるという感じです。
  ま、ご褒美にアルコールと温泉は
  必ずつき物ですけどね。
  
  ではまた〜。
  
  oneonekukiko
  
  

  marilynさん からの返信 2007/06/26 00:18:45

  ノロノロ運転中です〜

  こんばんは、oneonekukikoさん！
  
  金沢も見所があって風情のある街ですよねっ。
  いつかまた能登まで足を伸ばして、
  oneonekukikoさんが紹介されていたランプの宿に
  泊まれたらいいな〜♪と思っています。
  
  >ご褒美にアルコールと温泉は
  >必ずつき物ですけどね。
  温泉は体にも良いし、旅先で地酒などをいただくのは
  すごく粋だと思います ヽ(´ー`)ノ
  我が家の場合は、だんなさんは温泉好きなのですが、
  私がパスしてしまうので少し気の毒です（笑）
  
  またお邪魔できるよう、スピードアップしなくては！
  ではでは (^.^)/~~~

• デコさん 2007/02/22 20:18:17

  兼六園☆

  marilynさん、とってもステキな兼六園のライトアップですね☆
  幻想的な風景にうっとりです。
  marilynさんのお写真を拝見していると、
  ほんと、すぐにでも行きたくなってしまいます！
  

  marilynさん からの返信 2007/02/22 22:51:50

  しんしんと・・・

  デコさん、こんばんは。
  お立ち寄り下さって、ありがとうございます(^-^)
  
  夜の兼六園、しんしんと足の先から冷えてきて
  カメラを持つ手もじわじわと感覚がなくなって
  5分も経つとさっきまでの感動はいずこへ？？・・・
  になってしまいました（^_^;）ｺﾝｼﾞｮｳﾅｼﾃﾞｽ
  
  デコさんは白川郷に行かれたのですね？
  後ほどお邪魔させていただきます！
  
  ではでは、また(^.^)/~~~　

• yo haiさん 2007/02/19 09:12:17

  綺麗な　夜景ですね

  marilynさん　こんにちは
  
  綺麗な夜景に　感動でした。
  青の色と言うのは　寒さを倍増させてるようだが　雪景色には　幻想的ですね。
  一度は行ってみたいと思ってるんですが　寒いのは苦手なんで　躊躇です。
  
  次回の旅行記も楽しみにしてます。

  marilynさん からの返信 2007/02/20 23:21:03

  はじめまして！

  yo haiさん、こんばんは、はじめまして。
  見てくださってありがとうございます。
  
  私も寒いのが苦手なので少し大変でした
  （帰ってから大風邪ひきました（苦笑））が、
  夏とはまた違った光景が見られたので
  行ってよかったな、とは思いました！
  
  私もyo haiさんのところに、また改めてゆっくり
  お邪魔させていただきたいと思います！
  
  ではでは、また (^.^)/~~~