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<2004年11月9日 八尾空港9:30離陸 福井空港10:40着陸><br /><br />福井にも空港がある?あまりご存知ない方も多いと思いますがあります、福井空港。<br />かつては定期便も飛来していましたが、なんせ小松空港と目と鼻の先の位置関係・・・今では定期便もなく、小型機や大学のグライダー部の合宿などに使われています。<br />今回は富山出身の友人を乗せて、八尾空港から福井空港を経由して富山空港まで向かいます、ほんとは小松空港にも寄りたいのですが小松空港は自衛隊の管轄なのでなかなか使用許可が下りない為断念しました。<br />2004年11月9日、今日はあまり天気は概ねいいが所々高い雲がある模様、でも北陸は晴天なのでフライトには問題ないと判断する。<br />八尾空港RWY(滑走路)27から離陸し、500ftまで上昇後すぐ北に旋回する。<br />この周辺は大阪国際空港の最終進入コースが上にあるので1300ftまでしか上昇が許されない、とりあえず1000ftまで上昇する。<br />近畿道の東大阪JCTで八尾タワー(管制塔)の周波数を離れ、関西TCA(関西国際空港のレーダー管制官)にコンタクトし大津VOR(滋賀県大津付近にある航法用電波標識)への直行とレーダーアドバイスを要求する。<br />関西TCAから「レーダー識別完了です、大津までの直行を許可します、何フィートまで上昇しますか?」と聞いてきた、普段なら3000ftくらいで巡航するのだが今日は滋賀県あたりで雲が高いようなので思い切って9500ftまでの上昇を要求し、許可された。<br />セスナの上昇率がだいたい500ft/分以下なので1000ftから9500ftまでだいたい20分くらい掛かる、上昇姿勢保つのは結構しんどい。<br />眼下には淀川と京都競馬場、その先には京都市街地が見える、やはり比叡山あたりから雲が高いようだ。<br />大津VORに近づくと関西TCAから「レーダーサービス ターミネイティド コンタクト トーキョーコントロール123.9(レーダー業務を終了します、東京コントロールに周波数123.9MHzで信設定せよ)」との指示がきた。<br />「東京コントロール」とは所沢にある東京航空交通管制部のレーダー管制官のコールサインで、基本的には計器飛行方式で航空路を飛ぶエアライン機の管制を行っているが、最近は私のような有視界飛行方式の飛行機にも快くレーダーモニターをしてくれる、ただし、管制する空域がかなりの高空なので小型セスナ機ではコンタクトする機会はなかなかない。エアラインの管制に混じって東京コントロールを呼び出す、エアラインパイロットになれたような気分になり少し嬉しい。<br />大津からは琵琶湖西岸に沿って敦賀に向かうが、今日は琵琶湖はびっしりと雲に覆われてて地形が見えないため大津VORからの方位電波で針路を決めて飛行する。<br />有視界飛行で雲上飛行する場合は「降り時」を決めるのが難しい、もちろん雲中降下は禁止されているので、安全な場所で雲の切れ間を見つけて降下しなくてはならない。<br />今日は幸い近江今津あたりで雲がまばらになってきた、とりあえず3500ftまでの降下を東京コントロールに要求する、許可と同時にレーダーモニターの終了が告げられる、3500ftは東京コントロールの管制空域の下になる。<br />ここからはレーダーモニターなしでの飛行になるので、周辺の監視を更に慎重に行う。<br />近江今津からマキノ、近江塩津へと琵琶湖の幅が狭くなり、山がせり出してくる、こういう隘路はみんなが同じような経路で飛ぶのでいっそう注意が必要である。<br />敦賀に出る、あとひと山越えれば福井平野である、このひと山が結構大変、いつもかなりの揺れを感じる。<br />無事、福井平野に入り武生で福井レディオ(福井空港の管制情報官)を呼び出し情報を得る、今日はRWY18なので北側からの進入となる、次はJR福井駅での位置通報になる。<br />この辺りはJR北陸本線と北陸自動車道があるのでそれに沿って飛行すれば自動的に福井駅周辺に辿り着くので気が楽である。<br />鯖江のメガネ山(日本一のメガネフレームの産地なので山に巨大な赤いメガネが掛けられている)を眼下に眺めるともうすぐで福井駅。<br />私には先ほどから福井空港が見えているのだが、友人(彼もパイロット)は発見できない、視界には入っているのに田んぼの中に細い1200mの滑走路があるだけなので他の道路と区別がつかないのである。私も初めて福井空港に降りた時は全然見つけられなくて空港直上でやっと気づいて旋回降下で着陸した、不思議と一度経験すると次はちゃんと見えてくる。<br />新幹線の高架?の工事が行われている福井駅の上を2000ftで通過し福井レディオにポジションレポートを行う「空港の東側にグライダーがいるので、ライトダウンウインド(空港の西側)を経由してRWY18に向かえ」と指示がくる。<br />福井駅から北にまっすぐ進むとあと5マイル(海里)で空港である、指示通り空港の西側に向かって1000ftまで降下する。<br />滑走路の真横辺りで「Runway is clear RWY18(滑走路18支障なし)」との情報が福井レディオからありこれで着陸が可能になる(福井空港には管制官がいないので着陸許可「Cleared to land(着陸を許可する)」というフレーズは使われない)。<br />滑走路横を北に抜けぐるっと旋回して滑走路に向き直る、多少の横風だが問題ない、滑走路が八尾空港より細く、短いので錯覚を起こし易いので神経を研ぎ澄ませる、接地!!なかなかの着陸で満足だった。<br />指定された1番スポットに駐機してから管理事務所に向かい着陸料1,050円を支払う。<br />暫く休憩の後、今度は富山空港へのフライトである。<br /><br />セスナで行く北陸【1】 終

