熱海の梅と桜

2007/02/04 - 2007/02/04

熱海梅園は、「日本一早咲き」の梅があると知り、出かけて見ました。早咲き、中咲き、遅咲きがあるそうで、早咲きが８分咲きと言った感じでした。
また、熱海桜が満開で、梅と桜を一緒に楽しむことが出来ました。桜を見たい方は急いで行かれたほうが良さそうですよ。

エリア 熱海(静岡)

熱海梅園では、
第６３回梅祭りが１月１４日〜３月１１日まで開催されています。
（ＪＲ伊東線「来宮駅」から徒歩10分）

明治19年に開園、約１２千坪に、樹齢100年を超える古木を含め、６４品種７３２本の梅が植えらています。
（早咲き：３９０本、中咲き：１２６本、遅咲き：１９１本　他）

紅梅の花を啄ばむメジロ

梅園内の中山晋平記念館。
大正初期から大衆音楽普及に大きな足跡を残し、「てるてる坊主」「肩たたき」「シャボン玉」などの著名な作曲家・中山晋平が居住していた別荘を移築し、遺品と共に保存されています。

中山晋平記念館の２Fの縁側。
燦々と陽ざしが差し込みます。

来宮駅の北側にある来宮神社。
ここは、願うと福が「来る」と信じられている神社で、家内・交通安全・商売繁盛、厄除けなどのご利益があるそうです。

来宮神社の本殿裏にそびえ立つ樹齢二千年の大楠は、日本最樹齢で国の天然記念物です。
延命長寿の象徴とされ、今まだ樹勢は衰えず、ますます盛んにして根は深く大地を踏まえ、巌石ような様相です。この生命力にあやかり、長寿・病気平癒・健康祈願のお参りをする参拝者が多いそうです。

大楠は通称「成就の楠」とも言われ、願い事を一つだけ願い、幹を一周すると願いが叶うと言い伝えられ、「縁結びの木」としても有名です。
また、古くから「断ちもの」の信仰を集めており、禁酒・禁煙・禁賭事などを誓うことが出来ます。
禁煙したい方は是非どうぞ！

熱海桜は、寒桜の一種、原産地はインド・アッサム州ダージリン（紅茶で有名ですね）。
明治初期に苗木が移植され、昭和４０年に開かれた「花いっぱい運動」で熱海桜と名付けられたそうです。

温泉寺（熱海らしい寺の名前ですが）の山門にある熱海桜にはメジロが群れて花を啄ばんでいました。

糸川遊歩道の熱海桜は満開です。

海岸に立つ釜鳴屋平七像と熱海桜。
立て看板の解説によれば、安政の頃、熱海の海岸で漁民一揆が起こり、漁民と網元の争いとなりましたが、網元の長男の釜鳴屋平七は漁民側の味方をして戦い、首謀者とされて島流しとなり亡くなりました。
その後も、漁民は平七の遺志をついで戦い、ようやく勝訴を勝ち取ったそうです。
この義人平七の魂がここに眠っているのだそうです。

熱海サンビーチ。
熱海の海岸は、整備されてとても綺麗になっています。一方、海岸沿いの大型ホテルや旅館は次々と閉館し、取り壊し工事が行われています。
果たして熱海の復活はなるのでしょうか？
皆さんもお花見に出かけて、熱海を活気付けて欲しいものです。