セスナで行く北陸【1】八尾空港→福井空港 

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2004/11/09 - 2004/11/09

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jillluca

jilllucaさん

<2004年11月9日 八尾空港9:30離陸 福井空港10:40着陸>

福井にも空港がある?あまりご存知ない方も多いと思いますがあります、福井空港。
かつては定期便も飛来していましたが、なんせ小松空港と目と鼻の先の位置関係・・・今では定期便もなく、小型機や大学のグライダー部の合宿などに使われています。
今回は富山出身の友人を乗せて、八尾空港から福井空港を経由して富山空港まで向かいます、ほんとは小松空港にも寄りたいのですが小松空港は自衛隊の管轄なのでなかなか使用許可が下りない為断念しました。
2004年11月9日、今日はあまり天気は概ねいいが所々高い雲がある模様、でも北陸は晴天なのでフライトには問題ないと判断する。
八尾空港RWY(滑走路)27から離陸し、500ftまで上昇後すぐ北に旋回する。
この周辺は大阪国際空港の最終進入コースが上にあるので1300ftまでしか上昇が許されない、とりあえず1000ftまで上昇する。
近畿道の東大阪JCTで八尾タワー(管制塔)の周波数を離れ、関西TCA(関西国際空港のレーダー管制官)にコンタクトし大津VOR(滋賀県大津付近にある航法用電波標識)への直行とレーダーアドバイスを要求する。
関西TCAから「レーダー識別完了です、大津までの直行を許可します、何フィートまで上昇しますか?」と聞いてきた、普段なら3000ftくらいで巡航するのだが今日は滋賀県あたりで雲が高いようなので思い切って9500ftまでの上昇を要求し、許可された。
セスナの上昇率がだいたい500ft/分以下なので1000ftから9500ftまでだいたい20分くらい掛かる、上昇姿勢保つのは結構しんどい。
眼下には淀川と京都競馬場、その先には京都市街地が見える、やはり比叡山あたりから雲が高いようだ。
大津VORに近づくと関西TCAから「レーダーサービス ターミネイティド コンタクト トーキョーコントロール123.9(レーダー業務を終了します、東京コントロールに周波数123.9MHzで信設定せよ)」との指示がきた。
「東京コントロール」とは所沢にある東京航空交通管制部のレーダー管制官のコールサインで、基本的には計器飛行方式で航空路を飛ぶエアライン機の管制を行っているが、最近は私のような有視界飛行方式の飛行機にも快くレーダーモニターをしてくれる、ただし、管制する空域がかなりの高空なので小型セスナ機ではコンタクトする機会はなかなかない。エアラインの管制に混じって東京コントロールを呼び出す、エアラインパイロットになれたような気分になり少し嬉しい。
大津からは琵琶湖西岸に沿って敦賀に向かうが、今日は琵琶湖はびっしりと雲に覆われてて地形が見えないため大津VORからの方位電波で針路を決めて飛行する。
有視界飛行で雲上飛行する場合は「降り時」を決めるのが難しい、もちろん雲中降下は禁止されているので、安全な場所で雲の切れ間を見つけて降下しなくてはならない。
今日は幸い近江今津あたりで雲がまばらになってきた、とりあえず3500ftまでの降下を東京コントロールに要求する、許可と同時にレーダーモニターの終了が告げられる、3500ftは東京コントロールの管制空域の下になる。
ここからはレーダーモニターなしでの飛行になるので、周辺の監視を更に慎重に行う。
近江今津からマキノ、近江塩津へと琵琶湖の幅が狭くなり、山がせり出してくる、こういう隘路はみんなが同じような経路で飛ぶのでいっそう注意が必要である。
敦賀に出る、あとひと山越えれば福井平野である、このひと山が結構大変、いつもかなりの揺れを感じる。
無事、福井平野に入り武生で福井レディオ(福井空港の管制情報官)を呼び出し情報を得る、今日はRWY18なので北側からの進入となる、次はJR福井駅での位置通報になる。
この辺りはJR北陸本線と北陸自動車道があるのでそれに沿って飛行すれば自動的に福井駅周辺に辿り着くので気が楽である。
鯖江のメガネ山(日本一のメガネフレームの産地なので山に巨大な赤いメガネが掛けられている)を眼下に眺めるともうすぐで福井駅。
私には先ほどから福井空港が見えているのだが、友人(彼もパイロット)は発見できない、視界には入っているのに田んぼの中に細い1200mの滑走路があるだけなので他の道路と区別がつかないのである。私も初めて福井空港に降りた時は全然見つけられなくて空港直上でやっと気づいて旋回降下で着陸した、不思議と一度経験すると次はちゃんと見えてくる。
新幹線の高架?の工事が行われている福井駅の上を2000ftで通過し福井レディオにポジションレポートを行う「空港の東側にグライダーがいるので、ライトダウンウインド(空港の西側)を経由してRWY18に向かえ」と指示がくる。
福井駅から北にまっすぐ進むとあと5マイル(海里)で空港である、指示通り空港の西側に向かって1000ftまで降下する。
滑走路の真横辺りで「Runway is clear RWY18(滑走路18支障なし)」との情報が福井レディオからありこれで着陸が可能になる(福井空港には管制官がいないので着陸許可「Cleared to land(着陸を許可する)」というフレーズは使われない)。
滑走路横を北に抜けぐるっと旋回して滑走路に向き直る、多少の横風だが問題ない、滑走路が八尾空港より細く、短いので錯覚を起こし易いので神経を研ぎ澄ませる、接地!!なかなかの着陸で満足だった。
指定された1番スポットに駐機してから管理事務所に向かい着陸料1,050円を支払う。
暫く休憩の後、今度は富山空港へのフライトである。

セスナで行く北陸【1】 終

  • 9500ft(約3000m)まで上昇する<br />セスナではここまで上がることはめったにないです<br />ちなみに10000ft以上で30分以上飛行するには航空法の定めにより酸素供給システムが必要になります

    9500ft(約3000m)まで上昇する
    セスナではここまで上がることはめったにないです
    ちなみに10000ft以上で30分以上飛行するには航空法の定めにより酸素供給システムが必要になります

  • 雲間のフライト<br />気を使いますが、これはこれで気持ちいいものです

    雲間のフライト
    気を使いますが、これはこれで気持ちいいものです

  • 操縦中のジルルカです<br />近江塩津付近で3500ftまで降下しました

    操縦中のジルルカです
    近江塩津付近で3500ftまで降下しました

  • 山を越え、近江から越前へ<br />疋田辺りだと思います<br />

    山を越え、近江から越前へ
    疋田辺りだと思います

  • 福井空港(RJNF)周辺図です

    福井空港(RJNF)周辺図です

  • こちらは福井空港の平面図

    こちらは福井空港の平面図

  • 福井空港の駐機場でエンジン停止のチェックリスト中です<br />お疲れ様でした

    福井空港の駐機場でエンジン停止のチェックリスト中です
    お疲れ様でした

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